241. 2001年宇宙の旅
メッセージ的なモノはほとんど理解できなかったが、私はただ何となく、40年前にこの作品を観た父親にとっては衝撃的だったんだろうな、ということに思いを馳せていた。色々な意味で時間と物質を超越している作品だと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-02 02:34:38) |
242. 非情の罠
《ネタバレ》 なんだかんだ言ってマネキンのシーンは引きつけられます。が如何せん、登場人物が2人の男に追い詰められるシーン(?)が全然怖くなかったです。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-02 02:23:43) |
243. 現金に体を張れ
緊張感に満ちた展開と、まさにカタルシスの得られる結末。娯楽作の鏡です。怪作ばかりを撮る鬼才とっては、この程度の娯楽作はお手の物ということか。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-02 02:22:08) |
244. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 ある意味でシャイニングより怖い映画(笑) 初見時は中学生だったが、人間を持ち駒にしか考えていない軍の上官の思想に驚かされられ、挙句の果てに絶対に起こらないと思っていたことが結末で起こったのでぶっ飛んだ。皮肉的な音楽の使い方も、この頃から神懸かってます。。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-02 02:17:53) |
245. 時計じかけのオレンジ
2時間半にわたる暴力、暴力、暴力…。しかしながら、頭では否定してしまうのに体(?)が肯定してしまうこのパワー。終盤の畳み掛けるような展開、演出、カメラワークには熱狂するのみ。そんなところから、人間の持つ暴力性にゾッとさせられてしまう作品。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-02 02:10:04) |
246. フルメタル・ジャケット
一体何を意図してこの映画を監督したのだろう。前半の仰々しすぎて、後半が殆ど印象に残らない。この鑑賞後の喪失感こそが、戦争体験に共通していると言いたいのだろうか… [DVD(字幕)] 7点(2009-02-02 01:44:20) |
247. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 人生で最も怖い思いをした映画。無機質なキューブリックの演出、音楽が束となって、まさに自分がホテルの魔力に取り込まれていくような体験をした。そして狂気が遂に頂点に達したときに表れる、“ジャックは今に気が狂う”の原稿用紙…斧…巨大迷路…。ちびりました。およそ人間に創れる映画とは思えません。 [DVD(字幕)] 10点(2009-02-02 01:39:46) |
248. バリー・リンドン
主人公が経験することは非凡そのものなのに、この淡々とした語り口は何なのか。大掛かり過ぎるセットと大勢のエキストラが全て無駄に思えてしまうほど。しかし、そう思わせることこそがキューブリックの狙いだったに違いない。戦争中に呆気なく死んで行ったイギリス人にも、主人公にも大した差はないということか。映画の持つ虚構性を逆手に取った凄い作品。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-02 01:31:18) |
249. レディ・イン・ザ・ウォーター
前半、話の方向が良く分からずに混乱させられたが、ファンタジーとして割り切ってからはそれなりに観れた。それにしても展開・編集・演出(主人公以外)のぎこちなさは一体何なのか…。C・ドイルの映像は綺麗だったけど、視点の属性がはっきりしてなくて相変わらず良く分からないし。 [ビデオ(字幕)] 4点(2009-02-02 00:20:00) |
250. 激突!<TVM>
ビデオが擦り切れるまで観まくった人生の一本。タンクローリーが追いかけてくるというだけの話に、これだけバリエーションに富んだスリルを詰め込める才能というのは一体何なのか。低予算でも何が何でも観客を楽しませてやるという、スピルバーグの並々ならぬ執念に感動せずにはいられない。ラストのラジエーターホースがやられてからの展開の演出は、もう神懸り的。D・ウィーヴァーの取り憑かれたような演技、マルチ撮影を存分に使いこなしたカット割り、B・ハーマンばりの音楽など、全ての要素が融合して生まれた傑作。そして極めつけは、あのタンクローリーをチョイスしたスピルバーグのセンスである。あれほど薄気味悪いタンクローリーが他にあるだろうか。 [ビデオ(字幕)] 10点(2009-01-30 03:05:02)(良:1票) |
251. 死霊のはらわた(1981)
