261. ターナー&フーチ / すてきな相棒
《ネタバレ》 犬が可愛くない(笑)。フーチをしつけようと奔走するトム・ハンクスが面白いです。いまやハリウッドのトップスターが、ぱんつ一丁でワンちゃんを追っかけ回してるんですよ(笑)。作品自体は意外にサスペンスタッチでした。飼い主の敵をとろうとするフーチが怪我をしたとき、映画と分かっていながら心配してしまいました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-14 23:45:07) |
262. ドラえもん のび太の大魔境
《ネタバレ》 この映画のチャンバラシーンは、自分の中では最高の殺陣です。”自分たちのことは自分たちで”。この映画で子供達に訴えかけたいテーマです。 [DVD(吹替)] 6点(2005-06-14 23:40:35) |
263. 恋しくて(1987)
エリック・ストルツのなよなよ感は好き嫌いの分かれる所ですが、メアリー・スチュアート・マスターソンの勝気ながら、リー・トンプソンに対して憧れと嫉妬を感じる繊細な演技は上手いと思いました。女性向きの映画という感じです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-14 23:33:22) |
264. 我が家の楽園
《ネタバレ》 フランク・キャプラが織り成す人間讃歌は素晴らしい!本当の豊かさとは何か?を教えられました。それぞれ自分のやりたいことを好きなだけやり、人生を楽しむバンダーホフ一家に、当時の古き良きアメリカの家族像を想像します。最初、ジェームズ・スチュワートが主人公かと思いましたが、ライオネル・バリモアだったのですね。この当時にこのような破天荒な脚本ですが、素晴らしいの一言に尽きます。ところで、カラスをあそこまで仕込むのはすごいことだと思いました。あと、セイウチのマスクにも大笑いしてしまいました。コメディタッチですが、今の時代にこそ観て欲しい、家族愛に溢れた作品です。 [DVD(字幕)] 9点(2005-06-14 22:13:17) |
265. Ray/レイ
《ネタバレ》 レイ・チャールズについては、ふらふら揺れながらいつも笑顔で唄うサングラスをした黒人、という程度の知識しかありませんでした。レイ・チャールズのことを具体的に知らない自分でもよく分かるくらいジェイミー・フォックスの演技は素晴らしかったです。終始、自分の不注意で弟を死なせてしまったことへの罪悪感が、麻薬におぼれているレイを痛々しく映し出しています。しかし、良い曲って、愛人の妊娠中絶を迫ったりしたときに出来たりと、けっこうあっさりと完成してしまうんですね。永年お世話になったアトランティック社をそでにしたのは残念だったかな。でも、そでにしたからこそ、さらなる飛躍があったわけで…。うーん、複雑だ。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-13 11:57:10) |
266. 処刑人
《ネタバレ》 悪を制裁する正義は悪なのか?はたまた正義なのか?という、ややこしいことを考えさせられた映画でした。ラスト、刑事であるウィレム・デフォーが見て見ぬふりをしたのが、この映画の真意を伝えています。エンドロールのインタビューも、人間一人一人の深層心理に、悪に対する制裁への深い欲求と宗教上の”汝殺すなかれ”の遵守とのジレンマがあると訴えかけています。ウィレム・デフォーの名推理ぶりが様になってました。「聖霊の御名において」パーンパーン! [DVD(吹替)] 8点(2005-06-12 16:08:47) |
267. リベリオン
この映画、B級なのに出来栄えがA級ですね! むかし世界史で、【焚書坑儒】というのを勉強しました。思想を封じたものですが、この映画もそうでした。感情を殺すっていうのはむずかしいです。脚本と着眼点だけでも、おなか一杯です。このあと、ダウンタウンのDVD『ガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけない温泉宿』を観ました。やはり僕には感情を殺すことなどできやしませんでした(笑)。 [DVD(吹替)] 8点(2005-06-10 22:24:18) |
268. 情婦
