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281.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 
踊らないミュージカル 普通のセリフがない すべてのセリフが歌 フランス革命前夜 革命に参加する学生 コゼットの恋愛 悪人たちの思惑 シャベールの追跡 これらすべての人の思惑が一曲の歌に集約していくシーンは圧巻につきる コゼットの里親夫婦の娘エポニーヌが予想に反していじらしい 傑作としか言う言葉が見つからない 途中何度も泣きかけたがラストは号泣だった 哀しいから泣いてるのじゃなくて、感動すると涙が出るんだという自分に驚いた希有なエンディング 何んだか凄いものを見た気がした
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-01-08 02:04:21)
282.  ラストスタンド 《ネタバレ》 
アーノルド・シュワルツェネッガー復帰第一作だが、なんか寂しい映画 人が余り出てこない FBIも人数少ないし街中の銃撃戦も人がまばら 無人の街で撃ち合ってる感じ カーチェイスもなんてことない 最後は安い映画のお決まりのコーン畑バトル アーノルド・シュワルツェネッガーのギャラに制作費の全てを使ったのか 何故この映画が高評価なのかがわからない
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-08 02:02:45)
283.  ダイアリー・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
人気テレビシリーズ『ウォーキング・デッド』の3年前に撮られた元祖ゾンビ映画のロメロの作品だ アーチェリーや剣などを武器にするとか、移動がキャンピングカー等、明らかに『ウォーキング・デッド』が影響を受けているであろうシーンが多い、さすがロメロ 新シリーズの2005年「ランド・オブ・ザ・デッド」「サバイバル・オブ・ザ・デッド」の3作品の中ではこれが一番良く出来ている POV形式で撮られたせいか他の2作品に比べると脚本に破綻が無い モキュメンタリー映画だと普通、冒頭ぐずぐずとつまらない展開で始まるのが常だが、この映画は最初からいきなり佳境に入っている 映画製作の大学の学生達という設定で全てを撮り続けてる事にさほど違和感が無いのもうまい設定だ エンディングもロメロらしい風刺が効いていて中々いい
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-08 01:53:55)(良:1票)
284.  フライト 《ネタバレ》 
航空パニック物かと思ったらアル中の話でした しかし冒頭の航空機墜落までの展開はパニック物としても上出来である デンゼル・ワシントンはヒーローも悪党もどちらもうまいが、今回は最低最悪のクズ野郎である 冒頭から最低の人物であることを見せつける展開はかなり意外でおもしろい あまりのクズ野郎ぶりだがラストの公聴会で突然改心したように見える それまでにも今の自分をなんとかしようとかにまったく見えないのでカタルシス不足だ これがこの作品の問題ではなかろうか まぁ実際にアルコール依存で失敗を繰り返す奴は、わかっていても大事な所で飲んでしまうからこそ病気なんだろうけれど 言ってみればリアルにアル中を描いたということか 薬物依存症の女性ニコールの存在もやや不明瞭 感心したのが中盤、酔って自宅を突然訪ねたデンゼルが息子に「Who are You!」(おめえ誰だよ!)となじられるシーンがあるが、エンディングも刑務所に面会に来た息子が全く反対の意味で「Who are You?」(お父さんってどんな人?)と訪ねた、ここはしゃれてる そしてこの後のデンゼルの顔にはグッときた
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-08 01:50:12)(良:2票)
285.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 
映画にとって音楽の大事さを痛感する作品 一番いいところであれ(戦メリのテーマ曲)が掛かると、とにかくグっとくる 作品としてはテーマが見えにくい作品だけに音楽の重要性は高い おなじみのラストシーンにかけて静かに、しかし劇的に話が進行する 前半に「日本人は命乞いはしない」とローレンスに言い切ったハラ軍曹 そして自分がその立場に立たされた時に、もっとも言いたいであろう命乞いの代わりに出た名セリフ「めりーくりすます ミスターローレンス!」くぅっ! タケシのあの名セリフに戦メリのテーマ曲がどーんとかかると何よりもせつないエンディングだ 映画的にはホモセクシャルが大きなテーマとなってるだけに、ヨノイ大尉が魅入られるセリアズ少佐に余り悪魔的な魅力があると思えなかったのがストーリーを難解にしていると思った 同性愛の映画だと思わなかった人たちもいるのではなかろうか セリアズに魅入られて翻弄される上官を心配する部下達も、分りやすく描かれていないので、唐突にヨノイ大尉が狂ったように見えてしまう そのかわり唯一濃いメイクの坂本龍一が出ただけで、こいつはホモだとわかるようになっている(笑)
