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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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221.  7つの贈り物 《ネタバレ》 
終始愁いに満ちたムードに包まれている映画。主人公ベンはある計画を立てている。友人や弟を巻き込みながらそれを進めていくのだが、観客にはそれが何の計画なのかラストの場面になるまでわからない。これが観客に一貫した緊張感をもたらし、飽きさせない。導入部でラストの一部を見せるのもうまい演出だ。美しいハブクラゲを使った自殺方法も印象的だ。 一方ネタ割れしてから振り返ってみるとどうだろうか。ベンは不注意から自動車事故を起こし、最愛の妻を含めた7人を死亡に至らしめた。(本来なら交通刑務所のようなところに収監されているのだろうが、そこのところは無視しよう) 罪悪の観念から自殺願望に取り付かれてしまったが、お詫びのしるしに、自分の臓器を7人に提供しようと考える。弟に片肺、福祉児童課の女に肝臓、白血病らしき子供とアイスホッケーのコーチに骨盤移植をする。そして家を暴力夫におびえる母子にあげる。残るは検体。盲人に網膜を、心臓病患者に心臓をと考える。しかし誰に贈るかを決めるにはルールがあって、第一に性格のよい人、第二に困っていても自分から他人に助けを求めない人ということ。養護施設のオーナーはこのふるいに落とされ、殴られる始末。 心臓病患者のエミリー・ポーサとは打ち解け、恋仲になってゆく。だが、それで自殺の決意がゆるぐわけではなく、ポーサの延命時間が短いとわかると自殺を決行する。 迷惑をこうむったのは、後始末を頼まれた親友と、国税局のIDカードを無断使用された弟と、モーテルのオーナーだ。 一般に自殺志願者は他人のことなど考えない。ましてやストーカーまがいのことをしてまで、他人の身元調査などするエネルギーはない。そういう意味では特異のケースだ。 結論として自殺はよくない。検体のために自殺するなど愚の骨頂だろう。まねする人が出てきたら、誰が責任をとるのか。それに死んで奥さんに合わせる顔がないのでは?
[映画館(字幕)] 6点(2009-02-27 19:46:17)(良:1票)
222.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 
凄惨なシーンが多すぎて楽しめませんでした。これはひどすぎます。ミャンマー(ビルマ)人をあまりに愚弄しすぎてはいないだろうか?どこか架空の国の話にしておけばよかったのだ。 さて物語は、医療ボランティアによる密入国から始まります。こんな間抜けな連中が本当にいるとは思えないので、減点対象です。少しばかりの医薬品を持ち込んだからって大して役には立ちそうにありません。本当に人を助けたいのなら、医療は継続的に行えるように計画しましょう。予想通り捕まって、ランボーが助けに行く、という安易な筋書きは許しましょう。でも村人がひどい殺され方をしているのに、アメリカ人は捕虜というのもなんだかなあと思います。アメリカ人を人質にして米政府からお金をせしめることを計画するという話なら納得できたのですが。さて、途中から傭兵が出てきた、俄然面白くなってきたと思ったのですが…。傭兵たちの人間性が十分に描かれてないので、不満が残りました。それなりの活躍をするのですから、いくつかの挿話が欲しかったところです。友情や愛、自己犠牲といったようなものにつながるものをです。彼らはどちらかというと粗暴な人間としてしか描かれていなかったように思います。スクールボーイを除いて。さてランボーについてですが、追ってくる犬を上手に巻いて、地雷で旧爆弾ごとぶっとばすというアイデアは秀逸でした。弓矢を放つシーンもかっこいいです。しかしあとは機関砲を撃ち続けるくらいでした。もっと知恵を絞った奇策などを見せてもらいたかったです。それにランボーの精神面での吐露がありませんでした。終始無口。泣いたり、悩んだりして、人間性を垣間見たかったです。ヒロインにも魅力がありませんでしたね。もっと活躍するとか、最後はランボーとからむとかにすべきでしょう。いろんな意味において、アメリカのご都合主義の目立つ映画でした。ランボーがかっこいいのに残念です。
