221. めぐりあう時間たち
確かに心の闇を時空を越えて共感できそうな3人の女性。でもだから何?と言われたらそれまでかもしれないなと思った。出演者は主演3人以外も皆卓越した演技力を見せ付けてくれた。少し人生に疲れた女性が見たら共感できるのかな?私は男性だし、平凡でもそんな毎日が幸せなんだと生きているほうなので、中々全体像を掴んで涙するといった感じにはなれませんでした。1ヵ月後にはあらすじを人に語れなくなってそうな・・・。しかしメリル・ストリープは上手いですね。 [地上波(字幕)] 5点(2008-01-05 21:22:41) |
222. ランボー3/怒りのアフガン
当時既に還暦過ぎてたリチャード・クレンナをあんなに拷問したり体力使わせるなんて!?もう少し年長者を敬えスタローン!…と思ったら自身も還暦過ぎて4作目やるんだね(>_<)ランチャー砲の爆破をステキと思えてしまう自分は、心のどこかでスタローンの無茶苦茶ぶりを歓迎している気がしてなりませぬ。 [地上波(吹替)] 6点(2008-01-04 15:22:54) |
223. プラダを着た悪魔
《ネタバレ》 小生ファッション知識ゼロ。それでもこれは物凄く面白い映画です(まず映画全体のテンポがいい)!!もっと早く見れば良かった。客観的に見て、主人公が見知らぬ業界に足を踏み入れ、鬼上司にもまれながら悪戦苦闘しつつ成長していく過程を応援できるか、それとも親や彼氏、旧知の友をほっておいて何がサクセスじゃと思うかはどっちが正解とか無い気もします。だからこの作品の終わり方をハッピーエンドとみるかアンハッピーと捉えるかは人それぞれかもしれません。ただ私はこの終わり方を期待したので点数が上がりました。厳しい仕事に何年就くとかではなく、そこから得られる考え方や知識って一生の財産になるのだなと思いました。個人的には、ミランダが離婚が決まった後に人間的な顔をちらっと見せますが、あそこを敢えて見せずに最後まで鬼上司に徹して、アンドレアが辞めた後の車のシーンの笑顔があったらもっとグッときたかな?とか思ったりも・・・。しかしメリル・ストリープは確か14度目のオスカーノミネートされたんですよね、そりゃされるだろなー上手すぎるもの。最後に一言、そこまで細くなくても、私は6号サイズで十分です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-04 03:45:43) |
224. ナチョ・リブレ/覆面の神様
《ネタバレ》 「バス男」の監督作品として見始めたので、この甘ったるい展開は予想通りでした。ジャック・ブラックもコテコテな修道士レスラーキャラを熱演。シスター役の女優さんがメチャメチャ美人!個人的には「バス男」と同じようにあまり深く考えずにボーっと腹八分目ならぬ真剣さ五分目で見てたので凄く面白く感じました。勿論監督の作り方はまだまだ素人っぽいですし編集も雑、映像も綺麗ではないですが、それが逆に味になっている気がします。ナチョは孤児院で英雄になりたかったわけではないんですよね。ちょっとモテたいしシスターにカッコつけたいし、それでもレスリングを続けるうちに勝ちたくなったりファイトマネーで孤児達に美味しいものを食べさせたいと。それって誰でも考えつく小さな夢なんじゃないかなと思ったら、親しみやすい等身大のヒーローではないかと思いました。ただ「バス男」はタルーいキャラが最後のダンスで180度違う顔を見せてカッコいいイメージを植えつけますが、この作品では優勝した瞬間の爽快さが無いのです。そこだけはシナリオと演出でもう少し盛り上がりを作っても良かったのではないかと思いました。バスを買って孤児達と遠足に向かうベタなハッピーエンドは個人的にはアリです。アマアマですがこの点数を献上。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-04 03:29:39) |
225. ランボー/怒りの脱出
《ネタバレ》 国家に裏切られ続けたランボーが命令で行かされた現地でまたいたぶられ、そこから脱した後の徹底した反撃ぶりを「ランボーやっちまえ!!」と共感できる人は純粋に楽しめるアクション映画だと思います。1に比べると、ベトナム戦争から帰ってきて国も人も変わっちまったってメッセージ性は確かに弱いのですが、初めて恋愛要素を絡めたり、新たなランボーの人となりを垣間見る事ができた気がします。最後の方はランチャー砲で村を片っ端から焼いてますが、それすらも許せるのはきっと「ランボーとはそういう映画なんだ」という先入観で観るからなのでしょうね。でもこの映画、ボーっと見始めると我に返った時「あれ?なんでランボーは命まで狙われてるんだ?」と疑問に思ったりもしますが、そこは考えないようにしています。 [地上波(吹替)] 7点(2008-01-04 03:14:45) |
