321. ウォーターワールド
大コケしたことで逆に有名な本作品。コケたが先入観になって偏見もって見てしまいそうだけど、そこそこ面白い娯楽作品になってる。ただ、マッドマックス的な世界観とコメディっぽさが混在して中途半端感もないではない。ヌルい感じがプンプンなんだよね。ケビンコスナーもかなり頑張っているし、デニスホッパーのコメディアンぷりもよし。CGぽさのないセット物感が今となっては逆に好感度大。平均点はあげたい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-08 16:22:39) |
322. E.T.
この年になっての初鑑賞では評価は難しい。子供向きのファンタジー作品であって、適年齢でみれば今でも十分に楽しむことができる。名作として楽しもう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-07 21:13:28) |
323. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 これはもう日本人の感性にビタンとはまる作品になってる。こういった作品の需要はまだまだあるとは思うのだけど、現代では難しいだろうね。今の基準ではこれだけ贅沢な間の使い方はなかなかできないだろう。倍賞さんがときおり女性の弱い部分をみせる演技がまたいいし、ハナ肇さんの演技もよいんだよね。べただけど、最後のシーンは涙してしまった。僕的には幸せの黄色いハンカチよりこっちの方が断然好み。というより出来は良いと思います。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-04-06 21:14:51) |
324. スターシップ・トゥルーパーズ3
もはや単体での映画になってる。とりあえず1からの流れには乗ってはいるんだけど、ヴァーホヴェン流のユーモアまでは継承されているはずもなく、普通のB級SFになってしまっている。ネタ的には可もなく不可もなく。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-04-06 18:49:00) |
325. スターシップ・トゥルーパーズ2
《ネタバレ》 怪作(褒め言葉)だった1を台無しにする結果に。たんなるエイリアン映画遊星からの・・と化してしまう体たらく。最後の最後で反戦らしい皮肉メッセージぶっこみましたと言われても。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-04-06 13:04:01) |
326. ザ・フライ
古典として約20年ぶりに再見。面白かった記憶があった。一応あっさりテイストだけどよくできている。グロいけどホラーじゃないよね。むしろ人間の機微を描いたヒューマンモノのだよね。見てて、スパイダーマンとインビジブルとなぜか連想した。お手本になるプロットなんだろう。主人公の変態過程での変化も肉体面精神面含めて丁寧に描かれているし、美術もよくできている。思い出に残る作品といっていいんじゃないかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-22 11:14:45) |
327. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 映画への愛を描く作品でした。どことなくニューシネマパラダイスを思い出しました。題名やジャケット、配役見た時には最初パリーポッターの類の子供向けかと想像してたけどかなり大人向けでしたね。スコセッシらしい画でそれを素晴らしく高品質に仕上げた映像にはため息が出るくらいですが、あまりに良すぎてまた人工的に見えてちょっと鼻につくというかくどい感じもしないではないです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-02-15 17:21:11) |
328. 宇宙人ポール
《ネタバレ》 良い意味でのグダグダ感があってコメディとして楽しめた。過去作品のオマージュ的なネタが多く、映画暦の浅い自分では実は半分も理解できていなかったかもしれない。できればもっともっとニヤニヤしてみたかった・・・。その辺りは残念。二人組みの成長なんかがなんかほのぼのしてて好感がもてる。タラのエピソードに少し涙。シガニー・ウィーバーの出演には笑った。いい人だなあ。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-02-13 18:19:54) |
329. キック・アス
