2601. ゴジラVSメカゴジラ
怪獣たちの戦いを存分に見せきってくれるところは好印象。ただ、それに対して大きく足を引っ張っているのが役者陣で、使い方が全然考えられていない。これだけ揃えておいて、みんながそれぞれワーワー騒いでいるだけなんてね・・・。辛うじて演技が見られるのは小高恵美くらいか。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-08-03 03:43:40) |
2602. ザ・バンク -堕ちた巨像-
《ネタバレ》 せっかく巨大銀行との対決という設定なのに、知能戦の側面がほとんど感じられないのがマイナス。登場人物の描写も、敵側・味方側ともに、類型的で平坦で面白くない。あと、世界各地を飛び回っているのが、さしたる必然性が感じられず、移動のための移動に見えてしまったのだが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-08-01 03:20:53) |
2603. 怪獣大戦争
《ネタバレ》 謎のSFチックな部分がまったく機能しておらず、徹底的に足を引っ張っている。大体、怪獣がそんなに戦っているわけではないので、タイトルに偽りがありまくってるじゃん。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2014-08-01 03:07:55) |
2604. 三大怪獣地球最大の決戦
《ネタバレ》 前半がとにかくかったるい。三大怪獣どころか、せっかく四大怪獣勢揃いなんだから、前置きなんてのは最小限にして、あとはとにかく怪獣の格好良いところを見せるのに徹すればよいのに・・・。ラドンなんて何のために出てきたんだろう? [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-30 03:31:48)(笑:1票) |
2605. 風の音、愛のうた
《ネタバレ》 3組のストーリーがそれぞれ並行して進むという作りなのだが、実際には、自閉症の妹を伴って旅をする話のウェイトが多くを占めているような気がする。そこはいいとしても、一番問題なのは、その3組の共通テーマだったり関連性だったりという点があまり考えられていないこと。1つ1つの話は単純なので、その辺の構造性が弱いと、割と大きなダメージに成ってしまうのです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-30 00:15:04) |
2606. モスラ対ゴジラ
タイトルのシーンにやたら力が入りすぎて、それ以外のすべてのシーンにオマケ感と適当に作った感が満載なんだよな・・・。ただ、ザ・ピーナッツの登場シーンにはやはりワクワクします。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-28 04:02:31)(笑:1票) |
2607. 秘剣ウルミ バスコ・ダ・ガマに挑んだ男
《ネタバレ》 一応は偉人伝の文脈で捉えられることが多いバスコ・ダ・ガマという人物を、思いっきり残虐な悪役に設定した、アジアの視点からはなかなか興味深い作品。ただし、映画としてやっていることはごく単純な復讐決闘譚だったりして、それはそれでなかなか面白い。最後に現在のところに話を持ってくるのも意表を突くが、その後が若干長すぎか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-28 00:16:58) |
2608. セックス・アンド・ザ・シティ
《ネタバレ》 この4人組は、仲間の友情がどうのこうのという風を装っていながら、実際に頭の中にあるのは、その場をどう楽しく乗り切るかという刹那的・享楽的発想か、あるいは、仲間を気遣ってあげられる私ってかっこいいという自己満足思考のいずれかにすぎない。互いに何を共感し、共有しているのかという部分がまったく存在しないので、そもそもこれを友情とは言わないのです。登場人物が揃いも揃って中身空っぽである以上に、その辺のタチの悪さの方が大問題。ところで、4人組の1人が、他人の生誕に関する呪詛の言葉を吐いた直後に、まさに自分が生誕の当事者となるのであるが、あれは結局どう処理されたのだろうか。一度吐いた言葉は、残るんですよ。 [CS・衛星(吹替)] 0点(2014-07-24 02:58:59) |
2609. ゴジラ(1984)
《ネタバレ》 前半は、むしろ54年版より良いんじゃないかと思っていたんですよ。俳優陣の演技がちゃんとしているという点において(まだどんくさかった頃の沢口靖子を除く)。しかし、着実に盛り上げる後半部分において、突然話が次々に別方向に行ってしまって、迎撃ミサイルだとか、ビルからのヘリ吊り上げだとか、もうゴジラは全然関係なくなってしまいました。せっかくの役者陣をもっと活用するという発想はなかったのか? [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-07-24 02:56:32) |
2610. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 出自を除いては、ゴジラそのものにキャラクターづくりができているとは言い難い。また、対する人間側も、多くは右往左往しているだけで、ゴジラに対してどのように対峙し、対決していくのか、ドラマが存在しない(芹沢の最後の決断は、すでに指摘されているが、ゴジラの中身と関連づけられているわけではないので、ドラマになっていない)。したがって、後発の怪獣アクションにはすでに抜き去られているものと位置づけざるをえませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-07-23 00:18:13) |
