2561. ビッグ・ガン
《ネタバレ》 出る人出る人がみんなその辺のサラリーマンっぽくて、ギャングやマフィアの怖さを感じさせないのが難点。なので、復讐を重ねる場面でも、ラストへ向けての展開も、説得力がありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-17 03:15:31) |
2562. 自転車泥棒
《ネタバレ》 日常生活を地道に丁寧に追った描写は優れているのだが、それだけに、主人公のどんくささやもたつきぶりが、目につくというか身につまされるというか・・・作品として鑑賞をすることはできますが、のめり込んで見ることはできません。ただし、たった自転車一台でも十分なサスペンスを構築できるということは、今日においても参考にされるべきです。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-16 00:26:48) |
2563. クラークス
何も装飾せずにダラダラ続く会話群はそれはそれで心地よいのだが、全体としてはまだアイディアの段階にとどまっている感じ。突き抜け度はまだまだだと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-13 01:04:07) |
2564. 砲艦サンパブロ
《ネタバレ》 とにかく長かった・・・主題もはっきりせず、同じような一本調子で最後まで終わってしまいました。肝心の最後の決戦も、あまり迫力はなかったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-13 00:06:58) |
2565. 裸の島(1960)
実験的手法としては分からなくもないですし、インパクトはありますが・・・やはり、あえて設けた制約によるマイナスを超えるほどのメリットまでは出ていないのではないでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-12 01:03:54) |
2566. 伊豆の踊子(1974)
《ネタバレ》 単なるアイドル映画かと思いきや、意外にきちんとした作りではないですか。あくまでも旅芸人一座の日常描写に軸足を置いて、百恵と友和の接点はむしろポイント部分のみ。それが、主人公2人の感情の醸成の生々しさを湧き上がらせることに成功している。中山仁と佐藤友美の堅実なサポートも、作品に大きく貢献している。ところであの、定石通り盛り上げた後でのいきなり超不幸暗示ラスト・・・この監督はもしかして性格悪いのだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-06-11 02:10:37) |
2567. ブリット
終始単調で暗ーい感じで、終わるまでがえらく長く感じました。デコレーションであれこれ頑張っても、肝心の事件の解決自体にスリルが乏しいのです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-06-11 01:57:48)(良:2票) |
2568. タイムライン
全体的にすごく薄っぺらいというか、ストーリーの背景もなければ個別のキャラクターの人格もない。みんなが言われたとおりに動いているだけという感じ。映画というよりも、ゲームの一場面をつないで見ているみたいです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-08 04:27:44) |
2569. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 見ているときははらはらどきどきで最後まで一気に見切れたのだが、振り返ってどこが主題だったのかと考えると、意外に難しい。どちらかといえば、時間をかけて盛り上げている部分よりも、一瞬の切り取りの描写の方が印象に残った。例えば、2回目の独房の5年間を一切描かず、白髪と足腰の弱りだけで表現するセンスとか。また例えば、最後の最後に、割とさらっと発されるホフマンの一言の重さとか。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-07 13:17:02) |
2570. この自由な世界で
《ネタバレ》 このリアルタイムの社会問題に着目し、しかも主人公を必ずしも善人としていなかった設定のセンスは優れていると思うが、描写そのものはややストレートにすぎ、主人公の内省だけで話が終わってしまった感がある。ところで、日本でも派遣問題や低賃金問題は存在するのだが、切り込もうという映画人はいないのかな。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-05 23:17:50)(良:1票) |
2571. 恍惚の人
《ネタバレ》 73年という時期に認知症を正面から採り上げた問題意識は今日でも価値を有しているし、変なひねりをいれない誠実な描写は現在でも通用すると思う。ただ、終盤はいろんな場面での「おじいちゃーん」の連呼が妙に耳についた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-05 01:21:59) |
2572. 裸で御免なさい
ストリップどうこうというのはアイディアとしてはインパクトがあるけど、それ以外のところでひねりがありません。結果、同じやりとりが繰り返されているように見えます。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-06-04 23:27:37) |
2573. 美しき運命の傷痕
《ネタバレ》 せっかく3つの素材を用意していながら、それがクロスしたり関連したりする要素が薄いのが残念。ただし、その中でも、よくあるような夫の不倫話を一本の筋の通った独自の世界にしているエマニュエル・ベアールの存在感は素晴らしい。仰々しい邦題はかえって損をしていると思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-04 04:19:35) |
2574. 父、帰る
「父が久々に帰ってきた」という一事だけで、それを息をひそめるようなじっとした雰囲気で描き出していく前半はなかなか見事。後半は少しテンションが落ちているが、中途半端に何かを盛り上げようとしないのがよい。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-03 22:11:51) |
2575. サン・ジャックへの道
筋的には細切れのエピソードを重ねただけという感じですが、ただの道を黙々と歩いている風景とか、その辺でぼてっと休んでいる状態とか、映像的には意外に面白いのです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-03 04:15:44) |
2576. ビヨンド・サイレンス
《ネタバレ》 例えば、父と娘の会話の場面で、会話の切れ目に父の視線が反れると、娘は手をちらちらさせて、父の視線を自分に向けさせる(そうでないと手話が見えない)。そのような描写の1つ1つがしっかりしているところに感嘆するし、しかもそれは日常生活の前提にすぎず、さらにクラリネットというエッセンスに寄りかかることなく、日々の一歩一歩を地道に描いているところが良い。ラストシーンも、突然栄光に包まれるのではなく、あくまでも薄暗いステージであるところがいいですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-01 23:47:41) |
2577. 煙突の見える場所
描写の対象を下手に拡げず、あくまでも身近な範囲でまとめているところは作品の堅実性を増加させていますが、それでもやはり食い足りない印象は否めない。上原謙が途中からどんどん格好悪くなっているだけなのも、何だかなあ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-01 02:07:59) |
2578. カリフォルニア・トレジャー
笑わせたいのなら徹底的に笑わせてくれないと、逆に親子愛などの要因にも感動できないわけで、何とも中途半端なコメディ。マイケル・ダグラスの老け具合もちょっとショック。 [DVD(字幕)] 3点(2011-05-25 10:11:47) |
2579. おしゃれ泥棒
オードリーのようなお姫様顔だと、やっぱりこういう軽いタッチの作品には合わないんじゃないかな・・・。多少はアホさ(広い意味で)を感じさせるくらいでないと、この種の主役には違和感があります。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-24 02:33:05) |
2580. ぼくの最後の恋人
ラブロマンス色はあまり感じられず、むしろ生活の中のああだこうだで笑わせようとするコメディ作品に近いのだが、そのネタが別に笑えないのです。それよりも、いろんなところでギャーギャー騒がしいのが気になります。 [DVD(字幕)] 4点(2011-05-21 02:44:27) |