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2014-01-08 01:44:07)
286.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 
前作よりもいいと感じた こういう既に評価されたオリジナルのリメイク作に必ずダメを出す人が多いが只の権威主義な気がする ほとんどの人は実際に過去作を見直さないで、過去に見たインパクトで語ってるのではなかろうか? ポール・バーホーベンのオリジナル版はキッチュなグロで溢れていたがこちらはいたってスタイリッシュ ブレードランナーのような町並みや世界観で全編を通しているのは見事 未来カーのカーチェイスの出来は抜群だ 前作のような作りの安っぽさなど微塵も感じない 反面前作よりもストーリーの起伏に乏しい ともあれその辺のガラス窓を利用した通信機とか銃などのガジェットがいい 地球を縦断するフォールとかアイデアもよい フォールがコアを通過するときに重力が反転する描写とか秀逸だ 手を抜いた所がないSF描写は好きな映画のひとつになった
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-08 01:31:55)(良:1票)
287.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の続編らしいが表現方法がまったく違う上に「ダイアリー~」にちらっと出てきた登場人物の話なので続編らしさはまるでない 続編を作らないロメロらしいが、続編のつもりで見た身にはちょっと不満だ 本編はこれまでのゾンビストーリーにプラスして、キ印の島民達の争いに巻込まれた悪党傭兵チームの話 そもそも狂気の島民の話だけで映画になりそうだが、これにゾンビをからめる必要があったのか むしろテーマが薄まった気がする 私は前作の方が好きだ まぁゾンビ映画としては普通におもしろいけど 「ランド・オブ・ザ・デッド」も同じだがゾンビが近づくまで気がつかなさすぎ いくらなんでも「気がついたら目の前にゾンビ」が連続するといいかげん飽きる 銃を持った傭兵の女に、そーっと馬に乗ったまま近づいて取り押さえる村人とかも都合よすぎるだろ、普通撃たれる 何故、馬が近づくのにも気が付かないんだ そもそもゾンビ殺す派と殺さない派の争いであるにもかかわらず、ゾンビ殺さない派も人間は簡単に殺すし、ゾンビも気が向いたら殺すとか、争いの火種すらもいいかげんだ ラストも捕まった傭兵軍団に島のリーダーの娘が堂々と近づいて、捕まった全員に銃を渡して、「じゃぁ行こうか」てな感じで銃撃戦とか、あきれた展開 件の娘はゾンビの妹に「私よ!」と言いながら近づいてやっぱり齧られる(笑) 怒りにまかせてゾンビ妹に銃を乱射 妹を守ろうとする馬に蹴られて呆然としながら「噛まれたわ、パパ」は無いだろう ギャグなのか? それならば「ショーン・オブ・ザ・デッド」には遠く及ばない
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-02 17:18:19)(良:1票)
288.  クロッシング(2008) 《ネタバレ》 
脱北者を描いた映画 すくいのないラスト 「火垂るの墓」と同じイメージの映画だ こういう映画を嫌いだというと非難されそうなそういう映画である 「火垂るの墓」も私は嫌いだ 北の過酷さはよく表現されていて怒りを感じる 主人公が図らずも脱北してしまったので国に残した家族を思うのはわかるが、あまりにも主人公が情けなさすぎる 泣いたり騒いだり、もしかしたら北の人たちをリアルに描いたのかもしれないがいまいち感情移入出来なかった 離れていて何も出来ない悔しさはわかるが、取り乱し方が半端じゃなく見苦しい 行動もいちいち考えが足らなくてイライラさせる ここまでくどく主人公の悲しみを描く必要があるのか? 幼なじみのミソンを自転車に乗せるシーンと、父親が電話を掛けて来て母親が死んでしまったことを謝るシーンは号泣必至 帰ってこない父親を非難するんじゃなく、逆に母親を死なせてしまったことであくまでも自分を責めるジュニがひたすら哀しい エンドロールに楽しかった北の暮らしが描かれていて、脱北だけが幸せじゃないのか、と考えさせられる 食べてしまった犬が元気なのもとにかく哀しい
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-02 17:09:45)
289.  ランド・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
