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コメント数 1963
性別 男性

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321.  お嬢さん(1961)
お嬢さんて、確かにその通りなんだけど、今とは時代が違うのか?今時のお嬢さんとはタイプの違う二人のお嬢さん、若尾文子と野添ひとみ、この二人の会話が何ともぶっ飛んでいて面白くは観られるし、二人ともそれぞれ魅力的ではあるが、話の展開がどうにも出来過ぎているのと、ラストもえっ?終りなの?というあっけなく終わってしまってちょっと物足りなさが残る。まあ、それなりに楽しめるし、悪くはないけど、期待したほどの作品ではなかった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-09-16 11:52:14)
322.  あいつと私(1961) 《ネタバレ》 
石原裕次郎と芦川いづみのコンビで石坂洋二郎原作と言うと真っ先に「陽のあたる坂道」を思い出しますが、これもやはり雰囲気は似ている。石原裕次郎の演技とは思えない。何かそのまんまのような感じと、それよりも何もやはりこの作品でも芦川いづみですよ。田代くみ子とは全然、違うものの、またしても可愛い。怒ってても可愛いのだからたまりません。この当時の時代背景、雰囲気もなかなか出ていて、良いものの、何か物足りない。途中でデモのシーンが出てくるけど、あのシーンにおける芦川いづみを一人置いてデモに参加する男二人、なんて奴らだ!なんだかこのキャスティングだと私はどうしたって川島雄三監督の作品を思い浮かべてしまう。それともう一つ、石原裕次郎のあの変な歌、どうにかしてほしい!
[ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-15 15:06:04)
323.  河内カルメン 《ネタバレ》 
これは内容としてはかなりドロドロした内容も、作品全体の雰囲気がミュージカルぽくて、暗さをあまり感じない。主演の野川由美子の可愛さ、抜群です。あの関西弁も良いです。好きな男に対し、とことん尽くすのに裏切られ、それでも最後まで愛し抜く女のどこか悲しさ、やるせなさが伝わってきます。どんどんどんどん可愛くなっていくのが観ていてよく解る。こういう女に男は弱いもんです。男の心の中を覗いているような野川由美子の演技の凄さに、そして、この映画、大阪のあの街の雰囲気、橋から見えるギラギラした川の映像も凄くリアルで、人間がそこにいるって感じが十分伝わってきます。タイトルにもあるカルメンの音楽もこれまた合っている気がする。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-14 21:19:56)
324.  続・悪名 《ネタバレ》 
面白い!前作に負けないぐらいの面白さ!勝新の身体全体から溢れ出すオーラ、スターの貫禄十分の「座頭市」と並ぶシリーズ作品として見応え十分!やくざの道から足を洗いたくてもやはりそこは男にしか解らない事情というものがある。相棒の田宮二郎演じるモートルの貞が殺されるシーンにおける宮川一夫撮影監督の映像美、人が殺されるシーンにおいて今の邦画では観ることの出来ない美しさを感じる素晴らしいショット!こんな映像、今の日本で撮れる人はいるだろうか?
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-10 22:50:12)
325.  秋津温泉
岡田茉莉子の映画出演百本目となる記念の作品てことらしいけど、この映画の岡田茉莉子の美しさは現代の日本の女性には欠けている。いや、欠けているというよりは欠けてしまった。失われてしまったと言った方が良いかもしれない美しさ、それはただ単に外見から溢れ出る美しさだけでない内面的な美しさ、人間の持っている感情表現の仕方にしても見せ方にしてもそう、上手く説明出来なくて申しわけありません。とにかく全てにおいて美しい。そんな岡田茉莉子ともう一人、これは確かにミスキャストかもしれない長門裕之の二人の互いの気持ち、お互い好きなくせにそれをなかなか言い出せない二人、相手のためになら死ねるという二人の気持ちが秋津温泉の地を背景にして、何とも美しい映像と共に見せる。話としての暗さ、最後も何か納得いかない結末ではあるけれど、美しい四季の香りと美しい音楽によって描かれていて、この映画はそんな美しい映像だけでも見ていて損はないと思う。それにしてもこの映画の岡田茉莉子の美しさときたら、言葉で表すのが難しいぐらいの美しさだし、岡田茉莉子という女優には温泉がよく似合う。そんなイメージを抱かせるそんな作品です。
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-09 14:53:35)(良:1票)
326.  女系家族
