261. 穴(1960)
《ネタバレ》 ●やけにスムーズに進行する脱獄計画。楽勝かと思いきや、敵もさるものだったというオチ。ま、そりゃガスパールも裏切りますよね。悲劇ですけど、こういうのは好きです。鏡に映った看守軍団の演出がすごい。こちらも「うわっ!」と声が出ました。●街中のマンホールから顔を出しながら、一旦引き返した二人。これで嫌な予感がしました。 [DVD(字幕)] 8点(2019-03-11 19:43:42) |
262. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
ミッション・インポッシブル!…と言っても、作品の都合上、任務不成功はありえないのです。しかし、それでも劇場で鑑賞したかったのは、アクションが凄すぎだから!よくここまで出来るなというくらい、イーサンもライバル・ウォーカーも飛んだり走ったり闘ったり。特に高低差を利用した場面が多いので、高所恐怖症の私には響きまくりでした。アクションだけでお金を取れる…このシリーズは、ブルース・リー映画の系譜上にあるのだと思いました。 [DVD(吹替)] 8点(2019-02-25 18:47:19) |
263. オール・ザ・キングスメン(2006)
《ネタバレ》 スタークの過激なアジテーションのおかげで退屈しません。しかし、他の方も書いているように、貧しい庶民の味方が権力の鬼に変貌したきっかけがまるで見えませんね。オリジナル版と近々見比べてみようと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2019-02-25 18:28:38) |
264. 俺たちは天使じゃない(1989)
《ネタバレ》 単なる設定とはいえ、主人公二人とも刑務所へ入るほどの罪を犯しています。それに、神父になりすますのも女の子と歩きに出ようとするのも、いかに捕まらずに済ますかが前提の行動なので共感しにくかったのです(勘違いから生まれるコミカルさは楽しいですが)。終盤、彼らが身の危険を顧みず動いたことでようやく思い入れができた気がします。しゃべりだした女の子に人々が「奇跡だ」と一斉に十字を切る場面、ネッド、ジムの別れの場面がとても良い。 [DVD(吹替)] 7点(2019-02-24 09:18:22) |
265. ツインズ
礼儀正しいシュワに違和感があるも、なかなか楽しいロードムービー。でも、せっかく彼がいるんだから、もう少しアクションが欲しかったかな。コマンドーやターミネーターを彷彿とさせる描写がいくつかありましたね。 [DVD(吹替)] 7点(2019-02-11 21:59:59) |
266. シャイニング(1980)
通して観るのは4回目ですが、4回目が一番楽しめた気がします。その不穏な空気が良いですね。記憶に残るシーンがやけに多いです。 [DVD(字幕)] 10点(2019-02-10 23:10:40) |
267. ゲット・アウト
《ネタバレ》 知人から雑談の中で粗筋を聞いてしまい、後悔しました。作品の大枠は、「悪魔のいけにえ」「ブレーキダウン」「ホステル」のような『気が付いたら、狂人たちの巣の中にいて、ひどい目に遭う』風です。正気を疑う悪人たちの目的、後で思い出すと納得の豊富な伏線、最後はなんとかかんとか脱出!で、見ごたえがあります。作品で描かれていない見えない部分(体を奪われた黒人本人の脳は処分されてしまったんだろうとか、フラッシュに反応してわずかな時間意識を取り戻した人の無念ははどれほどだろうとか)を想像すると冷やっとするのもポイントが高いです。 [DVD(吹替)] 8点(2019-02-09 17:04:32) |
268. アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
当時、事件が話題になったことを憶えています。なんてひどい人間だと思いました。でも、映画鑑賞後、人間そんな単純に総括できるものではないと感じました。この映画も真実だけが描かれているわけではないようです。確かなのは、彼女がトリプルアクセルを成功させる実力者だったこと、実力に見合った人生を送れなかったことですね。 [DVD(吹替)] 8点(2019-02-03 22:46:05) |
269. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 家族が絶賛していたので映画館で観たかったのですが、叶わず、DVDでようやく鑑賞しました。なるほど、何気ない場面の裏でこんなことが起こっていたんだと後で明かされるのは楽しいですね。ハッピーエンドですし観て良かったと思います。ただ、近いタイプの作品として、「運命じゃない人」という優れものがあるので、この点数にします。 [DVD(邦画)] 8点(2018-12-15 15:58:27) |
270. 怪談(1964)
1~3話、どの話も怖くありません。むしろ、切なさ、やるせなさを感じました。ホリゾントの強い色彩も印象に残ります。 [DVD(邦画)] 7点(2018-11-25 22:24:32) |
