221. ダウト ~あるカトリック学校で~
派手な映像がなく、登場人物も少ないんで、舞台劇のようだなあ、と思って見てた。 あとでDVD特典見たら、やっぱり元はそうだった。 主演級は三者三様、自分は誰の味方にも敵にもならずに見てたけど、多分それで合っているんだろう。 そういった意味では完全に大人しか見れない映画でもある。 自分はキリスト教信者じゃないから、イマイチ状況を理解しづらかったけど、論争に迫力があって退屈はしない。 ただ、いい映画とは思うけど、もう1回見たいとか、他人に薦めたいとかいう気にはならないんで、この点数で。 [DVD(吹替)] 5点(2011-04-23 16:24:47) |
222. ラブコメ
志の低い映画。 よく「テレビの2時間ドラマのよう」って映画を評する人がいるけど、この映画を見てから言ってほしい。とにかくハンパじゃないから。 金もかけなきゃ時間も知恵もかけてない。 自分なんか、プロデューサーの声が聞こえたから。 「○○ちゃーん、今日中に本書いてよ。ラブコメ風で。え、無理?でも明日とあさって撮りだから。人とロケ場所押さえちゃってるし。○○ちゃんならなんとかなるっしょ。じゃあ今日は明日のロケ場所分だけでもいいや。よろしく~」 って。 それにしても主人公の女、性格や仕事ぶりは男勝りだけど、恋愛になると優柔不断で卑怯って、どういう設定なんだ。 脚本家がヤケになったとしか思えない。 生まれも育ちも東京で、上野が昔からの遊び場なのに、「御徒町」が読めないってのも謎。仕事とプライベートのムチャクチャな公私混同ぶりも謎。 なんか、「こんなの見たオレが悪かったのかも」と自分を責めたくなる映画。 [DVD(邦画)] 1点(2011-04-22 01:14:19) |
223. 11:14
なんかあざとい映画だなあ。ストーリー的には整合性取れてるのかもしれないけど、登場人物の誰にも感情移入できないから、見続けるのが苦痛。それから下ネタがギャグにもなってないのも困った。大事なものを落としちゃったとか、墓地でムチャしたらバチが当たったようにとか、70年代でもやってなかったんじゃないか。とにかく映像とか脚本とかアイデアとか、いろんな意味でプアな映画。登場人物もみんな頭も精神もプアなんだけど、アメリカ人だから大きな家に住み、車に乗り、銃も持つ。なんだかなあ。 [DVD(吹替)] 2点(2011-04-16 17:38:39)(良:1票) |
224. ベスト・キッド(2010)
オリジナル版もかなり昔に見てるけど、ものすごく面白かった印象はない。 それから、オリジナルから今までの間に、総合格闘技やK-1のブームがあって、自分も結構熱心に見た。 その分、相対的に、古来の武術に神秘性を感じなくなってしまっている。 だから、この映画に食指は動かなかったけど、今回、家族の強い希望で一緒に鑑賞(笑)。 でも、結論から言うと、意外に面白かった。 オリジナル版より印象は上。少しだけだけど。 よかったのは、いじめの描き方が丁寧なのと、ライバルが本当に憎々しくて、本当に強そうだったから。 でも、倒れて動かない相手の頭に攻撃ってシーンは勘弁してくれないかなあ。 それも子供がやってるし。 映画だからって、家族が見るような映画なんだから、これはやりすぎ。 [DVD(吹替)] 6点(2011-03-26 23:41:02) |
225. 涼宮ハルヒの消失
長い。なぜこんなに長いんだろう。 特に終盤、どうみても話の決着がついているのに、そこからが長いので、かなりイラついた。 この手のお話は、サラっと終わらせて余韻を持たせるのが常識でしょう。 そのくせ、肝心の場面は説明不足。 登場人物の設定、なんてのは脳内補完できるからまだいい。 一番不足しているのは、ヒロインの行動原理。 ガマンにガマンを重ねて、みたいなエピソードとか伏線とか、あと5分でいいから入れていたら、全然印象違っただろうに。 お話自体は、いい話だと思うから、本当にもったいない。 時間を半分にして緩急きちんとつければ、傑作デートムービーを狙えるのに、なんでわざわざ原作マニア向けにしちゃうかなあ。 [DVD(邦画)] 5点(2011-03-22 23:10:47) |