これはまた何ともえげつない。人間の持っている金に対する欲望、本性丸出しの凄まじい戦いに見ていて恐ろしいほどの恐さを感じる。父の遺産相続についてああだこうだと色々文句を言っては何とかして自分だけ良い思いしてやろうとばかりに思っている連中、そんな中で若尾文子のしたたかさ、彼女の前には他の全員、何もすることすら出来ない。ただただ呆然とする以外ないのだ!この作品は何と言ってもお互いの感情を剥き出しにして、化かし合いをしている姿が面白く、そして、やはり若尾文子です。あれだけ色々とえげつないことされながらも最後はそれを利用して一番良い所を持って行ってしまうのだから!それにしてもこの作品の若尾文子の美しさ、何とも言えないあの色っぽさ、それでけでも観ていてゾクゾクさせられる。
[DVD(邦画)] 8点(2007-09-06 22:17:25)(良:1票)
327.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
昭和二十年(1945年)の8月15日、日本人にとって忘れることの出来ない。けして、忘れてはならない出来事、日本の終戦の事実を映画化している。黒沢明監督と小津監督の作品に出てくるようなメンバーが沢山出ています。これだけの豪華な顔ぶれ、今は絶対に無理です。そのぐらいとにかく出ている俳優陣の凄いこと。それだけでも凄いのに、この映画、誰一人として愚かに描いていないのが凄い。流石は岡本喜八監督です。またこの作品のシナリオを書いた橋本忍という日本映画史上最高の脚本家の力も忘れてはならない。これだけの俳優陣を使いながらもこれだけの緊張感を生み出すのは監督の力と脚本家の力があってこその緊張感漲る作品になってます。一人一人の発する台詞の重み、やっていること、考えこそそれぞれ違っても国を愛する気持ちだけは皆、同じであるという思いが伝わってきます。三船敏郎の本当に阿南陸軍大臣が乗り移ったかの様な凄まじさと笠智衆演じる鈴木総理の身体全体から伝わってくる人間的な優しさ、更にこの映画の中で私が最も感動したのは戦争によって消えていった少年達を静かに見送る伊藤雄之助の仕官の姿に静かなる感動を覚えた。畑中少佐と椎崎中佐が自決するシーンは実際に皇居の中の芝で撮られたと聞いたことがあるが、岡本喜八監督は逮捕覚悟で望んだに違いない。その凄まじいほどの執念には頭が下がる。伊藤雄之助の仕官の後ろ姿に戦争に対する怒りが集中しているように感じる。ラストの仲代達矢のナレーションを忘れてはならい。我々日本人が日本人である以上、一度は観ておくべき作品だと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-15 11:13:14)(良:1票)
328.  五番町夕霧楼(1963)
えっ?なんで誰もコメントないの?この映画、みんな知らないのかなあ?まあ、いいや!それはともかくこれはどこをとっても日本映画ならではの美しい映画!一人の女性のはかなくも悲しい人生を描いた作品です。水上勉原作と聞くと真っ先に「飢餓海峡」が頭に浮かんできます。この原作者の話の中に描かれる女性を見ると「飢餓海峡」もそうだったし、他にも「雁の寺」もそうだったように、女性としての男には解らない女としての悲しさみたいなものがいつも描かれています。女として生まれ、女として生きて行くことの宿命、愛してはならない男を愛してしまうという女の悲しさ、切ない気持ち、そのいずれもが美しく描かれている。この作品でも主演の佐久間良子の美しさ、日本人女性としての美しさ、貧しい環境で育ちながらも純粋に生きる女を見事に演じている。監督の田坂具隆同様、女優佐久間良子の代表的作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-06 20:12:10)
329.  卍(1964)
相変わらず若尾文子の可愛いこと、可愛いこと。そんでもって可愛さの中にある(見える)子悪魔的な悪女ぶりに見ている私でさえも岸田今日子やその他の出演者、船越英二をはじめとする男達と同じ気持ちになってしまう。何とも言えない怪しい雰囲気、ゾクゾク感はこれこそ増村保造監督の持ち味であると思える半面、あまりにも説明ばかりの台詞に頼っているのが観ていて、気になって仕方がない。岸田今日子の語りについては言葉による説明ではなく、違う形でもっと役者の眼の動き、表情、演技だけで表現して欲しいと思わずにはいられない。
[DVD(邦画)] 6点(2007-08-03 22:29:16)
330.  おとうと(1960)
これが噂に聞いていた銀残してやつですか!相変わらず市川崑監督の描く女性は美しく、また宮川一夫カメラマンの映像も素晴らしい。岸恵子の気の強い姉と川口浩のどうしようもなくだらしのない弟が繰り出すオーラ、ドラマとしての完成度も高いことは認める上で、敢えて言わせてもらうと市川崑監督の素晴らしい作品の中にあって、特別傑作だとは思えず、だからと言って悪くはない。おとうというこのタイトル、何か複雑な気持ちにならなくもないが、姉の立場から見た弟と弟の立場から見た姉、心の揺れ具合を描くことに関してさすが名監督!この二人の心の揺れに比べたらやたら好評の「ゆれる」なんてゴミみたいなものです。まあ、比べるのは間違ってるけど、いずれにしても単なる文芸作品ではない見応えのある作品であることだけは間違いないと思う。それにしてもこの映画の岸恵子の美しさときたら、今の日本映画の女優にはない何か一味も二味も違う美しさを感じます。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-07-29 16:34:39)
