281. バスケットボール・ダイアリーズ
原作のジム・キャロル著「マンハッタン少年日記」は全米でベストセラーになった若者のバイブル的な作品。続編の「ダウンタウン青春日記」にはバロウズ等のビート詩人をはじめディランやアンディ・ウォーホールなどニューヨークのアートシーンとの交流が描かれていて興味深いス。ディカプリオの美少年ぶりが一番堪能できる映画だと思うなぁ。彼とジム・キャロルってどことなくイメージもだぶるし。 5点(2003-12-24 11:33:15) |
282. スコーピオン
何もかも中途半端だな~。やるならもっとやっちまいなー!けどミュージックビデオ感覚で見ればまぁ気軽に楽しめる。TVでなんも知らずに見てて、てっきりソダーバーグの映画だと思った。それにしちゃあ音楽のセンスいいなと感心してたら別の人でした。(誉めてるの?けなしてるの?) 5点(2003-12-24 11:01:58) |
283. ラスト サムライ
時代劇は大好きだし「滅びの美学」は積極的に好きなのだが感傷ばかりが先にたち、勝元達が何の為に戦っているのかその大儀がよく見えない。頭では分かっているのだが心情的に納得できないため合戦のシーンではイヤなもの感じてしまい、むしろ官軍兵に同情してしまった。それと、渡辺謙が好きなので見に行ったのだが確かに戦闘シーンでの彼は迫力あるけど静と動のメリハリがない(と私は感じた)。むしろ真田の方が雰囲気があり、この二人の上下関係に違和感があった。とは言え確かにハリウッドが「見えないもの」にこれだけ敬意を払った静かな映画を作ったことは驚きだし、作品に対する真摯な気持ちも伝わってくる。西南戦争を元にしているらしいが風景はどう見ても「ロード・オブ・ザ・リング」だし、まぁファンタジーとして見れば良い映画だ。アカデミー賞をとっても不思議じゃないと思う。生まれて初めてトム・クルーズがかっこいいと思えたし。それにしてもアメリカ人から「日本の伝統を大事に」などと言われるような映画を我々日本人がありがたがって見なくちゃならないとは、まったく嘆かわしいことだ。 7点(2003-12-22 12:34:13)(良:1票) |
284. バーフライ
ブコウスキーだからなぁ。そりゃもう飲んべえのヒドイありさまがリアルに表現されています。ミッキー・ロークが「足短~い」、「汚~い」と当時ちょっとショックだった。撮影はロビー・ミューラーなんですね。そんな映像でしたっけか? 6点(2003-12-19 12:28:30) |
285. 最後の誘惑
洗礼を受けている信者達にボカシを入れるのはやめて欲しい。 6点(2003-12-19 12:11:37) |
286. ニコラ
私はごくごく普通の家庭で普通に育った子ですけど、子供の頃って「もし親が死んだら」とか「寝ている間に親に生き埋めにされたら」とか、ランドセルに入っている恐怖漫画に呪われたらとか、それはもう無数の恐怖を空想していたもんです。この映画見ながらそんな子供の頃の不安な気持ちを思いだしました。ジェットコースターのシーンなんか特に気持ちかき乱されたし、言われてみればホラー映画なのかも。 7点(2003-12-19 11:59:40) |
287. カリフォルニア・ドールス
「ロッキー3」を見に行ったらこの映画と2本立てだった。すんごい力技的映画でこっちの方が面白い!と思った記憶があります。館内でコオロギが鳴いていて、売店ではリボンシトロンが売られていたあの映画館、今もあるのかなぁ。 7点(2003-12-19 11:38:17) |
288. 蜘蛛女(1993)
私が唯一ゲイリー・オールドマンにうんざりさせられなかった映画。あの人はこういうダメ男の方がキレ役より絶対あってる。 6点(2003-12-19 11:21:46) |
289. 卒業(1967)
S&Gの音楽が持つ世界観が映画全体を形作っています。これを例えば音楽Bzにしたら・・。全然違う映画になりますねー。バークレーに帰る為、赤いアルファロメオ(でしたよね?間違ってたらスミマセン)に乗ったダスティンホフマンがS&Gの音楽をBGMに橋を渡っているところをフカンでとった映像がすごーく好きです。 7点(2003-12-18 15:04:49) |
290. ゴジラ対ヘドラ
私が生まれて初めて映画館で見た(と記憶している)記念すべき映画、それがこの「ゴジラ対ヘドラ」。とにかく暗くて薄気味悪くて映画見てからはどぶ川の澱みからヤツが出てきそうで恐ろしかった記憶があります。先日CSでその時以来初めてこの映画を見た。驚いた。こんなにサイケデリックでメッセージ性の強い映画だったとはね。自分が小学生の時世の中こうだったのかぁとしみじみ。今の小学生はハリー・ポッターとか見てるんでしょ。違う感性が育ちそうだな~。 4点(2003-12-18 14:48:08) |
291. アメリカン・ビューティー
中途半端じゃないスかね。使い古されたアメリカンホームドラマをちょいと頭良く見えるように手直しした感じ。「ガープの世界(原作の方)」みたいな感じはどぉよ?あそこまでやっちゃうと評論家ウケするかもしれないけど一般ウケしないからさ。まぁギリギリの線で。そんな企画制作会議が聞こえてきそうな気がした。 でも「映画はたくさんの人が楽しめなくちゃいかん」と言う観点から言えば大人の決断かも。 6点(2003-12-18 13:42:56)(良:1票) |
292. ビッグ
好きな映画だったしニューヨークに旅行した時は「FAOシュワルツ」に行って「ビッグだよー」と感激した。けど、最近ひっさしぶりにTVで見たらトムハンクスにちょっとイライラ。どーも大人が幼児化してるような最近のカルチャーに反感を持っているので「いつまでも子供みたいな大人」である彼に昔のような好意を持てなくなったのかも。映画自体は非常にチャーミングな良い映画だと思います。 6点(2003-12-18 12:10:24) |
