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プロフィール
コメント数 2328
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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261.  ザ・レイド 《ネタバレ》 
 見応えある格闘ムービー。こんなに見ごたえあるのはひさしぶり。  ただインドネシアの俳優さんたちになじみがないので、一部を除いて見わけがつかないのが難点。  銃→刃物→素手と、ファイトのスタイルがシフトしていく。緊張感があったのは銃、次いで刃物。まさに死と隣り合わせ。建物内だけでなく、外からも狙撃される恐怖。実際銃と刃物でほとんどのSWAT隊員が命を落とす。  数が減ってきてからは素手のバトルに。これには正直違和感はあります。だって最後まで銃と刃物と人海戦術で攻め立てれば簡単にSWATを制圧できただろうに・・・。まあそれでは映画が終わってしまうわけですが・・・。  カンフーバトルにシフトしてからも、それはそれで息をつかせぬアクションの連続。これはこれで面白い。主人公や幹部クラスだけでなく、モブのなかにも強キャラがさりげなくまじっているのが何気に良い。  SWATのほうも、隊長がリタイアしてから明らかに戦力ダウンかと思いきや、モブキャラと思われた隊長の部下が何気に強かったりするのが良い。  一番面白かったのは敵の幹部。  圧倒的に有利な状況にも関わらず、銃を置き、弟が兄の拘束を解くのを待ってあげて、二人同時に相手してあげる。とゆーか、相手幹部の善意につけこみ、どさくさに紛れてふたりがかりで襲い掛かる主人公兄弟。更にはずっとフェアな戦いをしている敵幹部に対し、背後から凶器で襲うという卑怯極まりない主人公兄弟。まったくどっちが主役なんだか………
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-18 02:57:48)
262.  ハングリー・ラビット 《ネタバレ》 
 好きなストーリー。好きなキャスト。  ニコラス・ケイジは言わずもがなだけど、ガイ・ピアースの怪しい感じが好きですねぇ。  でもなんか途中中だるみしちゃったな・・・。  そもそもたいしたフォローもなければ、綿密な作戦というわけでもない殺人計画を、素人に遂行させるのは土台無理があります。  ニコラスの歩道橋でのやつは偶然うまくいきましたが、ニコラスを襲撃したおじさんは案の定失敗しちゃっているじゃないですか。こんなやりかたじゃ失敗のリスクのほうが高すぎますよ。  ・・・・なんて細かいことを気にしなければ、そこそこのクオリティで面白い映画に仕上がっていると思います。  でもニコラス演じるウィルは任務を達成したはずなのに、サイモン率いる組織から命を狙われて、なんかそこが腑に落ちなかったな…  だってウィルの命を狙う理由がないよね?それともウィルがいらんこと警察に口を割らんように口封じのつもりなんでしょうか。だとしたら今まで実行犯として使われてきた一般人たちはみんな口封じに殺されちゃったってことになりません?システムとして能率が悪すぎでしょ…  ハングリー・ラビットの存在を暴こうとしたテープをメディアに持ち込むラスト。  受け取ったメディア関係者もやはりハングリー・ラビット。  こんなことじゃないかと思いましたが、こーゆーよくあるオチは好物です。   それにしても親しい人を殺された人多いなぁ。物騒な街だ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-11-10 01:17:32)
263.  アフターショック 《ネタバレ》 
