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241.  次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 《ネタバレ》 
シリーズ最初から一気にここまで見てきて、感じたことはこのシリーズの一番の活躍、私なりに考えるとMVPは石ではないかと思うわけで、そんな石のことを思って、マキノ監督が石を主役に石のために描いたのがこの作品です。石こと石松演じる森繁久彌の素晴らしい演技、眼の演技、身体全体から伝わってくる熱いもの、シリーズの中で第六作目と並ぶある種、特別な意味合いを持つべき作品だと観ていて感じたこの作品、私はこれがシリーズ最高傑作だと言われる意味が何となく解った気がします。夕顔という名の美しき女性に誘惑されて、おどおどしている石を見ているだけでもなんて楽しいことか!そして、最後のシーンでの決闘シーンで見せる石の全てがここにあり!といった終わり方、「おらあ、死ねねえんだよ~」と叫ぶあの石の表情、マキノ監督が石という人間が最も好きなんだろうなあ!(私も石が一番好きです。男達の中では)ということが解った。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2006-05-07 10:26:14)(良:1票)
242.  次郎長三国志 第七部 初祝い清水港
前作で亡くなったお蝶さんの話の続きとなるシリーズ第七作目は、なんというのか?これまた私もあんまり良いとは思えなかった。新しく加わったメンバーの長門裕之演じる喜千蔵とお仲さんが泣いてるシーンがやけに多く、また話も何だかいまひとつ冴えない。けして、つまらなくはないけど、これはあんまり高い点数付けられない。よってちょっと厳しいかもしれないけど、私は6点です。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-07 10:13:15)
243.  次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路 《ネタバレ》 
前作でやや落ち着いた感じのこのシリーズ、やっぱりこうでなきゃ、マキノ監督の映画はどんちゃん騒ぎしてこそだと思う者にとってはこの五作目は盛り上がる。盛り上がる。いきなり冒頭のシーンからして、神輿を担いでのお祭騒ぎ!それと、そうそう、ぐるぐるさんおっしゃっているようにあのシーン良いねえ!お蝶さんがしばらく酒を断っていた次郎長親分に、今夜はと、久しぶりに酒をすすめ、飲ませるシーン!久しぶりの酒だ!嬉しいぜえ!て言いながら酒を飲む親分とお蝶さんの表情が素晴らしい。それを見ていたお仲さんが「ねえ、惚れたわ!」とか言いながらお蝶さんと2人抱き合うシーンも好きだなあ!そんなこの作品、お仲さんが人質となるんだけど、石松に対し、待っててくれるわね。て言うだけど、その時の石の泣き顔がこれまた良いんだ!お仲さんを助ける為に圧倒的に不利な数の中で殴り込みに行く次郎長一家!ここにもまたマキノ監督らしいテンポの良さが見られる。さて、次はいよいよ涙なくして見れないシリーズ第六作目だ!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-07 09:45:57)
244.  次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港 《ネタバレ》 
ぐる次郎親分さん!わっしもこの作品は何かそれまでの三つに比べるとやや落ちる気がします。やくざに追われている力士を助けるという設定はまあ、悪くはないし、最後の方もマキノ監督らしいワッショイ!そ~れ!て感じの内容で盛り上がるけど、全体的にややトーンが低く思えた。まあ、それでもお仲さんがいると知った時の石にはこれまた笑えたし、そんな悪くはないからまあこの点数ですけど、前の3本に比べるとどうしても落ちる気がします。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-05-07 09:34:59)
