261. インセプション
《ネタバレ》 それぞれの階層に入ってゆくという設定がツボにはまった。コブのように、潜在意識は綺麗なものだけではなく、人に入られたくない記憶も含まれているというのがより現実的でよかった。そして潜在意識を取り扱うディーラーがいるという設定、これもたまらない。自分の潜在意識に入ることができるなら・・・という願望を与えてくれる作品でもある。最後のコマが倒れかけるシーン、タクシーに乗っている一同が襲撃されるシーンは今でも思い出す。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 18:36:57) |
262. アルゴ
《ネタバレ》 ベン・アフレックの演技を見たことがあまりなかったのだが、今作ではその落ち着いた姿勢にプロフェッショナルな要素を感じ、最後の国境を越えたときはこちらまで胸をなでおろす感情を抱けた。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-07 18:26:50) |
263. ボディガード(1992)
《ネタバレ》 やや期待外れ。有名スターの護衛ということだが、あまり緊張感が伝わってこない。犯人も小物臭がぬぐえず、全体としても小さなスケールで終わってしまっている。2010年代の今とは違うこの年代のアメリカの雰囲気を味わうことはできるところは素晴らしい。 [DVD(字幕)] 5点(2014-12-07 18:12:05) |
264. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 子どもを育てる難しさ、仕事と家庭の両立、子どもと父親の距離など多くのことを改めて視聴者に考えさせるような映画だった。映画の視点なのか、それとも私が男性ということもあってか、ジョアンナ目線ではなくテッド目線で心情が揺さぶられた。決してフィクションではなく、まさに今の現実世界をシャープに映し出した映画だとおもう。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-07 18:02:34) |
265. アナと雪の女王
《ネタバレ》 扉=エルサの心として描かれていて、開けたり閉めたりといった表現がいいスパイスとして効いていた。 アナの一目ぼれの相手が悪役だったのいうのは、物語にいい起伏をもたらしていて良かった。 アナは最後凍りついてしまうが、エルサの抱擁によって意識が戻る。この場面は、真実の愛のキスになぞらえてキスをしてほしかった。 [映画館(字幕)] 7点(2014-12-07 17:49:12) |
266. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 なんといっても作品を通して描かれる重厚でシリアスな雰囲気がたまらない。 「刑務所内での1コマたりとも無駄な部分がない」と他のレビュワーの方が仰られていたが、まさにその通りだ。一息たちともつくことなく映画が終了した。緊張感とともに。 脱獄をするという情報なしで鑑賞したので、社会的には厳しく罰せられべき脱獄という「偉業」を成し遂げた時の最後の爽快感を共に味わうことができた。 [DVD(字幕)] 9点(2014-12-06 20:50:04) |
267. キャスト・アウェイ
《ネタバレ》 今まででありそうでなかった作品。チャックの無人島での無言の演技には魅せられた。セリフが全くないからその分表情や仕草で表現するのが難しかったはず。帰還後の何もかも全てハッピーエンドでは終わらない展開はより現実的で良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-12-06 20:00:31) |
268. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 数々のサイトで絶賛されているこの映画。 その絶賛ぶりを身をもって感じることができず、まだまだこの映画を吟味できるレベルには達していないと感じた。 猿人を描くことによって人類の進歩を、ハルを描くことによって彼を超えられない人間(人類)の未熟さを伝えてくれる。ある意味皮肉的なメッセージさえ込められている映画。 5年後くらいに再発見を求めてもう一度見てみたいと思う。 [DVD(字幕)] 3点(2014-12-06 19:15:26) |
269. そんな彼なら捨てちゃえば?
《ネタバレ》 最初の方はいい感じで進んでいたが、中盤辺りから間延びしたような退屈な印象。 いろんな恋愛観を紹介するインタビューカットは映画の世界と近いようで遠い・・・不要と感じた。 なにより気になったのが邦題の不適切さ。 原題のコンセプト"He's Just Not That into You"は、邦題の「そんな彼なら捨てちゃえば?」とあまりにも価値観がかけ離れていて残念で仕方ない。 [DVD(字幕)] 5点(2014-12-06 18:53:00) |
270. トイ・ストーリー
《ネタバレ》 幼いころに何度も見たことあるはずの作品だが、ほとんど曖昧なこともあり、もう一度改めてDVDを購入して鑑賞。 やっぱり面白かった。子どもから大人まで楽しめるアニメーション。 おもちゃという言葉に一括りにはされてるけど、いろんな性格のキャラクターがいて面白い。 最初はバズってこんな嫌なやつだったっけとか、ポテトヘッドの寛大さが見れたり。 シドが出てくるときには、思わずこちらも身構えるほど彼らと同じ目線で人間界を見れた。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-06 18:22:21) |
271. マレフィセント
《ネタバレ》 オープニングの映像から引き込まれ、この映画の映像の美しさに感嘆。マレフィセントに焦点が当てられているということもあって、彼女の心情描写(オンナになる部分、凶暴な部分など)が非常に丁寧だった。全てはオーロラ姫のことを憎むところから始まっているのに、こうも変われるんだなと。 ディアヴァルのキスでオーロラが目覚めると思っていた自分は甘かった。 [映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 18:00:38) |
272. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 このようなタイムループ系の映画は好きで、他レビューサイトに "Source Code" よりも良いという感想を見て劇場で鑑賞した。 結論としては、アクションシーンの占める割合が高く、戦闘に重きが置かれていたので、期待以上のものではなかった。「ギタイに立ち向かうために強くならなければいけない、トレーニングを重ねなければならない」というケイジの思いに入り込むことができなかったのが一番の要因だと感じる。 [映画館(字幕)] 5点(2014-12-06 17:45:29) |
273. 美女と野獣(2014)
《ネタバレ》 全体的には、フランス語で作られて洗練された印象が加味されたこともあって楽しめた。 CGが綺麗。とくにラストの抱擁のシーン、あの都会離れした緑あふれる景色は鑑賞後の今でも目に焼き付いている。 物語を語っている女性そのものが今では二児の母を持つ「美女」という設定も良かった。野獣は最初らへんに見せる凶暴さはいいんだけど、中間〜終盤にかけてはちょっと変わり過ぎで、言葉通りの「野獣」というワイルドさがもう少し欲しかった。 [映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 17:31:15) |
274. 魔法にかけられて
《ネタバレ》 恋愛体質のジゼル、明るくて周囲をシアワセにする女の子そのもの(熱狂的すぎではあるけれど) 2次元の世界から来たということもあって、なかなかその場の雰囲気を掴んだり、人の気持ちを察するのは苦手なさまが、ある意味リアルでよし。 アニメと現実世界の割合が、もう少しアニメ寄りでもよかった。 最後のナリッサ王女の最期があっけなさすぎてマイナス。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-03 20:02:18)(良:1票) |
275. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 だいぶ昔に1度だけ見たことがあったが、記憶があやふやなこともあり再度鑑賞。 二度と戻れない少年時代をノスタルジックに描いていて、つい自分の少年時代を思い出してしまう。 あんなワルガキグループではあるけれども、まだまだ可愛らしさのほうが勝る。 やっぱりグループの中には、足手まといもいたり、リーダーシップ発揮するキャラもいたりと、グループの中でもいろんな役割があって、つい自分をその中のキャラクターに投影してしまう。 オープニングの始まり方、エンディングの終わり方、「いいなあ」と郷愁の念に駆られた。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-03 17:01:56) |
276. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 一見、性格や考え方も合わなさそうな、ミカエルとリスベット。 そんな彼らがmacbook pro片手に、難事件を解決しようと捜査するのが現代的でかっこいい。 真犯人が分かってから死亡するまでの時間が短くてあっけないのが残念。 ミカエルへの攻撃の手をもっと残虐で冷酷なものにすればもっと盛り上がったと感じる。 最後のリスベット「らしくない」恋の感情が芽生えた点は、賛否両論あるが、個人的には彼女なりの一つの内面的な成長だと捉えた。 [DVD(字幕)] 6点(2014-12-03 16:03:39) |
277. レオン(1994)
《ネタバレ》 映画設定としてはかなり異色だけど、プロットが追いやすいこともあってハマった。 殺戮だけを繰り返す殺し屋の内面が、少女を通じて描かれていた。 その少女を演じるナタリー・ポートマンの演技が子どものものと思えず、時にぞっとさせられるような場面も存在し、こんな子がそばにいたら、自分ならどうしてるだろうと想像すらしてしまう。彼らが「仕事」をしているシーンも良かったけど、身支度とか仕事後のシーンが一番魅力的だった。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-03 11:48:19) |
278. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 ずっと気になってた映画で、ただその内容は知らず、予備知識なしで購入。 DVDのパッケージから受け取った印象は、主人公とヒロインがシアワセな家庭を築く「のほほんとしたイメージ」。 前半から中盤までは予想的中で、コメディ色あふれるにぎやかな人と、明るい街が描かれていた。 後半の戦場になってからは戦場における父と子のストーリーになっていて、前半で温まったぶん、後半で戦争の持つ冷たさが普通以上に感じられる。 そんな厳しい状況のもとで描かれる父親の子に対する深い愛情は余計に際立った。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-03 11:37:58) |
279. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 レオナルド・ディカプリオ演じるカルビンの迫力。ヒトを人と思わない冷酷な扱いにスリルを味わえた。 そしてあの豪邸。ヤバイ金持ちの楽しみ方は、やっぱりぶっとんでるなーと。 オープニングを見たときに「映画のチョイスを失敗したか?」と正直思ってしまったが、いい意味で裏切られました。 後半は、相手が女性であろうと敵を討つ徹底ぶりにジャンゴの意志の強さを感じた。 ただもう少し後半はコンパクトにできたかな? [DVD(字幕)] 7点(2014-12-03 10:07:40) |
280. セブン
《ネタバレ》 まさしく「映画を見た」という感想を抱く作品。 内容は7つの大罪になぞらえて事件が起こり、被害者の殺され方も残虐である一方で芸術さも感じられる。 最後のシーンでは、車の中で会話しているところから既に鑑賞しているこちらまで心拍数が上がり、手に汗をにぎっていた。 [DVD(字幕)] 9点(2014-12-03 09:56:58) |