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281.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 
これサスペンスかなあ、たぶんハリウッド製サスペンスに慣れてしまっているのかもしれない。 これがヨーロッパ映画のサスペンスなんですよね。  顔のない依頼人なんていうわりには登場早すぎで、気難しく偏屈なヴァージルになぜかまわりは親切で良き理解者ばっかりだし、押して引いて引いて押すというようによくある恋愛マニュアル本に書いてあるような展開で、ヴィラに行くたびに進展していくし。なんかおっかしいなーとは思ってたんですよ。 カフェの小さい人はどこでからんでくるのかそれが気になりました。  もうほんと悲惨なラストなんですが、ヴァージルが気の毒とか同情の気持ちは湧いてこなかったです。 だって彼の秘蔵コレクションの入手方法もどうよって感じだし、本物なのに贋作とか言ってるし。騙すってことをしてるわけで。だから警察に被害届を出したくてもためらいがありますよね。 あの時点でクレアだけは戻ってくるかもなんて一筋の希望はまだあったみたいだし。それも見越した用意周到な計画だったわけです。ヴィラの管理人までも。。。 とにかくビリーもロバートもヴァージルのことが大嫌いだったんですね、でも表に出さずそれなりにやり過ごすことのできる人っていうのがヴァージルには有り得ないことで二人には自分の情報筒抜けなのよ。ここんとこはなんか自分も気を付けなきゃなんて思ったのでした。 主人公ヴァージルの人物描写と演じたジェフリー・ラッシュの演技は秀逸で、セットも映像も美しくて素晴らしい。でも情け容赦のない内容でココが余計に格式高い作品になったのかもね。 ひっさびさにトルナトーレ監督の映画を堪能しました、面白かったです。  
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-04-02 19:01:54)
282.  真夏の方程式 《ネタバレ》 
「容疑者Xの献身」は傑作だったのに、ナニコレ。 本作は殺人の動機にそれに関わる人物の心情とか描写がお粗末ですね。 何に焦点を当てているのかよくわかりません。見応えの無いサスペンスでした。 手抜き感ハンパないです。  ダメでしょあの娘、雪の中包丁持って追いかけてるもん殺意全開、満々です。不可抗力でも正当防衛でもないですし「写真返して!」ですよ? 自分のやったことちゃんとわかってんのかなぁ、海を守るのもいいけどなんか違うんじゃないの? 周囲の大人たちも揃いも揃って。。。あの元刑事さんの話くらい聞けよ。 人の話は聞かず自分のおもいだけに執着する人々・・・これがテーマかな?? 甥っ子くんのこと考えたら1点2点はつけられないけど。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2015-03-21 22:48:49)(良:1票)
283.  とらわれて夏 《ネタバレ》 
いやまあ、ケイト・ウィンスレットはこういうのが板についてきましたねえ。 何にびっくりしたかといえば、椅子に縛り付けられるケイトのふくらはぎでした。  原作もあるようですが、原作は何か他にも重要なテーマとか問題提起してるものがあるんじゃないかと観終わってからふっと思いました。 アデルはヘンリーという長男がいるにも関わらずなにがなんでも二人目を産もうとするし、フランクは自分の子なのかどうか確信がもてず、二人とも不幸、悲劇を招く。 彼は奥さんだけでなく子どもも殺害したことになってしまったのかな? 障害児を持つたぶんシングルマザーは面倒になって黙らせるために子ども引っぱたくし。。。 そして運命のように3人は出会い束の間、家族家庭をあじわいます。 フランクは大工仕事も機械の修理もその上料理もこなす。しかしアデルはパイも焼いたことがなかった主婦なわけです。アメリカではパイというのはお母さんが作るもので、季節や行事に合わせて様々なパイを焼き、それが家庭のおふくろの味になるようですがアデルの料理は缶詰を温めるだけみたいだし。アデルの人物描写がもっと詳細にほしかったです。 初めて家で焼いたピーチパイはヘンリーにとっても、アデルとフランクにとっても貴重な出来事になる。語り手になるヘンリーの描写が最も丁寧で、やっぱり本題は子どもの存在なのかなと感じます。  全体的に無理のあるところがいくつかあり、5日間というのは短すぎるとは思いました。 メリハリをつけるためなのか、警官のしつこさにイライラ。あのシングルマザーはなんで人の家にノックもなくいきなり入ってくるの?失礼な。(この人「羊たちの沈黙」で誘拐されて次の犠牲者になるとこだった人ですよね?) それと片田舎の雰囲気にケイトの衣装、すごくノスタルジックで60年代なのかと思ったら、ETのポスターがはってあるし、80年代初めが舞台とは意外でした。   