[DVD(字幕)] 6点(2009-02-26 08:59:40)
223.  セブン ソード 《ネタバレ》 
天山に巨大な火の玉が落下!ははあ、この隕石で剣を作って、などと予想しましたが、はずれ。何の意味もありませんでした。大ボスが「伝説の千年の剣」などといってもったいぶっていましたが、これも意味がなかった。このように無駄な場面が多い。老馬の福来のエピソードや毒水のエピソードなどカットすべきでしょう。「天地会をどうして憎むんだ」という場面があったが、そんな風には描かれていなかった。内通者もどういう理由で裏切ったのか不明のままである。肝心なところを描いていない。 ところで七剣士ですが、助けを求めに来た3人を含めて七剣士というのはどうなんでしょうか?唖然としましたよ。ちょっと手抜きじゃないの。村人二人はどうやっても無理でしょう。それも余分な三角関係まで付けちゃって。意図がわかりません。それにリーダー格が助けを求めに来たおじさんとはね。それから剣の紹介はちゃんとしようね。どういう特徴があるのかがわからないままでした。磁石の剣があったりしてね。 長髪の高麗人チュウは目立っていたが、悪党の財宝の場所を知るとどうして緑珠を連れて、二人っきりで乗り込んだのか?意味不明の行動です。それにどうやって緑珠は戻ってこれたんでしょうね。不思議です。 それに大ボスが奴婢の女に緑珠に執着したり、女が死んで泣いたりしちゃだめでしょ。もっと強くなくちゃ。それと悪役の強そうな武将たちがほとんど中盤で死んでしまうのはもったいない。武器も目新しかったし、女剣士もいたのに。もっとストーリーにからめるべきでした。終始エロ、グロ路線の上に、内通者がいたりで、暗い展開がつづく。結局村人はほとんど死んでしまいました。救いようがない映画です。軽い勧善懲悪のアクション映画に徹したほうがよかったでしょう。それでこそ、闘いの場面が浮き立つというものです。狭い通路にまたがりながらの戦闘シーンは秀逸でした。 「七人の侍」には遠く及びません。中国人は本当にこの映画に感動を受けたのでしょうか?
[DVD(字幕)] 4点(2009-02-06 23:42:53)
224.  魍魎の匣 《ネタバレ》 
原作はミステリの金字塔ともいうべき傑作。脚本は原作とかなり変えてある。まさかあの素晴らしい「消失トリック」を省略するとは夢にも思わなかったが…。まず言いたいのは、カット割りが多すぎるということ。多カット割りは、めまいを感じさせるようなシーンにだけ使えばいいんです。どうでもいいシーンに使っても見づらいだけです。センスなし。こまかいことを指摘する気にもなれないが、簡単に感想を。時間を逆行させるのでストーリーがわかりづらい。雑誌社に送られた腕に何の意味が?榎木津が超能力を発揮すればするほどミステリーとしては弱くなる。木場は拳銃をぶっぱなす必要なし。京極堂には神秘性をもたせてほしい。久保の体が箱館とどうつながっているのか意味不明。あ、耽美さを出していた美術さんはそこそこがんばっていたと思います。
[DVD(邦画)] 4点(2009-02-06 08:23:12)
225.  ミッドナイトイーグル 《ネタバレ》 
スケールが大きな邦画で、好感が持てました。脚本の人脈の構成が巧みと思いました。戦場カメラマン西崎にあこがれて記者になった後輩の落合(山仲間でもある)、西崎の義理の妹で記者の有沢(姉の病死に関して西崎を許せない)、西崎の写真に感銘を受け自衛官になった佐伯。それぞれが事件に深くからみ、重要な役割を果たします。米軍機が某国工作員により墜落させられ、機載の特殊爆弾の起爆装置が作動し、百万人規模の生命が危機にさらされる、それを三人で防ぐという大まかなプロットは佳いと思いました。戦場カメラマンとしての自信を失った西崎が、最後に誇りを取り戻すというサイド・ストーリーもいいです。