281. グリーンマイル
《ネタバレ》 テンポが良いのでさくさく見れるものの、面白くなりそうで、結局面白くならなりきれなかった作品。悪役の看守があまりにも酷すぎてひく。その割りに、なんだか末路もスッキリしなくて残念… [DVD(字幕)] 4点(2009-01-15 01:05:05) |
282. ミスト
今まで様々な映画で評価を受けてきたフランク・ダラボンだが、彼が最も得意とする分野として、悪役の憎たらしさの演出というのが挙げられるのは間違いない。そして遂に、ショーシャンクの所長、グリーンマイルの看守を超える憎憎しき悪役が登場する。そう、ミストの宗教女だっ!!(笑) というわけで悪役の描き方や、極限状態の人間の心理といった部分の演出に関しては申し分ないのだが、そのぶんモンスターの描き方のマズさが目立ってしまった印象。クリーチャーの造形も随分と適当で、散漫な感じだし。2008年はその前に劇場で「アイ・アム・レジェンド」「28週後…」「クローバーフィールド」を立て続けに見ていたために、またか…という印象を受けてしまったのもあるだろうけれど... [映画館(字幕)] 6点(2009-01-15 01:01:47) |
283. 古畑任三郎ファイナル 今、甦る死<TVM>
《ネタバレ》 あのどんでん返しには、家族全員で仰天してしまった。古畑と金田一が協力するのではなく、まさか古畑vs金田一になってしまうとは!! シリーズ屈指の名作。三谷の真髄を見た気がする。 [地上波(邦画)] 8点(2009-01-05 18:00:36) |
284. 舞妓Haaaan!!!
ようやく主役がまわってきた阿部サダヲの超ハイテンション演技炸裂で、いやがおうにものせられて観ていたのに…後半のドラマ部分で突然失速。クドカン脚本の映画と堤幸彦の作品はそんなのばかりだ。でも、ラストのオチは微笑ましくて好き [地上波(邦画)] 6点(2009-01-02 20:34:38) |
285. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 悪くはないけど、やはり後半の失速は否めないです。盛り上げどころを盛り上げきれてない感も残る。2008年は『28週後』『ミスト』『クローバーフィールド』など、他にも様々な怪物映画があったけれど、この映画の見せ方は一番下手な気がするなぁ。 [映画館(字幕)] 5点(2009-01-02 20:30:39) |
286. どろろ
尺が長い…。もう少しコンパクトに纏められれば。後半の妻夫木のアクションはアイコラにしか見えなくなった。 [映画館(邦画)] 4点(2009-01-02 20:26:14) |
287. 恋する惑星
一体この映画は何なのだろうか。アクションでもないのにあんなにブンブンカメラを振り回されては、なんだか人物まで軽く見えてくる。誰にも感情移入できずに終わってしまった。観る人を選ぶ映画 [ビデオ(字幕)] 3点(2009-01-02 20:22:21)(笑:1票) |
288. ノーカントリー
《ネタバレ》 空気銃を片手に、じわりじわりと忍び寄ってくるおかっぱ頭の悪役の造形は、最近ではジョーカーと双璧を成す素晴らしさ。そして文字通り、観客を“煙に巻く”ことをやってのけた脚本が凄い。実に色々なことを考えさせられる、絶妙な幕切れでした。何とも納得の行く解釈がしきれないが、凄い作品だということだけは確か。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-02 20:14:34) |
289. ヘアスプレー(2007)
ありきたりな展開に、あまりバリエーションのない音楽、そして何よりも主人公の容姿が厳しい…。なんとも逆説的に、ミュージカル映画に美人が出ることの大切さを思い知らされてしまった感じ。ベテラン陣は流石の演技をしていたけれど。 [映画館(字幕)] 5点(2009-01-02 20:10:29) |
290. 八つ墓村(1977)
《ネタバレ》 ゆっくりと展開してゆく橋本忍の脚本、広大な自然、恐怖演出、全てが重厚でもうお腹一杯という感じです。特に芥川の音楽は、自身が「最高傑作」と言うだけあって素晴らしいデキ。32人殺しのシーンでの、映像との相乗効果に戦慄。それにしても警察が来てるにも関わらずこれだけ死者が出ると、もう突っ込む気も起こりませんね\(^^)/ [DVD(邦画)] 7点(2009-01-02 18:13:50) |