 最初の40分くらいがひどく退屈で、そんなに尺が必要だったのか疑問。登場人物たちに感情移入させるための40分なんでしょうけど、正直この個性的な面子なら15分~20分くらいで十分だったように思います。  こーゆー映画にしては生き残りゼロ。最後のねーちゃんも津波に飲まれて助からなかったものだと解釈します。  イーライ・ロス演じるグリンゴ、このザ・主役って感じの人が途中で消えてしまうのがかなり意外でした。  じゃあここからポヨに選手交代か?と思ったらポヨも戦線離脱・・・。全く先が読めない展開が続きます。  ザ・脇役かと思われた消防士は最後までちゃっかりいるし、しかもこいつがラスボスになったりと、先が読めないというよりやりたい放題のストーリー。純粋な災害ものとして見始めちゃったから、思わぬ展開に面喰います。  疑心暗鬼のおばさんがポヨに発砲しちゃうシーンなんかは、さもありなんって感じで好きなんですけどねー。  あまりに悲惨で悪趣味で救いがないから、少々ゲンナリしちゃいました。  もう少し救いを残してくれても良かったような・・・
[DVD(字幕)] 6点(2022-11-10 00:55:38)(良:1票)
264.  シャーク・ナイト 《ネタバレ》 
 あれ~?思ったより平均点が低い・・・。そんなに悪くないですけどねー。  はしゃぐ若者たちがサメの餌食に。ありきたりのプロットだからこそ好き。サメの造形だって頑張っています。メ〇シャークみたいな訳のわからんシリーズよりかは100倍よくできています。  若者たちが個性的なのも良い。ただあんまり嫌なやつがいなくて、基本みんな良い人なので、若干胸糞悪くなります。  定番のサメが襲ってくるシーンの緊張感もなかなか。主人公が捕まっているシーンで、床を開けるとイタチザメが泳いでいるシーンが何気に怖いです。  ちょっとしたサプライズもあるため、ストーリーだって悪くない。保安官は味方だと思っていましたからびっくりです。  こーゆー映画にしては、若者たちがバカな行動をしているようには見えず、最善を尽くしている感じがするので見ごたえがあります。  残念ながらその多くは犠牲になっちゃいましたが、主人公とヒロインは助かってよかったです。  保安官とデニスに、クズに相応しい最期を用意してくれたのも良かった。  もう一人いたゲス野郎がデニスのナイフであっさり退場しちゃったのがなんか不満。生きたままダルマザメに喰わせてほしかった…
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-05 04:14:15)(良:1票)
265.  シュガー・ラッシュ:オンライン 《ネタバレ》 
 アニメムービーとしては面白いのだけれど、ストーリーがいまいち好きになれない・・・  ラルフは前作で辛い境遇を乗り越えたのだから、もう少し精神的に成長していてほしかった。ヴァネロペを好きなのは別に構わないけれど、依存しすぎているのが見ていてイタイ。  ラルフは前作でも利己的な欲求に突き動かされて大惨事を招いたのに、今作でも同じことをやっている。いい加減にしてほしい。  この映画で好きだったのは2点。  ひとつはスローターレース。ここでのヴァネロペとシャンク達のカーレースはただひたすら楽しい。そのスピード感もアニメーションも一見の価値あり。  そして二つ目はインターネットの世界観。やたら広告が出てくるシーンが妙に笑えます。  映像やアイデア、世界観は文句なしの出来栄え。  それに対し、ストーリーやキャラクターにいまいち魅力を感じられなかったのがなんとももったいない。  序盤でラルフがヴァネロペのために新しいコースを作ります。これを伏線にはできなかったものか。  ヴァネロペニはシュガー・ラッシュを捨ててほしくなかった。ラルフのことも。  スローターレースに感銘を受け、シュガー・ラッシュにラルフたちと一緒に新しいコースやレースを作り出すみたいな、そーゆー路線だったら素直に称賛できたかもしれません。  これじゃあただのワガママで飽きっぽい尻軽な女の子だよ・・・
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-10-30 02:38:39)
266.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
