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コメント数 895
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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221.  月世界旅行
着色版で視聴。 約120年前の月への憧れがこういうものだと思うと興味深い。 最初から最後まで荒唐無稽ながら、舞台ではできない演出に当時の人たちは驚いたのだろう。 歴史的価値を考えれば甘めの評価になるかもしれないが、短い上映時間で今見ても楽しめる。 SF映画の原点ですね。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-06-26 10:12:57)
222.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
リアルタイムの3D・IMAXにて鑑賞。その効果を実感できたかは怪しいが、回想シーンもないストイックな構成と長回しを主体にした骨太な演出で一気に見せる。舞台とは相反する原題が象徴するように、宇宙空間という無限に広がる密室の中で、娘を喪ったヒロインがアクシデントから如何にして現実の生に向き合っていくか、この題材では非常にうってつけだ。漆黒の世界で二人だけ、ゆったり漂流していく恐怖。絶望的な状況で男が自分の命と引き換えに彼女に与えた機会がラストの再誕へと導く。映画はここで終わるが、彼女の人生はこれからも辛いことが続くはず。それでも二本の脚で歩いていく力強さ。その年の体感型映画を象徴する作品と言えよう。
[3D(字幕)] 7点(2021-06-20 11:44:00)
223.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
誰一人として感情移入できない。自分たち家族を陥れた判事への憎悪故に罪のない客をも手をかけていく主人公に、主人公を自分のものにしようと邪魔な妻を彼に知られぬまま殺させる下種な女主人、そして人肉ミートパイ・・・。視覚的にも精神的にもグロテスクな物語を、ティム・バートンならではのゴシックな美術とダークファンタジーなガジェットを詰め込んだミュージカルとして見せるため、辟易の一歩手前で復讐の果ての悲劇を際立たせる手腕は彼の真骨頂だろう。浜辺の妄想シーンで主人公の笑ってない表情がなかなか面白い。救いのない結末の中、残された娘と青年のその後を一切描いていない分、微かな希望は持てる。
[DVD(字幕)] 7点(2021-06-18 11:53:11)
224.  インターステラー 《ネタバレ》 
『2001年宇宙の旅』へのオマージュを盛り込みつつ、知的好奇心で満たすノーランの世界観を堪能。169分の長尺なのにも関わらず、間延びさせない編集が冴える。娘との再会に時の残酷さと切なさを感じつつも、モノリスよろしくな"相棒"と共に次の旅が始まる希望に満ちたラストが好き。
[映画館(字幕)] 7点(2021-06-18 11:28:18)
225.  ファーザー 《ネタバレ》 
意識があるまま、時間と記憶が混沌の中に落ちていく。 台詞も物事も辻褄が合わなくなり、己の記憶が改竄され、周りとのコミュニケーションが破綻していく恐怖。 そして相手が誰なのかも忘れ、自分自身も喪失していく・・・。 一歩間違えば本人もそうなるかもしれないアンソニー・ホプキンス演じる認知症の圧倒的リアリティ。 超高齢化社会になった現在、自分も家族も彼のようになったら向き合わなければならない地獄。 それでも緑が風に揺れるように全てを漂白していく。
[映画館(字幕)] 7点(2021-05-14 23:39:12)(良:1票)
226.  静かなる叫び 《ネタバレ》 
女性排斥を掲げて尚も強い未練を残す殺人犯。脅しに屈したために多くの女性が射殺され自責の念に囚われた男子学生。銃撃されながらも生還し心身に深い傷を負った女子学生。この三名を軸に銃乱射事件とその後日談を冷徹なモノクロ映像で捉える。時制を交錯させながらも無駄を削ぎ落した構成に、天地を逆転させたカメラワークを用いて、古き絶対の価値観の危うさが浮かび上がる。「男の子には愛を、女の子には世界に羽ばたくことを教えます」。授かった命に不安を感じつつも前に踏み出すラスト。カナダ時代のヴィルヌーヴの非凡さを感じさせる。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-04-26 21:40:52)
