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コメント数 895
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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261.  きっと、うまくいく 《ネタバレ》 
インド人特有の時間感覚なのか、3時間に及ぶ大作だが、三人を描くにはこのくらいの時間が必要だったかもしれない。日本人の倫理感からすれば、仮病で飛行機リターン、スピーチ単語すり替え、学長邸宅荒らし、バイクで病院乗り込み、なんてどうよと思わせる個所はあるにせよ、逆に強者の価値観や常識に囚われる社会もまた息苦しいのではないか。それをデフォルメに代弁してくれるのが彼らであり、『ショーシャンクの空に』を思わせる共通点がちらほら。非常識だからこそ、アップルの製品が生まれ、フェイスブックが生まれ、ドローンによる可能性も現実味を帯びてきた。勿論、選択する自由への代償も覚悟しなければならないが・・・。中盤、ランチョーはこの世に存在しない人物だった?と驚いた場面があり、そこからの切り返しが見事。ほとんどミュージカルに頼らない脚本が抜群に上手い。日本では下流拡大から恐れるように一流大学・一流企業のレールに乗りたい子供達が急増中だという。ただ、保身のための手段として履き違えていることが問題であり、社会を良い方向に変えるための目的と過程が重要なのだと映画は伝えている。それが取引先の社長の正体に集約されていた。湖と空が織りなす青一面のラストショットはこの数年で記憶に残る一枚だ。
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-17 22:12:22)
262.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
凶悪な強盗団を、社会に上手く適応できない若者たちの青春物語に換骨奪胎したアメリカン・ニューシネマらしい作品。遠方から静かに迫る追手の描写といい、男二人女一人の三角関係といい、「もうどうだっていいや」という刹那的な生き方が'60年代末期のアメリカを象徴していて、作品に大きく影を落としている。いつまでもワガママなままではいられない。でも、自分を変えることができない諦観がそこにあって、だからこそ"明るい最期"を迎えたかったのかもしれない。前半をある程度切って、少しでも良いからボリビアまでの旅路を描いて欲しかった気がする。
[DVD(字幕)] 6点(2022-03-17 22:03:51)
263.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 
コメディ俳優のサイモン・ペッグを前線に投入して物語に緩急をつけ、ピクサー作品でお馴染みのブラッド・バード監督による縦横奥行のテンポ良いアクションが、マンネリ気味のシリーズに新しい風を吹かせたのが成功の要因。難を上げれば敵役がジャン・レノやフィリップ・シーモア・ホフマンに比べると影が薄くて、決着があっさりと感じてしまった。さて、3を見てしまうと主人公の恋人との関係はどうするのかとモヤモヤしてしまうが、ラストのほろ苦い回答にスパイとしての宿命を見た。
[映画館(字幕)] 7点(2022-03-17 21:20:58)
264.  時をかける少女(1983)
アニメ版と比べるとゆったりとした流れで、時代が時代なだけに古臭さを感じてしまうものの、それを許容してしまう雰囲気とチープさが逆に作品のノスタルジーを引き立てた稀有な事例。ロケーションとキャスティングの勝利。
[DVD(邦画)] 5点(2022-03-17 21:07:33)
265.  ファイナルファンタジー
話題性に釣られて映画館で観ていたが、期待も面白さも徐々に萎むばかり。ファイナルファンタジーぽくないし、わざわざフルCGで描く理由も感じられない。言及されていたように、普通にチョコボやモーグリが主役のファミリー向けにした方がまだ製作費を回収できただろうに。偉大な失敗作にもなりえなかったインパクトの無さにかけてあげる言葉もありません。
[映画館(字幕)] 2点(2022-03-14 22:44:36)
266.  桜桃の味 《ネタバレ》 
点数付けづらい…。男が何故自殺をしたいのかは判明されず、そこはマクガフィンだとしても全編単調な作品なため睡魔との闘いになる。唯一引き締まるのは老教授の説教であり、宙ぶらりんなラストもまた衝撃である。そこで伝えたいことが嫌味なく自然体で集約されていたから。
[ビデオ(字幕)] 5点(2022-03-14 22:35:23)
267.  SING/シング
人間を動物化させた『ズートピア』を思い出すわけだが、体躯を活かした社会派要素はなく、あくまでコメディとしてのスパイスなだけで、動物である必要があまり感じられない。コンテストに集う人間(動物?)模様も個別のエピソードを取ってつけただけで複雑に絡み合うことなく終わってしまった。駒のような扱いのキャラクターだらけ。歌声一点に押し切ったカラオケ大会として見れば悪くはない。でも何も残らないんだよ。
