301. ドリーの冒険
デビュー作にして、しっかりと物語を構築できているのが凄いなぁ。終盤はサスペンスだし、視点が1つではないというのも注目すべき点。映画を発展させ、芸術たらしめた天才の腕はデビュー作から発揮されている。すげーすげー。 [DVD(字幕)] 5点(2015-03-20 00:03:40) |
302. サンブンノイチ
びんぼう、ひんこん、うんざり… [DVD(邦画)] 2点(2015-03-19 23:19:17) |
303. フォックスキャッチャー
《ネタバレ》 展開が遅くてさすがに疲れてしまった。登場人物の内面はしっかりと伝わってくるし、場の緊張感をヒシヒシと感じることができた。でも、もう一度見たいと思えないほど疲れてしまいました。相変わらずベネット・ミラーの映画は会話が重要なんですが、『マネーボール』のような娯楽性はなく、ただただ重たい展開が続くので大変。よくできた映画だとは思うんですが…。 [映画館(字幕)] 6点(2015-03-19 13:45:34) |
304. 担え銃
《ネタバレ》 チャップリンがフランス娘と出会ってからの展開は退屈。ギャグも序盤ほど笑えない。しかし、序盤から中盤にかけては素晴らしい!どのギャグも最高に冴えている。オチも嫌いじゃない。チャップリンらしくていいと思う。 [インターネット(字幕)] 8点(2015-03-19 13:39:28) |
305. 和製喧嘩友達
《ネタバレ》 あまり裕福そうではない主人公の二人だけど、部屋の中は結構モダンな感じ。目玉焼きをフォークとナイフを使って食べていることに驚いた。上層階級へのあこがれかな…。古い映画を見ると、こういう発見があるから楽しいです。話もまた面白かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-03-16 18:33:16) |
306. チャップリンの給料日
《ネタバレ》 レンガのシーンと電車に乗ろうとする一連のギャグが最高。よくあれだけ違和感なく逆再生演技ができるもんだ…。先日、MJのムーンウォークの逆再生映像を見たのですが、普通に歩いているようにしか見えない。MJがダンスの天才なら、チャップリンは演技の天才ですね。そして、哀愁のあるコメディ作りの天才でもある。1本見ると他の作品もどんどん見たくなるのがチャップリンの特徴です。罪深い映画人ですなぁ…。 [インターネット(字幕)] 8点(2015-03-16 18:01:28) |
307. バリー・リンドン
《ネタバレ》 観ていて疲れることはなかったし、退屈することもありませんでした。美しい風景と美術はさすがキューブリックといった感じですが、彼のフィルモグラフィーと比べると異例とも言えるほど淡々と進むストーリー。しかし、バリーの人生はまさに波瀾万丈で、クズっぷりを発揮しつつも運に恵まれ、なんだかんだで上流階級の仲間入りをするまでの流れがとても楽しい。没落していく姿にも儚さを感じます。キューブリックのフィルモグラフィー上では決して目立つ作品ではないものの、さすがの面白さでした。……余計なことかもしれないけど、冒頭のアイルランドシーンでのライアン・オニール、どう見ても少年の顔じゃないんだけど。老けすぎ!お陰でバリーの年齢が分からず、これあの時からどれくらい経ってるの?と思ってしまうこともしばしばありました。 [映画館(字幕)] 7点(2015-03-08 08:47:54) |
308. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 とんでもない映画でした。内容については他のレビュワーさんに任せるとして、私が最も衝撃を受けた場面について書こうと思います。私が何よりも衝撃を受けたのはエンドロールでした。最近のハリウッド映画で無音のエンドロールは記憶にありません。イーストウッドは作曲もこなす天才ですから、鑑賞後の観客にどのような音楽を聞かせるのかを理解しているはず。それなのに無音なのです。「観客に考えを促しているのだろうか」とも思いましたが、ひょっとしたらあれは「4分33秒」だったのかもしれないと思ったのです。エンドロール中の場内の雑音も映画の一部であると。そそくさと席を立つ人、時間を確認するためにスマートフォンを確認する人、じっとスクリーンを見つめる人。これだけ衝撃的な内容の映画を見て、あなたの周りの観客はどのような行動を取っているのかということまで踏まえた上で考えろ、とイーストウッドに言われたような気がします。ずっしり重い映画でした。二度と忘れられない映画体験をさせてもらいました。イーストウッドには1本でも多くの映画を残して欲しいです。齢84にして離婚理由が女性関係だったのですから、まだ大丈夫ですよね。 [映画館(字幕)] 9点(2015-02-25 19:53:36)(良:2票) |