227.  ガールズ&パンツァー 最終章 第3話 《ネタバレ》 
引き続き知波単学園との長期戦に決着。 今回は奥行きのアクションが多く、如何にバリエーション豊かに描いているか、 結末を知っていても過程は見えないので緊張感がある。 知波単学園の成長は見られたが、浮かれて負けるあたり詰めが甘い。 アンツィオ高校同様、決勝まで行くにはまだ数年は掛かりそうである。 決勝戦は、エキシビジョンとは言え、一度も勝てていない聖グロリアーナになりそう。  その前に、第三回戦の継続高校の強敵ぶりに、あんこうチームが白旗を上げ、 主人公不在でさらなる緊張感が高まる引き際が良い。 最終章も折り返し地点、近づく完結に寂しさを感じる。
[映画館(邦画)] 7点(2021-04-23 23:44:39)
228.  ノマドランド 《ネタバレ》 
暗く厳しいロードムービー。一見、俗世間から解放され、自由で人生を謳歌しているように見えて、一歩間違えば保証もなく死亡リスクも高くなる。年金だけでは暮らせない高齢者なら尚更だろう。望んでノマドになったわけでもない。季節労働者として、雇用の調整弁として大企業から使い潰しにされる。我々の安価で便利な生活は彼らの犠牲によって成り立っているのだ。そして、働けなくなれば野垂れ死の運命が待っている。デイブのように家族の元へ帰ることが出来たら違った結末もあるかもしれない。それでも、ファーンを含めノマドたちは責任と誇りを最後の希望として日々を生きていく。自分の居場所は"ここ"しかないと。普段見ることのないアメリカの厳しい大自然を詩情あふれる映像で捉えた撮影に、人の小ささ、立ち向かう強かさを感じる。日本でも車中ホームレスを取り上げた特集が放送されており、アメリカだけの話ではない。格差の固定は人も社会も支配しやすくする。
[映画館(字幕)] 7点(2021-03-27 10:57:02)
229.  ミナリ 《ネタバレ》 
移民を扱った映画は数あれど、韓国系アメリカ人家族が主人公なのが異色。暴力も差別も描かれず、常に穏やかで静かなトーンで進んでいくが、映画では描かれない苦難もたくさんあったはずだ。それを象徴するのが"ミナリ"。芹のことで、厳しい環境で育ち、二度目の収穫が美味しいことから、したたかに生きる家族の姿と重なる。父親が成功に邁進しようとすればするほどドツボにハマっていく悪循環の中、祖国から来た祖母によって一家に変化が訪れる。勿論、エキセントリックなキャラクターなだけに災厄も訪れるが、絶望の中にひとかけらの希望があった。キリスト教信仰が背景にあり、達観した心境すらある。映画監督になった少年が捧げる祖母への感謝。
[映画館(字幕)] 7点(2021-03-20 01:22:24)(良:1票)
230.  音楽(2019)
楽器に触れたことのないヤンキー三人組が何となくバンドを始め、地区のロックフェスに参加することに。 捻りもなく本当にそれだけ。 裏を返せば、音楽への純粋で原始的な衝動を突き詰めたと言える。 技巧とか理屈とかは要らない。 それを表現をするためにロトスコープという手法を取っており、7年かけた労力に見合った没入感が半端ない。 シンプルすぎる絵柄にシュールな笑いが物語に独特のリズムを生み出し、71分の短い尺だからこそ鋭い切れ味を感じる。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-03-14 18:42:46)
231.  サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ- 《ネタバレ》 
ミュージシャンにとって聴力を失うということは死んだも同じで、 追体験するような音響効果が否が応でも恐怖を与える。 環境音のみでBGMは一切なく、まるでドキュメンタリーのようである。  聾者のコミュニティはたいへん興味深かった。 当事者の誰もが自分を見失い、少しずつ受け入れて、 それでもまた迷っての繰り返しだっただろう。  再起のため楽器もキャンピングカーも売り払い、高額の手術も受けたが、 機械音が混ざった音しか拾えない絶望。 そして彼は人生の全てだった音楽を捨てた。  果たして障害を持つことは不幸なのか? 他人事とは思えず、一切の甘さもない結末だが、 健常者視線のモノサシと依存からの解放でもある。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-02-28 14:22:38)(良:1票)