 コメディ弱め。サスペンス弱め。恋愛要素やや強め。  力の入れ具合が期待していたものと違う~。  まず桜井はダメ人間すぎて共感できません。偶然入れ替わってしまうならまだしも、故意に入れ替わったら犯罪。  それに対し、コンドウ?山崎?は良いキャラクターだった・・・  広末演じる水嶋香苗も良い。水嶋香苗が働く職場の人たちも良い味出しています。  一番好きなシーンは、合コンの候補を尋ねられているシーン。  『アリです。』『アリです。』『アリです。』  『え?これもアリなんですか?』  の直後に、直属の部下のスマホをのぞき込んで『ギリ、アリです。』  『あ、これはうちの旦那です。』  ここだけは笑いました。  でも笑えたのはここぐらいかな…  コンドウの正体には気持ちよく騙されましたね。まさかただの便利屋だったとは…  いえ、裏稼業専門の便利屋ですから、それなりに凄いんでしょうけど‥  最後はどーやってとっちらかった物語を収束させるんだろうと思ったのですが、割とあっさり。長時間引っ張った割には味気ない結末でしたねー。お金はすべて価値ある物に代えられていたってねぇ‥‥  で、その価値あるものをあげたらあっさり引き下がるヤクザの面々。挙句に通報されちゃって。  結局一番ワルイのは綾子でしたって、なんだそのオチ。  香苗がコンドウのノートを見て、キューンってなるシーンはとても好きです。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2022-10-23 09:47:24)
267.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
 ゲーム版トイ・ストーリー。  ゲームセンター閉店後、実はゲームのキャラクターたちはそれぞれの人生を楽しんでいるんですよっていうお話。  で、あるゲームで悪役のラルフ。  みんなの輪に入りたくてヒーローを目指す。  なぜ自分は悪役なのか?なぜ自分はこんな人生なのか?  自分の存在意義そのものに疑問を抱き、新しい自分、新しい人生を手に入れようとする。  テーマそのものはいくらでも深く掘り下げられそう。  でもこの作品はそんなことはしない。  あくまでDisneyアニメ。問題提起はしつつも子供が対象。見るひとに楽しんでもらう。子供たちに楽しんでもらう。そんなエンターテイメントを目指している気がして好感がもてます。  そーゆースタンスは好きです。あくまで映画は娯楽です。  ただこの作品、ちょーっといろいろ詰め込みすぎではなかろうか。  特に、ターボとバグの2つの脅威を用意してしまったせいで、ずいぶんと話がとっちらかってしまったような気がするのですが…  もっとレースゲームならレースゲームに的を絞ってくれたほうが良かったのではないかな…   バグがシュガーラッシュのゲーム世界に来たのだって、元凶はラルフ。ラルフの利己的な目的で引き起こされたものです。  後半はともかく、前半のラルフはどーにも自分勝手が過ぎるうえに、お調子者なのであまり魅力的なキャラクターとは言えませんでした。  もっと前半から、『悪役』という役柄なのに、実はだれよりもずっと良い人っていうわかりやすい人物設定のほうが良かったのではないかな…
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-10-17 07:48:43)(良:1票)
268.  アジャストメント 《ネタバレ》 
 サスペンスやSFだと思っていたのですが、ほぼラブストーリーでした。  私たちの運命はあらかじめ決まっているようです。  でも運命から外れた先もやはり運命なんじゃなーい?  さて、アジャストメント達はどうやら天使みたいな存在らしいです。でもその恰好はスーツと帽子。しかもその姿は人の目に普通に見える。そのセンス、設定、嫌いじゃないです。  ジャンル『サスペンス』となってはいますが、そんなにサスペンスしていません。秘密をばらしたら廃人にされちゃうくらいかな💛  アジャストメント達は『今まで人類を導いてきた』『ルネサンスも産業革命も私たちが調整した結果だ』と豪語。  ですが劇中でのこの人たちの活動は、一組の男女をとにかく出会わせない、ただそれだけ。  将来偉大な大統領になるデヴィッド。その原動力は心の空白。エリースと結ばれちゃったら心の空白が埋まっちゃって、大統領になれないんだって。  で、極端な干渉はできないみたいです。修正不能の波紋が広がっちゃうとかで…。なのでやることは小市民なものばかり。  ダンスのお稽古の場所を変えたり。タクシーを停車させなかったり。なんともせこい天使たち…あんなに大きなことを言っていたのに…  このギャップがなんだかたまらなくおかしくて、私にとってはこの映画はコメディでした。  