221. シカゴ(2002)
大変面白かったですが、3日たったら何も心に残っていませんでした。そんな映画もいいんじゃない?あでもタップダンス法廷はかっこよかった。 8点(2003-12-24 12:39:31) |
222. ボウリング・フォー・コロンバイン
映画として映像になった以上、どんなに事実だとしても、ドキュメントだとしても、我々がいつも観ている「映画」と同じ土俵に乗るわけです。(これは実話ですという映画よくあるけど、それも映画を盛り上げるための演出効果でしかありません。そうでないと映画が映画でなくなります)この映画も映画としてみます。本物の事実や全米ライフル協会やマリリンマンソンを使った本物の作り物(=映画)。そう考えて、ラストの会長の、質問に答えずいなくなっていく後ろ姿はオスカーものだと思います。 8点(2003-12-16 14:24:40)(良:2票) |
223. 裸足の1500マイル
実話であってほしくなかったです。白人のあいつらひどすぎます。映画としては、捕まるか捕まらないかのドキドキ感とか大自然とか、アボリジニの皆さんの生活とか、やさしい人とか、、、見どころ沢山です。 8点(2003-12-16 13:46:00) |
224. 千年女優
《ネタバレ》 あまり関係ないですがどうしても大竹しのぶさんが千代子に重なってしまいます。それまでの女優人生で演じてきた数々の場面がコラージュとなって走りまくるシーンがありましたが、これは素晴らしいです。彼女の重厚な人生(あの男を追う人生)がスリリングに、情熱的に現れます。これを踏まえれば、ラストのせりふも、まあうなずけるのでは。 8点(2003-12-16 13:35:43) |
225. 千と千尋の神隠し
おにぎりを食べるシーンは気持ちがよくわかり好感を持ちました。 [映画館(字幕)] 8点(2003-12-12 09:50:50) |
226. タイタンズを忘れない
試合前のヘンテコダンスがあんまりよろしくない。けれど、人種差別を乗り越えるのは、黒人ではなく白人のほうで、差別は差別する側の問題。 [DVD(字幕)] 7点(2020-03-27 14:16:58) |
227. 紀子の食卓
《ネタバレ》 おおきな特徴は、登場人物の内面(考えていること)を、自分の声でナレーション(独白)しまくっていること。無理やりな設定に放り込まれた登場人物たちに、強力なリアリティを生み出しているので、なんだか乗り物酔いのような気分になる。 また、以前観た同監督『自殺サークル』とも内容がリンクするのも興味深い。『自殺サークル』は意味が良くわからずたいして面白くなかったんだが、『紀子の食卓』を観れば、なんとなく『自殺サークル』の意味が分かったりする。特に”サークル”の意味とか、あああーうまいねえー!と思った。 吹石一恵と吉高由里子とつぐみが、歪んだ家族になっていくんだが、怒鳴りあい泣き叫ぶラストは、ソノシオンとラースフォントリアーにしか撮れないだろう。もうすこしエロければ・・・。 [DVD(邦画)] 7点(2014-05-06 01:45:05)(良:1票) |
228. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 推理ものかと思ってメモ片手に見ようかと思いきや、頭を使わずに眺めていればよい映画であった。ハンニバルレクターになりたかったんだろうな、と思われるが、まだまだ修行が足りない。トリックもすべて後付けで、真剣に映画撮ってない印象。 ただ、ロンドンの小汚い世界観は居心地がよかった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-27 21:20:13) |
229. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 数学者は論理に漬かっていて、理屈っぽいっていうのは誤り。本当の数学者は、情緒的で、穏やかで、論理を信じず直感を信じる。罪もない人を殺害し顔面を叩き潰すような男は数学者ではない。 だから石神は、数学者としての成功はありえなかった。 確かに天才だったかもしれない。だけどもあれくらいの天才はたくさんいる。 長塚演じる糞おやじは確かに死んでしまえばいい男ではあるが、殺してしまうのはいけない。それに同情させてしまう話の流れってのも気持ち悪い。 [DVD(邦画)] 7点(2011-01-31 22:15:18) |
230. メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
《ネタバレ》 二人の男と一人の死体、っていう設定のロードムービー。死体とともに映画を進めるっていうのは確か『偶然にも最悪な少年』だったかな。よく覚えてないけど。 死体の顔にアリが群がっていたから、焼き払おうっていうのとか、そういうノリを押しとおして、別役実的世界を作っていただけたら良かった。 [DVD(吹替)] 7点(2011-01-09 22:54:42) |
231. THE WAVE ウェイヴ
《ネタバレ》 esに比べて物足りなかった。 まず、生徒がああなっていくところにどうしてもリアリティがない。esには、「もし自分があの場にいたら、同じようになっていたのかもしれない」という気持ちにさせられるものがある。だけどもこの映画にはそれが無い。 この映画には“観測者”がいない。esには実験の主催者がいたので、それが観客の視点となり、心理の脆弱さに恐怖を覚えられる。しかしこの映画はその視点が無い。だからリアリティが無いのだろう。 そもそも、ナチスに心を奪われたあの民衆の「ジークハイル!」の大合唱(『意志の勝利』参照)は、心理実験で再現できるものなのだろうか。 どうせなら、学校中にあのウェイヴが広まって、取り返しがつかなくなってしまってからエンディングにいけば、面白い映画になったのだろうに。 [DVD(吹替)] 7点(2010-07-11 21:48:09) |