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-20 15:34:57)(良:1票)
284.  世界にひとつのプレイブック 《ネタバレ》 
ジェニファー・ローレンスはこれでオスカー主演女優賞だったんですか。う~~ん、ちょっと早すぎたと思いました。若さを前面に出した突っ張った威勢のいい演技って感じです、それとなんであんなアイメイクにしたんだろ、キツイ印象にしたかったんだろうけどね。 メンタル系の病気を抱えた人とその家族の話にしては繊細さはなく、ドタバタホームドラマみたいな雰囲気なんですが、かえってリアルなのかもしれません。制作者はラブコメのつもりだったのかもしれないとまで思わせる作風です。 後半は心に傷を抱えた男女のラブストーリーの様相が強くなりましたね。なんだか騒々しい人々の日常という感じの映画でした。 パットの性格は完全に父親譲りでしょ、その父親役のロバート・デ・ニーロこそ助演男優賞もらってもいいんじゃないかと思った次第です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-17 16:10:42)
285.  ブルージャスミン 《ネタバレ》 
おもしろかった、傑作だと思います。 ウディ・アレンは成金セレブという人種が大嫌いなんだろうな そしてケイト・ブランシェットの演技も最高でした、いつも開いたままのエルメスのバーキンを腕にかけて持ち歩くのがリアルだなと。(林真理子さんが何かで書いてたけど憧れだったバーキンは実際使いづらく、あの特徴的な留め金はいちいち開け閉めするのがとても面倒で結局開けたままになるのだそうです)でも政治家と出会うパーティではきちんと締めてるの。体にぴったりフィットしたベージュが基調のファッション、興奮状態の時のワキ汗とかアレンはすごくよく観察してるんだなあ。ジャスミンは実在してる人がモデルのような気がする。 逆に歯医者の受付けの花模様のチュニック姿も捨てがたい もともと病んでるジャスミンだけど、ラスト近くになって夫が完全に失脚したきっかけがわかるとこで彼女への印象がちょっと変わってしまうんですが、この展開が巧いなあと。 罪悪感に苛まれてたんじゃないかなと、ポカンと呆気にとられる子ども二人を相手に語ったことがいちばん納得できたり。 深刻で重くなってもおかしくないはなしをここまで軽快に喜劇に仕上げるセンス、聞いただけでアレン作品とわかる選曲もいいです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-03-13 23:38:11)(良:1票)
286.  エージェント:ライアン 《ネタバレ》 
やっぱりケネス・ブラナーだったんだ、やけにクールで今まで見たなかでいちばんかっこいいブラナーでした。監督もしてるんですね。 そうか、だからレストランでのキーラ・ナイトレイとの会話のシーンがすごくイイ感じだったわけだ。会話中心のシーンとなればブラナーはさすがですね。 ブラナー自身が演じているチェレヴィンが出てくるシーンが全て非常にスタイリッシュです、コスナーのシーンは特にどうということはないです、ここんとこがなんか可笑しかったです(笑) しかしライアン役がミスキャストのような気がしてならないの、B級スポ根モノとか戦争モノの兵士のひとりで出てきそうな俳優さん、残念でした。 しょうがないのかもしれないけど、ジャック・ライアンシリーズ過去3作観た私としては時代設定がちょっと違和感あったし、アクションシーンが見にくい、目がまわる。 ま、可もなく不可もなく、退屈はしないアクションものって感じでした。 イーサン・ハント ジェイソン・ボーンそしてジャック・ライアン。 なんだかんだいってもCIA絡みのシリーズものは大好きです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-11 11:38:36)
287.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
正統派サスペンスかと思ったら、ちょっと違ってブラックユーモアなサイコパス映画でした。 夫婦役の二人はピタッとハマリ役でした。 前半の今に至るまでの説明部分が急ぎ足ぽくてちょっと粗いというか落ち着かないけど、エイミーの今が登場したあたりから本領発揮ていう感じ。 ほんとにいろんなタイプの登場人物がいて、それがテーマでもあるのかな? スピーチとインタビューのシーンが何度か出てくるんだけど、本心なんて誰も言ってないわけで表と裏、現実と理想、虚構・・・なんか人間て怖いな信用できないなというシーンばっかり出てきます。 「完璧なエイミー」は完全にニックの前から去り、男女の愛憎訴訟のベテラン弁護士のひとこと「彼女を怒らせるな」これがキモですかね。なんだか「シリアル・ママ」のママを思い出しました。 ところで妊娠の有無でなんで状況が一転、ニックが疑われることになるの?よくいる普通のダメ男ってだけなんですけど。私、女だけどあんまりよくわからないです、アメリカの価値観?、 美しく気品のあるイカレ女って映画の中ではとても魅力的なキャラです、あくまでも映画の中でですけど。 アカデミー賞授賞式のロザムンド・パイクはどこそこの王妃といってもいいくらいステキでした。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-03-07 19:13:51)