でも途中でまたサスペンス色がちょっと出てきます。  デヴィッドが運命の人のダンスを見ちゃったせいで、運命が修正不能になっちゃったんだって…  遂に伝説のアノ人、そう、通称『ハンマー』の異名をもつトンプソンが出てくることに!  ハンマー…怖ぇ…いったいどんな冷酷無比で不条理な破壊を二人にもたらすのか…  『彼女はダンサーとして脚光を浴びた後、世界的な振付師として成功する…でも君と結ばれれば、幼稚園のダンスの先生で終わる。』  ・・・・え?  『さすがトンプソンだ。もう事態を収拾させたよ。』  ・・・・え?  『トンプソンが言ったことは、嘘なんだぜ。』  ・・・・え?  ・・・とりあえず、幼稚園の先生に謝ろうか・・・
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-10-17 06:36:12)
269.  ガーディアンズ 伝説の勇者たち 《ネタバレ》 
 映像、アニメーションは文句なし。美しく、躍動的で感動すら覚えるアニメーション。見る価値はあると思います。  ただストーリーは正直期待していたものではなかったです。  もっとわかりやすいバトルもの。あるいは明確な目的に向かって突き進むアドベンチャー。そーゆーストーリーを期待していました。  『子供に信じてもらえたほうが勝ち』っていうのが、個人的にはちょっと盛り上がらなかったです。  もちろん、副次的にそういった要素があるぶんには構わないのですが、それがメインとなると、直接対決のバトルを見ているときですら『このバトル意味あんのか?』って気持ちになっちゃうのです。  それと、ブギーマンがなんとなく可哀そうだと思ってしまったのも、最後スカッとしなかった要因の1つかもしれません。  子供が、『僕はブギーマンの存在を信じるよ。でも怖くはない』と言ったのが一つのアンサーかと思ったのです。ブギーマンにも最後は居場所を見つけてあげるのかなーって。だって主人公のジャックフロストにはブギーマンの気持ちがわかるはずだから。  それなのに、一方的にブギーマンは悪だと決めつけて、最後はよってたかって闇に押し戻してハイ、終わり。・・・・なんだかイジメの現場を見ているようでした。  もちろんブギーマンが歯の妖精たちをさらったり、サンドマンやジャックやバニーにしたことは許されません。そこは怒って懲らしめても良いでしょう。  でもブギーマンが再び子供たちの目に映らなくなって弱体化したとき、ジャックだけは彼に手を差し伸べてほしかったような気がします。そこでサンタたちも今までとはブギーマンに対する考え方が優しくなるみたいな・・・  まあ、これも個人的にですが、悪が一方的に強くない限りは、多対一っていう構図がそもそも私は好きではないみたいです。  私はこのアニメを子供たちに見せようとは思わないなぁ。
[DVD(吹替)] 5点(2022-09-28 11:57:11)
270.  ドリームハウス 《ネタバレ》 
 だいぶ早い段階で、  『これはあれかな~……よくある主人公の妄想パターンかな……』  と勘づいてしまう。  ウィルと他の人たちは交流があるけれど、ウィルの家族とはだれも触れ合うシーンが出てこない。2階にいる奥さんに挨拶に来るようウィルが呼びかけても、奥さんはなぜか降りてこない…。1つ1つがあまりに不自然。  まあそれもそのはずで、そのミステリーは中盤くらいでさっさとネタバレされてしまいます。  できれば、その中盤で一回上手に驚かしてほしかったところです。  メインのストーリーはそこから先。ズバリ、真犯人は誰なのか…!  これ最後のほうでウィルの妄想でしたーっていうオチだったらウィルが犯人で、それこそ救いようのないお話だったと思います。  家族がもういないという悲しい事実は覆せませんが、ウィルが犯人ではないという一応の救いが用意されていて良かったです。  ちなみに真犯人が誰なのか?これは前半に比べるとなんともパンチの弱いストーリー展開です。  それにどー頑張っても家族は戻ってこないことがわかっているので、これはなかなか見るのが辛かったですね…  そしてここで他の方のレビューを見るまで、恥ずかしい話真犯人の動機が実はよくわかっていませんでした。  ってゆーか人違い殺人なら動機なんてねーじゃねーかよ!そこ一番大事なとこなのに~  そんでなんか2人組で、一人はお隣さんの感じの悪い旦那ですが、もう一人は・・・・誰?こんなやついたっけ?で、勝手に仲間割れしているし・・・  見ているときは、この二人の動機と関係性がよくわからないままグダグダに映画が終わっちゃった印象です。  ・・・私の理解力が低いのか・・・?いや、そんなはずは・・・(;・∀・)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-26 05:39:13)(良:1票)