久しぶりのロメロ監督 20年ぶりのゾンビ映画らしい「死霊のえじき」を見て久しいのではっきりと憶えて無いのだが「死霊のえじき」と続いてる気がした 少なくともバカなのはゾンビじゃなく人間だというイメージは継承している ノロノロゾンビは、やはり良いな 今時の走るゾンビよりずっとゾンビらしい ゾンビが進化する過程が描かれている今作は、オーソドックスなSF映画の様な作りがむしろ古くさいイメージを感じさせる 反面、映画としては安心して見られる面白さがある、そのへんはさすがロメロと思わせる手堅い演出だ だだし、演出があまりにも「昔ながら」すぎて、現在の手持ちカメラとかモキュメンタリー風のリアル演出になれているとかなり昔の映画を見てる気がする 少なくとも怖くないのはホラー映画としてはどうなのだろう? 冒頭、ゾンビに噛まれた仲間を撃ち殺そうとした相棒を非難する主人公があったが、明らかにリアリティに欠ける それ以外に方法がないだろう 結果噛まれた本人が自殺した しかも過去に主人公が同じ理由で弟を撃った過去がある 変じゃないか?この辺の主人公のキャラ作りがステレオタイプで魅力がない 世界が崩壊してゾンビの世界になってるにも関わらず金に執着する人間とか 富裕層が支配する世界とかちょっと設定に無理があるのではないか、食料とか酒とかが不自由する世界なのに 銃弾は無尽蔵でしかしバトルトラックは超貴重など作り手の都合に合わせた世界でいまいち乗り切れない そんなことにこだわる様な映画じゃないのは判っているのだが ラストの威勢良く花火を打ち上げながら北を目指す、能天気なバトルトラックがそれを物語る
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-02 17:01:18)
290.  NEXT-ネクスト- 《ネタバレ》 
冒頭、主人公の語りで特殊能力をさっさと説明してしまって、あっというまに佳境に入る展開がいたってスピーディーで好感がもてる 敵が核爆弾テロをおこす要因や過程などもまったく説明されずすでにカウントダウン状態 そのわりにFBIが核爆弾を探すために、件の核を探す能力を持った主人公を血眼になって追うという回りくどい展開ながら、その辺までのアクションも見応え十分で飽きさせない 2分先が見通せる程度の超能力であそこまでスーパーマンなのは何故か?とか、タイムパラドックスに関する疑問はいろいろあるがさほど気にならない 主人公の超能力の描写が、危機を乗り切る描写よりも、むしろ女を口説く時にいろいろシュミレーションする描写に重きを置くとかはなかなかいい FBIのチームになってからは、自分からは銃等を撃たず、常に先回りして回りのFBI達に指示を出して敵を殲滅しながら進むという戦闘形態は新鮮だった 「スワロウテイル」の江口洋介の指鉄砲を思い出した 序盤の説明を省き、さらにオチも時間をかけずあっさりと終わらせる 核爆弾の爆発阻止までを描いたら時間が掛かって中盤を短くせざる終えなくなるはず 人によっては物足らないエンディングだと思うが、私的には中盤のロマンスとFBIとの駆け引きのみに時間をかけた潔い演出はうまいと思った
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-02 16:57:20)(良:1票)
291.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 
2時間半もあるのに、しかもアクションシーンとかも少ないのに、まったく飽きない キャスリン・ビグロー凄いな 前作ハートロッカーと作りが似てる ハートロッカーの時も思ったんだけど 右とか左とか、どっちのイデオロギーとかプロパガンダとか はっきりと語らない、なのでアメリカのプロパガンダ映画とか言い出す奴がいるんだろうな、ぜんぜん違うけど。男性監督と全く目線が違う気がする お話としては、実際に起こった事なんだろうけど本当にすごい CIAの裏をかいたテロの凄さを見せつけられる テロリスト相手には拷問ではどうにもならないのか、ほんとに一筋縄ではいかないな こんな相手と戦ってるアメリカは本当に大変だ 反面、男性監督ならかなり力を入れるであろうネイビーシールズのディテールはあっさり エリア51で極秘開発されたステルスヘリとか四眼ゴーグルとかガジェットがいいだけにもう少しちゃんと見たかった しかし作戦は詳細でしょっぱなにヘリが墜落するなどほんとうに実話なのか?と思うほどにドラマチック オサマを倒した後に家族にオサマの名前を確認するなどリアル 隣で娘か奥さんか知らないがラディン!としきりに叫んでいたじゃないか
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-02 16:53:01)
292.  ライジング・ドラゴン 《ネタバレ》 
かなり退屈した 2時間越えは長い 最初のローラースーツアクションとスパイ大作戦のようなハイテク機器を使った作戦だけはおもしろかった 以降スピード感に乏しい展開とアクション 今のジャッキーの体力に合わせると全体のアクションが地味になるのはしかたがないのか?ビール瓶を手すりに滑らせてキャッチとか、隠し芸のような地味なアクションの積み重ねばかり ストーリー上にもほとんど意味がない しかもジャッキー以外のキャラクターにまったく魅力がないのは致命的 ギャグも間が悪くほとんどすべる 物語に起伏がない サービスなのか知らないがへんてこな日本語をしゃべる日本人とかいらないから