226. タイタンズを忘れない
スポーツには国籍も人種も関係ない!っていう現代に生きているので、どうにも話にのりきれない。そりゃあ、人種なんてつまんないことにこだわっているチームより強くなるでしょ、って思ってしまう。チームそのものの話より、人種差別の激しい町が高校アメフトを一丸となって応援しているうちに仲良くなっていく、そんな話を見たかったなあ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-21 09:57:48) |
227. シムソンズ
女子高生役4人はみんなキャラが立っててカワイイし、コーチと伝説のコーチも魅力的。 ストーリーも泣きと笑いをほどよくブレンドして楽しい。 だけど、ちょっとなんだかなあ、と思ってしまったのも事実。 その原因は、シムソンズっていう実在した五輪出場チームをタイトルに使っているところ。 なら当然、お話も実話を基に作られていると思って見るけど、「そりゃありえないだろ」と思ってしまうこと多数。 決定的に違うのは爽やかさ。 実際のシムソンズは、五輪では負けてばかりだったけど、彼女たちは負け試合でもひたむきにかつ楽しそうにやっていた。 多くの視聴者はその姿に応援したわけだけど、この映画ではそうは見えない。 実在のチームをタイトルにしてるわりに、実在のチームや人に愛情が感じられない。 [DVD(邦画)] 6点(2011-03-06 15:53:51) |
228. バトル・ロワイアル 特別編
ストーリーは矛盾だらけだし、主人公は影が薄い。 でも中学生同士の殺し合いを徹底的に描いて、かつ性描写はゼロ。 要するに、たくさんの客に来てもらえばそれでいいっていう映画。 この映画がきっかけで、暴力シーンが過激でエロはゼロっていう邦画がたくさんできたけど、やっぱり好きになれないなあ。 まあ、これの通常版の公開当時、ものすごく話題になって、自分もレンタル開始直後に見た記憶あるから、あまり人のこと言えないんだけどね。 確かに柴咲コウとビートだけしの存在感が大きく、見ていて楽しい。 でも、主演より脇役が目立ったら、それは映画としては失敗でしょう。 [DVD(邦画)] 4点(2011-02-26 17:30:45) |
229. ヒックとドラゴン
まいったなあ。 いや、評価が高いのは知ってたけど、これほどとは... ラストのエピローグ以外、ストーリー的には、どうってことないはずなんだけど... 最初のうち、ドラゴンに乗って飛ぶところは「宮崎駿パクってるなあ」なんて斜めに見てたんだけど... 最後の30分は、もうアニメであることを忘れてた。 最後の15分は、泣いて泣いてなんだかわからなくなって見てた。 だから、もう1回最初から全部見た。 こんなこと初めて。 子供向けハリウッドアニメのはずなのになんでだろう? 自分は最近、観客層のターゲットを明らかに細く絞りこんだ邦画と邦画アニメをよく見て、それにそこそこ満足してたクチ。 だから、こんなことがあるなんて思いもよらなかった。 とにかく、子供向けアニメだろうと、ベタなストーリーだろうと、演出次第で何百本も映画を見てきた観客の感情をここまで揺さぶることができる。 この映画は、映画の奇跡として、あるいは劇場用アニメの教科書として、長く長く語り継がれるに違いない。 DVD鑑賞のくせに、自分は勝手にそう断言しちゃう。 [DVD(吹替)] 10点(2011-02-14 00:00:42)(良:3票) |
230. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