288.  ダラス・バイヤーズクラブ 《ネタバレ》 
えーっとまだHIVが同性愛者のウイルスみたいに思われていた頃に感染、発症してしまった 奔放で酒とドラッグと女とロデオが大好きでホモが大っ嫌いなアウトローがエイズと闘ったはなしでした。 映画の内容、デキよりもマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトの怪演とか役者根性を堪能する作品だと思います。 客の中に自分好みの女がくれば本人がエイズ患者と確かめてやっちゃうとか、400ドル払えなければあっさり追い返すとか同じ病で苦しむ人たちを助けようみたいな正義感、使命感で動いてるわけじゃないんですね、自分のためなわけ。 とことん実在したロン・ウッドルーフという人物をありのまま見せたという感じで、賞賛や美化はしてないとこが良いです。やけにハイウエストなボトム、ジーンズでシャツはきっちりIN。あの頃ってああだったけ、それともテキサス流?野暮ったかったです(笑) それでも結果、多くの人々に感謝されるという、世のため人のためと大義をかかげながら実はぜんぜんそうなってないことが殆どってことを再確認したかな。スーパーでのシーンが最高の見せ場かもね。 それよりココの投稿の少なさにいちばんびっくりした、SFファンタジーの方がそりゃお気楽にたのしめるのはわかるけどね、なんかちょっと残念!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-25 18:44:43)(良:1票)
289.  凶悪 《ネタバレ》 
新年早々なんでこんな映画観ちゃったんだろうと後悔。。。 なんのために映画化したんでしょうか、何を訴えたかったんでしょうかね。 ラストの「いちばん俺を殺したがってるのはおまえだ」凶悪犯にこれをジャーナリストに向かって言わせたかったんでしょうね、たぶん。なんで???お門違いも甚だしい、と私は思いました 金目当てに情け容赦なく、むしろたのしみながら殺人を続ける二人の凶悪犯とジャーナリストを同列で考えるってかなりひねくれてると思います。私が最後まで観た理由はどんな結末なのかという興味と怖いもの見たさですね、ジャーナリストの奥さんと同じです。 リリーフランキーの悪役は余裕すら感じる演じっぷりですね、でもピエールさんなんですがあの面構えに凶暴さ全開のシーンはいいんですが、面会時の穏やかに話すシーンはいまいちかな。 しかしピエールさん演じた須藤さん、アタマ悪すぎです(笑) 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-01-01 23:24:57)
290.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 
英国王室が舞台・・・堅苦しくて脇役が誰がだれなんだか混乱するかなと思っていたんですが、全くそういうことはなく、とても観やすく馴染みやすい作品です。 風景やセット、カメラもイギリス映画のそれで、無駄な派手さや演出が無くて良いです。 そのままエリザベス1世時代が舞台になってもOKなキャスト、ウォルシンガムもいるしね。 コリン・ファースはイングランド人だし、上品な顔立ちが貴族的で国王役にぴったりです。元々イギリス文芸物、コスチューム物には欠かせない俳優さんですね、ほんとブリティッシュジェントルマンというイメージにぴったりです、声もイイ。 大英帝国の衰退、ナチス、戦争、そういったものが背景にはあるものの、ジョージ6世の成長とローグとの信頼関係と友情の成り立ちが中心なので後味も良いです。 「アナザー・カントリー」から気にかけていたコリン・ファース、TVシリーズ「高慢と偏見」のミスター・ダーシー役でイギリスで最もセクシーな男と認められ、「ブリジット・ジョーンズの日記」のマーク・ダーシー役から俄然目立ってきた、そしてイギリス作品のイギリス国王役でオスカー主演俳優受賞となりました、なんかドラマチックです。 ローグの奥さん役、なんとなく見覚えがあると思ったら「高慢と偏見」のエリザベスじゃないですかぁ、ミスター・ダーシーとめでたく結婚する。イギリスではコリン・ファース=ミスター・ダーシーというのが相当根強いと見た。 しかしなんですね、時代物はあっちもこっちもみんなエリザベスで、男はジョージかヘンリーでここんとこが混乱の素です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-20 12:15:31)(良:1票)