226. 墨攻
《ネタバレ》 全くの知識ゼロで見始めると、「1人の男が10万人の軍勢に立ち向かう」というイメージを、戦略とかではなく、超人的な強さで懲らしめるスーパーヒーローが出てくるのではないかと思えてしまう。実際には墨家は至って平和主義で、そのギャップに少々肩透かしだった感じがした。1つ1つのエピソードはつまらなくないが、国家の長があまりにバカで(アン・ソンギ役の男は別として)、そんな必死になって守る価値があるのか?と疑問に思えてしまった。主人公に恋愛の要素を絡めたが、結局バッドエンドになるのであれば中途半端な人間ドラマをもう少し軍事的な戦いの方に注いでも良かったかなと思った。合戦シーンはもっとじっくりと見せたほうが更にスケール感は出た気がする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-04 03:06:10) |
227. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
碇シンジが父親に褒めてもらいたいから、後先考えずにとりあえず使徒を倒し続け、全部倒した後に結局精神的に不安定になったが、我々もキャラクターのコミカルなやりとりや展開に夢中になって見た後に、哲学的な展開を突きつけられ解釈が困難で「え?」と不安定になった。庵野監督はエヴァの全貌を理解してほしくて作ったんじゃなく、観客にもう1度、シンジの不安定な精神を、現代の世の中の不条理さのメッセージと絡めつつ突きつけたかったのかな?と思いました。エヴァという大きな世界の円の中で、観客はその一部分だけを見せ付けられているから戸惑っているのではなく、きっと庵野監督はエヴァという世界を宇宙に見立て、わざと理解が出来ないような世界に作り上げているのではないかと思ったのです。だから解釈に正しいも間違いも無く、リンチの映画のようにどの解釈も人それぞれで良いという結論なのではないかと思うのです。個人的にはTV版のラストの方が救われる気がしましたが・・・。エヴァという素晴らしい世界を構築した事自体の評価点としてこの点にします。 [DVD(邦画)] 8点(2007-12-31 17:19:33) |
228. ファイナル・デッドコースター
《ネタバレ》 3作目ともなると観る側も、お化け屋敷のオドロキと同じように、どの部分でどう死ぬかだけを楽しむ作品と分かっているし、構えて見出すので、前2作以上のショッキング描写か、いい意味での期待の裏切りが無いとダメかなと思ったのですが、スケールダウンが酷かったですね。残酷描写も確かにありますが、目新しさも無く、この程度の描写は他のスプラッター映画でも見慣れてるので、なんだか拍子抜けでした(グシャっといってはい場面は替わってに飽きました)。最後も投げ出し?と思わせる感じが強く、さすがに3作目は作らなくて良かったんじゃないかな?ジェットコースターに乗る前にこの作品を思い出す瞬間が1番怖いのかもしれませんが・・・。主役を演じた子は可愛かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-12-31 17:02:10) |
229. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 3作目から12年経っているので、最初の数十分は「マクレーン刑事が帰ってくる」ではなく「ブルースウィリスがマクレーンを再び演じているだけ」という感じがしてならなかったです。アナログ的な犯罪を命からがらやっつけていたマクレーンが、サイバーテロという頭脳犯罪に絡む犯罪に立ち向かうという部分でも違和感を感じましたが、アクションのムチャクチャぶりはご愛嬌という感じで、通しで見れば続編として及第点の出来だったと思います(道路がぶっ壊れていくシーンが手に汗握りました)。ただ皆さん仰るように悪役がダメ。無名の小僧ではなくネームバリューのある大物と対峙してもらいたかったです。自分に撃たせて倒すというのもちょっと地味すぎたかな?もしかしたら初見よりも2度目以降の方が楽しく見られるのかもですね。 しかし回を追うごとに「死なない男」は「アンブレイカブル」に進化していきますね、いいのか悪いのかですが・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-31 16:53:13)(良:1票) |
230. ソウ4
