2661. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
20年代の映像作品ってどんなんだろうという興味がほとんどで見たのですが・・・その時代のものを見た、という観点以外にはあまり意味を感じませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-09-09 01:31:13) |
2662. 七夜待
《ネタバレ》 殯の森以上に、カメラは単調に主人公を後ろから追いかけているだけ。わざわざ舞台をタイに移した意味がありません。空気のじとっとした暑さだけが印象に残りました。 [DVD(邦画)] 3点(2011-09-08 01:01:57) |
2663. 殯の森
《ネタバレ》 途中からは延々と森の中をさまよっているだけで、しかもオチらしいオチはなし!そこまで勝負に出ていると、逆に何も手を加えない日常生活描写をかえって作為的に感じてしまう前半よりも後半の方が良い。 [DVD(邦画)] 3点(2011-09-07 02:32:49) |
2664. ジェシー・ジェームズの暗殺
《ネタバレ》 とにかく長くて単調で、登場人物の人生のドラマチックさなどまるで表現されていません。しつこいナレーションからもそれが分かります。暗殺後に延々とだらだら続く終末までの展開も、中途半端なだけの印象。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-09-06 01:22:14) |
2665. シルバラード
《ネタバレ》 実に何のひねりもない勧善懲悪一直線の西部劇なのだが、変にぶれていないところが、青春映画っぽい雰囲気もほんのり漂っていて良い。ただ、音楽が俗っぽい上にしつこいのが気になった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-04 00:22:13) |
2666. ベニスに死す
オッサンのハアハアぶりだけを延々2時間以上見せつけられても・・・制作の発想は嫌いではないが、ここまであまりに単調だと、興味が薄れてくる。映像的な美しさに4点。 [DVD(字幕)] 4点(2011-09-03 12:29:03) |
2667. 真昼の決闘
《ネタバレ》 特に気合みなぎるような活躍もなく「ただ何となく」クライマックスを迎えてしまう主人公の立ち位置が凄いし、肝心なところで美人のヒロインに助けてもらう(それも2回も)というのも凄い。アンチヒロイズムに対するある種の執念すら感じる。そして、行けども行けども誰も味方をしない主人公の描かれ方には、何というか、制作者の底知れない人間不信の情怨を感じる。●(追記)その後数回見ましたが、見れば見るほどさらに味わいが出てきます。まず、一番の味方のはずの新妻といきなり決裂するという衝撃の展開(さらに、ホテルに女主人を訪ねるくだりで別の不信が加わるというおまけつき)。人々が背を向ける展開も、「真っ先に逃げる」「居留守」「酒場で露骨に冷遇」「教会でもっともらしく議論しながら実は既定非協力」「朴訥かつ誠実に(?)協力拒否」「やる気あると見せかけてさっさと裏切り」など、あらゆるバリエーションを用意している。通常なら何か協力するであろう女主人も、自分のためだけに決断して即実行という潔さ。そして、隠れた名シーンは、死を覚悟したケインが、決戦を前に留置場の酔っ払いを釈放する一幕だと思うのです。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-01 03:04:39)(良:1票) |
2668. 毎日が夏休み
最初の方の説明台詞と説明ナレーションの連打には暗い気分になってしまったのですが、テンポよく自然な展開に引き込まれて、いつの間にかそれなりに見られる作品になっているのが不思議。家族の3人が3人とも、格好良い活躍をせず不格好に1つ1つの問題をクリアしていく姿に、妙なリアリティがある。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-01 02:46:26) |
2669. 若草の萌えるころ
浮遊感あふれる雰囲気は悪くないのだが、描写がどうみてもつぎはぎで、必然性がないのだな・・・。これまでの主人公や伯母さんの背景がどうだったのかとか、もっと奥行きがほしいところでした。でないと、思いつきだけの作品に見えてしまいます。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-31 00:01:52) |
2670. 午後の遺言状
杉村・乙羽の遺作ともなれば、心情的には低い点はつけたくないのだが・・・2人(以外の人も)の芝居にはどうも切れがないし、台詞をそのまま読んじゃっているような感じ。また、キーパーソンである認知症の女性も、「ただボケさせられているだけ」で、登場の必然性がありません。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-08-30 23:56:33) |
