281. ダブル・ジョパディー
これといって新しさ、面白さを感じる作品ではなかったですね。だから手に汗握るハラハラもなかったし、淡々と観終わりました。テレビのサスペンスドラマの域を出ていないというのは大いに同感。つまらないということはなかったですけどね。しいていうなら、どっちかというと汚れ役のアシュレイ・ジャッドと酒好きのオヤジくさいトミー・リー・ジョーンズというのが新しいといえばそうなるのかな。あのあと、二人は男と女の関係になるのかどうかというのが一番気になったことでした。 5点(2004-01-23 11:42:10) |
282. 陰謀のセオリー
一般庶民に交じり、なにくわぬ顔で生活している人の中には、まれに誰がケネディを撃ったか、みたいなことのからくりを知っている人がいるのかもしれないというようなことかしら?ちょっとこじつけがましいところがあってのめり込んでは観られなかったです。サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」に興味を持った作品です。 5点(2004-01-14 09:38:01) |
283. ザ・インターネット
これを見た当時は今みたいにPCも普及してなかったし、ネットする人も少なかったですよね?私もPCはおろか携帯も触ったことなかったし、まったく縁のないものだったので、「ゲートキーパー」だの「モデム」だの「トロイの木馬」なんて言葉がでてきたってなんのことやらさっぱりでした。でもそれなりの技術とその気があればあらゆる情報が書き換えられ、詐称できてしまってそれを見た人はなんの疑いも無く見たまんまを信じてしまうもので「怖~」と感じたのを覚えている。 よく考えてみればカチカチとクリック数回で信用する、信用を得ようなどということは有り得ないことですね。信頼ってそんな簡単なものじゃないと思うし。無くす時はクリックひとつで事足りるのかもしれないけど。この映画は地域や年代に関係なくそれほどの知識をもたない人でも誰でもネットを繋ぐようになるという時代への警告、警笛の意味があるわけでその点ではタイムリーなテーマだったんですねぇ。 個人的にはもう技術の向上はいいです、これ以上何をどうしたいの?機械はやっぱり機械でしかなく、ただの道具であって使うのは人間。これからはその人間を向上させるほうにチカラを入れる時代にならないとね。 主人公のアンジェラは近所付き合いもまったくしない人、仕事も会話もピザの注文もチケットの予約も全てコンピューター、ネット任せ。休暇の海外旅行もたったひとりで行くのよ(ひとりで南の国のビーチへ行って楽しいんだろうか?)本当のテーマはネットの危険性ではなく、このリアルでの人間関係の薄さを問題提起してるようにも思う。彼女もせめてお向かいさんと仲良くしてればね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-01-12 01:04:44)(良:1票) |
284. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
またしても変なサブタイトルがついているのね。こういうこといいかげんにやめないかなあ。内容の方ですが、ブラピ演じるトリスタンはまったく困ったお坊ちゃんです。好き放題した挙句、伝説の熊にとりつかれて自分の子どもまで置いてきぼりにしてしまった。一見ドラマチック、でもなんか自由と身勝手の区別のつかない一家の伝説のように感じたわね。ここで声を大にしていいたいのはファム・ファタールを演じたイギリス女優ジュリア・オーモンドである。色気もなにもありゃしない、学校の先生みたいだ。兄弟三人が取り合うモンには見えないです。 5点(2004-01-08 09:05:03) |
285. 永遠に美しく・・・
映画というのは観ている間はわりと面白く観ていても、終わって少したつとすっかり忘れてしまうものがある。これがまさにそのタイプの作品ですね。メリル・ストリープはこれと「シー・デビル」と、結構こういうのがあってるんじゃないだろうか。野球帽かぶって川下りするよりなんぼかいいでしょ。メリルにゴールディ・ホーンのベテラン女優が余裕で楽しそうに演じているのは観ていて愉快です。ブルースも遊んでる感じ。大スターになってもこういう作品にも出るその器の大きさがよいのです。 5点(2003-12-31 01:26:28) |
286. ボーン・コレクター
まったく惜しい。何が惜しいかというと前半は猟奇的な事件をめぐり緊張感もあり、こちらも結末に向けて期待感をつのらせた。しかしどういうわけかその犯人がなんとなくわかりかけてきた時、息切れしたかのようにパワー・ダウンしてしまった。アイデアに行き詰まり、「え~い、こいつが犯人でいいやッ!」となげやりになってしまったようだ。キャストもいいのになあ。やり始めたことは最後までキチンとやってほしい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-12-04 09:26:59) |
287. ペリカン文書
このタイトルはインパクトあっていいですねえ。しかしながらジュリア・ロバーツが殺人事件をも引き起こす、内容の深いレポートを書いた大学生という設定はチト無理があるというものです。デンゼル・ワシントンはセクシーです。ジュリアのたっての希望で出演したらしい。ロバート・レッドフォード主演の「コンドル」をちらりと思い出したのでした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-12-04 01:18:47) |