309. 未知との遭遇
《ネタバレ》 正直言って退屈したが、決してつまらない映画ではなかった。社会から爪弾きにされてしまった主人公が、執念でUFO・グレイと対面し、彼らに選ばれて地球を後にする。俺はお前らには嫌われてるけど、宇宙人には認められてんだよ!文句あるか!って感じですね。そうですよ。生きる道は自分で見つけないとね…。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-02-22 05:39:35) |
310. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 ヤコペッティの残酷大陸風演出のパワーたるや…エンヤですよ!フジテレビのドラマファンはぶっ飛びそうな使い方でしたね!さて、リメイク元と比べるとそりゃお金はかかってるわけですから、当然見栄えは良い。ルーニー・マーラもダニエル・クレイグも素晴らしいし、サスペンス要素もバッチリ決まっています。面白い!まあ、ただ、7点くらいのテンションですかね。オープニングのかっこ良すぎる映像を観た時は「あ、ヤバい」と思ったんだけど、心の底からマグマが上がってくるような感じではなかったです。 [映画館(字幕)] 7点(2015-02-22 03:09:42) |
311. ジミー、野を駆ける伝説
《ネタバレ》 保守的な田舎・宗教と戦うジミーと支持者たちの戦いを描いた作品なんですけど、私はお固い牧師が気になってしょうがありませんでした。彼はジミーに対し多少の理解があるような発言をしているし、ジミーがニューヨークから持ち込んだ黒人歌手のレコードを聴いて感動しているんです。追放されゆくジミーを罵る人たちを戒める発言もしている。多分、牧師は宗教というしがらみがなければジミーと共に自由を求め戦っていたんじゃないかと思います。ガッチガチの保守派なら、レコードを聴かないはず。彼を飲み込んだ土壌が悔しくて、エンドロール中はずっと牧師のバックストーリーを想像していました。 [映画館(字幕)] 7点(2015-02-18 07:32:51) |
312. 抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より
《ネタバレ》 話も面白くて好きなんだけど、音の演出が大好きです。なんたる緊張感!遠くから聞こえてくる雑音、独房内で木を削る音など、自分が画面内にいるかのようなリアリティがあり、のめり込んでしまいました。独房内で苦闘する姿をしっかりと見せる反面、逃走中は省略を上手く使っている。好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-18 07:28:10) |
313. 茄子 アンダルシアの夏
《ネタバレ》 自転車レースの迫力はあったかもしれないけど、ライバルキャラに特徴がないこと、ぺぺの葛藤の解決、オチなど、不満だらけです。ペペは何で優勝できたんでしょうね?ライバルは何らかのスペシャリストだったような。葛藤を乗り越えようとする根性が技術に勝ったのですか?せっかくのレースの迫力が台無しになっちゃいませんか?ラストスパートで速度計が活きなかったのも、なんか…。中盤で解説者にペペがトップからいつ陥落するのか予想させてた意味って何よ?結局関係なくなっちゃうなら、あのシーンいらないじゃない。終始がっかりした映画でした。上映時間が短いのが唯一の評価ポイント。 ■一応水曜どうでしょうのファンムービーでもあるんですから、車にどうでしょうステッカー風のものを貼り付けたり、しがらみのないミスターどうでしょうを起用しても良かったんじゃないかと思いました。 [インターネット(字幕)] 1点(2015-02-17 22:11:00) |
314. 恋する惑星
《ネタバレ》 地に足がつかないふわふわした恋愛ストーリーも、監督のセンス次第でここまで面白くなるとは。恐れ入りました。金城武パートはあまり楽しめなかったのですが、トニー・レオンパートは良かったですね。ゴダールの映画を観ているような感じがしたので、長々と感想を書く必要もないかな。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-02-17 20:50:45) |
315. ニューヨーク1997