しかし映画の出来としては芳しいものではありません。まず某国はどうして核兵器を日本で爆発させたかったのでしょうか?動機が不明瞭です。アクションの撮り方がヘタですね。工作員は遠くから小銃を撃って来るだけで工夫がない。リアリティがないんですね。最初にテントを遠くから撃ちますが、本当ならば近づいてテントの中を撃つでしょう。それにいくら撃っても、撃っても西沢たちには当たりませんね。西沢たちも何の工夫もなくただ逃げまわるだけです。知恵を絞って立ち向かう工夫が欲しいところ。重武装した外国工作員が雪山にうようよ出てくるのも不思議。そもそも彼らはどうやって墜落現場を自衛隊より早く特定できたんでしょうか?またステルスを落すのが目的ではなく、核爆発させるのが目的ならば横田基地で行えばよかったですね。起動の暗号チップまでどうやって奪ったんでしょうか?時限タイマー装置付き核爆弾というのも変ですね。その解除パスコードを自衛隊が知っているのはもっと変。それに米軍が天候を理由に動かないのはなぜ?日本より必死になるはずですが。裏切った工作員もどうして裏切ったのか、よくわからないまま。あの女なぜ何もしゃべらないの?有沢らが工作員を奪還するシーンで、ガソリンに火をつけますが、最低一人は見張りをつけるでしょ?有沢と息子はなぜ首相のいる絶対機密である対策室につれて来られたの?総理はどうして最初から無精ひげなの?総理がトマホーク発射命令だせるの?そしてナパーム弾爆発シーンがないのは大きな欠点。悲劇を盛り上げる絶好の材料だったのに。最後に有沢に「許せない」といわせた脚本が「許せない」。
[DVD(邦画)] 5点(2009-02-06 05:12:21)
226.  ブレイブストーリー 《ネタバレ》 
ああ、ダメダメアニメです。剣、宝玉集め、ドラゴン、女神などどっかからもらってきた素材をお子様向けに料理しただけの印象です。スケボーは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、もう一人の自己との対決は「ゲド戦記」のぱくりでしょう。こういう冒険ものファンタジーに生活感をだしてはいけません。「両親の離婚」や「無理心中」とファンタジーが融合しないのです。そのせいでダークなシーンが多くなってしまっています。こういう冒険譚の王道は、未熟な主人公が試練を受けながらも知恵を勇気で打ち克ち、仲間を作りながら成長していく過程を描くというもの。ワタルは特に苦労もせず、「女の声」によって危機を乗り切っていきます。それじゃあだめなんです。ぶざまでもいいから自分の力でなんとかする姿勢こそが観客が望んでいるものです。しかも「女の声」の正体が女神滅亡を望むカエルというオチには心底脱力しました。 芦川ミツルは冒頭屋上シーンですでに魔法が使えましたね。あれは不要でしょう。一度あの扉に入ったら宝玉を集めるまで帰ってこれないはずです。失敗して死んだはずなのに、現実で未知の転校生として登場するのはご都合主義すぎませんか?うまく説明できませんね。 宝玉集めですが、他の宝玉はあまり意味がなく、「闇の宝玉」のみが重要です。この玉を閉じ込めている宮殿を破壊し、魔物をよみがえらせ、そのことがヴィジョンの世界を崩壊させてしまうというとんでもない代物です。これを採るのは、土台無理というものです。それで冷酷キャラのミツルに破壊させ、主人公に渡すという設定にしたのでしょう。ちょっとずるいですね。ミツルはここでも苦労してませんね。 旅の仲間達のキャラはなかなか魅力的ですが、彼らと宝玉集めがからまないのが欠点です。目標がばらばらなんですね。父に会いたいとか、悪者を捕まえるためとか。だから一体感がでないんです。彼らの一人が犠牲となって宝玉を入手するシーンなどあれば大いに盛り上がったことでしょう。 全体的にセリフが説教くさいのもマイナスです。ハラハラ、ワクラクのファンタジーにそんなものはいらないのです。主人公の行動こそに感動するのであって、愛とか勇気とか友達とかいう言葉は不要です。 前半はテンポが悪いですね。とぎれ、とぎれの印象が残ります。宮殿を破壊するあたりからテンポも作画もよくなりました。特に雲がよかったです。