[地上波(字幕)] 5点(2022-03-14 22:15:45)
268.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
この映画には三種類の人間が存在する。才能と実力があり一瞬でも輝いたが潰された人、才能も実力もなく有言無実行で終わっていく人、参加せず野次を飛ばすだけの人──ベクトルは違うにせよ、いずれも敗残者であることは共通している。アメリカンドリームに破れて去っていった人を多く見続けてきたイーストウッドだからこその冷徹さで、希望すら持てない閉塞感が現代アメリカに蔓延しているのは周知の通り。公開から10年以上たった今でも通用する答えのなさ。あのときこうしていれば・・・と嘆いていても、誰も未来など見通せない。神も仏もない。ただ、覚悟を背負って何かをしなければチャンスがやってこないのは事実。たとえ何者にもなれなかった何もない人間のまま、生活のためだけにやりたくもない雑務に追われて、困窮の中で孤立死したとしても、生きた証すら誰も知らないまま塵のように消えていくにせよ、その人生を肯定するか否かは当人が決めること。尊厳と自己満足は紙一重。イーストウッドが言いたいのは単純にこういうことじゃないか。
[映画館(字幕)] 9点(2022-02-19 01:03:16)
269.  tick, tick... BOOM! : チック、チック…ブーン! 《ネタバレ》 
多くの人は何者にもなれない。特にメディアでスポットライトを浴びるような世界であるなら尚更。30歳を目前に夢を叶えるか諦めるかのラインで爆発しそうなジョナサンの産みの苦しみは、クリエイターになれた人も諦めた人も共感するのではないだろうか。恋人に去られ、親友もエイズを患う、残酷な現実にアンドリュー・ガーフィールドは明るくも翳りいっぱいに表現する。8年間掛けて作り上げた大作が上演されない絶望に、それでも「書き続けなさい」という言葉。如何に天才肌でも芸術で食べていくことは至難の業でそこに真理がある。実体験を得て、彼は革新的ミュージカル『RENT/レント』を生み出し、初演直前に若くして亡くなってしまうが、ブロードウェイの歴史に名を刻んだ。もし恋人の気持ちを汲み、夢から身を退いていたら別の幸福もあったかもしれない。けれど『RENT/レント』や本作が世に出ることも彼を知ることもないのだ。足元の幸せに安寧を得るか、大きく生きた証を残すか。だからこそハッピーバースデーのメロディが感慨深い。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-02-19 00:53:10)
270.  クール・ランニング 《ネタバレ》 
作品のテンポ優先で登場人物の描き込みは説明不足に陥らないよう必要最低限に留め、楽観的で明るくて王道な作劇は良くも悪くもディズニーらしい。新たな挑戦を嘲る者たちが最後に彼らの健闘を称えるありきたりな美談も、ストレートで誠実だからこそ受け入れられる部分がある。見ている間、マイナス要素をあまり気にさせないのはジャマイカ特有の底抜けの明るさがあったからか。実話という免罪符で大幅に脚色しているため実話の映画としてはイマイチだが娯楽映画としては合格。映画をあまり見ていない層にも薦められる。
[地上波(字幕)] 7点(2022-02-12 20:55:08)
271.  ゴーストバスターズ(1984)
'80年代の湿り気のない陽気さが雑で荒唐無稽な世界観とマッチしている。一歩間違えれば駄作スレスレになるはずが頭空っぽに楽しめる絶妙な匙加減で古き良き娯楽作に仕上がっていた。
[地上波(字幕)] 5点(2022-02-12 14:04:21)
272.  ルクス・エテルナ 永遠の光 《ネタバレ》 
サンローランのアートプロジェクトによるコラボ。ギャスパー・ノエ×シャルロット・ゲンズブール×ベアトリス・ダルという時点で普通の映画になるわけがない。基本分割画面による同時進行と、ピカチュウもビックリな点滅が10分間続く。身勝手な部外者と制作スタッフの謀略により、融通の利かない苛立ちが爆発する撮影現場のカオスさが一周回ってブラックコメディみがある。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-02-01 00:11:58)
273.  CLIMAX クライマックス
ギャスパー・ノエにしては肩透かし。内容がないのは当然としてももっと工夫した作りにして欲しい。過激というよりはただ撮っている感が強い。麻薬や集団心理の恐ろしさに新しい切り口もなく、序盤のダンスシーンのワンカットが良かっただけに残念感が強かった。
[インターネット(字幕)] 3点(2022-01-31 23:25:50)
274.  明日、君がいない 《ネタバレ》 
不謹慎ながら6人の誰が死ぬのか興味を持って見てしまった。しかし、それはミスリードで、誰にも見向きされなかった孤独な少女の自殺が、他者への無関心という根の深さを物語っている。大人になればつまらないことだと思える学生時代でも、目の前の世界が重大事項で自分のことばかりだった。ある種の孤独を抱えた6人と自殺した少女の違いは程度の差があれ、いつまでも分からない。ガス・ヴァン・サント監督の『エレファント』の影響をかなり受けているだろう。脆くて壊れそうな日常という点で共通しており、あちらが『エリーゼのために』ならこちらは『ジムノぺティ』で対抗する。ピアノの調べが鎮魂歌として、淡く儚く降り積もる。