291.  ペーパーボーイ 真夏の引力 《ネタバレ》 
ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザック。このキャスティングをみたらとりあえず観たくなるってもんです。 いやーまあ、考え得る負の出来事、物事てんこもりでして、しかもフロリダ州のうだるような夏の暑い中で沼地の湿地帯まで出てくるんです。ジットリした汗と体臭が匂ってきそうな不愉快な質感で全編が覆われてます。 このところ主演作が次々出てくる3人の俳優たち。今プライベートで縛られるモノがないのか、もうなんでもやりますな感じです。でもニコールはよくやったなあ、この役。 マシュー・マコノヒーは「評決のとき」でいきなり大役を演じたんですが、でかいカラダの割には地味であんまりときめかなくて、その後も気に留めなかったんですが3年くらい前から?なんかあっちこっちに出てると思ったらオスカー主演男優賞ですよ。びっくりしたー 映画のほうは、奇抜でショッキングさが売りといった具合で内容はこれといって特筆するものはないです。家政婦のアニタの気だるそうな顔つき物腰と声と喋り方、普段ならイライラすると思うんですが、なぜかここではコレが良いアクセントに感じて和める存在になったのが意外でした。 60年代の南部という人種差別がキツイ時代が舞台で、白人がバカ白人、黒人は冷静でクールに描かれてる感じです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-10 11:36:55)
292.  天使の分け前 《ネタバレ》 
このタイトルだけ見た時はギャング同士のやったやられたのハードボイルド系なのかと。 意味を知った時は洒落た言い方だなとすごく気に入りました。 でも本作では「天使の分け前」の意味がちょっと違う解釈のようで、そこがポイントかもね。 まず根底は階級社会であるということで前科者じゃなくても何か特別才能でもないとなかなか這い上がれない現実。ハリーとウイスキーとの出会いと息子の誕生がロビーにとっての転機のチャンスで、繊細で鋭い嗅覚がロビーの生まれ持った才能ということかな。 ウイスキーの樽ひとつに1億円以上払える人がいる、でも味の違いはわからないようで(この金持ちがアメリカ人てとこが笑える) つまりは金持ちの自己満足の道楽、独り占めですね。方法は拍手喝采とは言えないけど分け前があってもいいんじゃないのと思ってしまいました。半分ダメになるあたりは天使の罰かな、でも報酬は4人で分ける。そしてチャンスをくれたハリーへの分け前にもなる。 被害者との対面は重要なシーンで、ロビーは何も語らずもちろん赦しを請うこともしません、例え死んでお詫びすると言ったところで一生赦されることではないけれど、被害者と家族の痛みを自分に置きかえられるようになり(これも分け前かな)死ぬまで罪の意識と贖罪の気持ちを持ち続けることが大事なのではと感じました、そうなるには更生し立ち直ることが先でそのためにチャンスを与えることはやはり必要だなと思えた作品でした。本音を言えば犯罪にも色々あってそんなふうに思えないこともあるけどね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-07 22:07:22)(良:1票)
293.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
イーストウッドの作品のすごいところは、作品ごとにそれぞれのコンセプトがしっかりがっちりしていてブレがないのでどんなジャンルでも観ていてイラつきも不安も感じないところです。 本作は映画を頻繁に観ない人でもミュージカルが苦手な人でも楽しめるエンターテイメント、素直に観られる良作だと思う。 古き良き時代のアメリカの夢と栄光と挫折と再生、そして今があるだなあなんて感じました。  思いがけずジョー・ペシの存在が・・・ボブをトミーに紹介したのはジョー・ペシなんですよね? フォー・シーズンズは名前だけは知ってました「君の瞳に恋してる」は80年代にBoys Town Gangのディスコミュージックとして知りました「バイ・バイ・ベイビー」はベイ・シティ・ローラーズの曲だと信じてました。「スリーパーズ」で4人揃った最後の夜に歌っていたのも彼らの曲でした、こういう発見もうれしい。 イーストウッドの作品には「誰この人?」と知らない俳優が多く出演することが度々ありますね、でもみんな結構印象に残るんです「グラントリノ」の神父とか。ハリウッドの俳優の層の厚さにはほんとに驚きます。 「バイ・バイ・ベイビー」がバックに流れただけなのが残念、でもクリストファー・ウォーケンのダンスとキメのポーズで帳消しになりました。楽しい映画を観たあとはほんと気分が良いです。 映画館で観てすぐにもう一回観たいと思えたのはかなり久しぶりです。
