301. テキサス・チェーンソー
怖い。重たそうなチェンソーを軽々と扱いダッシュ!アタック!TPO完全無視で、コミカルさ皆無!レザーフェイスのブッチギリさも恐ろしいが、取り巻く環境(湿気っぽいトコとか)、家族(組織化された犯罪グループっぽさ、とか)、トリワケ保安官のごっつサイコなキャラなんかも、もっスゴイ絶妙な盛り付け具合。いやぁ、やっぱこういう映画、貴重です。 8点(2004-11-09 16:42:58) |
302. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 物語中の10人のキャラクター性、ハッキリし過ぎ?と、少しヒネて観てたら吃驚。何だそうか!アイデア賞!こりゃウッカリやられた。こういう脚本、本当にスキ~。と、感心していたら二重落ち!迂闊にも騙されました。エヘ! で、10番キーからのカウントダウンっていうセンスのいいギミックや、助演ともいえる豪雨にも、拍手。 でも、最後の土中のキー、順番的に「2番」じゃねぇ?とか、イチャモンつけてみたり。否、言いがかり的なレベルですが。 8点(2004-10-07 13:42:26) |
303. イノセンス
攻殻機動隊のアナザーストーリー(と言うか、続編)だと言うことで観る人の選別をしてしまっている作品と言うことと、難解(人それぞれですが)なセリフ回しや、世界観の複雑さが、如何に贔屓目に見ても失点では、ある。しかし、現実と夢想の境界が希薄になっていく感覚は、サスガ押井守監督のお家芸と言ったところ。音楽、色彩美、小道具、云々の美しさも、眩むような圧倒的。そして一点の、小粒ではあるが硬質で揺るぎのない、そして切ないラブストーリーのエッセンスが、コ憎い。失点を補うに余りある・・・けど、一応失点扱い。惜しい!押井。(あ!駄洒落オチ!) 8点(2004-10-04 18:51:16) |
304. ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け
個人的に滅茶苦茶好みで隙の無い豪華キャスティング。80年代邦画の隠れた佳作だと、思う。で、本作。ロリコンのビリー・ザ・キッド、愛妻家のサンダース軍曹、剣豪宮本武蔵、元ギャングの中島みゆき等々、が、ギャングの襲来に立ち向かうっていう、何かアレな内容です。ちなみに中古ビデオ店にて十年越しに発見&購入という個人的経緯を持つだけあって、思い入れもヒトシオ。 [ビデオ(邦画)] 8点(2004-09-18 06:01:18) |
305. ゴジラ(1954)
昭和29年に「娯楽大怪獣映画を作ろう!」という勢いで、(当時にしては)ココまでビックでスケールのデカイ作品が出来たという事に感動。伊福部サウンドの「ゴジラのテーマ(?)」も、良いな。格好良いな。ステキだ!水中酸素破壊装置(オキシジェン・デストロイヤー)を沈めるラストは、ウッカリ泣いてしまう感動シーン。名作だよねぇ…。 8点(2004-08-28 11:44:44) |
306. E.T.
少なくとも今現在の私は、醜く愚鈍で弱々しい異星人とは交流できない。子供の頃なら、まだしも…であるのが、この作品の経絡なのかもね。もう、自転車では空に飛べない世代になってしまっている自分に気付く。そんな事思い出してみても寂しくも悲しくも無いが、当時この作品を楽しく見ていた頃の純粋な自分も、確かにいたのだ。そういう思い出になり得る、上等のファンタジー。子供には、見せときたいなぁ。 8点(2004-06-09 22:55:29) |
307. フォーン・ブース
電話ボックスを「懺悔室」と解釈してみていたら、「そんなつもりは、無いよ」と、監督のコメンタリー。そ、そんなんですか。私的には物語中に二人ほどの人死にが失点かなぁ?とも思ったが、テンポ、カメラワーク、構想等々、非凡で良質。ラスト近く、キーファーが主人公の靴に少し触れるシーンは、格好良い。 8点(2004-05-19 23:17:07) |
308. 哀しい気分でジョーク
グリーン・グリーンで泣かされちゃった。涙脆いので、スイマセン。ビートたけしで泣かされるとは思ってなかったんで、困った。 8点(2004-04-28 02:15:14) |
309. キル・ビル Vol.1(日本版)
荒唐無稽。流血量の半端の無さや、相変わらずの音楽センスの悪さ、躊躇い無く疾走するテンポ、等々。流石Q・タランティーノ。ノリノリです。個人的にはL・リューの「やっちまいな!」と、服部半蔵(笑)の弟子役大葉健二(宇宙刑事!)がズギュンときました。アニメの出来も流石プロダクションIG。違和感無く!とは言えませんが、面白いし、美しい。出鱈目上等!荒唐無稽で、良いんです。この映画、文部省認定を狙っている訳でもないでしょうし。 8点(2004-04-21 01:27:08) |
310. ドラキュラ(1992)
モンスターの稚拙さも気にならない訳でもないが、何とも奇妙で切ない物語だったと。自らの血を与えようとし、そして葛藤する伯爵のシーンは、ゾクゾクした。 8点(2004-04-21 01:08:05) |
311. クリスマスに雪はふるの?