結婚式前の男同士のバカ騒ぎってのは、自分もつきあったことあるなあ。 うん、会話の中身はこんなもん。旧知の男同士なんて下ネタばかり。 ただ、映画でやってることにはついていけないなあ。 だって犯罪なんだもん。引きまくり。全然笑えない。 いい大人が「酔っ払っていたので覚えていません」は通じないよ。 だから、ラストも「あ、そう。だから何?」って感じ。 というわけで、自分には合わない映画でした。 [DVD(吹替)] 3点(2011-02-12 20:16:06)(良:1票) |
231. 鴨川ホルモー
和風SF青春コメディ、ってことになるのかな。 って、そんなジャンル今まであったっけ。 設定も変則すぎて、ついていけないシーンが結構あって、ちょっと困った。 例えば「1000年続く神事」が「レナウン娘」とか、説明なしにやられても困る。 それに、鶴光とかパパイヤ鈴木とかの「俳優としては無名な有名人」を端役で出されても話に集中できなくて困る。 とはいえ、途中途中「なんだこりゃー」とツッコミながら楽しく見られるし、青春ものらしく爽やかにまとめてるし、結構好きですね。 [DVD(邦画)] 6点(2011-01-30 17:34:37) |
232. フレフレ少女
この映画のことを全然知らなくて、見始めは、「応援団とは、また難しい題材を選んだなあ」と思った。 だって、自分もそうだけど、「応援団?昭和の化石でしょ」って感じだから、共感できそうもないと思ったから。 でも、最後まで見たら、この映画は応援団がテーマではなく、新垣結衣のためのアイドル映画とわかった。 セーラー服、メガネ、特訓、学ラン、恋......全部、新垣結衣を見せるためにある。 じゃあ、映画としてはダメダメかっていうと、そんなことはない。 確かにベタベタなストーリーだし、今風に無理なコメディシーンを入れてるから、ツっこみ様はいくらでもある。 でも、見終わった後、新垣結衣が好きになり、自分も誰かを応援したいなあと思った。 こういう前向きな思いを抱かせる作品は貴重。 この作品は、何も新しくないけど、アイドル映画として傑作。 もっと早く見たかったなあ。 [DVD(邦画)] 8点(2011-01-23 03:25:23)(良:2票) |
233. インセプション
ものすごーくド派手な映像見せられても、「これは夢の中です」なんて言われたら、萎えることこの上なし。 そりゃあ、何でもありだよね。夢なんだから。 そんなこと考えてたら、もう開始30分で退屈になり、眠くてしょうがなかった。 これだけ映像に金かかってて展開もめまぐるしいのに退屈という、ある意味貴重な作品。 映画って、夢のような話をいかに現実っぽく見せるかだと思うけどね。 [DVD(吹替)] 2点(2011-01-17 01:53:37)(良:2票) |
234. 劇場版MAJOR メジャー 友情の一球
《ネタバレ》 野球少年である小学生が、全国大会に出場するため、投手として肩を壊すまで最後まで投げ抜く話。その後、右肩は再起不能となり、左投げに転向する。 小学生が肩壊すまで投げました、なんて話も許せないし、これを平気で映画化する大人達の根性が許せない。 映画の終わりに著名プロ野球選手の推薦コメントが出てくるけど、本当にこの映画を見た上でのコメントだろうか。 自分の好きな選手もいるけど、今からでも遅くない。この映画から取り消してほしい。 こんな映画が、簡単に世に出てしまうのはおかしい。どうしてもやりたいなら、15歳未満禁止で公開すべきだ。 [DVD(邦画)] 1点(2011-01-15 14:11:54) |
235. 相棒 -劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
2011年元日に鑑賞。お正月と、家族の見たい映画の最大公約数はこの映画だった。 自分は元ネタのTVシリーズを見てないから、全然期待してなかったけど、意外や意外、結構楽しめた。 登場人物がやたら多いのには困ったけど、まあ、なんとかついていけたし。 紅一点の女性刑事(小西真由美)の存在感が素晴らしかった。 ただし、物語のラストは唐突で結構ガッカリ。 [映画館(邦画)] 6点(2011-01-09 21:23:20) |
