321. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 出発直前にパイロットのメンバーの中の一人に病気(ガン)が見つかるというパターンが多いですね。「アポロ」や「ミッション・トゥ・マーズ」もそうでした(ミッション・トゥ・マーズは妻の病気での断念でしたが・・・)。感動物に仕上げる為の手段かと思うのですが、ややマンネリ感が漂います。 ただ、元気なお祖父ちゃん達が繰り広げるドタバタや、皮肉めいたギャグを見ていると微笑ましくなります。 しかしクリント・イースドウッドは本当に老けましたね。哀愁すら感じました。 5点(2004-08-24 08:22:42) |
322. デッドコースター
オープニングの玉突き事故のシーンは迫力満点でスピーディー。カメラワークも工夫されていて見応えがあった。ただ、それ以降はトーンダウンで少し残念でした。 人が死ぬ場面が非常にあっさり系で淡泊なので『怖さ』や『グロテスク度』が少ないし、軽妙で重みに欠けています。ただ、この映画はそれが味なのかも知れません。 続編の可能性も有るかと思われますが、今回が良い潮時と考えた方が無難でしょう。 5点(2004-08-15 10:29:00) |
323. 呪怨2 (2003)
WOWOWで偉そうな親父がスティーブン・キング特集のインタビューで言ってたけど、恐怖心の無い人って想像力が無いんですって。確かに自分の身になって想像しないと、この手のものって怖くないですよね。 オリジナルビデオ版の方が怖いというのは分かるが、この作品も嫌~なスチュエーション有りました。特に首吊りのシーンは不気味でしたね。天井に張り付いたカヤコはいらなかったけど・・・。 全体的に、都市伝説をパクッた感じの物もあったし、ネタが散漫になってきているのも確かなようです。 5点(2004-08-13 12:43:07) |
324. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
完結に至り、この作品の世界観の狭さを感じずにはいられなかった。確かに古代ヨーロッパが舞台なのは分かるけど、ミドルアース以外の国はどうなのだろう?アメリカや中国、ロシアにあたる国はないのだろうか?それとも彼らはメチャ原始的な生活をしているの?(サウロンの眼中に無い?)。西洋の内輪もめ程度の出来事なのだろうか!? 「英国(西欧)の文化のみ意識した物語だから良いんだ」という意見も有るようですが、その割には「全世界の危機」というような大袈裟な表現が成されている。その割には西洋のみの問題ですか? 言語学や伝統伝説を用いてリアルな物語を作ったという割には、ちょっと視野が狭いかなと思いました。 しかも旅が徒歩ですからね。原作では地域(ミドルアース)が広大である表現が成されているようだが、映画では本当に世界が狭く感じる。この“距離感”は大いに問題有りですね。 ストーリーにしても単純そのものなのですが、唯一興味を引いたのはフロドとサムの関係です。一見フロドはサムに比べて格上の印象を受けると思うが、中身はサムの方が屈強で精神的にも強い人物だということが、物語が進むにつれて浮き彫りになってくる。この人生の『皮肉』ともいうべき現実は実際の社会生活にもよく起こりうることである。生々しく正直に表現されている点には好感が持てる。 ただ、脚本に関しては何の妙味も無い。原作をダラダラと語っているにすぎない。 キャスティングもイマイチで、同じような顔した俳優ばかり選んで頂いたお陰でキャラクターが立っていない(アラゴルン・ファラミア・ボロミア? メリー・ピピン?)。 アカデミー作品賞ですか・・・。作品賞以外の部門はハイレベルな仕上がりなのでオスカーの獲得には納得が出来るのですが(撮影・特殊効果・音楽・音響・主題歌・などの技術面)、チョットこのストーリーではね・・・。そう言えばこの前、日本人のアカデミー会員の頭の悪そうなオバハンが「日本人として絶対に渡辺謙に投票して貢献する」と言っているのを見た。今回この作品が、作品賞獲っやうことも分かるような気がした。 5点(2004-08-13 11:26:00) |
325. ドラゴン危機一発