《ネタバレ》 クリスマスに雪が降るだけで、ここまで美しいラストシーンを飾れた作品は他にそう無い。アホみたいに劣悪な日常だろうが、ウンザリしそうな環境だろうが、クリスマスに降った雪の白さが、無垢で希望に満ちた「明日」を予感させる。「SNOW」には「誤魔化す」というスラングもあるらしい。だけどいいじゃないか。作中の家族に幸あらん事を雪に祈ってみましょう。 [ビデオ(字幕)] 8点(2004-04-16 00:35:18) |
312. 蘇える金狼(1979)
松田優作の格好良さは言うに及ばないが、本作にも出演している真行寺君江の「貴女、いくつなんですか?」な年齢不詳振りは何なんだろう。「鮫肌・桃尻」の出演時とさしてルックスが変わっていない。女優恐るべし。 8点(2004-03-11 01:51:22) |
313. デッドコースター
続編も、各々の打っ飛んだ死にっぷりがステキ…。前作との因果関係なんかもあったりで、結構丁寧。ベタな緊張感の持たせ方も、悪くない。というか、快感すら…。笑。 8点(2004-02-15 21:03:09) |
314. スパイダーマン(2002)
主人公のウジウジ感や俗っぽさが、なんとも良い。ラストシーンも結構ビッと決まってた。日本の特撮ヒーロー業界も、見習いやがれ。 8点(2004-02-07 00:05:07)(良:1票) |
315. Laundry ランドリー
黄色いハンカチも良いが、白い鳩も良いな。タイトルの「Laundry」って、凄くいいタイトルだと、思う。 8点(2004-01-15 00:01:56) |
316. 生きてこそ
荘厳にして尊大、そして過酷な大自然に囲まれて、未だ「明日」を見ようとする彼等の視線に、ただただ敬意を払うしかない。「此処に留まって死ぬんなら、前に歩いて死のう」は、ノンフィクションな名台詞だと、思う。 8点(2004-01-14 23:54:52) |
317. 茄子 アンダルシアの夏
こりゃまたキュートな作品!一寸素気ない、短い作品(とは言え、原作の長さから考えれば、妥当かと)ではあるが、こういう商売っ気のない作品って、気持ちいい。ゴールシーンも原作には及ばないながらも大健闘。小池栄子も大健闘。最近自転車狂気味の忌野氏の主題歌にもプラス一点。「萌え」でなく「キュート」な作品。素敵。 8点(2004-01-14 23:42:12) |
318. 十階のモスキート
徐々に歯車が狂い、現実感が緩やかに歪んでいく男の翻弄振りは、見事。じ!実話ッスか・・・。世の中の悩めるお父さん。もうどうにも止まらない~(山本リンダ!)な多重債務は、抱えて走れ。でも、真似しちゃ駄目。 8点(2003-12-09 01:21:03) |
319. 猟奇的な彼女
《ネタバレ》 テンポがイマイチだった気もするが、トータルで見れば面白かった。主人公のキョヌが単なる「マゾ」っていう設定で、お茶を濁してしまいそうな物語?かと思いもしたが、結構可愛らしくも誠実な(?)キャラクターで好感。個人的には「列車で行き違いになる二人」が、好きなシーン。 8点(2003-11-29 00:34:07) |
320. 評決
巨大で重圧な「壁」を目の前にして「信念」を貫き通していく、落ちぶれたアル中弁護士の姿勢が格好良い。しかし二日酔い醒ましに生卵って、どうよ? 8点(2003-11-20 01:33:39) |