[DVD(邦画)] 4点(2009-02-04 23:56:29)
227.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
ネビル博士は人類で唯一の生存者。ダークシーカー化している人間を救うために血清を作り出そうと研究している。この設定だけでも疑問がいくつも出てくる。どうやって人類が滅亡していったのかがちゃんと描けていない。人類滅亡の過程を詳しく紹介すれば見せ場の一つになったのに。ネビルは銃と拳銃と犬を持ちながら、鹿狩もできない。車で追っかけてどうする。待ち伏せか、トラップを使え。知能がない凡庸な人間として描いてあるので設定と矛盾する。ダークシーカーの罠にひっかかるわけである。博士は自分に免疫力があるのを知っている。ならば、それで血清を作ればいいのである。ダークシーカーを救うためといいながら、彼らを車や銃で殺しまくっている。捕獲も麻酔銃ですればいいのに。 人類が滅亡しているのに電気、ガス、水道が完備しているのはどうして?ラジオ放送までできるではないか。 ネビルはどうしてニューヨークに残ったのか?これも描けていない。ウイルスを作ってしまった女博士を主人公にすれば感情移入できたのだ。自分の責任なのだから必死に研究するはずで、それが自然の流れである。 ダークシーカーは知能があり、統率も取れているのだが、何を食って生きているのだろうか?すでに人間はいないのだ。ゾンビ犬を飼いならしているのには苦笑するしかない。なに、紫外線に弱い?ちゃちい設定だ。UVカットの服を着たり、日焼けクリームを塗ればいいではないか。 人間、犬、ネズミは感染するが、鹿、ライオンは感染しないのだろうか?ゾンビライオンやゾンビ鹿を見てみたかったぞ。 犬との愛情物語はよかったが、人間が出てくると彼らとコミュニケーションがうまくとれない。男の子は何もしゃべらない。女は「すべては神の計画よ」「どこそこにサバイバル村がある。理由はないけど知っているの」などと完全に電波系である。ゾンビが出てきても震えているだけ。よく生き残ってこれたものだと口あんぐり。(それにしてもあの侵入ゾンビは、なぜ天井を破壊していたのか?下を探せよ) ラストシーン、ネビルは自爆する必要なし。シェルターに朝まで隠れていればOK、ハッピーエンド。
[DVD(字幕)] 6点(2009-02-03 01:26:03)(良:1票)
228.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 
まあなんていうか、ジェイソンがなぜ不死身なのか分かりませんが…。フレディが夢の次元での生物(悪霊?)なので勝負がつくわけもなく。むごたらしいシーンを延々並べているだけですね。 二人と対決する人物が弱すぎるのだ。体格も、度胸も、知恵もない。薬を取りに侵入した病院でマリファナ吸ってどうする?よそ者の警官が唯一頼りがいがありそうだったが、あっさりやられてしまった。 企画物としては成功したほうだろう。
[DVD(字幕)] 4点(2009-02-01 23:19:02)
229.  マインドハンター 《ネタバレ》 
犯人はあの島でいろいろと下準備をしていたわけだが、そんなことはどうやって可能だったのか?ハリス教官をいつ捕まえ、ビデオを撮り、手の込んだ死体人形を作成できたのか? ハリス教官を残してヘリはどうして去っていったしまったのか?また犯人は、全員を殺害できたとして、どうやって脱出するつもりだったか?あるいはどう言い訳するつもりだったのか?それにつけても、動機が弱すぎる。殺人を楽しむためにわざわざFBIに入ってプロファイラーになりますか? それとサラ以外はプロファイラーらしくない。意味もなく人を疑って銃を振り回しすぎ。犯人と知能比べをして欲しかった。暗号らしきものがでてきたけど、結局ほとんど意味をなさなかったのには苦笑するしかない。 ところでラス前、犯人は誰に撃たれたのか?黒人か?そうは見えなかったが。自作自演だろうか。 サラ、もっと前にみんなの手を調べようよ。時計が戻されているのがわかった時点でね。 プロファイラー訓練生が次々と殺されるという設定と、残忍な殺害手口に新らしみがあるという点だけが取柄。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-01 19:54:40)