271.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
 かなり好きなタイプのアニメです。  この作品に対する批判的な意見。それは裏を返せば、批判的な意見を持たざるを得ないほどに、見た人がこの作品にリアルを感じてしまっている証明にもなるでしょう。アニメなのにだ。狼男という架空の生き物が出てくるファンタジーなのにだ。これは凄いことではないでしょうか。  まず第1部の母と父が結ばれるまでの導入部がよくできています。普通にラブストーリーとして心温まる物語だし、二人を応援したくなります。それにプラスして、狼男だと明かす最初の名シーン。この序盤が一番好きかもしれないです。  第2部ではお母さん奮闘記が描かれます。ここは何をやってもうまくいかないシーンが多くて辛い。シングルマザーの子育ての苦悩を追体験するだけでなく、子供たちの秘密まで守らなくてはならない。普通だったら心が折れます。ですがこれはアニメでありフィクション。心は折れない。頑張り続ける。私には狼男の存在以上にこの母親の存在がファンタジーでした。  そして第3部。子供たちの成長。  主人公は花から次第に雨と雪にシフトされていきます。  すばらしかったのは、雨と雪がそれぞれ違う人生を選択したこと。雪は人間として生きることを選び、雨はオオカミとして生きることを選ぶ。子供のときは雪のほうが野性味あふれていたのに…。このあたりのポジションチェンジがさりげなくてうまいです。  大きな目的に向かって突き進むような映画ではありませんが、何とも言えない余韻を残してくれる名作。  そして声優さんたちが実に良い!
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2022-09-26 04:37:10)(良:1票)
272.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
 導入部分。「君は誰だ?」で、いきなり物語に引き込まれます。  唐突なミステリー。そしてやはり唐突な列車の大爆発。そしてまたまた唐突な謎の密室。  自分がどーいう状況なのかまるでわからない。詳しい説明が一切ないまま、再び列車の中へ…  とても興味を惹かれる展開ではありますが、かなり早い段階で『この人の肉体はもう存在していなくて、脳だけが生きているのでは…』という予感が頭をよぎります。結論から言えばまったくその通りというわけではなかったのですが、かなり近いオチでした。  よくわからないのがラスト。記憶の世界での最後の8分間。‥‥だと思ったのですが、8分が過ぎても記憶の世界が終わらない。それどころか記憶の世界のはずなのに、そこから電話をかけて過去のリアルと電話がつながって、未来を変えた…?いや、この解釈は合っているのか?  どうして最近のSFはやたら小難しくしたがるのか…  つまらなくはなかったのですが、もっとわかりやすいストーリーのほうが好みです。  ちなみに、あくまで記憶のベースが列車爆破で亡くなった教師のものだとしたら、その教師が知りえない情報をその記憶から見つけ出すってのは土台無理だと思います。  その教師が実際に見たものの中から、犯人につながるものを発見して、それを報告して…、という展開にしてほしかったですね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-09-25 22:28:41)
273.  カラスの親指 《ネタバレ》 
