2601. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
まぁ確かにああいう終わり方にはいろいろご意見あると思います(笑)。2作目は2作目で終わらせろよってね、、、、。まぁそれはともかく、このゴア・ヴァービンスキーって監督はほんと凡才ですな。なんの特徴も無い。見終わって瞬時に記憶から消える映画を作らせたら彼の右に出る者はいないね。いやまぁそれなりにエンタメしてることはしてるんですが、ちょっと漫画っぽすぎるシーンとか、あまりにも前作がヒットしたからなのか遊びすぎな感もありますよね。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-08 01:21:21) |
2602. 太陽(2005)
《ネタバレ》 あんまり史実がどうとか実際の人間像はどうとかっていうのは深読みせずに、「昭和天皇をモチーフにしたイッセー尾形の芝居劇」と見ていればよろしいかと思います。その演技の仕草一つ一つ、あるいはカメラアングルのやらしさが逐一失笑してしまうんですが、なぜかだんだんとイッセー尾形扮する昭和天皇が愛おしく見えてきます。外の凄まじい東京の状況と待避壕&研究所の対比とか、現人神と人間の対比とか、そういうのは面白いんですけど、そもそもそれって昭和天皇という立場上最初からある面白さであって、この監督さんの物静かなタッチがその面白さをどれほど引き出せたのかはなんとも言えないところですね。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-08 01:04:15) |
2603. スーパーマン リターンズ
リターンズっていうより、ほとんどリメイクですよね。テーマ曲及びロマンスのテーマ曲もそのまま使い回しで、まさしく「ファンが自己満足で自分流に作り直してみた」作品。勿論、当時より映像技術は上がってますから、スペースシャトルを切り離して飛行機を助けるシーンはなかなか凄かったですけど、印象に残ったシーンはそれぐらいしかない。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-08 00:38:14) |
2604. ソウ3
ひぃぃぃぃぃぃぃい痛い痛い痛い!やりすぎだよやりすぎ!思わず苦笑しちゃうよねぇ・・・。脳みその外科手術とかさ、あんなにアップに撮らなくてもいいでしょ!!とにかく痛々しいだけでストーリーの面白さとかそういうのはなくなっちゃったな、、、。1作目が一番面白くて、2作目もなかなかよかっただけに尻すぼみ感は否めない。もはや多重構造のやりすぎでこじつけな終わり方に思えてきちゃうし。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-08 00:32:00) |
2605. ワールド・トレード・センター
毎回クセのある映画ばかり作ってるオリバー・ストーンですけど、今回のは一切の主義主張も無く、ととにかく淡々と実際に起こった出来事をリアルに見せてくれています。全体的にちょっとひいき目の物静かなタッチで進むので、なんとなく物足りないかなと感じる方も多いと思います。同じ9.11関連の「ユナイテッド93」の方が、映画としては面白く見れるでしょう。こういうタイプの作品は評価が難しいです。どういうやり方で撮ろうが必ず批判される。余談ですが、あの9.11の事件当時、あの映像をリアルタイムで見ていた時は、現実のこととは思えない、そう、まるで映画でも見ているような気分でした。事実は小説より奇なりと言いますけど、私はそれまで「現実はつまらない。だから人間の想像力で面白い世界を作るんだ」と勝手に思っていたわけです。だけどあの9.11以来、考え方が変わってしまいました。月日が経ってこうやって映画としてあの事件を振り返ると、なおさらのこと「虚構と現実」について想いを巡らせてしまいます。。。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-12 00:41:27) |
2606. 1リットルの涙
ななかよかったですね。最初はちょっとふらつくとか、バランス感覚が少し失ってるとか、そういう初期症状から始まって、ちょっとずつちょっとずつ病気が進行していく。つまり物語が進むにつれて病気が悪化していくわけだけど、当然こういう作品の撮影というのは順撮りだろうと思ってたんです。ところが特典映像を見てみると、バラバラに撮ってるわけですね。これは凄い。主役を務めた大西さんは、気持ちの持っていき方とか演技の仕方とか、かなり難しかっただろうと思います。作品自体の作りも丁寧だと感じましたし、なによりこうやって映画として世に送り出す、ドラマ化もされましたけど、そうすることによって意義がでてくる、ノンフィクションのよさだなと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-12 00:04:16) |
2607. 恋は五・七・五!