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-01-02 16:50:11)
293.  ウォンテッド(2008) 《ネタバレ》 
カーチェイス抜群 ターゲットの殺し方も工夫満載 曲がる弾道とかコブラよりすごい 主人公の強くなる過程が丹念に描かれていてよい 同時につっこみドコロ満載だがいちいち言うのも野暮な作品だ 何故電車の屋根に乗って出勤とか(笑) 秘密結社といいながら人の迷惑顧みない殺し方 電車ごと相手を始末するのはどう見ても人の為になる組織とはいいがたい、中に乗ってる人は全滅だ しかし電車のシーンだけでも電車パニック物の中でも秀逸の出来 ラストの倒した敵の武器を拾いながら攻撃する、ドミノ倒し方式の銃撃戦は新鮮だった 360度弾道を曲げたら最後は自分のこめかみになんて、ばかばかしいけどワンダフル 回転する車のサンルーフから射撃とか、とにかくアクションに関して新しいアイデア満載の秀作
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-02 16:41:52)(良:1票)
294.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
久しぶりのタランティーノ作品 お腹一杯になるほどらしい作品 古くさくてかっこいいが、これはマカロニウエスタンを知らない人でもおもしろいのか? 過去の名作をあえて感じさせるシーンとかは全くないにもかかわらず 完全なマカロニウエスタン ただここまで完全なマカロニウエスタンだとわざわざ今さら作る必要があるのかと思ってしまう キルビルぐらいがバランスが良いんじゃなかろうか 3時間近い長丁場だがストーリーに関係ないシーンが結構ある(KKKの覆面とか) 飽きるほどではないが長い 長い割にジャンゴが強くなる過程が短いというか殆ど無いのが不満 主人公のドクターが簡単に死に過ぎ、残念すぎる ドクターには生きていてほしかった
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-02 16:37:47)(良:1票)
295.  パーフェクト・トラップ 《ネタバレ》 
前作と続けて見た 前作から完全に繋がっているのは非情によい ファーストシーンからド派手な演出で期待させる 反面トラップが大掛かりなわりにワイヤーでスイッチが入るというだけで、罠であると言うひねりがまったくない しかもその後のスイッチはワナオトコが自ら入れるというローテク振り、もはや罠ではなく殺人装置である SAWの様なピタゴラスイッチ的な面白さはまったく無くなっていた ここはかなり不満 つかみとしてはいいが物語としては物足りない 主人公の病室にワナオトコが花を届けるとかもそんな事をしたら普通つかまるだろう その後のワナオトコのアジトも遊園地のアトラクションみたいで恐怖演出とはほど遠い そもそも最初の金持ちの娘の子供の頃の事故のシーンは何か?ストーリーに関係ないんじゃあるまいか? アジトに侵入したとたんに意味なく仲間割れであっというまに仲間を失うとか結構しらける 圧倒的に武器が有利なはずなのに仲間が弱すぎるだろ、殆ど自滅に近い もっと罠のグレードがほしかった マニアックなアクション演出があるがそこは必要ない、むしろじゃま ナイフバトルとか、ドアが開いたらワナオトコが逆光で犬とマシンガン撃ちまくりとかランボーチックなシーンに笑う所なのかとマジに思った あいかわらず虎ばさみの廊下とかこんなのにひっかからないだろうという物多し 主人公が警察を呼ぶ為に道路の人を撃つとかありえないだろ あんなでかい銃で撃たれたら何処撃たれても死ぬ マグナムなめんなよ! しかしいろいろ書いたが全体的には悪くない とくにファーストシーンの派手さは結構すき ラストはお約束のワナオトコは生きているというオチか、そろそろ飽きたと思ったらその先があった(笑)
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 16:31:48)
296.  ワナオトコ 《ネタバレ》 
主人公の情けなそうな眠そうな顔がいい この人じゃないとこの映画の面白さはかなりダウンした 家の中のトラップはいいものもあれば、ただ虎ばさみを沢山おいただけみたいなつまらないものも多い、もう少しSAWっぽい装置が沢山あるとよかった ともあれ結構楽しめる 拾い物である タイトルは賛否あるようだがなかなかB級感があって良いタイトルだ でもまったく予備知識無しに見た場合はタイトルでネタバレする両刃の刃か 私は好きだ
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-02 16:25:47)(良:1票)
297.  第9地区 《ネタバレ》 