[DVD(字幕)] 7点(2022-01-29 22:12:40)
275.  PASSING -白い黒人- 《ネタバレ》 
人種差別が根強い1920年代のニューヨーク。肌の色が薄いことから白人のフリができる二人の黒人女性が10数年ぶりに再会する。一人は元来の黒人コミュニティで家庭を築き、もう一人は白人男性の妻として…。対照的な生き方の二人をクラシカルなモノクロ映像とジャズピアノで時代を彩る。波風を立てないように日々を生きてきたアイリーンにとって、クレアの快活で奔放な振る舞いに危うさを感じながらも、差別を恐れるあまり己を偽り深いギャップに苦悩する彼女に共感する、その微妙な距離感が上手い。だが、クレアの夫は根っからの差別主義者で、肌の濃さを問わず"一滴でも黒人の血が入っていること"に嫌悪する男。終始どこか不穏な空気が漂い、静かに悲劇に繋がっていく。初監督を務めた女優のレベッカ・ホールは、母方の祖父が肌の色が薄い黒人であり、アイデンティティの拠り所を深く抉り取る。自分が何者であり如何に生きていくかを模索する。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-26 21:27:00)(良:1票)
276.  仏陀再誕 《ネタバレ》 
映画館以外で見る機会はほぼないと言っても良いが、レンタルショップで偶然発見してしまったので冷やかし目当てに観賞。やっぱり酷い映画だった。キャラデザは現代的でアニメオタクを信者にさせる魂胆であるものの、平凡すぎるため見事なまでに空回り。また、この世とあの世の話の最中に絵がヘタだとか唐突なギャグを捻じ込む地点で脚本のセンスが微塵もない。ライターならともかく、コネで息子が書いている地点で仕方ないね。挙句の果てには、幸福の科学は良い宗教、創価学会は悪い宗教と謳うようなネガキャン展開で、双方ともイメージ最悪で逆効果。予算がなくなったのか終盤の特殊効果が初代プレステ並みになったり、宗教嫌いのヒロインの父親と悪玉宗教のボス(池田大作)をたらし込んで洗脳させていく過程は失笑もの。自分自身を美化し、ブッダの生まれ変わりとほざく偽善者・大川隆法のナルシストぶりにもうついていけません。こういうのは自分達の施設だけで上映、自画自賛してください。人に欲望があるからこそ文明が発達して便利な物質社会があるわけだが、楽してベンツを所有している詐欺師に愛とか心の豊かさとかを言われる筋合いなんてない。
[DVD(字幕)] 1点(2022-01-09 01:21:07)
277.  パッチギ! 《ネタバレ》 
別に良いんじゃないでしょうか? 偏った政治的要素を前面に押し出そうが、大衆が自分の価値観を信じて、彼らに歩み寄りたいのなら肯定も否定もしない。今やヘイトスピーチが問題になっているが、グローバル化が避けられない以上、大衆が多民族との共生を望むのであれば、この結末のように個人レベルから仲良くなれば良い。それはともかくとして、娯楽として見るなら、自分には政治的云々以前に合わない。役者のパワーがあっても、暴力シーンを無意味に強調させるのは如何なものかと。描くにしても最低限留めてくれるならまだ見れた。つまるところ、偶然脚本が良かっただけで監督のセンスがなかったということ。俳優陣の熱演に+1点で5点が限界。
[地上波(邦画)] 5点(2022-01-09 01:19:14)
278.  舟を編む
辞書作りという、長い年月の掛かる非常に地味な作業を、綿密なプロセスと堅実な演出で上手く見せる。下手にギャグに走るようなユーモアがないことも好印象。しかしながら無味無臭。淡々としているが故に際立つような余韻を感じることはできなかった。
[地上波(邦画)] 6点(2022-01-09 01:14:42)
279.  ユージュアル・サスペクツ
ラストが全てな映画。それゆえ、退屈な過程に時間を費やさなければならないわけで。しかも、そのラストが今までの過程を蔑ろにするような形だったので、悪い意味で騙された。二度目見たら、評価が変わるかもしれないが。
[DVD(字幕)] 3点(2022-01-09 01:13:52)
280.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》 
前半のトークがとにかく退屈。初期のような会話の面白さがもう出せないのか、意図的につまらないものにしたのか。見ている間、ナチョスを汚さそうに食べるシーンで食欲が沸いたり、ラップダンスが印象的だったリ、実際に正面衝突したらああなっちゃうのか…とゾッとしたり、そういうどうでも良いところがこの作品のキモかもしれない。だからこそ、終盤のカーチェイスの爆発力は相当なもの。テンションが最高潮になったところで"THE END"に笑う。本国同様、『プラネット・テラー』と併せて一本の映画として見たかった。
[映画館(字幕)] 7点(2022-01-09 01:12:37)
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