288. アルマゲドン(1998)
この無理無謀な設定を巨額を投じて映画にしちゃうんだからハリウッドというところは不思議なところです。でもこの作品は大自然を相手に知恵と技術でもって必死に戦うというものなので、ガンバレ合衆国、世界のために!と素直に応援できるところがよいです。しかし、ビリー・ボブが出てるのにはびっくりいたしました。そのビリー・ボブにみんなの条件として「ケネディ暗殺の犯人を教えろ」だの「違反を帳消しにしろ」だのブルースが読み上げるとこは笑った。とっても小市民的な条件がよろしいです。 何年かぶりで昨夜観ました。再見してこれはコメディなんだと確信しました。 これはこれでいいんじゃないかなあ、これといってとってつけたようなメッセージ性もないし、あからさまじゃないおバカ映画だと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-12-02 00:28:28) |
289. シュリ
この監督さんはハリウッドのアクション映画が好きなんだなあ、というのが最初の感想でした。人の成長は模倣することから始まるわけですからパクったっていいじゃない。みなぎるパワーを感じます。ただねえ、主演のハン・ソッキュがこういう役をやるにはあまりにも地味なのだ!華がないしあの体格で警察の特殊部隊みたいな役は無理がある。らしく見えないもん。他にいなかったのかしら。この人、韓国ではスーパースターらしいけどそこがよくわかんないわ。こういった映画は主演俳優の魅力が重要だと思うし、ストーリーや展開に少々無理があってもスターの魅力で見せてしまい「もう~あの人がかっこいいから許す!」となることがよくあるものです。私としては北の隊長みたいな人。あの俳優の方が魅力的でした。 いろんなシーンで熱帯魚の水槽が効果的に使われてましたね。人物描写のエピソードなどまだまだ垢抜けないし、所々こそばゆくなるようなワザとらしさは否めないし、色気も足りない。濡れ場が足りないということではなくて、感覚的に俳優にも作品にもセックス・アピールが足りないということです。これからどんどん洗練されていくのでしょうけどね。ここまで言いたい放題書きましたが、個人的には韓国映画はちょっと苦手です。でもこの作品、アクションものとしては日本映画よりずっと見ごたえあるのは確かです。 5点(2003-11-29 22:28:00) |
290. グリーンマイル
一応ファンタジーになるのかしら。サム・ロックウェル、ダグ・ハッチソンの悪役陣が印象に残ります。でもやっぱり真実は公表すべきで、無実とわかっているのにあれはちょっと、イヤですね。「ショーシャンク~」とは真逆ね。あの姉妹の父がウィリアム・サドラーなのを見て、犯人は父親?と一瞬思ったのは私だけ?ひいきのデヴィッド・モースの制服姿に5点です。 5点(2003-11-29 13:30:31) |
291. インデペンデンス・デイ
その昔、アメリカは戦闘機ごと突っ込んでくる日本の特攻隊を狂気の沙汰と、その被害よりも行為そのものを恐れたと聞きます。ところがどうでしょう、これといい、「アルマゲドン」といい、まさに特攻隊精神ではないですか。アメリカ人は今コレを見て、犠牲となった人を英雄と称えるようになったのね。ご時世なのでしょうかねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-11-25 09:55:43)(笑:1票) |
292. ノイズ(1999)
う~ん、困った困った。大好きなジョニーなのにあの気の無い演技には正直ガックリ。こんなジョニーを見たのは初めて。本人も出演を嫌がっていたらしいけど。唯一、ジョニーに裏切られてしまったと感じた作品です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-11-20 23:07:34) |
293. トト・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 確かWOWOWが開局されて間もない頃、巷ではヨーロッパの単館系作品が注目を集めてたと思う。これもそんな頃にWOWOWで放送されまして、録画までしたんですが面白くなくて、内容は殆ど記憶に残ってなかったです。 うっかりひかりTVで見つけてなんだか懐かしくなって再見。 この当時のフランスものは「仕立て屋の恋」とか世間一般では変人、ヘンタイといって敬遠されがちな人を主人公にした作品が目立っていた気がします。 トマっていわゆるイタイ人でしょ。赤ん坊の時に取り違えられたなんて言ってるけど、あのお母さんの遺伝子ですよ、間違いなく。姉のアリスも変わり者だし、すみません言いにくいのですが、弟は障害をもって生まれてる。 自分の思い込みと自己満足とアルフレッドへのしつこい拘りだけで生きてきたトマ、最期にアルフレッドとなって死ねた・・・いえ、しっかりトマ・ヴァン・ハズブロックが死んだと認知されてる。世間は当然トマの思惑も存在も全く気に留めません。 ラストは吹っ切れたような明るさはあるけど私はこの作品、トマの悲劇だと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-08-05 11:25:59) |
