3301. ある女の存在証明
アントニオーニ作品の中で一番嫌い。 [DVD(字幕)] 3点(2007-09-03 16:13:42) |
3302. 夜
出だしが暗いのがネックだが、全体的な雰囲気はまさにアントニオーニ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-03 16:13:18) |
3303. 愛のめぐりあい
巨匠アントニオーニの、晩年の愛すべき駄作。 ソフィー・マルソーの体当たり演技が印象的。 さすが、元“脱げるアイドル”だ。 [DVD(字幕)] 4点(2007-09-03 16:12:07) |
3304. 砂丘
男女がじゃれあう映像は飽きる。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 16:11:46) |
3305. 女ともだち(1956)
大好きなアントニオーニの、自分が観た初めての作品。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 16:11:21) |
3306. サテリコン
ここまでフェリーニ色が濃くなると、もうついていけない。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 16:10:56) |
3307. フェリーニのアマルコルド
印象深いシーンはあるが、退屈。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 16:10:33) |
3308. フェリーニのローマ
フェリーニワールド全開。変なローマ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 16:10:08) |
3309. ボイス・オブ・ムーン
晩年の作品。つまらない。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-09-03 16:09:41) |
3310. インテルビスタ
フェリーニ作品を観まくっている人には多少楽しめるはず。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 16:09:14) |
3311. オーケストラ・リハーサル
オーケストラ仲間同士のやりとりは面白い。 [DVD(字幕)] 4点(2007-09-03 16:08:48) |
3312. ジンジャーとフレッド
比較的とっつきやすい作品だが、特筆すべきことなし。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 16:08:20) |
3313. 魂のジュリエッタ
これもやや難解。しかも退屈。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-09-03 16:07:51) |
3314. 8 1/2
言わずとしれた「フェリーニの代表作」。 この作品を「フェリーニの一番」に推す方々も多い。 確かに他の作品とは異色であり、「現実と幻想」が渾然一体となった演出は素晴らしいのかもしれない。 しかし、1950年代のフェリーニ作品が大好きな私には、「この作品辺りからフェリーニの作風が変化したマイナス記念碑的作品」の様が気がして、どうも好きになれない。 [ビデオ(字幕)] 1点(2007-09-03 16:07:23) |
3315. 甘い生活
《ネタバレ》 「185分」という非常に尺の長い作品。 本来、私は長尺の作品は苦手としているのだが、本作品は例外。 退廃したローマの風俗を余すことなく味わうことのできる本作は、感動的ラストシーンを持って終焉を迎える。 不毛で乱痴気なパーティが終わった後、主人公は気だるい体を引きずって海辺へと向かう。 そこで顔見知りの少女と再会する。 その海辺における、「主人公と少女との再会シーン」はあまりに素晴らしすぎる。 そして、あまりに眩しすぎた。 やっぱりフェリーニは凄い。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-03 16:06:50) |
3316. カビリアの夜
「道」よりストーリー的には好み。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:06:20) |
3317. 道(1954)
素晴らしい作品だが、ジュリエッタ・マシーナが肌に合わず。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 16:05:44) |
3318. 欲望(1966)
《ネタバレ》 大好きなミケランジェロ・アントニオーニ監督。 その作品群の中でも『太陽はひとりぼっち』の次に好きな本作。 観てから時間が経っても頭の中で色んなシーンがどんどん浮かび上がってくる。 とにかく不思議でとてつもない魔力がこめられた作品だ。 「不思議でいて騒々しく、それでいて心地よい風」が吹きすさぶ公園。 その後のゾクゾクするような現像シーン(ブロー・アップ・シーン)。 写真をどんどん引き伸ばしていって、いきなり人の手らしきモノが現れた時の、あの驚き。 すごすぎます。 そして更に引き伸ばしたら、見やすくなるどころか逆に見えなくなってしまったという顛末。 一定距離でしか見えないものは、そこに存在すると言えるのだろうか?言い切れるのだろうか? 存在の不確かさ。逆に不存在の曖昧さ。 どちらが存在するもので、どちらが存在しないものなのか? それすらも終盤には分からなくなる。非常に哲学的な作品。 考えさせられます。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-03 16:01:07) |
