2641. 噂の女
久しぶりの溝口作品! それだけで既にワクワク。 オープニングも溝口作品らしく素敵。 しかしながら、内容的には突出したものは感じられず、少し不満あり。 溝口監督らしさは十分に出ていたと思うが、この不足感はいかんともし難い。 これで現存する溝口作品の全制覇まで、あと7作品となってしまった・・・ あー、寂しい。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 00:07:51) |
2642. リッチ・アンド・ストレンジ
倦怠期を迎えつつある夫婦が、ひょんなことから大金を手にし、船旅へと出かける。 しかし船上では様々な出来事が起り、夫婦仲はますます悪くなる。しかししかし、様々な事件が起り、やがて妙な結末を迎える・・・ とまぁ、こんな感じの話ですが、これが意外と面白い。 最後の終わらせ方も上手く、話も破綻していないし、納得もできる。 ヒッチコック作品でサイレントは苦手だったが、トーキー初期からどんどん面白くなってくるのが分かる。 製作年順にヒッチコック作品を観ているが、ちょっとずつレベルが上がり、面白くなっていく過程を、時系列的に追うのはとても面白い。 それは、『男はつらいよ』シリーズの全作を、一作目から順に観ていった時の面白さに酷似している。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-11 21:32:27) |
2643. デルス・ウザーラ
前半は何てことのない密林探検モノで普通に見てました。 ところが、後半に入って、デルスの様子が変わってくる辺りから、俄然面白くなってきましたね。 特に、皮肉めいたラストシーンを含め、終盤はかなりの出来。 探検シーンはタルコフスキーの様な映像美があり、そして全般的にはジョン・フォードを思わせる明解に楽しめるストーリー展開でした。 長めの作品で、観る前は警戒していたんですが、予想していたより楽しめたので、得をした気分になりました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-11 11:54:16) |
2644. 最愛の夏
いかにも台湾作品といった感じで、日々の生活が淡々と画面に流される。 ラストシーンは不要と感じた。 あのまま終わった方が自然でよい。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-10 15:12:09) |
2645. 驟雨
いやぁ、これ面白かったっす。 成瀬作品の中では『おかあさん』の次によかったっす。 そして青観さんのおっしゃる様に、本作でも香川京子が抜群にかわいい! 夫の愚痴をこぼしている時のムクレ顔ったら、かわいくて噛み付きたくなっちゃうくらいかわいい! 顔のパーツが、ダウンタウンの浜ちゃんの様に、中心に寄ってる感じがまた、いとおしい。 ただし、前半はやや退屈。 後半、尻上がりに良くなり、特にラストは最高! あの終わらせ方は、最近観た邦画の中ではピカイチだった。 男女の腐れ縁的なテーマを描かせると、やはり、成瀬監督の右に出る者はいない気がする。 本作は“惚れた腫れた”という、一筋縄ではいかない夫婦関係を、絶妙に描き出しており、ユーモア感も相まって、素晴らしい出来栄えの作品である。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-11-09 20:26:45)(良:1票) |
2646. プリティ・ベビー
それほど過激な描写もなく、少し肩透かし。 でも、ルイ・マルはほんと、佳作の名手だと思いましたね。 極端につまらない作品はほとんどないです。 [地上波(字幕)] 5点(2007-11-08 23:19:16) |
2647. ニール・サイモンのヨンカーズ物語
ニール・サイモンという戯曲作家の戯曲を基にしたお話です。 少々、古臭いストーリーですが、意外と普通に楽しめます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-08 13:30:40) |
2648. 薔薇合戦
三宅邦子、若山セツ子、桂木洋子の三姉妹が印象的な成瀬巳喜男監督の作品です。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-11-08 13:29:29) |
2649. パイパティローマ
沖縄、特に石垣島方面が美しく幻想的に映し出された小品です。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-11-08 13:28:12) |
2650. ゾンビ・チャンネル
B級、いやC級ホラー映画。 迷作『死霊の盆踊り』テイストなふざけたホラーです。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-11-08 13:26:33) |
2651. 菊豆/チュイトウ
相変わらずチャン・イーモウの赤を基調とした色彩感覚は素晴らしいものがありますね。 話はなかなか波乱万丈的なものですが、それほど興味はそそられませんでした。 コン・リーはやはり綺麗なお姉さんでした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-07 17:36:04) |
2652. 東京の合唱
ストーリーが単純で長く感じた。 あと字幕が流れるのが早すぎる。 読むのにひと苦労だった。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-11-07 07:01:29) |
2653. キング・オブ・アド
単にCMをまとめて編集しただけの乱暴な作品。 ただし、巨匠の名前が連なっているのは観ていて壮観だった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-06 16:41:53) |
2654. スルー・ザ・ワイヤー
アキ・カウリスマキが好きな人なら、観ても損はないであろう。 私は特別好きでもないので、観流したという感じ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-11-06 16:40:20) |
2655. ゴダールのリア王
80年代のゴダール作品という時点で、およそ見る前からつまらないことは容易に予想される。 そして、その予想を裏切らない見事な退屈っぷり。 やっぱりゴダールはゴッド(神)だ。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-11-06 16:39:13) |
2656. サンタクロースの眼は青い
ジャン=ピエール・レオが主演で、撮影をネストール・アルメンドロスが担当の、バリバリのヌーヴェル・ヴァーグ作品。 ジャン・ユスターシュ監督の短篇作品であるが、この監督は短篇より長編で、より魅力を発揮する監督だと感じた。 つまらない作品というわけではなかったが、なんか物足りなかった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-06 16:36:49) |
2657. ジャンダラ
ノンスィー・ニミブットが監督するタイ映画は決まって面白くありません。 本作もその例外ではなかったです。 タイ映画で信仰をテーマにした映画は、日本人には理解し難いものがありますね。 [DVD(字幕)] 2点(2007-11-06 16:33:32) |
2658. 雪之丞変化(1963)
1935年の衣笠貞之助監督の方も観ましたが、こちらの方が分かりやすいですし、楽しめます。 長谷川一夫を元々好きではないので、1935年版と本作のいずれにおいても魅力は感じませんでしたが、55歳という年齢の割には衰えてなかったと思いますね。 それにしても、本作の若尾文子の綺麗なこと! [DVD(邦画)] 5点(2007-11-05 23:14:41) |
2659. 斬る(1962)
ストーリーはわかりづらく、話にはほとんど入っていけません。 しかしながら、雷蔵は痺れるほどかっこよいです! そして、多人数を相手にしての流れる様な殺陣は、今までに観たことのない流麗なる殺陣で惚れ惚れしました。 雷蔵にしかできない動き、そしてこれを演出した三隅監督には敬服します。 最後はそれほど良くもないですが、まあそれなりには納得できました。 雷蔵ファンなら観ても損はない作品だと思います。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-11-05 19:53:40) |
2660. 殺人!
ヒッチコック監督の初期作品。 本作はミステリー色全開。 ヒッチコックの初期作品は、本作の様なミステリーよりも、むしろ恋愛ものやドラマの方が面白い。 後にスリラーを撮りまくったヒッチコックにしては意外だが、個人的にはそう感じた。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-11-04 18:39:32) |