321. 散歩時間~その日を待ちながら~
《ネタバレ》 コロナ禍を舞台に、獅子座流星群を共通のテーマにした群像劇。 一つ一つのエピソードがあまり面白く感じず、むしろ若干苦痛にすら感じた。 おそらく出てくるキャラの何人かが生理的に合わないからだったと思われる。 新婚夫婦とそれを祝う仲間、中学生の男女幼なじみ、タクシーの運ちゃん、ウーバーイーツのバカ。 中学生の二人はともかく、登場人物に興味が湧かなかった。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-07-31 22:35:43) |
322. マルリナの明日
《ネタバレ》 異国情緒たっぷりの作品。 徹底して男がダメなものとして描かれている。 そして生首だったり強姦シーンだったりと不快な描写が多い。 [インターネット(字幕)] 1点(2024-07-29 23:01:58) |
323. スプラッシュ
《ネタバレ》 楽しい映画なので良いとは思うが、残念ながらわたしがファンタジーに向いていないようだ。 人魚は良いとして、それが若くて綺麗な女性というのが納得いかない。 オッサンじゃダメか?? [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-28 20:41:56) |
324. こちらあみ子
《ネタバレ》 あみ子のやらかしが手に余った家族は、やがてあみ子を隔離する方向に向かうが、あみ子はその障害ゆえに隔離された事に対して文句も言えない。 家族の一方的な行為にただ従うのみだ。 例えば、もっと親達が老いた時に子どもの将来を案じて、子どもが安心して生活できる場所を確保するために隔離という形を取るなら仕方ない。 けども本作の隔離行為はそういった類いものではなく、まだ若い父親が子どもを婆ちゃんの家に置き去りにする行為だ。 年老いた婆ちゃんに何かあったらどうするのか。 末永く未来まで考慮した隔離とは言えない無責任な行為。 この結末によって障害児の直面している社会的な危機を問題提起したかったのかもしれないが、物語としてみたときにあまりに酷いオトシマエとしか言いようがない。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-07-28 12:06:08) |
325. ウォーリー
《ネタバレ》 今まで見たディズニーアニメの中で一番良かった。 なかなか独創的な世界観で、変に太って歪な人間たちの体型が面白い。 700年もの間、地球を離れ巨大な宇宙船の中でコンピューターに管理され快適に過ごしている人間たち。 そんな快適な生活から、汚染された地球に戻りたいという気持ちは起きない気がするが… 愛着のこもったロボット2台の心の交流はとても良かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-27 19:39:46) |
326. ラヴ・パレイド
《ネタバレ》 モーリス・シュヴァリエの執事が気持ちが悪い。 やたらに短足な上に顎が割れすぎている。 飛んだり跳ねたりするダンスも癇に障る。 ストーリー的には無難に楽しめる内容ではある。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-26 19:53:53) |
327. さまよう獣
《ネタバレ》 謎の美女が田舎に迷い込み、田舎の男たちが色めき立つというストーリーだが、肝心の美女とやらに魅力を感じなかったので、全く感情移入できなかった。 この監督の凡作に初めて出会った。 他が傑作揃いなだけに残念だ。 この監督は名のある俳優を使うのが苦手なのかな? [インターネット(邦画)] 4点(2024-07-23 23:18:07) |
328. オリーヴの下に平和はない
《ネタバレ》 ストーリー的にはスピーディで面白いのだが、どうにもこうにも都合が良すぎる。 まるでアメリカ映画のようだ。 ボスが悪者と決まっていて、主人公が善玉で、善玉が最後に勝つ。 それまでボス側についていた羊飼いや警察署長が、とってつけたかのように最後は主人公の味方に… そんなことあるかい! 世の中は金のある者、権利を持った者の味方なんじゃい。 そう都合よくいくかよ。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-22 22:48:20) |
329. お墓と離婚
《ネタバレ》 忌野清志郎を目当てで鑑賞するしか、なかなか見るきっかけの無かろう作品。 ちなみにわたしは忌野清志郎を目当てではなく、某書籍で評価が高かったので見ることにした。 未ソフト化作品のため、見る機会になかなか恵まれず苦労したが、この度めでたく神保町シアターで鑑賞にこぎつけた。 小林薫と田中好子が夫婦の役で、この二人がメインキャストなのだが、なかなか地味で渋い内容となっている。 小林薫はお墓のセールスマンをしているが、「他人の不幸で飯食いやがって」みたいな嫌味を客から言われ苦労している。 田中好子との夫婦関係は一見、良好そうなのだが、なんだか夫婦二人にしか分からない不満が蓄積してそうな雰囲気がある。 この作品、行間を読め的な分かりにくいシーンも多く、特に最後で首を絞める喧嘩をしたり、よく理解できない部分がある。 先に書いた「夫婦にしか分からないこと」だからなのかもしれないが、離婚というオチがどうも唐突だし、理由が判然としなかった。 [映画館(邦画)] 6点(2024-07-22 14:53:36) |
330. わたし達はおとな
《ネタバレ》 若さゆえの思いやりに欠けるセリフの数々、ストレート過ぎる表現で心がざわつく会話の数々、それらにやられて見ている間はずっと息苦しかった。 少なくとも、気持ちの晴れる明るい映画ではない。 付き合ってもいないのに、軽い気持ちで肉体関係をもち同棲すらしている、そうした曖昧な関係性の中にこそ火種があったのではないか? そういうライトな関係性の方が楽なのかもしれないけど、いざ妊娠したとかの問題が起きた時に、逆戻りできない危険が潜んでいる。 ラストシーンで木竜麻生がしばらく茫然とした後、何かを決意したかのように淡々と料理を作り、淡々と一人で食べ始める。 このシーンに子どもを一人で育てていこうと決意した彼女の強さみたいなものを感じた。 泣きわめく事が多く子どもだった彼女が、おとなになった瞬間。 とても印象的なエンドロールだ。 この監督、『ほつれる』もそうだったけど、決して気分の晴れる作風ではないのに、まるでヤクブツのような吸引力がある。 それはこの監督が描く圧倒的リアルさ故か。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-07-21 18:08:48) |