236. エイリアン4
エイリアンの初回作は5回くらい見たかなあ。2は7~8回くらい見たと思う。 しかし、3は退屈だったので1回だけ。 そして、この4は今回が2回目。でも今回見て、映画としては悪くないと思った。 恐怖感が最後まで続くから、最後まで固唾を飲んで見られるし。 ただ、自分はこのシリーズの初回作から映画館で見ているファンということもあって、ちょっとこの4は好きになれない。 それは、ストーリーに無理があるとか、主人公の設定とかという問題じゃなく、単純に「美しくない」から。 というか、この4を見て初回作と2の美しさに気付いた。 「エイリアンはスプラッタムービーじゃない!」声を大にしてそう言いたい。 あっと、文句ばかり書いたけど、結構見所のあるシーンも多いし、そんなに悪くない映画なんだけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-01-08 18:09:44) |
237. ムーラン・ルージュ(2001)
序盤のムーラン・ルージュがハイテンポでノリノリで超楽しい。 セットや衣装が豪華で、いい年したジジイも超ハイテンション。 だけど、話が進むにつれてどんどんしぼんでいく... せめてクライマックスくらいは、もう一度ノリノリを見せてほしかったなあ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-23 17:44:17) |
238. SPACE BATTLESHIP ヤマト
10年後、「こんなクソ映画で感動するなんてバカだったよね~」と言うかもしれない。 それ以前に、DVDレンタル開始後は、ここに厳しいレビューだけが書き込まれていくかもしれない。 それでも構わない。 なんというか、「何をやってもダメな子、と言われ続けた自分の子。その子が、夏休み中かけて自由研究作品を作ったら、思いがけず学校代表作品に選ばれた」ような、そういう感激がある。 自分は、原作アニメが日本テレビで放送されていたこと、裏番組で視聴率の良かった「猿の軍団」がTBSだったことも記憶しているファン。 かつて夢中になって見たアニメが、その後の紆余曲折を経て、今回、現代の鑑賞レベルに耐えうる作品に仕上がって帰ってきたことに感謝したい。 [映画館(邦画)] 9点(2010-12-05 18:51:44)(笑:1票) (良:4票) |
239. トイ・ストーリー3
いやあ、素晴らしいなあ。 自分は「1」も「2」も昔見てるけど、ピクサーらしいひねりの無いストーリーで、小学生までならいいんじゃない?という程度の感想を持っていた。 それから、ピクサーの絵柄もあまり好きじゃない。「できるだけ写実的に、実写に近く」っていうなら、だったら実写でやったほうが早いじゃんと思うし。 つまり、自分はどっちかというとアンチ・ピクサーに近いんだけど、それでもこの映画の完成度の高さには唸らざるを得ない。 自販機の中を駆け上がるというシーンは、見たことのない映像だったし、悪役らしい悪役、予測できないラスト、自分でさえ知っている著名人形の小ネタの数々... 最後には思わず涙。 それにしても、「1」から「2」、「3」へと段々と完成度が上がっているのはどういうことだろう? 段々と対象年齢を上げていく作りをしているんだろうか? いやあ、そんなことで単純に完成度が上がるわけないよなあ。 どっちにしても、ピクサー、やるなあ。 [DVD(吹替)] 8点(2010-12-04 23:56:25) |
240. 父親たちの星条旗
「敵地を占領して国旗を掲げる」という行為が戦争においていかに重いか、平和ボケの自分にはわかっていない。 だから、迫力の軍艦類や戦闘シーンとストーリーが全然関係ないように思えてしまう。 戦争に勝ったからこそこういう映画が撮れるんだなあ、なんて考えてしまう。 敗戦国の子孫としては、お話自体は退屈にしか見れなかった。 [DVD(吹替)] 4点(2010-11-28 13:16:44) |