 阿部寛は好きな役者さんですが、唯一の欠点が台詞が聞き取りづらいこと。この作品ではそれが特に顕著に感じられます。あんまり台詞が聞き取りづらいときは撮りなおしたりしないんでしょうかねぇ~。それをせずにOKが出ちゃうってのは、なんだかなぁって感じです。  原作、脚本はよくできていて面白いと思います。ただ長い。この内容だったら90分とは言わないまでも、2時間以内にはまとめられそうです。特に、中盤のみんなが仲良くなっていくシーンは明らかに尺を取りすぎだと思うのですがいかがでしょう?  ストーリー上必要な尺は長さを感じさせないものです。途中ではっきり中だるみを感じてしまった以上、おそらく無駄な部分はあったんじゃないかな。  一番の見せ場であるヒグチ達から金をだまし取るシークエンス。緊張感を演出したいのはわかるのですが、ここはもっとテンポよく見せたほうが爽快だったように思います。冒頭のユースケ・サンタマリアをだますシーンの爽快さに負けちゃうのはいかがなものかと。  それにしてもタイトルのカラスの親指が武さんではなくて入川のほうを指していたとはね…これは一本取られました。  アパートのボヤ、嫌がらせ、脅迫、まさか全部仕込みだったとは…まんまと騙されちゃったなぁ…  石原さとみも能年玲奈もかわいいし、ストーリーも良い。好きな役者さんが揃っているのに、‥‥なんか惜しい。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-09-18 21:53:56)(良:1票)
274.  ミスター・ガラス 《ネタバレ》 
 ミスター・ガラスやビーストは仕方が無いにしても、ダンにまであんな最期を用意するとはひどすぎるんじゃなかろうか。  それもあって、映画自体は決して悪い出来ではないんですが、7点はつけられないかな・・・。  それにできることならオオサカタワーで戦ってほしかったっていうのもあります。  ずっと的外れなことを言っていた精神科医。実は秘密結社の人間で、すべて承知のうえだった…。ええ~、そのサプライズいります?逆に安っぽく、つまらなくなっていませんか?私は正直がっかりしました。  3人の特性を否定してきた精神科医に、3人がその実力を見せつけあっと言わせてほしかった。  『もちろん知っているから驚きはしないわ。』なんてスタンス面白くもなんともない。ありきたりでも良いから、わかりやすいカタルシスが欲しいのです。  3作連続で見たおかげで、回想シーンなどにぐっとくるものが多くて、そこはシリーズものの良さが出ていました。  息子やケイシーの再登場も嬉しい。シリーズものとしての完成度は高いと思います。あとは純粋な好みの問題で今作の評価は分かれると思います。  すべて施設内での攻防に終始したのは盛り上がらなかった原因の1つかもしれないですね。  やっぱこーゆー映画は劇中でのオーディエンスの存在は大事だと思います。  まあシャマラン監督に、盛り上げていこうという意思がそもそも無かったかもしれませんね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-09-12 02:37:52)
275.  スプリット 《ネタバレ》 
 シリーズもの2作目ということで鑑賞。  1作目とはうってかわってホラー色の強い内容。めちゃめちゃ怖いわけではありませんが、途切れない緊張感で最後までハラハラさせてくれます。  終盤で女の子たちが必死で逃げようとするシーン。あと少しで扉の鍵が開く…!そこまで見せたら次はビーストとの攻防…!と思いきや、次のシーンではすでにビーストに捕食されちゃっている女の子たち。この辺はシャマラン監督独特のセンスを感じます。  本来であれば一番観客をひきつけるビーストとの攻防シーンをあえて省くなんて、よほど腕に自信がなければできないと思うんですよね~。  主演のジェームズ・マカヴォイもすごい。  仕草だけでなく、雰囲気や声色まで変えて複数の人格を演じ切ります。  ヘドウィグのときは子供にしか見えないし、パトリシア?のときには女性に見えます。  この人の演技力があって、初めて成立する映画ですね。  ヒロインはやられちゃうのかと思ったら、生き延びましたね‥‥。次作でも出てくるのでしょうか。  それにしてもビースト以上にケダモノの叔父。この人に何の罰も与えられないまま物語が終わっちゃうのが消化不良。こいつにこそえぐい罰を与えてほしかったものです。  次作ではいよいよダンと相まみえるのか…今から楽しみだ…
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-05 03:33:10)