230.  エラゴン/遺志を継ぐ者 《ネタバレ》 
非常に退屈でした。ドラゴンものの冒険ファンタジーで、VFX(視覚効果)もそこそこのレベルに達しているのにも関わらず、ストーリーや登場人物、小物に工夫がなさすぎです。というか、節操なく他の物語や映画からぱくっているだけですね。ドラゴン、ドワーフ、エルフ、魔法、女王、剣(ドラゴンキラー)。原作者は才能なしです。 三部作の最初ですから、ここはドラゴンの誕生と成長、ドラゴンとの絆、師匠との修行を交えての人間として、ドラゴンライダーとしての成長などをじっくりと描くべきです。これらすべてがおざなりにされています。ドラゴンはすぐに大人になり、エラゴンは呪文を覚えただけで魔術が使え、師匠との心の交流も少なく、自らの無謀さで師匠が死ぬことに。 エラゴンがドラゴンの卵を売りにいくのはやめましょうよ。神秘的な何かを感じて大切にとっておくという展開にしないとね。ドラゴンとの絆が物語の重要なキーなのですから。 中ボスは唯一迫力がありましたが、途中で大ボスの前でびびる場面があり興ざめ。大ボスは悪相の頭の悪い囚人みたいなやつで、カリスマ性がありませんね。 また、エラゴン役の役者が演技べたなのも大きなマイナス。苦悩、悲しみ、怒りが伝わってきません。 ドラゴンの造詣はよかったですが、人間の女性の声で日常語をしゃべっちゃだめしょ。神秘性をもたせましょうよ。ぺらぺらしゃべって威厳なし。 ところで反乱軍の隠れ場所ですが、あんなのは魔法ですぐに居場所がわかると思うんですがね。 それに中ボス?の息子がからんできますね。でも、いてもいなくても展開に変わりはありません。出す必要なし。 最後の戦いはとくに見せ場もなく、敵、味方ともにドラゴンの炎で消し去られて終わり。 おまけに夜の場面が多く、暗くて何が起きているかわかりにくい。続編はもう作らないのでは。    
[DVD(字幕)] 4点(2009-02-01 17:17:19)(良:1票)
231.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
【謎解き】青年マット(M)がインディ(I)に助けを求める。Mの保護者オックス(O、Iの友人)はペルーでクリスタルスカルを発見、アケトー(古代文明黄金都市)に持って行くと手紙をよこし、消息を絶った。16世紀探検家オレリャーノはアケトーを探して行方不明。スカルをアケトーに戻すとパワーを得られるという伝承がある。Mの母親はOを探しにペルーへ。しかし共に攫われ、スカルを渡さなければ殺すと脅されている。Iは手紙の古代語を読み解きペルーへ。精神病院の床にOの描いた地図を発見。オレリャーノの墓の地図だった。墓に到着し、オレリャーノの遺体とスカル発見。スカルは戻された跡があった。拉致されイリヤ・アラマカに移動。Oと会うが正気を失っていた。Oが表意文字でアケトーの場所を示す。逃走して川を下り滝を落ちて入り口を発見。出口はピラミッドの上。オベリスクを破壊すると砂が落ちて石組細工の鍵が作動。内部に侵入。ゲートにスカルをかざすと開く。世界から集めた考古資料。13の宇宙人の骸骨。パワーとは知識のことだった。スカルを戻すと合体して肉化。巨大UFOで異次元へ。 【安直な部分】アメリカングラフティ無意味。核実験場から鉛の冷蔵庫で脱出。ロズウェルパートは本筋と無関係で不要。13の骸骨が合体して肉化。ベタな巨大宇宙船登場。敵がロシアKGB。敵ボスが女で超能力者。超能力もほとんど使わない。ロープ代わりの大蛇。ターザンごっこ。車が崖から墜ちる。滝の3段落ち。無関係なのに襲ってくる原住民。彼らに対するリスペクト無し、不用意に虐殺。空輸したバイクを使わない。伏線のナイフも肩透かし。 【感想】謎解きパートは良い。適度に複雑で謎解きもあざやか。雰囲気を盛り上げている。今更のロズウェルネタやUFO落ちはいただけない。骸骨が再生するのはやり過ぎ。脇キャラに問題がある。Oもマックもマリオンも年寄り。アクションが弾けない。Oは夢遊病状態、マックは二重スパイで金に執着、マリオンは強気で魅力的だがメタボ体型。Mは行動が無鉄砲で知性的ではなく、Iの息子に見えない。敵ボスが女というのも問題。Iは女性に優しいので合わない。知力に優れた男にすべき。◆新鮮味に欠けるものの、次から次へと飛び出す冒険アドベンチャー、アクションのアイデアに脱帽。軍隊蟻がツボだった。爽快感は魔宮の伝説に匹敵。帽子や鞭の使い方は秀逸。歴史的シリーズの続編として合格。