245.  次郎長三国志 第三部 次郎長と石松 《ネタバレ》 
いよいよ待ちに待った、お仲さんの登場となるシリーズ第三部、まずは冒頭の博打のシーンからして、あぁ~もう、わっしはお仲さんにメロメロですわ!「よう、ござんすね?ようござんすか?」あぁ~かっこ良すぎやで!しかも何たる色気!何と言う美しさだ!女の色気、ムンムンにあの啖呵、それだけでイチコロです。前作の最後の方で少しだけ出てきた石松がここから本格的に出てきてのあれやこれや大騒ぎ!やくざに追われている自分とは全く正反対な男、三五郎を助けた石がお仲さんと夜中、酒を飲みほし、酔っ払ったお仲さんに「私、あんたのこと、大好きよ!あんたも私に惚れてるんでしょ?」なんて言われて、酔った勢いで明日、旅に出るけど、やなせばしでと約束までしてしまう二人!石は石でもう浮かれまくってるのに、お仲さんときたらすっかり忘れていて、酒が入ると惚れっぽくなる上に何もかも忘れてしまうというお仲さん、お仲さんの色気と気風の良さに惚れる石と三五郎、いや、これ観たら石や三五郎におっと、ぐるぐるさんやなくてもほとんどの男は惚れるよ!私もお仲さんに惚れた。なんかこの作品に限ってはお仲さんのことで私の頭の中はぐちゃぐちゃです。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-07 09:26:18)
246.  次郎長三国志 第二部 次郎長初旅 《ネタバレ》 
さて、さて、さて、ぐる次郎親分!ついて行くぜ!お供させてもらいますので、宜しく!て、ことで、前作で好調なスタートを切ったこのシリーズ、第二部もこれまた良い感じ。次郎長親分と子分達が旅に出るわけですが、旅に出る次郎長親分を見送るお蝶さんの見せる涙が何とこれまたお美しいこと。表情も素晴らしい。そして、旅の途中で起きる様々なトラブル、服を盗まれた次郎長一家、上半身裸のまま旅を続ける面々を後に世話するこことなる兄貴分の佐太郎とその妻のお徳さん、特に博打で大負けしてボロボロとなった佐太郎の妻、お徳さんの見せる優しさがたまりません。「あんた寒くない」ていうお徳さんの真似して「あんた寒くない」ていう田中春男の大五郎には笑った。さてと、次はいよいよお仲さんの登場だ!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-07 09:10:05)
247.  次郎長三国志 第一部 次郎長売出す 《ネタバレ》 
えぇ?失礼します。これがあの噂に聞いていたマキノ雅弘監督による東宝版次郎長三国志シリーズかあ!噂通り、面白かったです。イカサマに引っ掛って暴れる鬼吉、そんな鬼吉という個性的な登場人物をはじめとする子分達が1人、また1人と増えていく過程はまるで黒澤明監督の「七人の侍」のような感じで、喧嘩はまるで駄目な癖に喧嘩ぱやい奴にお人よしの奴、お調子者の奴までと色んな奴がいて楽しい。最後の方の喧嘩のシーン、川を挟んでのシーン、いかにもマキノ監督らしいワッショイ!ワッショイ!そーれ!て感じの楽しさ、最初からマキノ節を十分、見せてもらい満足いくスタート!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-07 08:53:11)
248.  パリの恋人
オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアの共演という何とも夢のような贅沢さ、ただ映画そのものはそんなにも面白味のある話でもなければ、一番の欠点はオードリー・ヘプバーンがミュージカルには不向きな点、この一点に尽きる。本来ならば5点が精一杯だが、オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアの共演というおまけを持ってこの点数!