276.  TIME/タイム 《ネタバレ》 
 設定、アイデアは好き  世界観は…どーかな~?  SFはよほどうまく作ってくれないと、世界が狭く感じられてしまいますね。世界に広がりや奥行きを感じられないのが残念。こじんまりとした世界での逃避行。  そもそも富裕層と貧困層しかいないような世界の描きかたは発想が貧困じゃないでしょうかねー。中流階級が多くいて、富裕層と貧困層はマイノリティー。そのあたりは現実と同じくらいの配分にしたほうが世界を広く感じるし見ごたえもあると思いますけどね。  アマンダ・セイフライドはかわいいし、主人公も悪くはなかったのですが、感情移入するまでには至らず。  貧富の差が激しい世界を根底から覆すのかと思いきや、やっているのは強盗…。どーにもカタルシスを得づらい…。  序盤から中盤にかけては結構わくわくしながら見ていたんですけどねー。  大金(時間)をつかんだ直後に訪れる母親の理不尽な死。体制そのものに怒りを感じ、現体制を根底からひっくり返す、そんな壮大な物語を期待しちゃったのが悪かったのかなぁ‥‥
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-08-31 03:07:45)(良:1票)
277.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 
 『握手をするときがきたようだ。』が、まさかの真相につながっていくとは…!このオチのためだけにあるような映画です。ミスター・ガラス。まさかのサイコ・パス!  デヴィッド・ダンは不死身。デヴィッド・ダンは力持ち。デヴィッド・ダンはエスパー。  これだけの力を持ちながら、なかなか行動に移そうとしない姿にはもやもや。  イライジャとの出会いにより、遂に自ら殺人鬼と対峙する。  まあ、見所がこことオチしかない割には、結構飽きずに見られた気がします。  ベンチ・プレスのあたりがやや冗長かもしれないですねー。最初は落とすんじゃないかと思って独特の緊張感だったのに、あまりにひっぱるもんだから途中で飽きちゃった・・・・。もう少し短い尺でスパッと驚かせてくれたらいいのになー。  ああ、もう一つ見所がありました。息子が銃をつきつけるシーン。そして息子にそっと新聞を差し出し、『シー』っとジェスチャーで伝えるシーン。息子との交流全部まとめて、名シーンと言えるでしょう。  ただ、『なぜ息子は父親に無敵のヒーロー像を求めるのか』という動機付けは弱かったように思います。  夫婦仲が次第に修復していくケースというのも、ある意味珍しいかもしれません。  割と緊迫感のあるサスペンス調の映画。箸休め的な夫婦イベントや家族イベント。それが適度な匙加減。メリハリが利いてて良かったです。  つっこみどころは多いかな。  病気になったことがないのは自分が一番よくわかっているだろーに、奥さんや職場の人に尋ねるのはわざとらしすぎ。  それに病気になったことがないのに、なぜその症状を知っているのか。  うん、もう少しヒーローとして覚醒してからの活躍を見てみたかった気持ちは否めないです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-08-16 01:43:19)
278.  ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション 《ネタバレ》 
 遂に敵の本丸が目前に…!ここからクライマックスまで怒涛のファイナルバトル!  かと思いきや、なんか爆弾が降ってきて、妹もふっとばされて、目が覚めたら戦争は終わっていました。  ・・・は?まさに狐につままれた状態です。一番の見どころをまるまる削除。最後がこれで良いんだろうか・・・。  『敵は外にも内にもいた』っていうストーリー展開は嫌いではありませんが。  なんだかんだ言ってこのシリーズはエンターテイメントというフィルターを通した反戦映画なのでしょう。  カットニス達は自分たちの自由と安全のために武器を手に取って闘いましたが、目線を相手国の民衆に置き換えれば、当然自分達は侵略者でした。それは最も嫌悪すべきスノー大統領と同じ行為だったわけですね。どんな大儀を掲げていても、罪の無い人たちの命を不当に奪う戦争に正義は無いということでしょう。  