221. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 ついに我々のまえからヒーローが姿を消してしまったことを決定つけた映画です。 ヒーローとは、事件解決や人命救助のプロというだけではなく、全ての人にとっての正義のシンボルであるという社会的地位があるはずです。インクレディボーイ少年にとっても同様です。しかしインクレディブルは、彼にとってのヒーローであるにも関わらず、その責任を放棄してしまいました。インクレディボーイ少年と目線を合わせて向き合い、彼の前ではヒーローであり続けるべきです。(それが危険ならばそう説明して後日折り返すなどして対応)、それをしなかったインクレディブルは怠慢というか、業務上過失とも言えます。(そのあげくに家族を仕事に巻き込むんだからひどすぎる) 確かにインクレディボーイ少年はちょっとイタい子どもでした。けれども、ヒーローとはそういったクラスの隅にいるような子どもにも平等に光を照らす絶対的正義の存在でなければいけません。 自分の少しの挙動が少年の人生に大きく影響を与えるという責任を自覚してこれからもヒーロー業頑張って欲しいです。そして二度とインクレディボーイ少年のようなかわいそうな思いをさせないで下さい。 この映画は、ある孤独なオタク少年が、憧れのヒーローに裏切られ、あげく何もかも破壊されるという、悲しい話です。 ヒーローが少年を殺すなんて、教師が生徒を殺すよりも酷い。 [DVD(字幕)] 3点(2006-02-28 00:31:12)(良:2票) |
222. eiko【エイコ】
麻生久美子好きにはたまらない映画。だから僕にはたまらない! [DVD(字幕)] 8点(2006-02-09 22:55:20) |
223. オールド・ボーイ(2003)
心に残るセリフが多かったが、忘れたい。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-27 23:29:28) |
224. スーパーサイズ・ミー
食育の重要性を実感できる映画です。それ以外の感想はたいして。それにしても、無性にマックを食べたくなってしまうのは、やはり刷り込みが僕にも入り込んでいるからなのでは無いかと思う。すべてが大きな陰謀に見えてきてしまうのが面白いですね。実際そうなんでしょうが。ひでえ。 [DVD(吹替)] 7点(2006-01-26 22:21:34) |
225. コーヒー&シガレッツ
みているこっちがコーヒーブレイクしている気分になり、ほっと一息つくことができました。ただ、僕はタバコを吸わないので、煙は嫌だったな。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-18 22:52:22) |
226. ハウス・オブ・ザ・デッド
努力のあとはみえる。 [DVD(字幕)] 4点(2006-01-04 22:29:06) |
227. キング・コング(2005)
ある男の、愛の物語。最高! [映画館(字幕)] 10点(2005-12-21 22:12:06) |
228. スパイダーマン2
1作目はみていません。2だけでいいかと思いまして。ヒロインがなぁー 浮遊感がものたりない。ビルの合間をああやって飛び回るのって、夢の中でもいいからやってみたいことなわけです。スパイダーマンになりたいというよりは、ああやって空中を飛び回りたいというのが強い憧れ。だから悩んでいようがいまいが、空中飛びの快感が伝わってきてほしかった。 [映画館(吹替)] 8点(2005-12-14 21:44:55) |
229. 茶の味
もっと悪ふざけしてほしかったですね。トリックみたいな感じで。共感できるところが沢山ある、良い邦画だと思います。 自然な演技とでもいうのでしょうか、演技っぽくない演技。特に浅野。なんか、やる気なさそうに感じる。仕事していないみたい。集中力がなかった。やはりまじめな演技もたまにはひつようです。こういったゆるい映画ならなおのこと [DVD(字幕)] 8点(2005-12-14 21:39:48) |
230. ハンニバル(2001)
カニバリズムをクラシック音楽とかオペラとか美しい湖畔の霧とかで描いていてそれはそれで見ていてきれいだなあと思うのだが、レクターが出過ぎでいやだ。明るいところに出てきてほしくないです。ロマンスには見えなかった。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-28 23:24:26) |
231. ZOO(2004)
不条理すぎて腹が立ったときもあったけど、それだけのめりこめたってことだと思う。 セブンルームはむかついた。あんなに容易に女性を殺す話を、見たくは無い。僕にとって大切なもの、それは女性だから。8点に引き上げているのは、陽だまりの詩。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-08 23:06:16) |
232. ターミナル
そこそこ [DVD(吹替)] 7点(2005-11-08 23:01:51) |
233. ノロイエ-報道捜査最前線より-
シベ超の再来かと思われる最悪の演技と、矛盾だらけの設定。とにかくへたくそでリアリティが無い。つまりなんにも怖くないし、少しも不可思議さが表現できていない。 でも、カルト映画の素質は十分にあるので、シベ超好きなら是非お勧めしたいです。 はっきりいってくそ映画です。 [DVD(字幕)] 1点(2005-11-08 22:59:46) |
