241. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
盛り上がりに欠ける映画。淡々と話が進んで見せ場がない。「マイティ・ソー」や「アイアンマン」に比べてもストーリーに乗り切れなかったのは、キャラが薄いのかな。トミー・リー・ジョーンズの方が圧倒的に存在感ありでした。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-16 21:39:09) |
242. ドライヴ(2011)
《ネタバレ》 映画全体に漂う雰囲気に惹き込まれる。登場人物を客観的に狙うカメラワークやロスの街並みを粗く捉えた映像。そしてなんといっても使われる曲やスコアがいい。暴力シーンは多いが、いつもは静的ながら瞬間的に躊躇なく暴力的になる難しい役柄を演じたライアン・ゴズリングにも圧倒された。 [映画館(字幕)] 9点(2012-04-05 09:49:47)(良:1票) |
243. マージン・コール
《ネタバレ》 リーマンショックの前夜を描いているのだが、経済用語に疎い自分にはそのへんは理解しきれなかった。しかし、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされただけあって、キャラクター設定とセリフ回しがしっかりしているので引き込まれる。デミ・ムーア×サイモン・ベイカーやポール・ベタニー×スタンリー・トゥッチの対峙はもちろん、ケビン・スペイシー×ジェレミー・アイアンズのかけ合いなんて鳥肌もんですよ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-19 22:13:16)(良:1票) |
244. ヒューゴの不思議な発明
愛に満ち溢れた映画。街の造形や舞い散る雪、階段と歯車が複雑に絡み合う時計台など一つ一つのシーンが美しく、こういうCGの使い方なら大歓迎だ。 [映画館(字幕)] 9点(2012-03-03 21:48:30)(良:1票) |
245. 復讐捜査線
《ネタバレ》 ハードボイルド映画かと思いきや、正統派の捜査もの。アクションは控えめですが、娘の殺人事件の謎の核心に迫っていく過程が丁寧に描かれていて飽きません。老けたメル・ギブソンも適役。レイ・ウィンストンの役どころがいまいち掴めず、彼がラストの行動を起こす必然性をもう少し時間かけて説明しても良かったのでは。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-13 09:17:32) |
246. ロード・オブ・ドッグタウン
《ネタバレ》 サーフィン仲間でスケボーチームを作り世間の注目を浴びていく前半のおもしろさに比べ、それぞれが自分の人生を歩んでいく後半はあっさりしすぎ。が、迫力あるスケボーシーンに、青春期を過ぎて大人になっていく少年たちのドラマは見ごたえありました。脇役ですが、ヒース・レジャーの存在感はかなりのものです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-13 09:11:35) |
247. ハンナ
《ネタバレ》 おもしろくないわけではないが、「遺伝子操作により特殊な体をもち、殺人を犯すよう育てられた少女が、自分の存在を探す物語」以上の肉付けがない。少女の葛藤も、周りの登場人物の目的も不明確。その上、急にポップな音楽に乗って展開されるアクションシーンは取ってつけたようで緊迫感がない。ブランシェットやエリック・バナなど一級の役者が魅力的なだけに、もっと練った展開が欲しかった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-02-09 09:44:06) |
248. 塔の上のラプンツェル
あまりアニメは見ないけど楽しめました。王道だけど、キャラクター、ストーリーがしっかりしている! [DVD(字幕)] 7点(2012-02-07 22:18:03) |
249. 幸福な食卓
唐突な部分もあるが、いい映画。青春や家族など、自分はどうだったろうか、どうだろうかと考え直すところもある。原作は未読だが、原作はどうなんだろうと気になるのは映画が原作に忠実すぎるのか。 [DVD(邦画)] 7点(2012-02-01 21:25:46) |
250. ラスト、コーション
長い映画なのに飽きることがない。いくつかの美しいシーンが印象に残り、音楽も耳に残る。ただ、映画好きな人意外には「良かったから是非見てみて」とは薦められません……。特に、知り合いの女性など。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-01 21:21:39) |
251. J・エドガー
フーバー長官の人生を表面だけをなぞったような映画。内面に踏み込むことなく、伝記物語でも読んでいるような単調な印象を受ける。オリバー・ストーンなど社会派映画を得意とする監督に撮ってもらいたかったところ。 [映画館(字幕)] 5点(2012-02-01 21:17:41)(良:1票) |
252. 灼熱の魂