331. ヨーロッパ一九五一年
《ネタバレ》 思想や宗教という観点において、なかなか複雑で分かりにくさがある。 精神異常者として病院に幽閉されたことが理不尽であり、それを問題提起しているのだろうか? いまいち分からない。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-18 21:13:25) |
332. ぜんぶ、ボクのせい
《ネタバレ》 母親に恵まれない者同士で意気投合して、車で生活する少年とオダギリジョー。 オダギリジョーがこれまたいい味を出していて、小悪党なのに少年には優しい。 松本まりかがチョイ役過ぎたのは残念ではあるけど、ハマり役だった。 キャミの肩紐がなんともセクシーで、ありゃ悪い男が付いても仕方ない。 息子に対して愛情のようなものを見せたのに、なぜに息子と一緒に暮らせないのか。 その理由ははっきりと描かれてはいなかったが、非常に気になった。 終わらせ方はとても無難で健全。 でもそれが大いに不満。 この健全な終わらせ方こそ現代映画の欠点であり、一昔前の映画ならあのおねーちゃんと名古屋に行く終わらせ方も出来たはず。 物議を醸さないであろう、無難で健全な終わらせ方が残念でならない。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-07-15 23:34:26)(良:1票) |
333. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
《ネタバレ》 映像が綺麗で音楽もノッている。 話も入り組んではいるがそこそこ楽しい。 そして何よりグウィネス・パルトロウの魅力にやられた! とにかく髪の毛が綺麗、雰囲気も独特、素敵な女優さんだ。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-07-14 22:55:06) |
334. 死体の人
《ネタバレ》 いくら色々あったとはいえ、唐田えりかが風俗嬢役でしかも売れないバンドマンと付き合っていて妊娠してるのに腹蹴られるとか、見ていて悲しい気持ちになる。 それとも演技の幅を広げていると捉えれば良いのか? 一方で、死体専門の役者を主人公にする着想は面白い。 しかも演者としてのこだわりを見せれば見せるほど監督にウザがられるのが切ない。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-07-13 23:43:38) |
335. カンサス騎兵隊
《ネタバレ》 結構な大作でアクションシーンも盛り沢山。 よく分からないのが、黒人奴隷解放を叫んだジョン・ブラウンが悪役みたいな設定になっているところ。 それまでの国家体制を覆そうとしてるから、国家反逆ということで悪役設定なんだろうけど、今から見れば普通に正しいことをしている。 実はなかなかの批判精神と皮肉に満ちた映画なのかも。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-13 11:50:04) |
336. 三十路女はロマンチックな夢を見るか?
《ネタバレ》 武田梨奈が好きなので、ひいき目な点数をつけるが、それでも5点が限界!(内容的には3点、武田梨奈ポイントで+2点、計5点) 武田梨奈の魅力は満載だが、ストーリーが無茶苦茶だ。 とにかくリアリティが無さすぎる。 公務員になったという伏線は効いてるものの、それ以外が無理矢理すぎて酷い出来。 邦画だからこんなもんでいいだろう的な甘えさえ感じる始末。 (P.S.) 酒井美紀の使い方がもったいない。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-07-10 22:24:30) |
337. LOVE LIFE
《ネタバレ》 某サブスクであらすじをチェックしたが、子供が死ぬとは言及されておらず、内容を知らずに見てしまった。 子供が死ぬという、これ以上ない悲しいイベントに頼った映画には文句なく0点をつけさせていただく。 [インターネット(邦画)] 0点(2024-07-09 21:05:27) |
338. 炎のランナー
《ネタバレ》 イギリス映画が世界一嫌いだと確信させられた一本。 宗教くさい上に真面目が過ぎる。 話も良かろう方向へ真っ直ぐと進む。 絵に描いたような好青年たちが躍動する。 良いのはエンドロールと音楽だけで内容は完膚なきまでにつまらない。 [インターネット(字幕)] 0点(2024-07-06 23:21:32) |
339. ひとりぼっちじゃない
《ネタバレ》 不快なものが多かった。 ただつまらないだけでなく不快。 一番の不快は主演の井口理。 冴えない男の設定とはいえ、あまりにパッとしなさ過ぎる。 最後も全てを捨てて長崎に行くとか中途半端。 あとは虫がわいてるシーンとか、井口の自慰シーンとか、ボコボコボコボコとうるさくてしつこい効果音とか。 不快な演出が多すぎるぞ。 良かったのは馬場ふみかの住んでいるマンションの外観。 マンションの入り口へのアプローチは見事、色彩も緑豊かで安らぐ。 馬場ふみかも透明感があって良い。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-07-06 09:24:47) |
340. 暴力行為
《ネタバレ》 戦争時に被害者であった元部下が、結局最後には生き残るという結末は、極めて良識的な終わらせ方と言ってよいであろう。 途中の追いつ追われつの展開や、ラストの三人三すくみのシーンなんか、緊迫感があってなかなか面白かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-03 09:07:23) |