[DVD(字幕)] 9点(2009-01-30 19:52:09)
232.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
この監督はアクションシーンの撮り方がよくわかっている。多角度からのカットバックをどんどんつなぎ合わせて流れるように撮るのだ。スローモーションは最小限におさえ、リズム感を大切にしている。ぴたり、ぴたりと決まるカメラワークも心地いい。車、バイク、モーターボート、飛行機とアクションでげっぷがでそうだ。イタリアで追いかけっこをしているときに競馬シーン、オペラ座でのアクションシーンに劇トスカのシーンを挿入しているのも成功している。これで映像に深みが増すというものだ。 人間もよく描けている。過去の007シリーズと最も違う点は、主人公もボンドガールもトラウマを負っている点だろう。ボンドは恋人の復讐、カミーユは家族の復讐に燃えている。 かわいそうなのはフィールズ。殺される理由がないのだ。それも石油まみれになって。意味がわかりません。 悪役グリーンはキャラが弱い。将軍は最後にどうして「お前の母親も恐怖にふるえていた」などと口走ったのだろう?覚えているはずがないのに。カミーユが説明したのだろうか? 娯楽映画として十分堪能できる作品に仕上がっています。 ついでにいうと、悪党達がトスカを観劇しながら無線で打ち合わせをするのはどうかと思いました。そんな必然性はないでしょう。
[映画館(吹替)] 8点(2009-01-28 00:22:21)(良:1票)
233.  闇の子供たち 《ネタバレ》 
 あれれ、臓器売買がテーマじゃなかったの?売られてきた子供たちの売春シーンが延々でてくるけど、肝心な臓器売買シーンはほとんどでてきません。病院につれてこられた女の子が助かったのかどうかも確認できません。(ラストシーンで水辺で遊ぶ子がいたけど、それがその女の子だったか確認できませんでした)  それに南部の自殺というオチ。自殺の原因は、実は南部は小児性愛好者であり、罪の重さで自殺したと暗示されています。こんな余計なエピソードを入れるからややこしくなるのだ。南部がその男の子の写真を大切に持っていたのも不思議といえば不思議。(男の子はどうなったんだろうね?)又東京に戻っても自分の妻や娘にも会わないのはどうしてだろうか?  もっとも不思議なのはゲーオの行動。ボランティアを装っていたが、その正体はマフィアの手先で、邪魔なNGOを潰すのが仕事とか。仲間と一緒に公園のデモにやってきたのはいいが、一方的に自分の正体をばらしたかと思うと警察官に発砲する。まさに自殺行為である。デモの邪魔をするか、NGOの代表者を殺したように、女も殺せばいいはずである。射殺されるときも普通でない表情をしていたね。(わざわざスローモーションで)  そういえば、女衒の若者も警察に手錠をかけられて連行されているときずっと笑っていた。このように違和感の有るシーンが多すぎる。  思うに、車に乗るシーンや車から降りるシーンなど、無駄なところが長い。だからテンポが悪くなるのだ。テーマを決めたら、カットすべきところはカットして、テーマに沿って素直に撮ろうよ。あれもこれも詰め込もうとするから失敗になってしまうんだね。  最後にもう一つ。病気になった子供を始末するのに、黒いビニール袋にいれてゴミ運搬車に投げ込むだろうか?病気とはいえ、ビニール袋くらい自力でやぶけるはず。それにゴミ業者が気づくでしょう。すぐに警察が調査に乗り出すはず。マフィアにしてもあまりにずさんすぎますな。