ヘタレの男の子大集合。こういうキャラはアメリカは好きだねえ。彼のみの作品だったら米映画でのありきたりパターンの凡作なったかもしれない。この際キックアスはもうどうでもいい。この作品、とにかくもうヒットガールが可愛くて。そして爽快で。いいとこついてきたなあという印象。子役の女の子にアクションさせる、という発想が面白いね。音楽もとてもポップで、特にラストの朝焼けのNYを音楽に乗せて二人が飛行する場面はとても良かった。とにかく楽しめました。 なんかBR買っちゃいたくなっちゃった。 [DVD(吹替)] 8点(2013-02-07 22:43:09) |
330. サボテン・ブラザース
すれ違いコントの原型みたいな感じ。これに関しては吹き替えの方が味わいがある。きっと。ヌルイ感じがまたよい。カルメンの真摯な眼差しが余計に面白さを添える。 三谷幸喜が「合言葉は勇気」でこのプロットを、ギャラクシークエスト、などコント職人にとっては憧れのようなプロットなんだろう。この本作にしても、七人の侍や荒野の7人をモチーフにしてるし。永遠のお手本という感じなのだろう。 [DVD(吹替)] 8点(2013-02-02 18:36:39) |
331. マイ・フレンド・フォーエバー
良い内容でした。デクスター、本当に短い人生の終焉間際にいろいろ経験できて本当に良かった。たぶん人とは感じどころは違うだろうけど、無鉄砲に川下りに出る場面が心にしみた。エリックには意図はなかったのだろうけど、デクスターには素晴らしい贈り物になった。そのエリックの無意図さがかえって友達の有難さをかんじさせる。毒草の件でもまたデクスターの命を縮めたであろう長旅に対してもデクスター母はエリックを責めるわけでもなくその悟りようは非常に好感が持てた。いろいろ分かり易い伏線もあって、それは事前に読めたけどそれはそれで良い演出だった。いろんな面で考えさせてくれる良い映画でした。 [DVD(吹替)] 8点(2013-02-01 18:41:49) |
332. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
《ネタバレ》 設定が核であったり全体的にちょっと大仕掛けになりすぎて興ざめ。その割りに、そこらかしこにユーモアや笑いが織り込まれていて、逆に緊張感を削いでいる。僕のMIに持ってるイメージとはちと違う。トムクルーズありきの作品でもあるんだけど、さすがのその彼もビジュアルに少し老いが見えてきたのは残念。そんな中でドバイでのビルでの交渉はちょっとドキドキしてよい感じ。前回の舞台が上海、今回はドバイムンバイとなんか経済の流れも少し感じるなあ。BMWのファンなんで、今回は多数出演でした。最近の映画界の傾向ってAudiが多かったから少し新鮮だった。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-02-01 14:55:37) |
333. 12モンキーズ
《ネタバレ》 素晴らしい出来でした。発想も斬新だし、それでいてそれほど突飛でもなく映画にすぐに溶け込むことができる。人類滅亡へのアナザストーリー的な作品の立つ位置もおしゃれ。冒頭の音楽も期待を高めるし、映像演出の十分に内容を盛り上げるものだった。もしや、まじで精神病所謂二重人格夢オチというオチの懸念もしてたけど取りこし苦労に終わってよかった。ちょっと近年の作に自分が毒されすぎなだけか。射殺後のそれからの細菌拡散後の世界も観たいくらいだ。余韻も十分に残っている。1回だけじゃもったいない。伏線も多いからその際はそこもじっくり楽しみたい。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-30 16:13:23) |
334. ブレイクアウト(2011)
ニコラスケイジニコールキッドマンの2大スターの共演、でなぜにこんな出来になっちゃったのか。両者の熱演はともかく、映画化してエンターテイメントのためのストーリーには無理がありすぎる。いくらなんでも犯人側がおマヌケ過ぎだろう。大オチにも乏しく、最後に哀愁漂わされても。 [DVD(字幕)] 3点(2013-01-26 12:48:03) |
335. スターシップ・トゥルーパーズ
バーホーベンらしい演出だなあ。とにかく悪趣味でグロいんだけどユーモアちっくにしてオブラートに包む。実戦とSFをごちゃまぜ感はいろんなアイロニー効かせているんだけど効きすぎて反戦メッセージにまでなってるかな。とにかくぼくには好きな作品ではある。虫のしぶとさなんかは本物に即して面白いなあ。対抗する武器がマシンガン系ではそりゃ苦しいよ。火炎放射系か殺虫剤だろうね。 [DVD(吹替)] 7点(2013-01-26 10:28:54) |
336. ブルース・オールマイティ
ジムキャリーらしい作りの作品。彼の作品ならもうちょっと神になったところでユーモアを放り込んでもよかった気がしないでない。ひねりや伏線もさほど多くなくて直球でテンポよく話を運ぶ。モーガンフリーマンの堂々とした神ぷりは主役の芸達者のジムキャリーをも食っているように見えました。平均点の作。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-25 15:45:32) |
337. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 米軍万歳!の映画だった。最後退役艦でいくとかなんかは感動押し売りのような感じで。ま、感動したけど。前半の軽いロマンス話ってちょっと古臭い米映画のような感じで現代では不要かなあ。エイリアンの最新兵器に対して人類が応戦勝利にはかなり無理があるな。また、エイリアンは基本先制攻撃がないようなフリとか単純な殺戮はしないとこなんかのフリはなんか置いてけぼりで食い足りなかった。コントラストのはっきりした青い空青い海の映像はすがすがしい感じがあった。 ま、基本ドンパチの画を楽しむ作品かな。最後のエンドロールあとにくっ付けたエピソードは何故に?バトルシップ2でもつくるフリなのか。それともユーモア入れたアメリカンジョークなのか、日本的に言えば「なんでやねん」ってつっこんでくださいっていう。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-23 16:50:34) |
338. 首都消失
《ネタバレ》 30年ぶりに鑑賞。すっきりしない結末だったよなあとの記憶だけが残っていた。そりゃ最後まで雲とは?雲の中はどんな惨状だったか?のもっとも知りたいことは有耶無耶だったし。でも、今回鑑賞後は、当時は自分も若かった、ドキュメンタリー風も求めていたんだろう、でも、今ならこの作品は災害モノで、肝は災害に対する人々の行動にあるということは解る。でも、それにしてもその描写が浅いのが痛い。首都圏以外ののんびりムード、とりあえず米ソ冷戦入れました、渡瀬名取の芝居だけになっちゃったなあ。いきなりお祭り騒ぎ、バンドが始まってあろうことかハモりだしたのにはさむ過ぎて驚いた。屋台も出てた。作品の中に異常事態に対する緊張感が全くないんだよね。音楽もワンパターン。鳩が希望の象徴、あるある。みてたらミストとザ・コアを思い出した。こっちはFUSOのトラックだったけど。まあ作品はともかく、80年代の日本の懐かしの町並みが見れるという点だけは非常にグッド [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-01-17 16:02:52) |
339. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 観賞前は題名やあらすじからバリバリのSFを想像してたけど、内容は人間の内面をえぐるサスペンスがメインだったね。魔女狩りになってた。意匠やアイデアはエイリアンの影響大だったけど、時代もあるかな。本当に怖いのはいわゆる生き物(エイリアン)なのか、それとも恐怖がために理性や人間性を失った人間なのか。考えさせられた。そしてそれをリアルに感じさせる演出は見事。印象に残る場面は、血液検査させられている場面。そして怪物に変化して縛られたまま暴れる人たちの画も。犬の演技も良かったね。犬って普通追いかける動物なのに逃げているって人間のように知性があるように見せる演出も良し。たたずんでいる場面とか部屋を廻っている時は考えているように見えたし。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-12-24 21:12:41) |
340. テルマエ・ロマエ
《ネタバレ》 原作の大ファン。普通は原作があるとそれを映画の尺にどう凝縮するかが難しいものだけど、この作は逆に原作のエピソードを間延びさせて薄めさせる結果になってる。原作自体がギャグ作品であって、ぶっとい人間ドラマが薄いために作品化が難しいのも解かるが。作品観てて、テイストがのだめカンタービレと酷似しているなあと思ったら、やはり監督が同一人物であった。のだめの演出や作風はその原作の味を活かして素晴らしかったとは思うけど、だからと言ってそれをそのままテルマエに持ってきたのは非常に残念だった。もっとシュールな感じの方が良かった気が。キャスティングでルシウスに阿部寛は素晴らしい。結婚できない男桑野さんドラゴン桜桜木なんかで演じた理屈ぽい偏屈さは随一の味だし、容貌まで備わっているから奇跡に近い。まさにルシウス。演出脚本みるとフジテレビがやっつけで仕上げた感が強いけど、ロケーションやセットではかなり頑張っている。ゆえにそれを残して別の制作で入魂で制作してみて、テルマエが海外でどう評価されるかを原作の根底にある日本論を問うと言う意味でも試したかったところ。自分が原作ファンだけに残念なところが多い作ではあるけど、でも、娯楽作としては楽しめたんで良かったとは思いますよ。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2012-12-02 12:02:15) |