《ネタバレ》 オープニングでいきなりジグソウの解剖から始まって、あまりのリアル描写にちょっと引きました・・・。下に書いてる方もいますが今回は「ジグソウの過去」がテーマになっています。確かに同情すべき部分もあるけど、でも結局は1つの出来事で瞬間的に殺人鬼に変わってしまう感じがして、あの部分の心理描写は、もっと丁寧に描いて欲しかったです(重要だし)。 物語的には良くも悪くも2作目以降のソウシリーズのまま。ただ新キャラオンパレードでだいぶ前3作とどう絡んでくるかを頭の中で整理するのが疲れます(特に「4」は最初が最後で「3」と時系列的には同時進行というスゴ技使ってきます)。どんでん返しは「1」には劣るけどなかなかです。捕まっているマシューズ刑事(ドニー、長く監禁されてたハズなのに・・・太った?)を見張ってる男が真犯人じゃないってゼップの時に学習しましたし「誰こいつ?」とか思いましたが、皆少なからずジグソウの顔見知りですね。どうやって3の最後に繋がるかは見ものでした。あいつが新ジグソウでは無かったかーみたいな。でも3代目ジグソウは何故ジグソウの仕事を継承したんだろう?従わなければ彼の身の回りに危険が??とすると別の黒幕は誰?ゴードン医師?ゴードン医師の奥さん(アリソン)?マシューズ刑事の息子?それともやっぱりジグソウの元妻???謎が謎を呼ぶ!結局こうして1年後はまたアホみたいにR15指定の作品のグロさに覚悟を決めて映画館に足を運ぶんだろうなあ・・・。 若き日のスタローンのパチモンみたいな役者さん、「スタローンぽいガッシリ系だなあ」とか思ってたらメチャメチャ本線に絡む重要な役でした。突っ込みどころは満載ですが、こうなったらソウサーガにとことん付き合おうじゃないかって方にはやっぱり観ていただきたいのですw個人的にはジグソウの元の奥さんが爆乳過ぎて困りました・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2007-12-08 00:47:26)(笑:1票) (良:1票) |
231. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 タイムパラドックス・タイムマシーンモノに矛盾ばかり突こうとしなければ、本当に面白い作品です。最後にデンゼルが生きていたという展開も、この矛盾をOKと思えれば素直に「良かった」と思えます。中盤までに蒔いておいた謎を、タイムマシーンで過去にたどり着く事で解消していく見せ方も非常に面白いです。単純にデンゼルが身体を張ったトニー・スコットのアクション映画として観たら、展開にグイグイ引き込まれるし間違いなく傑作だと思います。車のシーンで、左のゴーグル内に4日前、右目で現在を観ながら運転するってシーン、俺だったら絶対に脳内分裂してゲロしそうです(>_<)ただ犯人の犯行動機の方がよく分からなかったかな? [DVD(字幕)] 8点(2007-11-19 11:59:18)(良:1票) |
232. M:i:III
《ネタバレ》 追い詰められて大逆転はアクション映画の常套手段だけど、今回は追い込まれ過ぎて観てて息苦しかったですね。それに↓にも書いている方がいたけど、結婚という転機を描いた事で、このシリーズでは別に見せる必要も無い「イーサンの心の葛藤」が中心となり、終始攻められる構図になってしまったことで、世界が狭くなってしまった気がします。アクション映画に成り下がった2作目と比べると少しは良いのですが、やぱりこのシリーズには「頭脳戦」を期待してしまうので辛口です。「一度死んでも生き返らせればOK」がスタンダードになると「死んでしまう!!」という危機感を持った楽しみ方が出来なくなってしまうのではないかなという危惧もあります。トム・クルーズなのだから、もっとバリバリカッコいい映画に終始してもいいんじゃないですかね?少なくともこのシリーズだけは。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-19 11:51:55)(良:1票) |
233. グレムリン
《ネタバレ》 当時日本でも大ヒットした作品でしたが、今見返すと結構ホラー色が強いなあと思いました。グレムリンが悪さするシーンの見せ方が長い長い・・・。やられ方も結構グロイですね(電子レンジで爆発って…当時の最先端?)。我々はそれよりもそいつらをやっつける人間の強さが観たいのに!そしてそれよりもっと観たいのはギズモの可愛らしさであり、更にそれよりもっと観たいのはフィービー・ケイツの若さ溢れるパンパンのホッペであります。 [地上波(吹替)] 6点(2007-11-19 11:45:26) |