[映画館(字幕)] 9点(2014-10-10 07:44:18)
294.  サイド・エフェクト 《ネタバレ》 
去年の夏だったか、いつも通る地下鉄の駅の通路で予告編を流していてすごく観たかった映画です。 最初は新薬にまつわる製薬会社と株取引が絡む社会派サスペンスの様相なんですが・・・ 透明感のある冷めた、いかにも都会的なソダーバーグらしい映像で静かに本題に進んでいく、この見せ方がため息が出るほど巧いです。 ジュード・ロウも真実を追う爽快な正義の人という描き方じゃなく、なんだか無責任な医者って感じで、真相が見え始めるまでは追い詰められて病的な雰囲気を出す精神科医と言った具合で、どうなっちゃうんだろうとこっちも目が離せなくなるわけです。 無駄と感じるところは一切ないサスペンスであり、次々開発される薬の副作用、危険性や良い時だけの人間関係などキチンと問題提起もされています。とても完成度の高い作品だと思う。ソダーバーグ凄い。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-09-22 01:14:59)
295.  ビザンチウム 《ネタバレ》 
まず思ったことは、なぜヴァンパイアなのかってことです。 ヴァンパイアじゃなくても充分語ることのできる内容だと思います、二人の女優はヴァンパイアが非常にハマってましたけどね。白血病のフランクもイイ感じで、血が必要な女と血の病で死にそうな男との運命的な出会いとか、細かいとこが面白いです。 笑っちゃったのは、ヴァンパイアになるにも身分が必要でして、さすが階級社会の英国です。あと女がなるのは許されないとかね。 エレノアの書いた自伝が複数の目に触れてからの急激な展開がなかなか良かったですね、まさかああなるとは思いませんでした。 母娘それぞれ永遠のパートナーを得まして、ヴァンパイア母娘の自立と再生を描いたハナシでした。今までになかったタイプだと思うし、前半と後半のメリハリの効かせ方は「クライング・ゲーム」みたいでさすがニール・ジョーダンだなと。観始めた時には予想しなかった観終わった時の満足感を得られる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-20 16:15:56)
296.  るろうに剣心 《ネタバレ》 
去年から有料チャンネルで何回か放送されててなんとなく2回も観てしまいました。 なかなかどうしてコレおもしろいです、ほんとに意外でした。 アニメがTV放送されてた時、小学生だった息子が晩ごはんの時に毎週観てたけど、興味なかったから知ってるのはタイトルだけだったんです。  重い過去を持ってて、ムチャクチャ強いというわりには普段はほわ~んとした雰囲気というギャップが魅力的です、 オフとオンのギャップね。これモテる男の要素のひとつですよ。 佐藤健という俳優をこれ観るまで知らなかったです、運動神経とかリズム感がすごくよさそうですね、アクションシーンの動きがなんか粋です、かっこいいです。剣心役はアタリ役なんじゃないかしらん(ケンじゃなくてタケルなんですね) 殺陣のシーンもすごいね、スピード感、緊迫感があって見応えあると思います。 江口洋介とか吉川晃司も中年になってほんとシブくなりました、香川照之のイカレっぷりも突き抜けてて良いです。そこそこユーモアもあるし、楽しめました 映画館へは行かないけど、シリーズ2作が放送されたら観るのは確実かな。 
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-30 18:59:45)
297.  アンコール!! 《ネタバレ》 
偏屈じーさんが今までなんとかやってこれたのは奥さんの人柄あってのもの、なのでデキた奥さんマリオンがいなくなってからがいよいよ本題みたいな感じ。  テレンス・スタンプもついに老後の生き方云々なんていう映画に。ドラァグクイーンにはなってるんですが、あの時のダンスはひどかった、歌のほうはどうなっちゃうんだろうなんて思いながら観てました。 もうそのまんま王道なんですが、こういう映画って練習風景のテンポよく流れるシーンがいいんですよ。あと、イギリスの一般的な住宅街の風景ってなんか落ち着きます。 息子役のクリストファー・エクルストンがほんとの親子みたいに似てる、テレンス・スタンプの若い頃の画像見るとびっくりしちゃいます、おじいちゃんになったけど鋭い目元は健在、ヴァネッサ・レッドグレーヴもいくつになっても品がありますねー
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-30 00:12:31)