[映画館(邦画)] 5点(2009-01-27 23:59:14)(良:1票)
234.  ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》 
どーも緊迫感がないなあ。テロ組織との死に物狂いの戦いなのに、クロウはお気楽すぎる。都合悪くなると殺される末端の協力者はあわれです。レオナルドも自分の恋人にだけは必死だ。所詮そういう組織ということですね。
[映画館(字幕)] 6点(2009-01-17 00:08:01)
235.  となり町戦争 《ネタバレ》 
奇妙な町の奇妙な人たちによる奇妙な戦争の奇妙な業務。日常生活の中に徐々に忍び寄ってくる戦争の影を描いたもの。このアイデアが秀逸なのか、どうかは分かりません。映画としては退屈でした。コミカルさも、戦争の悲惨さも中途半端の印象が残ります。テンポが悪いですね。江口はあんなに体格がよく、野球好きという設定なのに、戦争に直面してからのへたれぶりが滑稽なほどオーバーアクションでした。もっと弱弱しい役者さんにしないとダメでしょ。原田はよかったです。
[DVD(邦画)] 4点(2009-01-06 21:05:24)
236.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 
戦艦大和は不幸のイメージがつきまといます。建造されたとき、山本五十六が「こんな時代遅れなものを作っても仕方がない」というように語ったというエピソードが残っています。時代はすでに空母、戦闘機中心の戦術に変わってしまっていて、敵戦艦と接近して水上戦を行う機会がまずないわけです。 唯一活躍できたのがレイテ沖海戦ですが、そのシーンは短いエピソードとして挿入されているだけでした。(その後の”謎の栗田ターン”なども期待して観ていたのですが、カットされていました) 最後の天一号特攻作戦も、作戦といえないほど稚拙なもので、わざわざ轟沈されにゆくようなものでした。そのあたりの部分はあまり説明されてなかったように思います。日本の被害は、戦艦大和、軽巡洋艦1隻、駆逐艦4隻、戦死3,700名。アメリカの被害は、艦載機損失10機、戦死12名。これだけをみてもいかに無謀な作戦だったかがわかると思います。 片道燃料しか積まなかったというのは伝説で、実際には往復の燃料を積んでいます。 (悲劇的といってもまったく活躍できなかった、同型戦艦、武蔵、信濃よりめぐまれていますが…) さて映画の感想です。邦画にしてはVFXの出来がよく、戦争シーンは迫力がありました。 人間模様もきめこまかく描かれていますね。タイタニックと同じ、回想ものとしたのも、現代に先の戦争の意義を問いかけるものとして成功しています。ただヒロインと芸者さんを広島の被爆で死なせたのはあざとい気がしましたが。戦争で犠牲になったから尊いとか、むだ死にだったとかいうのではなく、戦争そのものが悲劇なわけです。その中でどれだけ人間を描けるかが評価の分かれ目となるわけですが、この映画はまず合格点があげれるでしょう。演技もおおむねよかったですが、若いときの神尾役だけは間が抜けていて、他の人がやったほうがよかったでしょう。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-06 10:57:08)(良:2票)
237.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 
どこをどうとってもチープ感がぬぐえない映画。 安っぽいセットに、安っぽい演技のオンパレード。 それに死神のCGもお粗末そのもの。 典型的なダメダメ邦画…、といいたいところだが、ストーリーのよさがそれをカバーしている。 エルとライトの知恵くらべが秀逸で、ラストまで緊張感を持続させているのだ。第二、第三のキラを登場させたところが面白いし、わざと記憶を無くしたり、死神の性格まで考慮して策を講じているところがすばらしい。 ただ、冷静に考えれば、エルは自分の名前をデスノートに買く必然性はなかったし、ライトも父親を殺そうとする必然性はなかったのだが。 あと、海砂は無罪放免っていうのはどうしたもんかね。証拠は十分あるのにね。 ライトは二週間以上拘束されているのにひげが少ししか生えないな。 十分楽しめる映画でした。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-06 03:06:18)