《ネタバレ》 中東での内戦が生んだ悲劇を背景とした、一人の母親の物語。映画は、主人公が残した遺言(=謎)を受けた双子の姉弟が、母親の故郷を辿るところから始まる。姉弟の旅と同時に、主人公の過去が徐々に明らかになっていく展開はミステリ的要素を含む。けれど、その真実はあまりに過酷だ。憎しみと愛情の入り混じった母親の葛藤は、出生の秘密を知った子供たちに受け継がれることになる。広大な砂地を捉えた美しい映像と練られた物語の中に、歴史が生んだ悲劇を浮かび上がらせる秀作。 [映画館(字幕)] 8点(2012-01-30 09:56:18)(良:1票) |
253. 50/50 フィフティ・フィフティ(2011)
《ネタバレ》 とてもいい映画。ラジオ局に勤める普通の青年がガンを宣告されることから始まる映画だが、物語は決して感情的な一方通行には走らない。本人はもちろん、親友、母親、恋人、カウンセラーなど近しい人たちも主人公と接する中で悩み、変わっていく。ガンと分かった青年に対するこうした周囲の変化や、青年自身が大切だと思うものが変わっていく過程を、決して暗くならずに笑いを交えて描いた構成は見事だ。 [映画館(字幕)] 10点(2011-12-17 14:09:22) |
254. 鷲は舞いおりた
原作の表面をなぞった感じ。ドイツ側から描いた物語なのに、映画では途中から米側から描かれてしまう。マイケル・ケインも原作のイメージとは程遠い。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-09 21:37:29) |
255. クリミナル・サスペクツ
《ネタバレ》 登場人物が多く、冒頭から一人一人を丁寧に描く。なのに、その大半は大して物語に関係ない。車内に拉致された男とその古くからの相棒、巻き込まれたドライバーとそのボス。この4人にもっと焦点を当てればと思う。おもしろくないわけではない、でもなぜか盛り上がらない。ジェフ・ブリッジスが出ているのが不思議です。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-09 21:31:29) |
256. 陰謀の代償
《ネタバレ》 過去の殺人が警官となった主人公を追い詰めるという物語は使い古されている展開で進み、意外性なし。ならば、チャニング・テイタムの男気あるマッチョなところを活かしてサスペンス性を強めて欲しいのに、なぜかドラマ部分を掘り下げて主人公の苦悩を描く。でも、テイタムでは十分にそれを体現できず。そのため、パチーノ、リオッタ、ケイティ・ホームズがしっかりと脇を固めているのに締まらない。もったいない。 [DVD(字幕)] 3点(2011-12-09 21:24:40) |
257. タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
映像は抜群にキレイ。主人公が次々と困難を切り抜けていく展開は、子供の頃なら大興奮しただろう。一方、話の展開は平凡で、原作に思い入れがないせいか最後まで感情移入できず、映画の途中から置いてけぼりを喰ってしまった気になってしまった。スピルバーグ監督の大作なのに日本であまり話題になっていないのは、大人も子供も楽しめる娯楽作品の水準ではないからかもしれない。 [映画館(字幕)] 5点(2011-12-06 08:04:06) |
258. マネーボール
《ネタバレ》 主人公が既成のチーム作りを捨て、マネーボール理論に賭けることにした過程の描き方があっさりしすぎていて納得できなかった。ブラッド・ピットのキャラは好感が持ててカッコイイし、シーズン中のトレードのやりとりも面白い。しかし導入の描き方が弱いために、表面だけの物語になってしまっている。映画のテンポにメリハリがあっても良かったのでは。 [映画館(字幕)] 5点(2011-12-06 07:47:53) |
259. コンテイジョン
《ネタバレ》 無駄のないよくできた映画。描き方は「トラフィック」に似て、群像劇。映画は初期の感染者の遺族であるマット・デイモン父子、ローレンス・フィッシュバーンを中心としたCDC、香港に派遣されたWHO職員のマリオン・コティヤールの3つの話を軸にして進む。正確さが追求されているのか、CDCの設備やウイルスの分子構造の説明などに違和感がない。何気ない人と人との接触を中心に捉えた撮影が効果的で、様々な人との接触の上に成り立つ人間社会の姿がウイルスの蔓延を通して伝えられる。題材がウイルスだけに麻薬問題を扱った「トラフィック」に比べると地味な印象だが、より身近な恐怖がリアルに描かれている。 [映画館(字幕)] 9点(2011-11-12 13:28:54) |
260. ダウト ~偽りの代償~
マイケル・ダグラスが出ていなければ、見ることのなかった映画。華のない若い主人公2人に、凡庸な展開とメリハリのない演出。普通なら途中で見るのを止めそうです。でも、ダグラスが出てくると重厚な雰囲気で映画が映えるんだよね。ある意味、マイケル・ダグラスの役者としての存在感を感じることができます。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-10 17:54:33) |