298.  リトリート・アイランド 《ネタバレ》 
なんじゃこの映画は。 とにかく脚本がまったくダメなんだと思います。 孤島の密室の3人とくれば心理描写が大きなカギになると思うんですが、肝心のソコが全く描かれてないというか、根拠とか動機とか背景すらわけわからず全てがとってつけたような説得力の無いものでした。 えーそれとですね奥さん役の女優さん、私この人ダメなんです。顔がイヤなんです、全然魅力的じゃない不幸顔。タンディ・ニュートン、初見は「M:I-2」でしょうか。「なんでこの人が?」と貧弱なヒロインにがっくりし、ポール・ハギスの「クラッシュ」では感情的に余計なこと言って相手を怒らせたりキンキン泣きわめく奥さん役でした、本作もそのタイプの奥さんでした。 たぶん、どうしようがこうしようがネガティブな反応で泣きわめく奥さんに最後の手段として孤島行きを決めたのは旦那さんなんでしょうな、お気の毒でした。 いくら苦しそうだからってやりますかね、普通。 弱そうで、すぐ泣くけどイザとなったら図太く生き残るのはオンナか、結局。なーんて思ったけどラストでああなったから奥さんは悪者にならずにすみました、やれやれ。 「リトル・ダンサー」のビリーがこんなに大きくなったのねーとそれだけが見所でした。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2014-08-12 17:36:07)
299.  告白(2010) 《ネタバレ》 
昨晩、放送していたので今回は初見時より真面目に観てみまして、レビューも書き直しました。 何をいまさらという気持ちはやはり変わりませんし、男が男として機能してない、父親の役割がどっかいっちゃってます、こんなふうにしたのは女の責任かもね。  中1から中2という人生でいちばん厄介な年齢の上、知らなければいけないことには興味のない頭でっかちで自己中極まりない胸くそ悪いガキたち、しかし子は親の鏡です。 知識を得ようともしないからHIVというだけであの騒ぎです、バカです。 爆弾が爆発したことを確かめもせずパニックになる、バカです。こういう時こそネット使って確かめなさい。 ラストの森口先生の「なあんてね。。」で爆発はしてないことがわかるんですね、その前に時限装置は解除したと言ってるじゃない。 森口先生は誘導しただけで、犯人二人は人として未熟さ故にパニくって彼女の思い通りになるわけです。 未熟といえどもその年齢に相応しい知識と心も持ち合わせない、どう育てたらこうなるのか、そこがいちばん不可解です。 森口先生はギリギリのところで踏み留まってる、恨みより理性が勝ってるんですね。 しかし森口先生もワケありでして子供の父親はHIV感染者で発病してるし、でも子供産んじゃうし、なぜか職場に子供連れてくるし・・・今は昔とは違うからとか選択の余地があるにも関わらず、自己中にシングルマザーになることなど選んではいけないと思います、シワ寄せは全部子供にくるんですよ。  で、この「んなアホな」というメチャクチャでグロいコメディみたいなエンターテイメントの中にちょこっと覗く真面目さ、それなら子供にわからなくてもいいから30代以上の子持ちでもおかしくない年代の人には何を問題提起しているのか、多くの人にわかるようにしないといけないと思いました、そこがかなりの手落ちです。いじめ問題がテーマでないことは確かです。 どうにもならんガキたちを最後までどうにもならんわと描き切っているその徹底ぶりは評価します。  
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-05 18:37:04)
300.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》 
「アベンジャーズ」っていうタイトルの映画って他にもあって、なんだかわからない状態でたまたま観ました。 なんか聞いたことあるヒーローたちが次々出てきて、アメコミヒーロー大集合映画だったのね。 こういうジャンルにはこれといったこだわりが無いのが幸いしたのか、大変面白く観ました。細かいことは一切気にしなくていい娯楽モノ、その上びっくりするような豪華キャストだし、ブラックジョークも効いていてなんかシュールな可笑しさがあってよかったです。 しかしロバート・ダウニー・Jrってしぶとい俳優ですね~~ このうだるような猛暑の中、こういう映画がいちばんです。夏祭りヒーロー大集合って感じで鑑賞いたしました、スッキリしました。エンドグレジットが終わるまで観るとオマケも観られます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-27 19:32:20)
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