マレーネ・ディートリッヒの演技力は驚嘆です。あの淡々とした夫人ぶりが後半、あの場面を際立たせていたとは…。さすが伝説の大女優です。予備知識なく観たので完璧に騙されました。真犯人の正体は実は…。無実の人間を助けようとする様が結果、うまく伏線を張っております。あまり書き込むと、今後観る予定の人の楽しみを奪ってしまいますので、ここまでにしておきます。 [DVD(字幕)] 9点(2005-06-07 17:54:40) |
269. キッド(1921)
《ネタバレ》 捨て子を見つけた最初は疎ましく思っていたチャップリンが、5年の歳月を経て、本当の我が子のように惜しみない愛情を与え、子供も素直な良い子に育っている。互いの信頼関係が涙を誘います。戦時の不況を痛烈に皮肉ってますが、チャップリンの温かい人柄が良く出ています。子を捨てる母親も必ずしも”悪”ではない、と映画の中で訴えかけています。何よりも、子役が可愛すぎるっ!ついでに、これって、最古のワイヤーアクションですね(笑)。最後、2人が再会できてよかったです! [DVD(字幕)] 9点(2005-06-07 15:33:47) |
270. コールド マウンテン
レニー・ゼルウィガー演ずるルビーの粗野でパワフルな女性が強烈なインパクトを残してくれました。個人的に大ファンなので、オスカーを受賞したのは嬉しいです。南北戦争のつめあとは、『風と共に去りぬ』とか『グローリー』でしか分かりませんでしたが、本作を観てよかったです。出てくる女性の性描写が戦時の地獄を上手く体現しております。最初は弱弱しかった、二コール演ずるエイダが、ルビーの影響で力強い女性に変わっていくのも、必見です。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-07 11:04:22) |
271. 恐怖の報酬(1953)
《ネタバレ》 何としても金を手にして、町を出たい男たちの物語です。最初、マフィアの幹部のようなジョーが次第に憐れな男に成り下がっていくのが印象的でした。それがマリオのギラギラしたというか、任務への焦燥感をうまく引き立てていました。適度なタイミングで魅せるスリルがたまりません。最後のあのオチは、分かっていてもショッキングです! [DVD(字幕)] 9点(2005-06-07 09:34:23)(良:1票) |
272. パットン大戦車軍団
今で言うと、リストラされた営業部長のような映画でした。年代が古いだけに戦闘シーンに期待してなかったのですが、当時としては結構、大作の仕上がりです。パットンVSロンメル元帥というより、むしろパットンとモンゴメリーの武功の対比の方が強調されていました。ほとんどの人はモンゴメリーのように着々と実績をモノにして上へ行く。しかしパットンは、政治的批判おかまいなしに、自分の信念に従って戦場を欲する。最初は自分のことをどれほど偉大な軍師かと自慢しまくりでヤなやつでしたが、部下のことを誰よりも思う姿勢は、好感がもてました。ガンコ者ですが、優秀でありながら、時代に認められない、最後まで偉大な哀しき軍人でした。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-04 21:53:33) |
273. モンスター(2003)
《ネタバレ》 まず第一声は、シャーリーズ・セロンはどこに映ってんの?でした。それぐらい全然別人のようでした(裏を返せば完全に役になり切ってました)。オスカーは当然でしょう。生きるために殺す。この映画、いや、アイリーンという女囚にとっての真実です。人間が悪になるのは全ては環境のせいと語るのは簡単です。しかし、報道によって我々は、実際に犯罪を犯してしまった人間に対するイメージは悪であると当然のように思い、そこへ行き着くまでの過程を考えなしに断罪してしまいます。アイリーンの行為は本人があざけていた通り”汝殺すなかれ”の教えに従えば悪ですが、人生をやり直そうにも周囲が受け入れてくれない状況の中で、それでも生きなければいけないなら、殺人も自分の中では正当化せざるをえない。人間のそんなジレンマを上手く演じていたと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2005-06-02 21:58:17)(良:1票) |
274. ターミナル