291. 模倣犯
いくらなんでもついてゆけない。映画は観客あってこそのものであるということを考えて欲しいです。公開直前の頃の『うたばん』で、中居が「あ、あの映画はちょっと…」と言葉を濁していたのが思い出される。 [地上波(邦画)] 1点(2009-01-02 18:05:37) |
292. 黒い家(1999)
《ネタバレ》 言うまでもなく、大竹しのぶである。頭のネジが二・三本抜けてしまっているサイコパスを見事に演じています。なんだかんだで、自分なりのホラーの表現方法を追求している森田監督の姿勢も評価してあげるべきだと思う。しかし「乳吸え」を初めとして、訳の分からない脚色をしまくるのはいい加減にしてほしい。大竹しのぶは欲求不満なの? なんでみんなボソボソしゃべるの?? [ビデオ(邦画)] 5点(2009-01-02 18:03:02) |
293. 黒い罠
《ネタバレ》 最初の長回しでいきなり引き込まれてしまうが、その後は素晴らしい絞殺シーンを除くと、あまり印象に残らなかった。主人公が恋人を置き去りにしてはどこかに出掛け、その間にピンチになるという展開など、どうも引っ掛かる。でも『激突!』のおじさんの名演が観れたのは得した気分! [DVD(字幕)] 6点(2009-01-01 22:40:26) |
294. 市民ケーン
映画であることを最大限に活かしきった構成、そして“愛”という普遍的なテーマの描き方の見事なこと!! まさに金字塔。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-01 22:34:10) |
295. ウォーリー
《ネタバレ》 ウォーリーの表情や仕草ひとつで、こちらも楽しくなったり、悲しくなったりできる。このキャラクター造形の見事なこと…ピクサーは流石である。あまりにもデフォルメされた、未来のコロコロ人間達も観ていて楽しい。ただし私は、ウォーリーがあれだけ頑張って来た理由がワンピース的に明かされると勝手に思い込んでいたため、宇宙へ飛んで行ったあたりで若干の肩透かし感も…。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-01 22:30:08) |
296. 地球が静止する日
《ネタバレ》 隕石衝突までいきなり78分、という唐突さはこれまでの映画になかったものなので期待させられるが、その後があまりに酷い。改心していない人間、生意気な子供、全然静止していない地球…もうめちゃくちゃ。巨大ロボ、イナゴの大群などに対する説明の無さには、もはや潔さすら感じさせられる。ネタ的に楽しめれば面白い作品なのかもしれない。しかし、J・コネリーの美しさは相変わらずだった。 [映画館(字幕)] 3点(2009-01-01 22:24:45) |
297. 合衆国最後の日
《ネタバレ》 政治とは何か、国家とは何かを考えさせられる作品。テロリストやC・ダーニングの熱演、ふてぶてしいJ・コットンも何気によい。逆上したB・ランカスターがカウントダウンを開始するシーンは凄い迫力だった。凄まじい轟音と共に姿を現す核弾頭…これこそマルチ画面の正しい使用法。みんな24で興奮している場合じゃないって [地上波(字幕)] 8点(2009-01-01 03:27:21) |
298. 家族ゲーム
噂に違わぬ凄まじい作品。表向きはホームドラマだが、裏に内包されている狂気が作品に只ならぬものを与えている。恐らく森田監督生涯最高の役者演出であろう、ラストの食卓のシーンにはただただ唖然とするのみ。 [DVD(吹替)] 9点(2009-01-01 03:11:50) |
299. 風の谷のナウシカ
世界観、登場人物の魅力だけで盆百の映画とは掛け離れている。久石譲の音楽の素晴らしさは言うまでもないですね。 [地上波(吹替)] 8点(2009-01-01 03:02:08) |
300. ガス燈(1944)
皆さんおっしゃられているように、ヒッチコックに多大な影響を受けており、それなりにいい線までいってはいるが、やはり本家は超えられていないなという感想。どこに差が出たかって、やはり悪役の描き方でしょう。ヒッチコックはもっと印象的な悪役を創れています。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-01 02:59:16) |