234. いま、会いにゆきます
会いに来た竹内は、本当は竹内ではないほうがよかった。なんか知らんが、神というか、幸せを運ぶ天使というか、とにかく死んだ奥さんで無い誰か。そんな赤の他人が、愛する母を失った哀れな父と子を救済に来た、という映画なのではないか。だから記憶喪失ではなく本当に知らないし、日記を読んで状況を把握した後も、中村を愛するのは、父子を救済するための芝居なんだ、そう考えていた。・・・で、それで自立していく父子の映画なんだ、良い映画やなあ、と、思っていたら、おやまあ、あの竹内は本当にタイムスリップしてきたのかいな、うそじゃなかったんだーーーと、勝手に少しさめてしまった。しかし驚きの感動があったので、僕は好きです。セカチューよりも志の高い映画。あ、思い出した、白い犬とワルツをに似てるんだ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-18 02:48:21) |
235. 世界の中心で、愛をさけぶ
まず、丘の上の散骨は、誰がどうみても『ビッグリボウスキ』を思い出すがそれはいいとして。 その時に婚約者の目の前で昔好きだった女の子の肉声テープを聴くことが出来る、大沢のデリカシーの無さが理解できない。逆に、そんな婚約者を見つめる女としての気持ちが見えてこない。誰を好きになるのは自由ですが、柴咲はびっこ引いた演技は余計だ、必要がない、せつめいくさい。 「未練からの解放」がこの映画のテーマだと思ったが、愛する人を失ったら、その子との思い出の肉声テープをなんのためらいもなしにイヤホンで聞くことが出来るのか?その無神経さが全く理解できない。話を進めるためにテープを聞いて回想っていう構成は映画にしやすいだろうが、そうやすやすと聞けないって!あんな愛らしい声を聴いてしまったらさ、懐かしさと、悔しさと、何もしてやれなかったことへの痛さ、若干のえろい思い出などが開闢し、精神が破綻してしまうよ。それでも聞くというならば、大沢はものすごいM野郎だ。マゾ!。とくに体育館での懐古シーンでは、Mならではのマスターベーションとしか思えない。相当快感だったでしょう。その様子を柴咲が目撃しているのもどーしょーもないね。肝心の長澤は、主人公ではないはずだが、テープの声としてナレーションぽくしゃべるじゃん。なんか話を進めているのが長澤みたいで不自然。朔太郎の「未練からの解放」の映画のはずが、長澤の死への同情お涙頂戴映画に変貌する有様は、嘆かわしい。その締めがビッグリボウスキだからもう笑ってしまうよ。 [DVD(字幕)] 3点(2005-09-30 23:17:47)(良:2票) |
236. ビッグ・フィッシュ
映画自体、作り物を撮影して入念に編集されているのだから、ある意味ホラ話。だが、この映画の中で爺さんはそのホラ話に包まれ死んでいく。映画って僕にとってワンランク上の世界、桃源郷。そこに旅立つことが出来た爺さんがとてもウレシそうだった。全てのロマンティストが望む最期であろう。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-30 22:56:33) |
237. ヴィタール
ただ単に解剖という一般には出来ないことをやりたかっただけで、それをえいがにするために安易なラブストーリーを絡めたというだけの映画。 [DVD(字幕)] 5点(2005-09-30 22:51:12) |
238. 下妻物語
《ネタバレ》 土屋アンナがたまらなく素晴らしかった。最初の登場の時に、ようするにあのヤンキーの人生(田舎者でイジメの過去を持ち小池栄子に憧れ、やがて男に惚れていく)をすべて背負っている。なのでベル●ーチにすげーすげーと騒ぐ姿や、喫茶店で自らの理想を語る時の目線の仰角や、利根川河川敷での「花とアリス」での鈴木杏を凌駕する失恋泣きなど、絆創膏だらけの女の子を見事に誕生させた。皮肉にもロリータファッションは深田よりも土屋のほうが格段に似合っている。その様子から見ても、この映画は土屋が主役であった。 最後の後日談は説明しすぎですよ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-19 00:40:39) |
239. チャーリーとチョコレート工場
演出で映画館がチョコレートの香りで包まれていましたが、そんなことせずとも十分映画からチョコレートの香りが薫ってきました。昔ジョニーデップがショコラっていう映画出てましたが、チョコ好きですねえ。工場内の夢と魔法の世界と、寒々しい外界との対比。特にチャーリーの家ははやく生活保護を受けさせろって感じで、斜めってておもしろい。でも被害にあった子供たちかわいそうですよ。 [映画館(字幕)] 9点(2005-09-14 00:32:18) |
240. 花とアリス〈劇場版〉
三角関係の様相を呈してきた頃から映画の深みがぐっと増し、それに負けず劣らずハナとアリスも輝き始める。それぞれハナはドアップ泣き、アリスはバレエ披露といった山場が与えられていてこの映画がハナとアリスであったことを再びソシャクできる。話的には都合がよすぎるせいか薄い印象を受けるが、それはシンプルという言い方にすれば、いくらでも応用が利くといううこと。こういう点でとてもイマジネーションが感化される。岩井ブランドのぼやけた映像やピアノやカットや光がそれをさらに滑らかにし、極上の後味をのこす。岩井の次回作を待ってならない。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-28 12:33:06) |