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-04 17:39:17)
249.  お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷
ほっほう!なるど!横溝正史原作の推理小説を「一心太助」シリーズ等の監督である沢島忠監督が撮ると、こういうったちょっと変わった雰囲気のサスペンスものになるのか?本来なら原作が「犬神家の一族」や「女王蜂」その他、金田一シリーズだけあって、ドロドロとしたものになりがちな所だが、そこは沢島忠監督らしいユーモアを交え、なかなか楽しい作品になっていると感じました。主演の中村錦之助をはじめとする東映時代劇の役者達が大勢、いて楽しい。中でもやっぱり中村錦之助が一番で、この作品の中でも「一心太助」シリーズやマキノ雅弘監督の「次郎長」ものなどで見られるお茶目な所と粋の良さ、中村錦之助の変身なども笑える。ただちょっと残念なのは女優陣で、丘さとみ、長谷川裕見子、大川恵子の東映時代劇のお姫様、3人のうち、1人も出ていないのが不満です。それでもなかなか面白かったので、良しとしますか!少なくとも今の時代劇なんかよりはずっと良い。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-23 16:28:01)
250.  丹下左膳(1952) 《ネタバレ》 
丹下左膳シリーズは幾つもあるけれど、この作品も私が観た中ではとても面白く出来ていて良かった。まずは何と言っても丹下左膳役の阪東妻三郎がかっこ良い。一番最初の登場するところから本当にかっこ良く、またただかっこ良いだけでなく、お茶目な所など観ていて楽しい。そんな阪東妻三郎の妻を演じたこれが時代劇、初出演らしい淡島千景の色気と気は強いけれど、どこか弱いといった一面を見事にこなしている点も見所十分で、丹下左膳が水死したとされ、葬儀をした後に、やって来た丹下左膳に対し、お前さん、成仏しておくれと言って慌てるところなんて笑えたし、その後もピンチの丹下左膳を助けに向う所、そして、一番の盛り上がりの決闘シーン、バックに流れる音楽もこれまた良くて、それにしても一番、驚かされたのは今回は何と悪役という大友柳太郎には初めはかなり違和感を感じたものの、見終わる頃には全然、違和感なく観れたし、いずれにしてもこの作品も面白い作品でした。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-22 18:03:00)
251.  自由学校(渋谷実監督作品)
なんとまあ、皮肉の利いた作品だこと。というのがまずは観ての感想でして、この時代って、確か日本では敗戦直後ですよね?戦争によって失われつつある人々の自由というものを強烈なまでの風刺を込めて、描かれているのが凄い。作品全体としては傑作とも思えないし、同じ監督なら「本日休診」の方が私は好きだけど、これはこれでなかなか面白かった。高峰三枝子の嫌な妻ぷりと佐分利信の駄目っぷり、何だか小津監督の「お茶漬けの味」の中の佐分利信でも見ているような気がした。こういう役を演じさせると佐分利信は本当に上手いし、また、そういう役がよく似合う。他にもどの俳優にしても良い味、出してました。笠智衆の切れる姿と東野英治郎のとぼけた味わい、それにほんの少ししか出番のない杉村春子の相変わらずの上手さも強烈な印象を残す。佐田啓二と淡島千景の若いカップルも忘れてはならない。特に淡島千景が素晴らしい。この頃の淡島千景って妙に色っぽいのが気になって仕方ない。この作品を観て淡島千景にドキッとしない男がいたらそいつは男じゃないと言いたくなるぐらいの色気がある。とりあえずは初めてということで7点にしたけど、もう一度観たらもしかしたら8点になるかもしれない不思議な感じの残る作品です。現時点では限りなく8点に近い7点ということで、この作品に対するレビューを終わります。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-11 21:41:34)
252.  おしどり駕篭