2671. カミーラ/あなたといた夏
《ネタバレ》 ブリジット・フォンダとジェシカ・タンディの顔合わせというところからも期待大だったのですが・・・雰囲気は悪くないのに今ひとつ入り込めないのは、なぜ2人が旅に出ることになったのかという背景の部分が弱いからでしょう。それと、追いかけ役の男性側2人の存在も何となく弱い。最後のヒューム・クローニンの登場で大分救われました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-29 00:44:20) |
2672. ワンダフルライフ
こんなファンタジックで幻想的な話で、何でこんな「ただカメラを回しただけ」みたいな撮り方をするのかね。根本的に合いませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-08-28 00:58:51) |
2673. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 何か特別なことをやってやろうという制作者側の執念はなかなか好感が持てるが、それでも演出においてはあちこちで暴走が起こっていると思う。根本が妄想であっても、細かいところの説明が「妄想だから」になってしまってはちょっとまずいでしょ。それと、尺はもっと短くできたはず。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-27 04:48:42) |
2674. 魔性の夏 四谷怪談より
単純な四谷怪談話を予想していたのだが、いろいろな登場人物や描写をごちゃごちゃとくっつけすぎて、かえって面白みをなくしてしまっている気がする。せっかくの高橋恵子も、本領発揮には至っていない。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-27 04:17:40) |
2675. 天平の甍
《ネタバレ》 仏教故事に正面から取り組んだ映画というのは貴重だと思うので、それだけで低い点はつけられない。ただ、その志の高さとは裏腹に、作品世界に崇高さや荘厳さが今ひとつ欠けており、むしろここぞというところでB級ドラマのような安っぽい演出が見え隠れしているのが気になった。和上最後の出航時に一斉に入ってくる読経のような、宗教の求道性がもたらす迫力のようなものをもっと見たかった。田村高廣は意外に高僧顔であり、人々の信仰心を裏切らない気品と存在感を示しており、このキャスティングが大きく貢献している。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-23 02:27:11) |
2676. 父と暮せば
《ネタバレ》 設定からして期待させるんですが・・・これもやはり、舞台用の脚本をそんなに直してないのではないかと思います。あえて映画にする意味が感じられませんでした。あと、りえちゃんの方言が下手なのが気になりました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-22 02:23:32) |
2677. 悪霊島
《ネタバレ》 ちっとも「悪霊」っぽくないんですが・・・。時代設定からしてそもそも金田一ものとしてはハンデがあるんですが、特に目を引くようなトリックもなく、人物関係での意外性もないとなれば、見るべきポイントがありません。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-19 03:16:14) |
2678. 萌の朱雀
西吉野というところは、同じ吉野と名がついていても、生活圏的には吉野郡の中心部とは別エリアであり、また、世界遺産の数々を誇る吉野とは対照的に、賀名生の梅林と皇居跡を除けば、さしたる観光地も見当たらない。そんな西吉野という地域に着目した時点でその慧眼は称えたいが、しかし、描写としては、ボソボソした単調なやりとりが延々と続いているだけなんだよなあ・・・。 [DVD(邦画)] 3点(2011-08-11 23:20:42) |
2679. 続・黄金の七人/レインボー作戦
何か無意味に話が広がりすぎて、お洒落でも粋でもなくなってしまっているんだよなあ。前作は、限られたスペース内(多少の移動はありますが)で全部を完結させたところに意義と美学があった、ということが今になって分かりました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-08-08 03:33:27) |
2680. あの胸にもういちど
《ネタバレ》 ひたすら、バイクで疾走するマリアンヌをいかに格好良く撮るかということだけにこだわった作品。その徹底ぶりはそれはそれで潔いが、それ以外の要素がきっぱり無視されているのも、やはり困る。回想と現実の出し方をもうちょっと整理するだけで、それなりの内容にはなったと思うのだが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-03 02:02:04) |