232.  #生きている 《ネタバレ》 
ゾンビ映画お決まりの限定空間サバイバル劇だが、SNSとドローンを駆使するネットゲーム好きの高校生が主人公というのが極めて現代的。映画の大半は自宅マンションに篭もらざるを得ない状況で、コロナ禍でステイホームにならざるを得ない現実の世界とリンクする。食料がなくなり、水も電気も止まる。その割に風貌があまり変化しないし、噛まれても仕方ない状況なのに最後までヒロインと助かるご都合展開が目立つが、適度な恐さと緊張感と勢いで飽きずに見られたことを評価したい。98分の上映時間で気軽に鑑賞できるのも良い。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-01-23 10:22:44)
233.  マ・レイニーのブラックボトム 《ネタバレ》 
"ブルースの母"と呼ばれたマ・レイニーとバックバンドの、あるレコーディングの一日を描く。表題になっているマ・レイニーは実在する人物だが、出演場面は"彼"ほど多くなく、戯曲を基にした完全なフィクション。その"彼"とは、チャドウィック・ボーズマン演じる野心家のトランぺッターであるレヴィーだ。感情豊かに変幻自在に密室劇を掻き回す。そして身勝手で馴れ馴れしい。彼とは別のベクトルでマ・レイニーも傲慢で横柄な態度を取る。ひたすら押されるだけで大人しい白人のマネージャーとプロデューサーに、何も知らない人から見れば同情したくもなるが、マ・レイニーもレヴィーも差別が横行する世界で生き残るために虚勢を張っているとも言える。ただ成功者であるか否かの違いでしかない。レヴィーはひたすら白人に媚びへつらうしかなく、作曲しても安く買い叩かれる。逃げ場のない鬱屈がひたすら積み重なっていき、そしてちょっとした諍いが悲劇に繋がってしまう。黒人の音楽であるブルースが白人の所有物としてすり替わっていく最高に居心地の悪い結末が後を引く。この世界には神なんていないのかという嘆きは、黒人の地位向上のために戦ってきたチャドウィック・ボーズマンの心象そのものなのか。夭折ながら遺作に相応しい。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-01-12 19:32:11)(良:1票)
234.  JSA 《ネタバレ》 
韓国、北朝鮮のどちら寄りにもならないフラットな姿勢に好感。微笑ましくもどこか一触即発の緊張を孕んだ友情が、対立する国家の前では身動きできない遣り切れなさ。偶然撮られた観光客の写真がそれぞれの立場を描いていて、悲劇性を際立たせる。
[地上波(字幕)] 7点(2021-01-05 14:14:10)
235.  風の谷のナウシカ
30数年時を経ても色褪せない終末世界のオリジナリティとディテールは他の追随を許さない。暗く深遠なテーマとグロテスクな虫の描写も世界観に貢献している。自然との共存か否かの二極化で描いている以上、意見は分かれるだろう。綺麗事と矛盾を孕みながらも、慈愛と自己犠牲を纏って奔走するナウシカが魅力だからこそ"名作"になりえたんだと思う。
[地上波(邦画)] 7点(2021-01-04 22:31:34)
236.  シカゴ7裁判 《ネタバレ》 
圧倒的情報量とスピーティーな会話劇で占める複雑な内容を噛み砕き、新たな証拠や事実が明るみになっていく展開にグイグイ引き寄せられる。「血が流れるなら、街中で血を流せ」。この言葉は受け取り方によって解釈が大きく異なるように"正義"に揺らぎが生じる。それは非常に主観的なもので、現在のアメリカの分断と重なる。リベラル寄りではあるが、決して良いところばかり描いているわけでもない。所属団体も思想も信念も一人一人違うし、裁判の目的も違う。出来すぎだとは思うが、日々戦死した兵士たちの名を書き連ねたリストが最終陳述で活かされ、思いが一つになる展開は見事だった。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-01-01 01:12:05)
237.  レ・ミゼラブル(2019) 《ネタバレ》 