う~ん?けしてつまらなくはないし、それなりに楽しめたけど、個人的な意見として、中村錦之助には美空ひばりよりも、丘さとみの方が合ってる。中村錦之助と1番似合うのは誰が何と言おうと丘さとみだと思う。中村錦之助は勿論、かっこ良くて、歌を歌いながら斬るところや、涙を浮かべるところなんて、本当に決まってるし、あの良さは中村錦之助にしか出せない良さだと思うし、またその他の俳優にしても中村賀津雄もさすがは本当の兄弟だけあって、息が合ってるし、中原ひとみも好演!私もぐるぐるさんと一緒で中原ひとみのが美空ひばりより良い。美空ひばりも好演してることは間違いないけど、やっぱり丘さとみが1番だなあ!丘さとみがあの役ならもっと良かったと思えてならない。全体的にノリは良いし、最後もマキノ雅弘監督らしくて良いし、それにしてもマキノ雅弘監督って、お面好きですよね。中村錦之助と美空ひばりがお面して踊るシーンなど何だか「弥太朗笠」を思い出しました。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-04-09 18:20:43)
253.  次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家 《ネタバレ》 
前にぐるぐるさんよりも一足お先に書かせてもらいましたけど、改めて最初から一気に見ていくと、この作品ほど感情豊になる。なれる作品はないということに気が付くわげでして、何しろ前はこの作品しか見てない為に話の展開がいまひとつ解ってなかったのと、感情移入できないものとがあったけど、再び見ると(実はこのシリーズ、ここだけです。見るのが二度目となるのは)それまでの次郎長一家の物語とでも言うのかなあ?色々な物が見えてきて、どうしようもなく泣けて困った。お蝶さんが亡くなる寸前で1人、1人に声をかけていく時の見せる涙、横顔、本当に素敵です。次郎長一家に欠かせないお蝶さんが、送れてやってきたお仲さんの顔が見えないというシーンは泣けて、泣けてどうしようもなく、またこの話の中で出てくるお園さんという女性が何とまあ、素敵なこと!1人、お墓の前でお蝶さんのことを助けて下さいとお参りするところなど、改めて見てやはりこの作品、私はマキノ作品としては珍しい湿っぽい内容でも外せない。よって最初の時の点数より1点アップしたいと思います。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-09 12:48:49)
254.  お茶漬の味
お茶漬の味とはこれまた小津監督作品らしくて面白い。この作品、何と言っても鈍感という仇名で木暮実千代演じる妻に言われる哀れな亭主を演じている佐分利信の絶妙なまでの演技が良い味、出していて面白く、また女優陣にしても憎たらしいけれど、どこか可愛い木暮実千代をはじめとする淡島千景と津島恵子の色気と可愛さ、小津監督はここでもまたなんてことのない日常の中にある生活感というものを味わい深く描いていて、私は小津監督の映画を観るとその度に、あぁ~なんだか日本人で良かったとそう思わずにはいられないのである。作品全体に漂う無常感とでも言うのかなあ?そこにある空気、何もかもが日本的で後からじわりじわりとくるものがこの作品の中でもあって、そこが小津監督の作品の良いところだと思います。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-08 18:16:04)
255.  カルメン純情す
「カルメン故郷に帰る」に次ぐ高峰秀子主演による木下恵介監督の人情喜劇です。この作品、前作に比べるとややしんみりしずきているものの、どの登場人物にしても、なかなか面白くて、前作ほどの面白さはないけれど、なかなか楽しめました。戦争という背景を裏手に取った感じの内容で、それにしてもあのへんてこなババアにはやられた。ところで、これ、一人のコメントもないとは、ちょっと意外でした。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-03-29 21:42:53)
256.  早春(1956) 《ネタバレ》 
小津監督、またしても味わい深くて、それでいて、どこか懐かしいような風景を描く。私は益々、小津さんの映画にはまる一方です。この作品にしても一度、観ただけで絶対に忘れらないようなショットを幾つも見せてくれている。例えば、みんなで「蛍の光」を歌う場面!その後の橋、川、ボート、池部良と笠智衆、この二人が座っている所なんて良い場面だと思う。また最後の方で転勤先の田舎の風景に映し出される田舎ならではの街並、仕事を終えて、ただいま~と帰ってくるとそこには奥さん(淡島千景)の服にカバンなど荷物がある。そして、極めつけは「こんにちは!」と入る淡島千景の声、部屋から外を眺めると、走り去る機関車!そこで一言、これまた何とも味わい台詞を吐く池部良!なんて粋な演出とでも言うのか?台詞を言わせる。こんなちょっとしたことでも小津監督という監督は今の監督にはない良さというものが見ることが出来て嬉しい!まだ観ていない小津監督の作品が何本もある筈だ!残りの作品も全て観たいと思う。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-03-28 21:15:18)