《ネタバレ》 これは掘り出しものだな~。下の方も書いてる通り、パッケージが某作品に似てるもんだから、またどうせ派生したバッタもんかなにかだと思ってみてみたんですけど、これがどっこい、ス○ングガールズよりこっちの方が全然いいんですよ。もうね、キャラがすごくいいですよね。人選がもうばっちりですよ。個人的には先生役の杉本哲太さんがよかったです。最初に強豪校と面と向かって試合するシーンで、元野球少年がどもっちゃう場面、凄く笑えましたね。笑える上にちゃんとしたメッセージもあるし、関さんのパンチラシーンもでてくるし(失礼)、見終わった後は爽やかな気持ちになれますよ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-04 22:55:01) |
2608. ポセイドン(2006)
全然期待せずに観たんですけど、意外にもこれがなかなかよかったですよ~。さすがはペーターゼン監督。これリメイク作品ですけど、むしろリメイク元よりよかったかもしれない。最初から最後までノンストップで突き進んでいき、間延びするシーンは一切なし。誰が生き残るのか、これまた予測不能。こういう作品では必ず描かなければいけない「生への欲求」が凄く感じられました。皆さんも書いてる通り、まず最初に死んでしまう若い船員の男性。凄くいい人なのに蹴落とされてエレベーターに潰されちゃいますけど、確かにあれはいろいろご意見あるでしょう。しかしながらあそこで彼を蹴落とさなければ、2人とも死んでいたのです。あのシーンでの予定調和の逸脱をいいとみると悪いとみるか、難しいところです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-04 22:02:15)(良:1票) |
2609. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 面白かったですね~。CGはよく出来てるし、撮り方もうまいし、結構笑える。素晴らしいエンターテイメント作品に仕上がってます。先の読めない展開に釘付けになってました。それに皆さんとてもいい演技してますね。ただちょっと、あの家族以外の全ての人たちがあまりに非協力的なのと、米軍のおっさんが猛毒を川に流せと命令するシーンがどうも無理があるように思えてしまった。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-04 21:53:15) |
2610. スウィングガールズ
うーむ、、ものすごくぬる~い作品ですねぇ。ウォーターボーイズは面白かったんだけどなぁ、、、。小ネタが少ないし、そのせいか間延びしてるような感じでしたねぇ。いくら二番煎じ作品とはいえ、中身をもうちょっと作り込んでほしかったなぁ。 [地上波(邦画)] 5点(2007-03-04 12:06:59) |
2611. カーズ
《ネタバレ》 いや~本当に素晴らしい作品ですね。ルート66のお話は実際にあったことを下敷きにしてるんですね。そしてラセター監督自身の個人的な経験を物語に反映している。だからこんなにも情の深い、中身のある作品に仕上がるんですね。彼の作品は本当に、凄い。個性あるキャラクターたち、よく練られたアイデアとストーリー、そして最先端の技術を使ったフルCG、ソフトもハードもパーフェクトですよ。だからこそ子供たちだけじゃなく、万人が見ても存分に楽しめる作品になるんですね。 [DVD(吹替)] 8点(2007-02-25 02:30:01) |
2612. 007/ムーンレイカー
見終わった後になっても、実はこの作品は007シリーズの正当な一作品ではなく、派生してきたパロディ作品かなんかなのではないのかと疑っている自分がいる。 [地上波(吹替)] 5点(2007-02-25 02:20:10) |
2613. レディ・イン・ザ・ウォーター
仮にこの作品がある種のメタファーでもってして反抗的作品として評価されようが、新しいファンタジーとして一部の人が支持しようが、駄作であることに変わりはないのである。 [DVD(字幕)] 4点(2007-02-25 02:15:45) |
2614. ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT
《ネタバレ》 DVDの音声解説を聞いてみるとわかりますが、例えばあのやたらと豪華な学食にしても、監督さんは「実際にはああいうメニューは出てこない」って言ってるんですね。要は映画的嘘というやつです。本当に勘違いしちゃってるところと映画的嘘はまた区別して見ていかないといけない。本当に単にそのままリアルに映してもつまんない、ていうのがあるわけです。カーアクション自体はよく出来てます。もちろん東京で実際にカーチェイスは出来ませんから、背景は合成になるわけだけど、その合成がとてもよく出来てるし、出来る限り実写でやろうとがんばってるところが好感持てますね。終盤では車の本体とエンジン別々のものを合体させてオリジナルマシンを作るわけですけど、監督さんも言うように、あの展開はカーマニアにとっては不評みたいですね。まぁとにかく、どんな場所でもうつし出せる日本の携帯電話の超高性能さに6点を献上したいと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-25 02:03:14)(良:1票) |
2615. イーオン・フラックス(2005)
なんかついていけないなぁ~(笑)。シャーリーズの肉体美と小道具と陳腐なアクションだけで映画作っちゃったって感じ。ちょっと観客を置いてけぼりにしちゃってるんじゃないかな。セットがどうして日本ぽいのかよくわかりませんが、いずれにせよ脚本に難ありといったところですな。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-31 17:35:05) |
2616. 日本沈没(2006)
《ネタバレ》 全体的に緩急がないというか、低調でぱっとしないですよね。この出来事をあまりに作品としての視点がひいき目で見すぎというか、もっとハラハラさせる要素がほしいんですよ。いちいち説明の文章がテロップで入ってきて、まるで教育ビデオみたいな作りにしてるのもマイナスですよね。あんなテロップの内容はどうでもいいんですよ。どうしても伝えたいなら台詞で入れないと。よく出来てるなと思うシーンもあるにはあるんですよ。山の斜面での道路が陥没するシーンとか、ベタ展開だけどよく出来てたなと思う。だけど草なぎ君と柴咲コウが出会ったらそこでテーマ曲が流れるとかさ、ああいうのはナシにしてほしいんですよ。もっとね、パニック映画っていうのは、「怖さ」が大事なんですよ。怖さの演出がこの作品には全然ないのね。辛口ばっかりになっちゃったけど、あの有名な作品をリメイクするチャレンジ精神に6点献上しておきます。 [DVD(邦画)] 6点(2007-01-31 17:15:33) |
2617. ブロークバック・マウンテン
いい映画を観た後は、必ずいつまでもその作品の余韻が残るものです。この作品もまさにそうでしたね。全体的なこの控えめさ、純粋に人間の本質だけで物語を語ろうとするこの邦画にも似たタッチがとてもいいです。こんなにも見事な作品を撮ったアン・リーさんには本当に脱帽。彼はアクションも心情劇も撮れる超有能な監督ですね。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 02:17:22) |
2618. M:i:III
《ネタバレ》 最初から最後まで全部アクションでしたねぇ。何というか、観始めてからあっと言う間に終わったって感じです。 一番印象深いのはやっぱり橋の上でのアクションシーンですかね。初めての長編作品でこれだけの大作を撮ってしまうJ・J・エイブラムスさんも凄いです。本作はこれまでの前二作と比べて、イーサン・ハントの私生活を見せているという点で相違があります。恋愛とスパイの二足の草蛙、それ故の葛藤という、新たな魅力がこの作品にはあるのですが、そもそも「ミッション・インポッシブル」はスパイ映画なはず。本来のベースからはかなり逸脱していると言えましょう。それが人によっていいと言う人も悪いという人もいると思うので、そこらへんが評価の別れどころかも。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-09 02:04:47) |
2619. DEATH NOTE デスノート(2006)
ストーリーがよく出来てますよねぇ。素晴らしいアイデアと緻密なシナリオがこの作品をヒットたらしめた一番の要因でしょう。世界各国で公開されたみたいだけど、このデキなら外に持っていっても恥ずかしくないですね。それぐらい完成度は高いと思います。ただ、どうも心臓発作で死ぬシーンがどれもいちいち嘘くさい感じがしましたね。もうちょっと素人さんの演技に説得力がほしかったかな。 [地上波(邦画)] 7点(2007-01-09 01:52:08) |
2620. アンジェラ(2005)
この独特のコミカルさがまたいいですねぇ。低予算映画だからこそ余計に、ベッソンさんのカメラワークとカット割りのセンスの良さがよくわかる。地味ながらもほんのり心に残る佳作ですね、、、、。さて、駄目男の私にアンジェラがやってくるのはいつかな~(笑)。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-09 01:46:58) |