232. 空気人形
《ネタバレ》 モンタージュで描かれる“からっぽの”一般人。でも、いわゆる成功者の中にも“からっぽの”人はいるだろう。であるから、引きこもりの女とかそういう病んだ人間と空気人形を対比させるだけでなく、もっと充実している人とも対比させたい。 ペデュナはセクシーなんだけども、人形のほうはそんなにエロくない。人形を人間よりエロく描けたらよかった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-06-22 21:03:57) |
233. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 DVDの映像特典で、マンツの最期をどうするかをいろいろ案を出して苦労したんだよっていうインタヴューがあったので、見たんだけども・・・ いろんな案の中に、「マンツがカールの家に鳥を追い込んで、家に入ったが、その鳥は作り物で、気付いたときにはもう遅く、犬が駆け込んできたためバランスを崩し、家もろとも飛空挺から墜落していく」っていうのがあった。 監督とかは、本当にこんな案を出していたのだ。そんな連中が作ったのだからこうなってしまうんだろう。ラセターの監督不行き届きの責任は重い。 そんな監督でも「家=エリー」ということは分かっていた。にもかかわらず、あの家の描き方は納得いかない。 たとえばピンチが訪れたときに、家が盾になったり、家にあおられて間一髪くぐりぬけられるとか、そういうエリーの意思というのが感じられない。だから後半エリーの存在が0になってしまうんだ。 ミスターインクレディボーの時にも思ったが、ピクサーは悪役を描くのに向いていないんだろうか。今回のマンツに関してもそうなんだけど、シャイニングのキチガイお父さんみたいになっちゃってるから、もっと愛情注いで描かないとさ。 とはいえ、積乱雲までの流れは本当に素晴らしかった。なので7点。 [DVD(字幕)] 7点(2010-06-11 21:57:09) |
234. レイクサイド マーダーケース
《ネタバレ》 なんせ贅沢なキャスティングだから、もったいないという印象が残る。 贅沢なキャストたちに囲まれて、地味な子供たち。あのこたちの存在感がキーだったはずだ。トヨエツと役所が話しているときに『光る眼』みたいに並んでいたが、あんな雰囲気を子供たちにもっと乗せられなかっただろうか。オープニングにちょうちょを踏みつぶす。それだけではやっぱり足りない。バーベキューのシーンで演出できたのではないか。 ラストシーンもお姉さんの腐乱死体ではなく、子供たちの美しいノートとかのほうが恐怖と狂気を感じる。それがこの映画の主題たりえるのではないか。 それと、被害者の女性が存在感が強すぎた。あくまで彼女はこの映画では「記号」としていてくれればいいと思う。だからおっぱいとか笑顔とかは極力排除すべきだった。無個性の被害者でよい。 [DVD(邦画)] 7点(2010-02-28 03:26:59) |
235. サベイランス(2008)
《ネタバレ》 不条理であるのだけど、あのFBI二人組がところどころ気持ち悪いそぶりを見せるので、「殺人チョー気持いいー!」っていう動機が見えてしまい冷める。なぜFBIはあんな残虐なことをするのか、それがわからないからこそ面白い映画になるんだと思うが。 そもそもあんな悪い警官は死ねばいいわけで、そんなあいつらが殺される様子は観てるほうとしてカタルシスを得てしまう、だからFBIが正義の味方みたいに写ってしまう面もある。それは監督の意図なのか? ラスト、少女を生かすのはFBIの善意なのかと思ったが、今考えると、あの少女はこれから身寄りのない人生をすごさなければならないわけで、しかも壮絶なトラウマと秘密を背負わなければならないわけで、それはそれで真綿で首を絞めてるみたいだ。 中途半端な映画。 [映画館(字幕)] 7点(2010-02-11 00:03:33)(良:1票) |
236. バウンディン
魅惑のチキルームみたいで楽しかった。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-09 00:09:29) |
237. サロゲート
《ネタバレ》 ああいうかんじでアバターをこしらえて代理生活させる「利点」をもっと序盤に提示してくれれば、ラストのYesかNoかの選択に躊躇できた。たとえば金髪美女をあやつっていたデブ男、ぜったい普段あのアバターの電源切ってもてあそんで遊んだはず。そんな感じで、「人間」と「その人が愛用しているアバター」との有機的絆ってのもあると思う。あんだけリアルに作られているのだから。ブルースウィルスのアバターがああやって虐殺されさらされたその姿を見たときになんにも感じなかったのは映画が下手だったといえる。 [映画館(字幕)] 7点(2010-01-22 23:12:04) |
238. 悪夢のエレベーター
《ネタバレ》 やはり復讐は映画を面白くするねえ。 女のひとが皆きれい。 [映画館(邦画)] 7点(2009-12-07 23:38:18) |
239. パッション(2004)
《ネタバレ》 綾瀬で女子高生がされたことも、きっとこのような感じだったのかと思う。まあ綾瀬の場合はり付けにされず、コンクリート詰めにされたけど。 日本でも磔刑を導入すべきだ。東京拘置所から幕張メッセの大駐車場まで移動させ、あんな感じでやっちまえ。まずは麻原。 [DVD(字幕)] 7点(2009-11-05 23:23:47) |
240. 敬愛なるベートーヴェン
《ネタバレ》 第9の初演のあのグルーヴを共有できたのがよい。それ以外はさほど面白くない。 [DVD(吹替)] 7点(2009-09-08 20:38:55) |