257.  真実一路
この作品、不思議と心に残っている。一度しか観てないけれど、その時はう~ん?何かイマイチて気がしたものの、川島雄三監督の作品て、どの作品にしても後からじわりじわりとやってくる不思議な魅力を感じる。今の所、観た川島雄三監督作品では1番下かもしれないけど、今、ふと考えると、やはりどこか不思議な感じのする作品で、この作品は何と言っても淡島千景の色気とでも言うか、川島雄三監督って、女性を上手く映すなあ!そう思わずにはいられない。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-03-05 14:21:28)
258.  本日休診 《ネタバレ》 
都会の下町に住む人達とそこで医者を開業し、やってくる人達を温かく、時には厳しく見つめる町医者役の柳永二郎のとぼけた演技が何と言うのか?良い味を出していて、他にもやってくる客やこの物語に出てくる人達がどの人も良い味を出していて、特に女優陣がいずれも素晴らしい!角梨枝子に岸恵子に淡島千景が皆、美しく、また望月優子の腰巻が凄く笑える。上手く言えないけど、とにかくこの作品、観たのは今回が初めてだけど、雰囲気はどことなく川島雄三監督の映画のような不思議な魅力いっぱいで楽しかった。この映画、シリアスなヒューマンドラマでもあり、喜劇でもありつつ、けして、下品にはならず、それでいてユーモアたっぷりに最後まで楽しませてくれて、特に私もあの最後のシーン!三國連太郎演じる戦場帰りの元将校の基、みんなで大空高く羽ばたいていく沢山の雁を見守るあのシーンは感動しました。これまた今まで知らなかった良い雰囲気の日本映画を観た気がします。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-25 21:46:22)
259.  カルメン故郷に帰る
日本初のカラー映画というだけあって、何だか凄く新鮮味を感じるオープニングと色使い、色彩の美しさを感じることが出来るこの作品の一番の良さはどの人間にしても観ていて気持ちが良い。高峰秀子と小林トシ子、この二人の演技の面白さ、特に明るくて陽気な性格の高峰秀子演じるリリー・カルメンが良い。また父親役の坂本武とそして、何と言っても校長先生役の笠智衆が素晴らしい!何だかまるで寅さんに出てくる越前様のようなその人物像がとても良い味、出してて良かったです。全体的な雰囲気も良い。結構、笑えるし、木下恵介監督は人情劇も上手く撮るなあ!と思いました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-12 13:04:42)
260.  血斗水滸伝 怒涛の対決
凄い顔ぶれだ!出ている俳優、男優も女優もとにかく物凄い豪華な顔ぶれ、これだけの豪華な顔ぶれが観られる時代劇なんて、そうはないと思えるぐらいの超豪華メンバー、市川右太衛門を主役に片岡千恵蔵、大川橋蔵、大友柳太朗に東千代之介に、そして、我等が東映時代劇ナンバーワンの錦ちゃんこと、中村錦之助、これだけでも凄いのに、そこに東映時代劇ナンバーワンの悪人、山形勲に進藤英太郎に、月形龍之介の悪人三人衆勢揃い!悪人ではないけど、若き頃の里見浩太郎も見られる。他にもまだまだいます。とてもじゃないけど全員なんて挙げられないほどの物凄い顔ぶれです。女優陣も負けてません。東映時代劇、ベスト3とも言える女優陣、丘さとみに大川恵子に長谷川裕見子、いやあ、この三人が同じ作品の中で観られる。それだけで満足です。私の知る限りではこの3人の女優が揃って観られるのは他では「忠臣蔵・桜花の巻・菊花の巻」だけです。そこに更に美空ひばりまでが加わる。いやあ、何と言う豪華な顔ぶれ!信じられません。とにかくこの作品は役者の顔ぶれだけでも観て損はないと思うし、楽しめる作品として東映時代劇が好きな人にはオススメの一本です。利根川を挟んでの一騎打ち、見応え十分!これまたなかなか面白い時代劇でした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-10 21:42:18)
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