《ネタバレ》 恋愛映画にならなくて良かったー!ビクターの奇怪な行動(書くよりも、観てもらった方が楽しめますね)が、あの目的のためにとどまり続けると知ったときは、コメディだけど自分の好きなジャンルのヒューマンドラマだなぁと分かり、素直に感動できました。さすがトム・ハンクスです。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-02 16:09:22) |
275. 誓いの休暇(1959)
《ネタバレ》 いきなり冒頭から、母親はその後息子に逢うことはなかったと出る。いきなり結末から出る映画です。与えられた特別休暇は6日。しかし親切で優しいアリョーシャはついつい人のために道中、人のために寄り道をしてしまう。戦場に出た若者は殺人マシーンとなってしまう映画が多い中、この映画は戦時でも人間らしい心を大切にしようという、温かみを感じさせてくれる映画です。最後、母親とはほんの一瞬しか逢えませんが、しばらく余韻が残ってしまう素晴らしい映画でした。 [DVD(字幕)] 10点(2005-06-01 21:45:02)(良:1票) |
276. 陽だまりのグラウンド
《ネタバレ》 キアヌ・リーブスって、感情描写の下手な役者だと思っていました。しかし、この映画では、役の設定が良いのも手伝って、心がこもっている非常に良い演技をしていました。題材も野球がメインではなく、ハーレムの子供たちの生活ぶりに焦点を合わせており、荒廃の中でも野球を楽しんでいる子供たちという部分で、感動しました。ただ、キアヌがどの辺りで子供たちのことを大切だと思うようになったかのきっかけが分かりにくく、知らぬ間にギャンブルから足を洗って…、という展開がちょっと話についていくのに戸惑いました。しかし次第に借金の返済のためでなくなり、本当に子供たちのことを親身になっていくキアヌの変化が素晴らしい映画でした。ベイビーGが死んでしまったのは残念でした。 [DVD(吹替)] 7点(2005-06-01 21:11:40) |
277. マウス・ハント
いままで、『ダイ・ハード』を超えるアクション映画はないと思っていましたが、ありました(笑)。実際観てみると、マウスは特に動き回っていませんでしたね。どちらかというと人間が勝手に振り回されてるという感じでした。クリストファー・ウォーケンの使い方が根本的に間違っているところが良いです。よくあの役をやらせたなぁと感服いたしました。どことなく憎めない兄弟もイイ!ディズニー映画っぽいですね。ラストのオチも胸をすくものがありました。DVD999円、いい買い物ができました。 [DVD(吹替)] 8点(2005-06-01 13:01:44) |
278. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 くすんだ映像に最初ちょっと戸惑いました。ですが、出てくる近未来型の武器や機械が非常に面白かったです。なんだか、ほんとに実現しそうで良かったです。”予言で犯行前に犯人を捕まえる”発想が斬新でしたね。基本的に僕は細木数子が嫌いなんですが、こういうのは好きです。的中率100%との苦悩の戦いとしてみれば、意外にハラハラしました。コリン・ファレルの名推理ぶりもさまになっていて好感触です。 [DVD(吹替)] 7点(2005-05-31 11:30:19) |
279. グレン・ミラー物語
《ネタバレ》 ジャズに興味がなくても、この映画は大好きですね。名曲ムーンライト・セレナーデの曲名が、ムーンライト・セレナーデであるということをこの映画でやっと知りました(笑)。相変わらずジェームズ・スチュワートは純朴な青年役がうまいですね。音楽に生き、音楽で死んだものの、音楽の中で生き続ける。偉大な作曲家だったんですね。ありがたいことにこの映画のDVDには吹き替えがありますので、観やすいですよ。 [DVD(吹替)] 9点(2005-05-31 09:17:30) |
280. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 いいっ!熱いっ!最初はむさいオッサンだったバート・レイノルズが、刑務所生活に溶け込むにつれて、どんどん渋みが増していて、非常にカッコイイ!20年の追加刑も恐れず、勝利のため、調達屋の復讐のため、看守チームに戦いを挑んでいく姿が男気を感じます。アメフトならではのド迫力シーンもなかなかの見ものです。あの図体が2メートルぐらいの大男のひとは、もしかしてストロング金剛さんですか? [DVD(字幕)] 7点(2005-05-31 08:22:03) |