ドラゴン(ブルース・リー)にピンチなど無かった。 あと、くれぐれも言っておきますが、人型に壁が突き破れるのはNG。 5点(2004-07-23 17:34:31) |
326. ブルース・リー/死亡遊戯
代役まるわかりの苦肉の作品ですね。それだけにブルース・リーの凄さが分かる。見所は後半の本物登場以降のみ。アクションのキレがまるで違う! 五重塔で闘うアイデアは、これ以降たくさんの作品がパクッています。 5点(2004-07-23 17:21:59) |
327. ハルク
「何でパンツが破けないの?」と思わずツッコミたくなるが、親父ギャグのように面白くもなく、有り触れたツッコミをするのは恥ずかしいのでやめとこう。 ストーリーは以外にもダークでどんよりしている。映像も暗めなシーンが所々に有るが、この程度で「暗い!」と文句を言っているようでは、他の作品を見ても「暗い!」と文句ばかり言う羽目になるだろう。 端的に感想を言うと、最初にドラマを詰め込みすぎている。逆に後半はドタバタと騒々しすぎる。少しその辺のバランスの悪さが気になった。 ただ、お金をかけただけあってCGのよるグラフィックはなかなか良かった。後半部分はアトラクション感覚で楽しめます。 5点(2004-07-23 16:51:41) |
328. ボディガード(1992)
面白い要素がバランス良く組み込まれている。まず、ボディーガードという職業が格好良いし、それをミスター・アメリカことケビン・コスナーが演じている。これには特に女性はたまらないだろう。そんな、ケビン演じるボディーガードのフランクを邪魔者扱いしていた、スーパースター・レイチェル(名前もそれっぽい)が、徐々に心を開いていくという必殺のパターン。正に王道といった感の有るこの設定は昔ながらの演出です。ただ、個人的には、何故レイチェル役がホイットニーヒューストンなのかは疑問ではあるのですが・・・。 安定感が有る(悪く言えば平凡)作品なので、普通に楽しめますが、ラストはベタです。 5点(2004-05-14 17:16:43) |
329. クイック&デッド
ジーン・ハックマン、ラッセル・クロウ、シャロン・ストーン、レオナルド・デカプリオと、ある意味もの凄いメンバーで構成されています。保安官主催の早撃ちトーナメントでそれぞれが優勝を争うというヘンテコな舞台設定だが、なぜか興味をそそるものが有る。 嫌みな保安官を演じるはジーン・ハックマン。「またかよ!」 と思ったあなた! 良いんです“はまり役”なのですから! ただ、息子役のデカプリオの演技は弁護の余地は無い。なんか軽いんですよね(そこが持ち味かも知れないが)。 この作品はヘロッドとキッドの親子対決のシーンが一番の見せ場かも知れない。結構良かったですよ。 シャロン・ストーンも体当たり演技で頑張っていましたし、無難に楽しめるのではないでしょうか。 5点(2004-04-07 16:40:25) |
330. 誘惑のアフロディーテ
アパートのドアから顔を覗かせた時のミラ・ソルヴィーノには“ハッ”とさせられた。“キュート”という形容詞がピッタリと当てはまるように感じました。 ウディ・アレン独特の表現法(特にギリシャ神の踊り?)を用いた、味の濃いヒューマンコメディーです。 ミラ・ソルヴィーノだったら、「ロミーとミッシェルの場合」も面白いですよ。 5点(2004-03-22 17:10:31) |
331. ベスト・キッド(1984)
かつて、ジャッキー・チェンの映画(酔拳など)で見たことが有るような作品です。と言うよりも、ほとんどパクッてますよね。なので、面白いのは当たり前なのですが、特訓シーン(ワックスがけ・床磨き・ペンキ塗り)が特にユニークです。最後の対決の場面での“鶴立拳”は以外にカッコ良かった。 5点(2004-03-16 16:03:38) |
332. ダーティハリー5
一番印象に残るのは、何と言っても“ラジコンとのカーチェイス”です。迫力は全然なかったけど、非常に面白い画でした。 ただ、ストーリーに関しては平凡だったかなぁ・・・。もう一つ印象に残るようなシーンがなかったですね。 相棒がカンフーを使うっていうのも、何か「ダーティー・ハリーシリーズ」のテーストから外れてしまっているように思えます。 5点(2004-03-16 16:02:16) |