3319. レザボア・ドッグス
本作の見所はなんといっても、その多彩“男ばかり”の登場人物。 なんと、総勢8人! 彼らは、強盗集団を結成するのだが、それぞれをカラーネームで呼んでいる。 「ホワイト」とか「ブルー」とか。 そんな魅力あふれる8人を、画像を交えて簡単ながらレビューしていきたい。 まずは、ハーヴェイ・カイテルが演じたホワイト。 ハーヴェイ・カイテルの出演作品は相当数観たが、その中で、本作における彼はそれほどハマり役という感じはしなかったが、それでも重要な役どころを演じており、最後の最後まで活躍する。 次にティム・ロスが演じたオレンジ。 この人もカイテルと同じく、最後の最後まで重要な役割を演じた。 しかし、どうもクサすぎるキライが・・・ まあ、役回り的には妥当なのかもしれないけども。 そしてマイケル・マドセンが演じたブロンド、これが一番カッコ良かった! このマイケル・マドセンという俳優、『キル・ビルVol.2』でも印象的な役を演じていて素晴らしかったけど、本作でもそれに優るとも劣らない魅力を発揮していた。 口元に笑みを浮かべながら、ウイスキー・グラスを傾けてドスの効いた声で語るところなんぞ、キマり過ぎ。カッコよすぎ。 アメリカ人らしい魅力を持った俳優で、本作で一気にファンになったね。 そして、ボスの息子であるエディーを演じたクリストファー・ペン。 残念ながら、去年亡くなられたとのこと。 本作では、マイケル・マドセンの次にカッコ良かった。 ボスの前でマドセンとふざけた取っ組みあいをするんだけど、大柄二人がジャレ合うこのシーンは迫力もあり、それでいて和み感のあるいいシーンだった。 こんな俳優が早くに亡くなってしまったのは、まことに残念である。 そして最初から最後まで“異端児”を演じ続けたピンク役のスティーヴ・ブシェミ。 決してカッコのいい役ではなかったけど、屈強な男達の間に入って、なかなかの個性を発揮していた。 残りの3人は簡単に。 ローレンス・ティアニーが演じたボス(ジョー)。 言ってみれば、『西部警察』の石原裕次郎みたいな感じの存在。 エディ・バンカーが演じたブルー。 ほとんど出番ナシ。 監督のクエンティン・タランティーノも出演しており、演じた役がブラウン。 前半であっさり殺される。 しかも不自然な笑顔がどうも・・・ [DVD(字幕)] 8点(2007-09-03 16:00:01)(良:1票) |
3320. ベロニカ・フォスのあこがれ
《ネタバレ》 ファスビンダーは、“ニュー・ジャーマン・シネマの天才”と呼ばれる監督だ。 そんな彼の代表作ともいわれる本作『ベロニカ・フォスのあこがれ』は、ベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)をとった作品。 ただ、ベルリン国際映画祭の受賞作品については、個人的にはイマイチ相性が悪い。 それに加えて、上記二人と比べたファスビンダーの知名度の低さを考たりすると、“嫌な予感”も無きにしもあらずだったが・・・ 本作の主人公は、かつての名女優という設定。 それがどんなわけかモルヒネ中毒となっている。 しかも、やや多重人格な傾向があり、いまだにかつての栄光を忘れられないでいる。 たまに女優業としてのオファーもくるが、それは端役ばかり。 しかも、彼女はその事実をなかなか素直には受け入れることができないでいる。 そして撮影中も、モルヒネの禁断症状が出るとまずいので、常に薬漬け状態。 一体、何が彼女をそうまでさせてしまったのか? どういう流れでモルヒネにまで手を染めるようになったのか? 、、、といったようなサスペンス的な展開で物語は進行していく。 どうやらそこには犯罪の陰があり、彼女自身がモルヒネを打っているのではなさそうなのだ。 偶然、主人公と知り合った中年の男性は、そんな彼女の暗い過去に興味を持つ。 そして彼女の身辺を洗う。 すると、そこには凄まじいまでに残酷な物語が隠されていたのだ・・・ と、まあ粗筋を語ればこんな感じなのだが、独特なスローなリズムがあって、かなり退屈したのは事実。 別にスローな展開が嫌いなわけじゃないけども、妙に大人のメロドラマ的な様相とも相まって、自分には馴染めなかった。 例えてみれば、昼間の“退屈”な時間に偶然テレビで観てしまった“退屈”な昼メロといった感じか。 むろん、これは言いすぎです。 そんなにレベルは低くはないです。 だけど、その様な系統の作品であるように感じたことは事実。 そこに人間の残酷さ、人生の儚さなどが巧みに描き足されてパワーアップした感じ。 そして栄華を極めた者が、その後に陥る絶望が浮き彫りにされている。 そこら辺りの描かれた方はさすがの一言で、ファスビンダーの凄さを垣間見た気がした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-03 15:57:46) |