かっこいい画面作りが上手いですね。ニューヨークの寂れた路地の雰囲気は素晴らしかった。登場人物はしっかりとキャラ立ちしているし、文句なし。ただし、物語は褒められたものではないんじゃないかと思います。なにより盛り上がりに欠けるし、さっきまで朝だったのにいつの間にか真夜中になっているという「監獄の外は真っ暗じゃないと雰囲気出ないじゃないですか演出」はどうかと。突っ込みどころはいっぱいあるけど、魅力もあるから中和され、オチのカッコ良さで「見てよかった」と思わせてくれる、そんな映画だと思います。カート・ラッセルかっこいいわー。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-11 01:14:12) |
316. 桃太郎 海の神兵
初めて見た戦前の国産アニメです。ちゃんとアニメーションしてて驚いた。アニメーターがどんどん徴収されていって大変だったというエピソードしか知らなかったので、なかなかやるなぁ、と。話はプロパガンダを抜きにしてもどうでもいいものでした。ただ、描写には注目したい。反戦的な描写がいくつかありますね。たんぽぽの種が空に舞う幻想的なシーンに軍隊の号令を流すシーンの意図は明らかだし、小鳥を残して戦死したパイロットを巡る描写は戦争の悲惨さを表現しているのでしょう。海軍省が大金を投じた映画なのにこのような描写があるのは、瀬尾光世が優れた演出だったからでしょう。さて、この映画を見たちびっ子は「動物もお国のために戦っている!僕も頑張ろう!」と思ったのでしょうか?もし私が当時の子どもなら、「そんなことより桃太郎とサルの顔が怖い」と思うのではないかと… [DVD(邦画)] 6点(2015-02-09 19:39:24) |
317. キング・コング(1933)
《ネタバレ》 コングがかわいそうだろ!金儲けのためにアメリカまで連れて行かれて、美女のために戦ったじゃないか…。ヨダレをダラッダラ垂らしながら「美女が野獣を倒したのだ~」ですって!嫌になっちゃうわよ!……久々に「カニと修造理論」を思い出しました。カニの親子が仲良くしているところに「食いしんぼう万歳」のロケで海にやってきた松岡修造が現れ、無残にもカニは食べられてしまう…どっちが悪やねん!どっちなんじゃあああああ!人間ってサイテーね!この映画はただの特撮映画じゃないわ!ワンダフルな特撮技術と人間の醜さを描いているから名作なのよ!何にもしてないくせにヒーローを気取りやがって……。途中からコングに感情移入してしまいましたよ。レビューを書いているうちにどんどん怒りが増してくる。いい映画だなぁおい!人間サイテー!サイテーだわよ! [DVD(字幕)] 8点(2015-02-08 17:24:08)(笑:1票) |
318. ソウ ザ・ファイナル 3D
《ネタバレ》 血の色がピンク!冒頭のゲームに意味なし!この2点のせいでマイナス3点。全米を巻き込んだ大騒動になるのかとおもいきや、ジグソウで金儲けしている奴を狙う……これ、多分フォロワー映画たちへのメッセージですよね。中途半端な模倣ならするんじゃねえよってことかな。でも、本シリーズは『CUBE』から影響受けまくってるわけだし……。まあ、ディテールが甘いのは『1』以降お馴染みなので、いいんじゃないですかね。ゲームの内容はなかなか面白かった。最後のアレは彼女となんにも関係ないし。せっかく彼の仲間たちをそれぞれの特徴で処刑してきたのに勿体無いですね。結末は全然納得行かないけど、場所はシリーズを終わらせるのに相応しいかと思います。結論として、『1』の監督を務めたジェームズ・ワンは偉大だったなぁと思います。結局『1』を超える作品はありませんでしたし。本作は『3』や『4』のようなクソダサ編集はなかったので映画として十分見れるし、言いたいことはあるけど許容範囲内って感じです。シリーズ全体の点数は5点。本作は3点でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-02-01 06:42:05) |
319. ソウ6
《ネタバレ》 先にマイケル・ムーアの『シッコ』を見ておくと、登場人物の心境・動機を理解できます。さて、物語は『2』以降では一番良かったかなと思います。ゲームの被害者と母子に感情移入してしまったからですが……相変わらずジグソウ近辺はどうしようもないくらい退屈だし、ホフマンは無能だし、こいつらはダメですね! [インターネット(字幕)] 6点(2015-02-01 06:34:21) |
320. ソウ5
《ネタバレ》 拷問のための拷問というか……終始どうでもいい話が展開し、ホフマンとストラムの対決も頭脳戦にならず散々な結果。ゲームのアイデアもつまらないので、超駄作。 [インターネット(字幕)] 2点(2015-02-01 03:51:21) |