フランス版『トレーニング・デイ』。冒頭の人種もルーツも隔てないワールドカップの熱狂と連帯感から一転して灰色のある一日、危うい均衡を保つゲットーの閉塞感が、三人の警官を通してダイナミックに伝わる。通常の対応ではままならず、過剰防衛と隠蔽で抑え込もうとする、体制側への不満の蓄積が暴発するクライマックスに、マチュー・カソヴィッツの『憎しみ』を彷彿とさせた。抑えつけている警官にも愛する家族がいるということがやるせなさを倍増させる。日本では体制側に言いなりの他人事でしかないが、暴動を起こしても何の突破口にはならないということを、移民大国だからこその説得力がある。ヴィクトル・ユゴーの言葉がある通り、社会をより良くするために教育は必要。その舞台になった区域で育ったアフリカ系監督の目がそう語っている。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-12-31 23:58:29)
238.  ザ・ファイブ・ブラッズ 《ネタバレ》 
コロナ禍と黒人男性の死亡事件をきっかけに浮上したBLM運動の最中で配信された本作。怒れる男、スパイク・リー監督の前作『ブラック・クランズマン』で発露された強すぎる政治的主張は今作も健在なのだが、切って捨てられないパワーは無視できない。かつてベトナム戦争で従軍していた男4人が、戦死した隊長と埋蔵金を探しに行くという、『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる前半に、戦争によって深い傷を負ったベトナムの現在が影を落とす。同時に過去に向き合おうとする男たちにも心の傷口が大きく広がっていく。そう、被害者であるはずの黒人も他国で人を傷つけた加害者でもあるということ、その中でも血の気の強い男・ポールがトランプの支持者であることにも大きな意味を持つ。目的の遺骨と埋蔵金の回収が中盤であっけなく達成し、このままでは終わらない。死者が続出する異常事態とポールの狂気が後半を支配する。彼を演じるデルロイ・リンドーが強烈だ。現在も過去も区別できなくなり、恐ろしさも悲しさも滲み出てくる。それは過去のシーンで彼らが現在の姿のままなのは戦争がまだ終わっていないという表れなのだ。その対比として、短い出番ながらチャドウィック・ボーズマンが光り輝く。矛盾を抱えながらもより良い未来へ導こうとする、まさに"ブラックパンサー"そのものだった。遺作『マ・レイニー~』同様、彼の出演場面が暗示的に思えた。この先も負の連鎖は引き継がれていくが、正しくあろうと信念を貫く者も次世代に引き継がれていく。そこに希望を見出したい。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-12-26 01:13:47)
239.  スパイの妻《劇場版》
嘘は言わないが真実を言わない夫と、何も見えていないが気付かない振りをするのが上手い妻。矛盾し相反する二人が突き進む筋書きは、"真実こそ正義"とも言えるし、そのためなら多少の犠牲も厭わない狂気とも言える。自分らしさと信念を貫くのが困難な時代、権力や思想に全身を預けて安寧を得ることが当たり前のようになっていく様は、ネット全盛の現在と重なる。夫も妻も憲兵隊長も狂っている。では見ている自分は狂っていないと言えるのか? そう問われているような気がした。だからこそのあのラストなのだ。監督の映画は初めて見たが、ベネチア銀獅子賞受賞は、戦争直前のような不穏な世相とマッチし、功労賞的な要素も大きいだろう。ホラーが得意と聞くが、一見、戦火に引き裂かれた男女のメロドラマのように思えて、実は誰にでも存在するサイコパス性を浮上させた意味では、"らしい"と言える。
[映画館(邦画)] 7点(2020-11-13 23:29:00)
240.  E.T.
スピルバーグの代表作に挙げられるのに平均点が低め。 王道のジュブナイルものに相応しいジョン・ウィリアムズのスコアが名作たらしめているのが大きく、 ストーリーに説明不足と御都合主義が目立つ。 その欠点をスピルバーグの演出で破綻せずに済んでいるのだろう。 当時勢いに乗った30代半ばというのも大きいが、 その年のアカデミー賞で作品賞・監督賞がお預けなのは納得な気がする。
[地上波(字幕)] 7点(2020-10-09 23:34:53)
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