331.  接吻泥棒
これまた川島雄三監督、何か得体の知れない雰囲気十分に、いきなり見せつける。団令子のはじけっぷりが凄まじい。宝田明とのバトルの中で見せる女としての素顔とでも言うべきか?この作品は団令子の凄さを観ているだけでも可笑しい!作品全体の出来としては、それほどだとは思わなかったけど、一人の女優のはじけた演技だけでも観て損のない作品だと思う。脇を固める俳優の中では新珠三千代が抜群に良い。飲み屋での草笛光子との喧嘩のシーンが良かった。このように女優陣に関しては良いのだが、それに比べてどこか男優陣は他の傑作と比べると川島雄三監督ならではのものが少し薄く思えたのが不満です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-07-16 19:24:54)
332.  悪名(1961)
ずっと前から観たくて、観たくて仕方なかった。皆さんのコメント通りの面白さ、既に全員が書かれているようになんてたって、勝新と田宮二郎のコンビが良い。アウトローな勝新とまたそれとは対照的にやたら勝気な田宮二郎、この二人を見ているだけでも楽しい。この映画について書かれている人を観るとやっぱりと言いいますか、予想通り、全員男!これは正に男の映画であって、女には解らん。理解出来ない世界だろうけど、こういうのに男って奴は弱いのでございます。それにしても一番、驚いたのが中村玉緒ですよ。何やねん?あの可愛さは、そりゃあ、勝新が惚れるのも解るってもんよ!この映画は一言で言えば粋な映画!つまりそういう事です。
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-13 20:51:17)
333.  座頭市海を渡る
シリーズ14作目の市は、これまで以上にアウトローというよりやたら優しい一面を見せてくれる。アウトローぽくて、それでいて優しい。特に困っている女性に対する優しさが勝新座頭市の魅力と言えば魅力ではあるのだが、何か物足りない。相変わらず殺陣のシーンはかっこ良くて決まってるのはいつも観ていて感心させられるけど、今作の悪人、山形勲があまりにもあっけなく斬られるのが不満です。何か今作は時代劇ではあるけど、最後の方なんて西部劇って雰囲気、それはそれで悪くはないのだが、やはり全体的に物足りない感じが残る。
[DVD(邦画)] 6点(2007-07-08 11:14:08)
334.  東京オリンピック 《ネタバレ》 
驚いた。流石は市川崑監督だ!ちょいとそこらの記録映画とは違います。オリンピックの記録フィルムを撮るに至って、いきなり東京の街を破壊するというシーンから始まるのには驚かされる。オリンピックを成功させる為に何が必要か?それにはまずは競技会場の設置が必須条件となる。ということは何を意味するか?要するに全て壊した上で新しいものを作る。この発想、それを映像として残す。こんな始まり、誰が思い付きますか?オリンピックの映像となるとただ走ったり、投げたり、戦ったりとそういうシーンだけ映すのかと思わせて、この始まり。そして、この作品、当時のオリンピックに関わった人達の熱い思いが映像として迫ってきます。東京オリンピックを見たことのない私でさえも、当時の躍動する選手達の息使いや地元開催のオリンピックにかける精神のようなものがひしひしと伝わる。いやはや、市川崑監督が一流の監督であり、映像作家であることの証明している見応え十分の記録映画を観た思いでいっぱいになりました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-04 23:45:42)(良:1票)
335.  ラインの仮橋 《ネタバレ》 
いや~何かこういうの観るといかにもハリウッド的なド派手なアメリカの戦争ものとは違う落ち着きのある。それでいて、物凄く優しさに満ち溢れている何ともヒューマニズムな香のする素晴らしい戦争映画て気がしてきて、やはりフランス映画独自の香り、底に流れる人間の持っている優しさ、この映画では何と言ってもパン屋ですよ。新聞記者と一緒に農民の手伝いをしたり、いや、どちらかというと無理やりさせられていると言った方がこの場合だと正しいのたが、嫌な顔一つ見せずに働くその姿は正しく働く者の鏡そのものです。そこに生まれる戦争という一つの壁を大きく超えた交流、まるで家族のように農民に対してもドイツ軍の捕虜となった人達に対しても優しく接する姿に涙が出てきた。これは正しくフランス映画、そう、例えるならジャン・ルノワール監督の映画にある優しさのようなものが画面全体を通して伝わってきます。これまた一つ素晴らしい映画に出会えた。以前、映画好きの親戚と戦争映画について話をしていた時にジャン・ルノワール監督の「大いなる幻影」が良かったと言ったらそれじゃ、これもきっと気に入るはずだよとテレビで放送したのをDVDとビデオに録画してあるからビデオで良ければやるよと借りたまま見てなかったので、昨日の夜、見たらもうこの映画のことが頭から離れず、ちっとも眠れず、寝不足ですが、それでもこれだけ良い映画なら文句は言えない。それにしてもこれってビデオにもDVDにもなってないのかな?なんでだろ?良い映画なのになあ!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-07-03 18:47:31)(良:1票)