238.  劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!! 《ネタバレ》 
敵役の妖怪が日本全国を滅ぼすほどの圧倒的な力を持っている。 ヒロインと女先生がセクシーすぎる。 鬼太郎や猫娘が恋をする。 「ねずみ男が敵妖怪に協力するが、最後に裏切って鬼太郎の味方になる」という常套パターンはいいが、愛だ、正義だと振りかざしすぎる。 ストーリーが辛らつすぎて、原作特有のおとぼけ部分がほとんどない。 というわけで、原作とはだいぶ違う印象です。 「正義なんてものは、ちゃんちゃらおかしいですよ」と喝破する水木しげる氏の精神が生かされていないと思いました。 それに高層ビルの立ち並ぶ都会に妖怪を登場させても、似合わないですね。  
[映画館(邦画)] 4点(2009-01-05 23:53:34)
239.  252 生存者あり 《ネタバレ》 
巨大ひょうと大津波と地震と巨大台風に襲われた東京という設定。 フ、フジテレビがすごいことに…。 しかし話はこじんまりしてます。終始元レスキュー隊員を含めた五人組を救出するストーリーで、スペクタクル感、大作感はないです。 他の場所の被害状況や救助状況はどうなってるんだと、気になってしかたがありませんでしたが、それに対するフォローはなしです。 あれだけの遺体を収容しないのも不思議です。放置したままですね。ちょっと考えられないです。東京消防庁が信用できなくなりました。 登場人物はみなトラウマを持っています。これを乗り越えるストーリーでもあります。 それはいいのですが、子供が聾唖というのはあざとい気がしました。 なぜ聾唖にしたかというと、子供だけ埋まったときに、252信号を使わせるためでしょう。 しかしラストで子供が父親が死んだと思い、大声で叫ぶ場面があることでわかるように、声は出せるのです。したがって助けを求めるには声を出せばいいわけです。まどろっこしいことはやめましょう。 子供が身に着けていた笛が岩に押しつぶされているのに、子供はベッドの中で無事だったというのにも無理やり感があります。それにちょうどその日が子供の誕生日だなんて。笑っちゃいますね。 医者の研修生は演技が少々オーバーすぎました。「いったい救助がいつくるんだよ」って被救難者につっかかってもわかるはずないじゃありませんか。 妻はもっとオーバーアクションですね。 あのおっさん子供多すぎ。9+3=12人。家族計画も借金も計画的にお願いします。 ラストシーンで主人公がレスキュー隊をかついで出てきますが、これは無理でしょう。 地下まで穴を開けて引っ張り挙げないと救助できない状況で、地盤変動が起きて穴がふさがってしまいます。どこをどうやって歩いてきたのか?歩ける場所などないのですが。 ついでに言ってしまうと、濡れたはずの服や髪がすぐに乾きすぎです。 また兄は顔に泥がつきすぎです。  
[映画館(邦画)] 5点(2008-12-28 18:58:28)(笑:1票)
240.  三本木農業高校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~ 《ネタバレ》 
農業高校の生態がわかり、興味深かったです。 後楽園球場の何倍もの敷地があるなんて知りませんでした。 実録ものなので、感動シーンの連続というわけにはいきませんが、 心を爽やかにさせてくれる程度の感動はありました。 ラストのコスモの演技シーンは予想を見事に裏切ってくれました。 邦画としてはまずまずの出来です。
[映画館(邦画)] 6点(2008-12-13 22:57:57)
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