234. インファナル・アフェア 無間序曲
若き日のヤンとラウの顔が似てるので「あれ?お前は…、あ、警察に潜入してる方か」と多少混乱しました。でも「ゴッドファーザー」にも似た緊張感でシナリオも面白いですね。他2作に比べてインパクトが弱いのは主要キャスティングの部分が大きいので仕方がないかなとも思いましたが、1作目のファンであれば観て損はありません。 [地上波(吹替)] 6点(2007-11-19 11:42:15) |
235. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 絶対映画館で観てほしい!!これぞスパイアクションの完成形だと思う。ちゃんと「スプレマシー」復習しておくと興奮は3倍に!「スプレマシー」から変わらない(敢えて変えない?)音楽も、相変わらず無敵のボーンも、カーチェイス(バイクチェイス有)の迫力満点のカット割も、「少し休んだほうがいい、疲れた顔してる」のデジャブであってデジャブじゃない所も!屋根伝いの追いかけっこも全部全部スゲーーよーーーーー!!!!!!下に書いてらした方いたけど、最後「3日経っても遺体が上がらない」のニュースが流れた瞬間、ニッキーの微笑みとともに「スプレマシー」のラストと同じ音楽でかかって!あの瞬間全身の鳥肌がゾゾゾゾーーーーーッときた!ポールグリーングラス監督は「ユナイテッド93」も良かったけどアクション本当に上手い~!ネタ晴らしして誰も読まないかもですが、絶対劇場で大迫力の中でボーン誕生の秘密を知るべきだと思います!最後に。マット・デイモンはもう「リプリー」のダサパンツじゃないです。屈強なマッチョ・デイモンです!!こんな凄いエンターテインメント3部作を作った皆様に感謝したい気分です! [映画館(字幕)] 9点(2007-11-13 00:01:26)(良:1票) |
236. ALWAYS 三丁目の夕日
古き良き昭和の時代を「懐かしいなぁ…この頃はモノは無かったけど精神的には満たされていたなぁ」と回顧しながら微笑む映画ですね。アンサンブルだし、シナリオの1つの部分(誰のエピソードだけ)を突出して見せるワケではなく、この三丁目の人々の暮らしそのものが「作品」になっていると思います。ケンカっぱやいけど実は純情な工場の社長、集団就職で15歳そこそこで親元を離れて泊りこみで仕事する少女。自分の才能を信じて小説を書き続ける男。借金を背負いながら不器用に行き続ける女性。全ての人物が心の奥底にある不安を、希望という存在で打ち勝てている前向きさが前面に溢れていました。VFXも凄いし1つ1つの小道具も凄い。そんな技術も見せつけるでもなく、出演者の出過ぎない演技と相まって「昭和30年代の下町」という完成品になったと思います。泣かせるエピソードも決してあざとくはありません。素直に「いい映画だったなぁ」と思える自分自身がいたし、それでいいのかなとも思いました。 [地上波(邦画)] 8点(2007-11-12 11:35:21)(良:1票) |
237. スクリーム3
犯人ついに顔をあらわしたぁーーー!!!!! ・・・・・ん!?お前誰だったっけ?? [地上波(字幕)] 5点(2007-11-11 18:43:24)(笑:1票) |
238. レディ・イン・ザ・ウォーター
《ネタバレ》 これ深いか??東洋のおとぎ話の世界が現実に起こり得た事を鼻で笑って本気にしない大人がこんなにいない世界なんて非現実的すぎるでしょ?それに・・・そんな女王級の水の精がやってきたのに、何かが劇的に変わったとも思えないし、あのアパートに何故そんな主要人物が集まっているのかとか(それが必然だとしてもその理由付けがない)わからなかったなあ・・・。ちゃんとした意味があるとしても普通に観てたら分からないですよ。ワシに連れられて無事帰れて良かったけど・・・。この物語ってそれだけ?とも思えるし、シナリオが浅く感じられました。ただM・ナイト・シャマランらしい丁寧でゆったりした時間が流れる雰囲気は好きなんで、大甘ですが6点です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-11 18:39:14) |
239. ボーン・スプレマシー
マットもすっかり男ですね(=^^=)カーチェイスシーンの盛り上げ方も秀逸! [地上波(吹替)] 8点(2007-11-11 18:33:26) |
240. ボーン・アイデンティティー
まさかマットをカッコいいと感じる自分に出会うとは…。リプリーの頃は想像すらつきませんでした。 [地上波(吹替)] 8点(2007-11-06 13:42:09) |