293. E.T.
高校生の頃授業をサボって公開初日の初回を見に行った。すっかりひねくれもんになった今ではありえん話しだがお陰で何の予備知識も無しに見れたことは非常に幸運だったと思う。自転車が飛ぶシーンでは文字通り感動で身体が震えた。優しさと勇気と友情を夢とスリルとユーモアで表現したこの映画に私としては何処にも文句を付けられない。またいかにもアメリカらしい物であふれかえった部屋(エルビス・コステロのポスターが!)、ウォークインクローゼット、BMX、宅配ピザなどにも憧れを抱いたものだ。「ファック」も「シット」もない。けど単に脳天気なだけじゃない。ケストナー等の児童書にも通じる子供にも安心してみせられる良い映画だと思う。 10点(2003-12-18 11:23:34)(良:5票) |
294. ターミネーター2
途中まではすんごく面白いのに段々失速して最期はお決まりの泣かせ(つーか、ギャグ?)に入ってしまいガッカリ。しかし黒のタンクトップからのぞく筋肉質なサラ・コナーの肉体に刺激され、私たちの間で一時「めざせサラ・コナー運動」ってのが流行った。腕立て伏せとか腹筋とかして身体を鍛えようという安易な運動だったが私は一番に脱落した。 5点(2003-12-17 12:18:45)(笑:1票) |
295. ストレンジャー・ザン・パラダイス
ジャームッシュの映画は言葉が上手く通じないもの同士が集まる話しが多い。その為生じるすれ違いやら勘違いやらがまた可笑しいのだが結局根っこでは通じてるんだよね。彼の映画には言葉じゃなくて目線や仕草や風景を見て、或いはその独特のリズムを感じて、その場の空気を体感し想像する楽しみがあるのだ。 8点(2003-12-17 12:06:12)(良:1票) |
296. ギャングスター・ナンバー1
《ネタバレ》 60年代後半のロンドンでビスポーク・スーツに身を固め、イタリア製の手縫いの靴を履き、アストンマーチンに乗る狂気の若きギャングスターをポール・ベタニーが熱演。目つきがヤバイです。シビレます。結構痛い暴力シーンがあるので苦手な方はダメかも。特に↓【野生のおっさん】さんが書かれている殺しのシーンは「昔ながらの方法」でなぶり殺しにしているところが、ヤられている側の目線で撮られていてかなりコワイ。若きギャングスターはやがて強烈に憧れながらも深く妬んでいた自分のボスをおとしいれて、彼の持つモノ、家も金も組織もそっくり自分のモノにします。が、ただひとつ、与えなければ得られない「愛」だけは手に入れることがでなかった。30年後のギャングスターを演じるのは『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェル。裏社会の頂点に昇りつめたが孤独で空っぽの悲しい男は作品中一度も名前を呼ばれることがない。彼には名前がないのだ。UK好きなら見る価値アリかも。隅々までこだわりを感じるスタイル、音楽もキマってる。但しマルコム・マクダウェルがちょっと鈍くさかったかな。【木戸満】さん、お先に! 8点(2003-12-17 11:31:35)(良:1票) |
297. 草原の輝き(1961)
大人たちの俗物ぶりがバッドとディーニーの清廉さを更に際立たせてましたね。純文学の薫り漂う良い作品。 8点(2003-12-16 13:44:24) |
298. ホーム・アローン
クソガキめ!泥棒が可哀想だ。こんな映画子供に見せたらアカン! 4点(2003-12-16 13:28:40) |
299. レオン(1994)
まぁなんつーか、いかにもお金が儲かりそうな映画。それは別に悪いことじゃないけどね。リュック・ベッソンは「TAXI」みたいなおふざけ映画の方がまだ見れるなぁ。(「TAXI2」はこれまたヒドイ) 5点(2003-12-15 19:07:35) |
300. グロリア(1980)
音楽もファッションもジーナ・ローランズもかっこいい。けどカサヴェテス映画のカッコよさって自分の人生を引き受けたタフさにある気がします。【クロマス】さん私もネコのこと気になりましたよー。多分ブロンクスで野良ネコなっちゃたんでしょう(泪) 8点(2003-12-15 18:44:34) |