336.  赤い殺意(1964)
これこれ、これこそ今村昌平監督らしい演出の力強さ、後味こそあまり良くないが、何か観ていてゾクゾクとする。寒気のする演出によって生まれる恐ろしい映画になっている。主演の春川ますみの不気味な表情とトボケた表情がどことなく哀しい。哀れな人生をここまでやるか?ここまでじっくり描くか?今村昌平監督!尊敬する東北は青森県生まれの川島雄三監督に対する思いが東北弁の台詞により見てとれる。そして、この映画、撮り方も本当に恐い。電車に煽られる春川ますみが本当に恐い。「黒い雨」も含めてそれ以降の今村作品には不満の方が多いが、やはりこの頃の作品は凄い。まだ未見の今村昌平監督作品がかなりあるので、これがベスト作品かどうかは他のも観てから決めたいと思うが、晩年の今村作品にはないゾクゾクとする雰囲気がこの映画には十分ある。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-06-16 17:58:51)
337.  女と三悪人
タイトル通り一人の女(山本富士子)を巡る三人の悪人(市川雷蔵、勝新太郎、大木実)とのドラマを美しい映像を交えて描いていてなかなかの出来栄え!山本富士子の美しさときたらそれゃあ、三人共惚れるのも解るし、無理はない。一人、一人の芝居がなかなかで面白く見られる反面、市川雷蔵一人が良い思いしている気がしてちょっと残念!市川雷蔵を見る山本富士子の表情が何とも美しい。そんな山本富士子に対していちいちキザな台詞を言う市川雷蔵とは対照的でニヒルな雰囲気十分の大木実がやたらかっこ良くて渋い。勝新太郎のマヌケなお坊さんもハマリ役!また一つなかなか面白い時代劇を観た気がする。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-06-03 18:42:48)
338.  ひばりの森の石松
美空ひばりの森の石松っあん、観る前はかなり不安だったけどなかなか良いではないか!こういうテンポの良さと明るい雰囲気、監督が「一心太助」シリーズの沢島忠監督ってことだけあって、底抜けに明るくて思っていた通り楽しめた。次郎長一家とのかけ合い、船の上での話の席での楽しさ、そして、勿論、時代劇としての決闘シーンでの楽しさ、これぞいかにも沢島忠監督作品て感じが随所に見られる楽しい仕上がりになっていて気軽に観ることが出来て良かった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-05-29 18:40:38)
339.  右門捕物帖 南蛮鮫
このシリーズ幾つか観ているけど、相変わらず大友柳太郎のかっこ良いこと!困ってる女性に対する優しさと悪人に対しては容赦なしの姿勢が見ていて気持ちが良い。それに対してもう一人、大川橋蔵の丘さとみ演じるお花さんへの愛情の裏返しと取れる態度、それに「いじわるね」とばかりに答える丘さとみの何とも言えない可愛さの前にはそりゃあ、ここに出てくる男どもが進藤英太郎に堺駿二といった良い歳してほのじなのも解るってもんだぜ!作品全体に漂う空気とでも言うのかなあ?いかにも東映時代劇て雰囲気で好きなのだが、ちょっと物足りない部分もある。それでもやはり丘さとみともう一人東映時代劇のお姫さま大川恵子の美しさといい、これであとは長谷川裕見子が揃えば完璧!とにかく丘さとみと大川恵子の可愛さと美しさがもたらすこのシリーズ、何だかんだと言いながら私は結構、好きです。
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-05-27 10:45:08)
340.  赤毛
赤毛というタイトルそのままに赤い髪をしている三船敏郎の大将ぶりが醸し出す能天気な性格の中に見えるリーダーシップの姿こそこの時代の大将そのものではないかと見ていて感じることが出来る。自分を犠牲にしてまでも農民、平民の為に金持ちである武士達へと戦いを挑む姿が描かれています。前半、やや単調な感じがしなくもないが、後半のはちきれんばかりの力強さと岡本喜八監督の時代を読み取る力は流石!作品の雰囲気は喜劇的ではある。ところが観ていてこれは単なる喜劇ではない何か考えさせられる内容になっている。権力のあるもの、ないものとでは違う。やはり権力のある者の方が強い。しかし、権力で支配する人間に対して、立ち向かう為に何か行動を起こさなくては何も始まらない。そんな叫びというものが聞えてきそうだ!
[ビデオ(邦画)] 7点(2007-05-21 21:33:47)
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