2611. レクイエム(2009)
いや、結構期待したんですよ、これ。題材からいっても監督からいってもキャストからいっても。ですが、じめじめと感情のない描写がずーっと続いて、結局そのまま最後まで行ってしまいました。この設定だったら、役者にただカメラがくっついて撮っているだけではほとんど意味がないと思うのですが・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2014-07-17 01:33:16)(良:1票) |
2612. 蝉しぐれ
演技や表現や発声という概念がない、ただの「動作」を延々と見せられ続けるのは、本当に辛い。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2014-07-13 02:22:21) |
2613. フリック・ストーリー
この悪役はどうみても冷酷で格好良いはずなんですが、どうして作品自体はこうも単調で面白くないんだろうか?まあ、見せ場の犯行シーンも、繰り返されると新鮮味がなくなるのと、あと、肝心の刑事の方が、それを上回るべき知能や戦略や努力の跡を見せていない(見せるように作られていない)んですよね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-07-11 02:20:45) |
2614. 花嫁と角砂糖
イラン映画の家族ものといえば、それだけでそこはかとなく期待が漂ってきてしまいますが、これはどうも今ひとつでした。カメラの照準からして絞られておらず、いろんな人がちらちら画面内をうろうろして、邪魔。台詞のフォーカスもはっきりしていない。ドキュメンタリーっぽく撮りたかったのかもしれませんが、それならそれで中途半端で、やはり失敗です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-07-10 21:08:45) |
2615. 告白(1981)
デニーロとデュバルのぶつかり合いであれば、もっとスリリングな演技合戦を期待していたのですが・・・何か、最後まで、どこかのんびりした空気のまま、演技の軸足が見えないまま終わってしまいました。 [DVD(字幕)] 4点(2014-07-10 21:03:22) |
2616. ヴェラクルス
展開がすごく適当だし、話を大きくしたいのか小さくしたいのかも中途半端。照準があっちこっちに飛んでいるので、何を主題としたいのかが分からないのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-07-05 03:59:43) |
2617. 我が大草原の母
《ネタバレ》 上海で生まれた子が、大規模な飢餓のために集団移送で内モンゴルに送られ、そこで成人後、生みの母が自分を探していることを知り・・・というストーリーの概要からだけでも、空間的にも時間的にも壮大に展開するドラマを勝手に期待してしまうのだが、どうも何となく爆発すべき部分が爆発せずに、もっと飛翔しそうでしないまま最後まで至ってしまったという感じ。実の両親との対面の場面なんか、一番重く意義ある部分なはずなのに、何となく流れてしまっているし、養子先の兄弟や現地のガールフレンド(?)とのやりとりなんかも、もっと盛り上げようがあったと思う。あと、モンゴルの大平原はひたすらに美しいのだが、現地の実生活の描写、「家の中」の描写も、もっと見たかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-01 20:52:35) |
2618. ケイン号の叛乱
《ネタバレ》 もしこれが現在の作品だったら、いきなり艦上に乗り込んでいくところから始まるんだろうな(あるいは、それこそ裁判の場面から始まって、艦上のシーンはすべて回想で展開されるとか)。とにかく、導入部分がやたら時間を遣ってのんびりしていて、せっかくのサスペンスの威力を大きく削いでしまっている。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-30 00:56:54) |
2619. アパッチ(1954)
《ネタバレ》 戦闘を捨てて安定した生活に目覚める最後の戦士、みたいなのをテーマにしたそうなのは窺えるんだけど、前提としての追いつめられぶりにしても、いったん重心がシフトしてからの農作業の苦労やディテールにしても、ほとんどすっ飛ばされています。なので、無事にコーンが育っても、少しもめでたく見えません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-29 21:32:55) |
2620. バーレスク
《ネタバレ》 例えばこの劇場は、経営難で資金繰りに苦しんでいるという設定なんだけど、それが反映されるのは、数回映される督促状と、シェールの台詞だけ。そもそも、前半部分でもそこそこお客さんは入っているように見えるし、スタッフの数は結構多いし、何よりも「寂れている感」が全然ない。なので、後半いくらお客さんが入って盛り上がったという体を取っても、説得力がないのです。一事が万事その調子で、背景や人格の設定がないのを、楽曲群の挿入でごまかしているだけ。あ、シェールも大分衰えましたね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-26 04:02:30) |