官邸前広場で起きる惨劇を目の当たりにし、大いに戸惑うカットニス。『私が望んでいたのはこーゆーことじゃない。』と、彼女の心の声が聞こえてきそうです。  自らの過ちにカットニスが気付き始めた瞬間、その代償と呼ぶにはあまりに無慈悲な現実がカットニスを襲います。なかなか事態が好転しない理不尽なシリーズものをここまで見てきたからこそ、最後はもう少し爽快な結末を期待していたんですけどね。残念です。  このシリーズの1作目を見たとき、日本で不評の意味がよくわかったものです。  そしてこの最終作を見たとき、実は1作目が一番面白かったんじゃないだろーかと思えてしまう不思議。  
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2022-07-28 07:24:29)(良:1票)
279.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
 つかみが100点。オープニングからぐいぐい惹きこまれます。  最初はよくあるなりすまし系のサスペンスなのかと思っていたのですが、リズ(妻)と自分でない男のツーショット写真が出てきたあたりで、実はすべてリーアム・ニーソンの妄想なのかと思ってみたり。『これはちょっと先が読めないぜ…!』と映画にのめり込んじゃいます。  マーティン・ハリスが頼みの綱にしていたロドニー・コールもなんやら危ないやつだし。そのロドニー・コールにもう一人の現地の協力者ユルゲンが殺されてしまうし・・・。この辺までは8点~9点くらいの、もうかなりよくできたサスペンスです。  ただ、正直申し上げて、真相がわかり始めてからオチに至るまでの盛りあがりが弱い。これぞ典型的な尻すぼみ映画。  そんななか終盤のお気に入りシーンは、プラスチック爆弾の解除が間に合わずにリズが爆死してしまうシーン。ここで間に合わせないのはちょっと好きな演出です。珍しいパターンだし、ちょっと笑っちゃいました。  殺し屋グループのみなさまも、個性があって良い味出していました。  ただそれぞれの最期はあっけない。ロドニー・コールの最期なんて、本当にあれで良いのだろうか。素人のジーナに瞬く間に二人もやられているんですけど・・・。  それにしても『リーアム・ニーソンが普通のおっちゃんやってる!なんか新鮮!』って思っていましたが、その正体はやはり凄腕の暗殺者。ですよねー!でも一流の殺し屋が空港に忘れ物してんぢゃねーよ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-07-24 21:17:15)
280.  図書館戦争 革命のつばさ 《ネタバレ》 
 メディア良化法。良化隊。良化隊への対抗組織としての図書隊。思っていたよりゴリゴリのファンタジー。  ただ上記3つを除くと、現実社会と変わらない秩序が保たれている世界。  このリアルとファンタジーが個人的にはうまく混ざっていない感じがして、ずっと不純物のまじった独特の気持ち悪さを感じていました。  ガンダムシリーズのようにいっそ戦争状態にしてもらったほうがまだ説得力があります。そんな有事でもないのに、街中で簡単に一般人に向けて銃火器の使用が認められる法案なんて通るわけがありません。  それにメディアや書籍を規制するのにスマホは全く規制されていないなんて矛盾もいいとこ。『テロや人権侵害の原因』という理由ならば、まっさきに規制すべきはSNSを発信できる通信機器でしょう。そもそもの設定が矛盾だらけなのがどーにも居心地の悪さを感じます。  それからこの作品はTⅤアニメ版かなにかがあって、そのスピンオフ的なものなのでしょうか。知らない思い出が一方的に挿入されますが、この映画が初見なので何のことやらさっぱりわかりません。ファンには嬉しい演出なのかもしれませんが、そのぶん一見さんへの配慮が足りないように思えます。  最後に、登場人物の恋愛パートだけやたら昭和のノリなのが気になります。  そもそも昭和であっても、この人たちの年齢でこんな中学生みたいな恋愛しないでしょ。
[DVD(邦画)] 5点(2022-07-24 08:29:34)
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