エイリアンと地球人の言葉は何故通じるとか、何故エイリアンは反撃しないとか、そもそも宇宙船の燃料を浴びたら何故エイリアンになる?とか、設定がおかしいところは山ほどあるが、そんなことはどうでも良くなるほどおもしろい 人間目線からいつのまにかエイリアン目線に移行するところが非常にスムーズ 最後のパワードスーツ戦は見た事が無いぐらいすごい 特に司令船を狙ったミサイルを掴みとるところはカタルシス爆発だ そそり立つパワードスーツの背景に浮かぶ巨大マザーシップとかグラフィック演出も抜群 エビと主人公とのバディ感は海猿以上 手が同じだと言う理由だけでなつくエイリアンの子供がかわいい でも、グロシーンはいいとしても エイリアン汚すぎ ゲロシーン多すぎ でも世間がいうほど人種差別がどうこうとかは余り感じないかな
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-01-02 16:23:14)(良:1票)
298.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 
恐ろしいほどの緊迫感。砂漠での戦闘シーンはこれまで見た事がない演出、これってリアルなのか? この現実が余りにも自分たちの日常と違い過ぎるのでこれがリアル(この場合実際におこなわれている現実)なのかも想像もできない つまりどちらかの(アメリカ側かイラク側かの)立場に立っているフィクションであるという判断すらつかない、これがこの作品の一番の問題点ではなかろうか 戦争が身近な外国人ならば肌で感じられるのかもしれないが ただ、単純なアメリカ側に立ったイデオロギー賛美ではないことはわかる、ラストで主人公は自分の子供に戦争が好きだと告白している そして嬉々として又戦場に戻るシーンで終わる、これは少なくともアメリカの戦争好きをシニカルに描いていると思う 一部の人が言う様に、アメリカのプロパガンダ映画だとは思はないが、アメリカ側のイデオロギーを否定するものでも無い 女性監督らしい控えめな反戦映画じゃなかろうか
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-02 16:19:52)(良:1票)
299.  ホビット/思いがけない冒険 《ネタバレ》 
「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚 「ロード・オブ・ザ・リング」の旅立ちのきっかけから始まるなどファンにとってはたまらない展開 要所要所に「ロード・オブ・ザ・リング」の登場人物(とくに遺恨のきっかけになるエピソードの人物)を配して楽しめる 当初別の監督(ギレルモ・デル・トロ)を予定してたらしいが、ピーター・ジャクソン監督でよかったのではないか 別の監督だとこの統一感はなかったと思える 特にリングをはめたときのビルボのエフェクトなど「ロード・オブ・ザ・リング」と全く同じで監督が変わっていたら別の表現をせざるおえなかったのではなかろうか ただギレルモ・デル・トロのホビットも見たかったと思うのは欲張り過ぎか 映画は「ロード・オブ・ザ・リング」と違って展開がわかりやすい ちっちゃいドワーフが食べて、落ちて、走る。の繰り返し それだけで3時間近い上映時間を飽きる事無く見せるのは見事 反面、原作がある事なのでしかたがないのかもしれないが むさくるしいおやじ達しか出てこないので画面に花が無い 始終じじいか汚いゴブリンやらオークやらと、とにかく汚い 「ロード・オブ・ザ・リング」よりスケールダウンした感はいなめないがあくまでもスピンオフとしては逆に「ロード・オブ・ザ・リング」のスケールが大きすぎたので凝縮して理解しやすい ただ、ガンダルフは何故ビルボを仲間に選んだのだろうか? けなすところが見つからない希有な映画
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-02 16:16:35)
300.  アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 《ネタバレ》 
映画としては及第点 しかし脚本に不満多し そもそも、事件に至るまでの犯人達の行動が不可解だ 主人公を殺す覚悟で近づいたように見えないのに、乱暴した後で簡単に口封じをしようなどと現実離れしてる 主人公が消えた後のパニック振りなどやろうとした事の割に取り乱しすぎ ビデオテープの存在があまりにも意味が無い 犯人の前で家族に見せる等いくらでもいい使い方があったはずなのに せっかく子供や奥さんの存在があるのにただ出て来ただけなのはなぜか?普通もっと効果的な演出につかえたはずなのに非情に残念 ラストは銃の引き金をひくのは犯人の子供にするべき その後件のテープが奥さんの元に届く等いくらでもよくなる余地があった 復讐シーンにしても犯人達に仲間を殺す所を見せつける等まるで無く 男たちが追いつめられた感もなくカタルシス不足 主人公も狂気に見えない、もっとホラーっぽいキャラクターの方がよかったのではないか この映画脚本を詰め直せば凄く良い物になったのに残念だ
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 16:13:39)
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