294. ワン・ナイト・スタンド(1997)
《ネタバレ》 最近CSでの予告を見て思い出しました。ココを見て「リービング・ラスベガス」のあとに制作されたことを知って驚きました。 脚本もマイク・フィッギスだったんですね、いったい何をいわんとするかよくわからなかったというのがいちばんの感想です。 そうですねーNYの夜は物騒、HIV、社会的地位も信用もある成功した男も家では奥さんにたじたじ、夫婦交換もアリ・・・こういったその時の話題、問題を詰め込んだ大人の映画のフリした、ゆる~い人たちが出てくるゆる~い映画っていう感じでしょうか。 出だしがなかなかいい雰囲気だったので期待したんですけど、最後はコメディみたいになっちゃったわね。 音楽はかなり好み、でもいきなりブロンディの「ハート・オブ・グラス」がかかった時にはのけぞりました、あんまりいい意味ではありません。 この当時、アメリカはどうだったのか知らないけど、個人的にはこれぞバブルの匂いがぷんぷんする映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-08-18 17:06:14) |
295. エントラップメント
先ごろ引退を発表したショーン・コネリーが泥棒役、相手はおやじキラーのキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。コミカルでニヤリとできる粋な映画を期待したんですけどねえ。オープニング20分ほどでコレはハズれたと確信した。なんでだろうと色々考えたけど、わからない。だけどどーにもこーにも面白くないのよ。テンポとか流れが悪いといいますかね。まったく入り込めませんでした。。。監督の経歴を見てなんとなくわかった「コピー・キャット」「ジャック・サマースビー」を手がけているのね。つまり、粋とか洒落っ気とかブラックユーモアを上手く表現できる人じゃないのかもね。。。面白い映画かそうじゃないかって、だいたいオープニングから20分くらいでわかる。たま~に進むににつれてのってくるものもあるけど。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-27 14:04:08) |
296. 虚栄のかがり火
デ・パルマといえば長まわし。ここでもオープニングで見せてくれ、けっこう期待したんだけど、映画としてはワタシの好みとはいえなかったです。ノレない、惹きこまれる面白さとか魅力がなかった。でもキム・キャトラルには笑ったなあ、キャスティングはいいし、なかなかの俳優が揃っているのにもったいない感じ。ブルース・ウィリスって時々気まぐれ、思いつきみたいな仕事するのね。ところでこれってリメイク?それともやっぱりパクリ?モーガン・フリーマンの「正義とは・・・」という演説のところ、どっかで見た記憶がある。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-13 09:42:53) |
297. ゲッタウェイ(1994)
あら~今知ったけど脇役がおいしいじゃありませんか、でも記憶にない・・・キム・ベイシンガーとアレック・ボールドウィンという元ハリウッドのフェロモン夫婦の共演なわけですが、やっぱりさぁ夫婦共演、しかも濡れ場まであるんですよぉ。観てるこっちが恥ずかしくもありました。ジェニファー・ティリーのバカっぷりもちょっとウルサイし、凶悪マイケル・マドセンのロン毛も不満でした。でもキムはここでも男に尽くすイイ女、キレイでした。あのーキムがアレックの上に乗っかる濡れ場なんですけどー、キムの一瞬の手の動きに「およ~今のはナニ??」と思ったのは私だけでしょーか??おいしい脇役の記憶がないのはキムのあの手さばきのせいかもね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-08-07 00:52:24)(笑:1票) |
298. デビル(1997)
これは印象薄いですねえ、脚本がよくなかったのかもね。ブラピはかっこよかったけど。これ観る前に「マイケル・コリンズ」を観たほうがいいかも。同じようなジャンルでIRAを扱ったものなら「パトリオット・ゲーム」のほうが面白いかもね。どっちもハリソン・フォードが出てる。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-07-22 01:21:29) |
299. バグジー
ラッキー・ルチアーノとともに語られる伝説のマフィアのひとりバグジーなんですが、いかんせんウォーレン・ビーティがマフィアには見えないのよ。はなしの展開とか全体の雰囲気も重厚さがなく、散漫な感じといいますか、バグジーのキャラが落ち着きなくてイライラしたというのが正直なところでしょうか。ハーヴェイ・カイテルもちょっと浮いてた。マイヤー役のベン・キングスレーは貫禄あってよかったかな。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-06-30 00:38:12) |
300. ビッグ・ヒット
ルー・ダイアモンド・フィリップスの肢体にひたすら感動した。アクションはそれなりに楽しめる、でもアホ映画なりの小意気でニヤっとできるセンスはゼロでした。 4点(2004-10-14 09:31:25) |