停滞感を微塵も感じさせないエネルギー、そしてドロドロとグチョグチョのイマジネーションだけで構成された唯一無二の傑作。サイコー [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-30 02:54:40) |
252. 大空港
《ネタバレ》 パニック映画ではなく、パニックを媒介した人間ドラマの良作、といった感じ。特にアカデミー賞に受賞(ノミネート)された2人のキャラクターのドラマにひきつけられます。ただ、巨匠A・ニューマンのテーマ曲は素晴らしいのですが、会話のシーンでのスコアがやたら古ったいのが気になってしょうがなかった… [DVD(字幕)] 7点(2009-01-30 02:51:47) |
253. デス・プルーフ in グラインドハウス
《ネタバレ》 いや~、タランティーノはこの映画である意味での極致に達したのではないでしょうか。観客の予想を裏切るという一点だけにおいて。 ゆるーい坂どころか、これ全く話が進んでないやん!! と感じるタメの90分間と、あまりにも強烈な20分間の対比。もうたまりません。難点があるとすれば、それにしても90分は長すぎるということである。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-30 02:45:24) |
254. ホステル
《ネタバレ》 怖い映画は三度のメシより好きですが、グロい映画は嫌いです。まぁこの二つにあまり明確な線引きはできないわけですが、この映画は明らかに後者に属します。もう主人公の友人の拷問が始まった時点で製作者に怒りが沸き、何故こんな思いをして映画をみなきゃいけないのか…そうか、これはホラー映画ファンである自分にとっての踏み絵なのか…などと考えること数十分…。しかし、その後はタランティーノが好きそうな意外な展開をみせ、脱走モノに変貌。まぁそれなりに楽しめました。でも、目をちぎるのはやめてくれええぇぇぇっ [DVD(字幕)] 4点(2009-01-30 02:39:57) |
255. ワールド・オブ・ライズ
現地で崖っぷちに追い込まれながら任務を遂行するディカプリオ、あまりにもふてぶてしく指示を出すだけのクロウの対比が生きていて、映画に活力が満ちていた。途中にもう少し見せ場があれば… [DVD(字幕)] 6点(2009-01-30 02:35:35) |
256. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 家族の崩壊だけでなく、それが再生するまでを完璧な演出で描ききった一本。登場人物の感情に呼応するように、動き、止まり、揺れるカメラワークと照明効果が素晴らしすぎる。大学の授業で習った“フィルム体験”とはこのようなことなのかと思い知らされた。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-30 02:31:55) |
257. ファム・ファタール(2002)
《ネタバレ》 滑らかな美しいカメラワークと俯瞰ショット、リズミカルな編集。どうやら本作でもデパルマ先生はやる気満々なよう。更にエロティックと俯瞰、分割画面。うーん、そろそろお腹一杯になってきたぞ。しかし、それでも続く俯瞰、エロ、そしてなんだかバーゲンセール状態になってきた分割…。もういいよ…と思う頃に、突然の夢オチ。唖然としている内に究極のスローモーション、エンドロール。もう満腹、大満足です。しかし、ファン以外には薦められない作品... [DVD(字幕)] 7点(2009-01-26 02:41:04) |
258. ルームメイト(1992)
《ネタバレ》 「ヒッチャー」ではL・ハウアーに無残に殺されてしまったジェニファー・ジェイソン・リーですが、本作ではあれに負けないくらいの怪演を見せてくれています。ハイヒールでの殺人シーンには背筋が凍った。サイコサスペンスの良品。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-26 02:15:50) |
259. ヒッチャー(1985)
《ネタバレ》 怖い、怖いって……本当に怖いね。序盤は近づいたり離れたりし過ぎてちょっと緊張が途切れたが、警察署での皆殺しから一気に引き込まれた。L・ハウアーの怪演はJ・ニコルソン、K・ベイツ、R・デニーロ、H・レジャー、J・バルデムと並ぶ物凄いインパクト。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-26 02:11:34) |
260. Little DJ 小さな恋の物語
女子高生、ソングライターときて次は中学生…。うーむ、それがあったかという感じですね。病院に入院している人々との交流が良く描けている割りに、父親や母親の造形があまりにもステレオタイプなのが興を削ぎます。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-26 01:42:49) |