333. ネゴシエーター
タイトルからしてシリアス系かと思っていたけど、アクション系でした。ただ、エディーマーフィーのキャラはコメディー映画でないと通用しないほど“脳裏に定着”しているので違和感がありますね。 シナリオはハリウッドにありがちな軽薄なアクションです。特に市街でのカーチェイス、追跡シーンはどこかで見た記憶がデジャヴーのように蘇ります。悪役にしても至って平凡で印象に残らない。 5点(2004-03-15 17:12:39) |
334. スーパーマン(1978)
ストーリーは極めて破天荒だが、その思い切ったプロセスが逆に面白い。 それにしてもジーン・ハックマンは悪役が似合いますね。彼の悪役ぶりは見ている方が本気で腹が立ってきますから・・・。上手いんでしょう。 当然ですが、特撮は今となっては古く感じます。それに、地球逆回転というのはどうでしょうか。あまりにもやりすぎだし、逆に回転させたら本当に時間は戻るのでしょうか? まぁ、その辺はSFということであまり突っ込まないようにしないといけないのですが・・・。 5点(2004-03-12 16:44:48) |
335. バットマン・フォーエヴァー
トミー・リー・ジョーンズ登場。でも意外性は無かった。 ジム・キャリー登場。やっぱりなという感想。 一番驚いたのはニコール・キッドマンが出ていたこと! さらに驚いたのはドリュー・バリモアも出ていることです。恐るべしバットマンシリーズ! 5点(2004-03-12 16:43:01) |
336. ウエスト・サイド物語(1961)
かなり張り切って踊ってますね。正直言ってこの手のミュージカルは苦手です。 ダンスというのは本当に時代というのがモロに出ますよね。ティナ・ターナーやプレスリーのダンスは今見ても味が有ってカッコ良いのですが、この作品のダンス(ジェット団のダンス)はハッキリ言ってダサイ。 ジェト団が、警察に対して言い訳を考えるコミカルなミュージカルシーンも「雨に唄えば」と比べると運例の差が有ります。 バルコニーのシーンにしても、最初の歌のシーンまでは良かったのですが、その後マリアがトニーを引き留めてまた歌い出すというのはしつこすぎる。 全体的な印象は、クドイいと言うか・・・、アクが強過ぎる。 5点(2004-03-09 18:44:56) |
337. 狼たちの午後
うーん・・・。実際に起こった事件を映像化した作品ですね。ノンフィクションということでリアリティーは有るのですが、やはり内容は平凡ですねぇ。アルパチーノの演技も普通かなぁ。とりたてて良作とは思えませんでした。 5点(2004-03-02 17:46:10) |
338. エリザベス
宗教観での対立とは恐ろしいものです。今現在おこなわれているテロや戦争(イラクやイスラム)の原因もそこから始まっているのですから・・・。 異教徒という理由で、罪のない人を残虐な方法で処刑したりするというのは一体どういう神経の持ち主なのだろうと思ってしまう。そんな残酷なことをする民族達がいくら神を崇めたところで、神が彼らに救いの手を差し伸べることは到底思えない。 5点(2004-02-24 17:08:20) |
339. カンパニー・マン
《ネタバレ》 この作品は絶対にネタバレ厳禁なので、見てない人は読まないでください。 2重スパイの上をいく3重スパイといったところが作品のミソとなっているのですが、あまり衝撃度は少なかったです(この手の作品に慣れてしまったののが原因でしょう)。 それにしても「ユージュアル・サスペクツ」にそっくりなオチなんですよね。その辺もマズかったよに思えます。 5点(2004-02-15 13:20:22) |
340. 鳥(1963)
正直言って意味が分からない作品です。主人公である都会の娘メラニーが悪者にされるシーンが有ったけど、メラニーが原因で鳥が異常発生したということなのだろうか? ラストもプツリと終わってしまったようで拍子抜けしたし・・・、もう一度見てみる必要が有るかも知れない。 特に印象に残ったのは、メアリーが部屋のなかで鳥に突かれて気絶してしまうシーン。非常にリアルで生々しく、「サイコ」のシャワー室での惨殺シーンと肩を並べるぐらいの迫力が有った。 5点(2004-02-13 18:17:23) |