271. 学校の怪談
怪談でよくある断片的な不思議体験ではない。あちこち走り回ってがっつり冒険ですよ。理屈を通すのは後回し、子供が喜びそうな要素をいろいろ詰め込んだ感じですね。40代のおっさんが見るものではありませんでした。オランウータンの幽霊で「なぜここで和ませようとする?」と嫌な予感がして鑑賞を止めようかと思いましたが、それが正しかった。自分には全く向いてないと分かり、間違って続編を見る恐れはなくなったので、かえってありがたかったかもしれません。ああ、でもオープニングのメリーさんだけはちょっと怖かったです。そして、子役にいちいちたくさんのセリフで説明させる日本映画の悪癖は昔から変わってないなあ~。 [DVD(邦画)] 2点(2018-11-25 22:13:29) |
272. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
《ネタバレ》 アメリカで実際にあった話なんですね。政府の圧迫を受けながらもジャーナリズムの本道を貫く行動に感動します。 そして、公文書を改竄した官僚が罰されず、それに異を唱えないメディアが少なからず存在する日本の現状を考えると、うらやましいと言う他ありません。 [DVD(吹替)] 8点(2018-10-20 22:50:52) |
273. おくりびと
良い映画には必ず感じる「あの場面が良かった もう一度観たい」が今回はありませんでした。納棺師の仕事の尊さはちゃんと伝わってきたんですけど。予定調和の印象が強いことが原因か。 [DVD(邦画)] 7点(2018-09-23 21:29:51) |
274. 最愛
設定は重い(実話を基にしているから)。物語は想像の範囲内で意外性はない。チャン・ツィイーがきれいだなという印象ばかり強い。エイズは一貫して熱病と表現されているが、死ぬ直前までつやつやしてアクティブでいられるものなのか?そこだけ違和感を持った。 [DVD(字幕)] 5点(2018-09-23 20:37:49) |
275. 恋は雨上がりのように
《ネタバレ》 原作もそうなのですが、最後まで見終わった感覚がとても爽やかなんですね。恋愛は実らなかったにも関わらず。それは、高校生だろうと40歳代だろうと、人が人生をかけてやりたいこと・目標に向かって力強く踏み出す姿に共感を覚えるからだろうと思いました。良い作品です。ラストにあのやりとりが出てくるとは予想しませんでした。恋愛方面を期待する方々へのちょっぴりサービスといったところでしょうか。 [映画館(邦画)] 9点(2018-06-27 19:54:07)(良:3票) |
276. 野火(2014)
2014年に作られたとは思えないですね。 [DVD(邦画)] 7点(2018-06-03 13:02:04) |
277. 手紙は憶えている
《ネタバレ》 自分のことすら忘れている主人公の素性が明かされるクライマックスは素晴らしかったです。番号の仕掛けも巧妙。しっかり騙されました。それはいいんですが、雑な陰謀ですよね~。数あるサスペンス映画でも一番じゃないでしょうか。いくら記憶を操作しているとしても、いつ挫折するかも分からない頼りない老人を利用するなんて。 [DVD(吹替)] 9点(2018-06-02 19:08:41) |
278. ジャガーノート
《ネタバレ》 赤い配線、青い配線、どっちを切る?の元ネタだったとは。一つ新しい映画知識を得ました。ただし、本編の感想は微妙。特にファロンのあの色の配線を切る決断は物語のまとめとなる重大なものであるにもかかわらず、根拠らしいものがなかったのが残念です。決断を左右する犯人との関係を明確に、しかし観客には読まれないよう描くのは難しいとは思いますが。 [DVD(字幕)] 6点(2018-05-23 16:27:35) |
279. 月に囚われた男
《ネタバレ》 ●物語進行の舞台はずっと月。地球の場面は小さなモニターに映されるときだけ。主人公が帰りたいのに帰れない場所という感覚が伝わりました。●ばれたらまずいらしいクローン技術など使わず、普通に人員交代したらいいのでは?と疑問に思います。●ロボット、絶対裏切るだろうと身構えていましたが、案外いい奴でした。心が温まる気分です。 [DVD(吹替)] 8点(2018-05-20 22:38:20) |
280. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 失敗しました。最高に鬱な映画と事前に聞いてしまったので終盤のインパクトが弱くなってしまったと思います。主人公は、自分の考えを伝えるのが下手な善人なので、ひどい目に遭ったまま終わるのは常識的にあり得ないと感じますし、そんな人が救いのないまま絞首刑にされ、ブラブラ揺れる姿を見せられたらトラウマになっていたかもしれません。 [DVD(吹替)] 7点(2018-04-21 13:28:30) |