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コメント数 895
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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321.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
邦題は『人類の子供たち』で良かったのではないか。ただのSF映画ではないのは事実で、キュアロンの作家性が遺憾なく発揮されている。複数のカットをワンカットの長回しに見せた当時の最新技術で、臨場感を生み出すことに成功している名シーンの数々。ただ、ストーリーと登場人物の掘り下げが浅く、細かい部分はあまり覚えていない。あれでは赤ん坊が世界の希望になるとも限らないディストピアな設定が上手く活かされないと思った。唐突でどうでも良くなっている感。後の作品群に大きく活かされたという意味では、監督のターニングポイント的作品。
[DVD(字幕)] 4点(2021-09-30 23:08:26)
322.  シックス・センス
"衝撃の結末"と話題になったもののそれは装飾にすぎず、オカルトホラーと見せかけて、登場人物の葛藤と救済を描いた、真っ当なヒューマンドラマとして仕上げたところが良ポイント。その後、シャマランは変に奇をてらって、本作を超える佳作を未だ作れていない。多分に本質はあちら側で、偶然マッチした産物なのかなと思ったりする。
[ビデオ(字幕)] 7点(2021-09-30 22:43:25)(良:4票)
323.  風立ちぬ(2013)
確認のため、地上波で二度目の鑑賞。言いたいことは他の素晴らしきレビューの通りなので多くは語らない。子供には退屈なアニメだし、盛り上がりもなく淡々としているのは構わない。ただ、ゼロ戦完成までの苦闘を描きたかったのか、メロドラマを描きたかったのかどっちつかずで、挿入される夢のシーンも相まって、さらに支離滅裂なものに。劇中で度々描かれる"矛盾"は本作そのものと言える。もっとも「監督が自分自身のために作った」んだから、宮崎&ジブリという理由で話題に振り回されるのはもう御免。いずれにしても、『ひこうき雲』のプロモーション・ビデオとして見たら十分な出来ではないだろうか。
[映画館(邦画)] 5点(2021-09-19 20:07:07)
324.  もののけ姫 《ネタバレ》 
当時の宮崎駿による集大成であり、今後のジブリの方向性を決定づけたターニングポイント的作品。昔はシリアスで難解というイメージがあったが、久しぶりに見てみると意外にシンプルな筋書きであることに気付く。自然と人間との共存はナウシカにもあったが、綺麗事や善悪の二極化は鳴りを潜めている。必死に生き抜こうとする市井の逞しさと生活臭漂うリアリティが時代背景に厚みを生み出し、スムーズに物語を受け入れることができた。生きるため善意のための行為もどこかで犠牲を生み出し、度が過ぎればその対価は大きくなる。必要悪と絶対悪の違いでしかない。それに気付けない人間の愚かさと業を描きつつも、答えもなく矛盾だらけで、それでも距離を置きながら未来を模索するアシタカとサンの対話が味わい深い。
[地上波(邦画)] 7点(2021-08-15 23:57:21)
325.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
こんな続編は見たくなかった。無駄に派手なだけのアクションに、違和感ありまくりのコメディ描写と、素人目でも冒涜されたと思っても仕方ない。ダメ人間になったジョン・コナー役も完全にミスキャスト。ただ、時代に適合できなかった青年が救世主としての自覚と成長を感じさせる、バッドエンドすれすれのラストを評価する向きは分からなくはない。荒廃した未来から来たカイルの息子である以上はこうならざるを得ないわけで・・・。ターミネータの冠を使わず、完全なパロディとして製作されていたら違っていたと思う。
[地上波(吹替)] 3点(2021-08-06 22:34:23)
326.  ターミネーター2 《ネタバレ》 
30年経っても色褪せないのは、現在でも通用する特殊効果だけではなく、前回で悪役だったT-800の立ち位置に他ならない。サラ・コナーとの敵対と、ジョン・コナーとの疑似的な父子関係とも取れる友情。その歪な三角関係で生命金属のT-1000に立ち向かうのだから、面白くないわけがない。人間性もないようなT-800が交流を通して、どこか人間味を感じさせるあたり、そしてサラが仇だったT-800との和解に深い感動を覚える。発端となったチップを壊しても、未来からカイルとの間にジョンが存在する限り、あの戦いは終わらないだろうと思いつつも、この先の物語は見たくないくらい完璧なラストだったとしか言いようがない。
[DVD(字幕)] 9点(2021-08-06 22:18:31)
327.  ターミネーター 《ネタバレ》 
低予算だから。ジェームズ・キャメロンが無名だから。シュワルツェネッガーがターミネーターだから。この三つが見事に揃ったからこそ無機質な暴力性を直に感じることができる。人間味を一切感じさせない、どこまでも追ってくるT-800を前に、サラ・コナーを守り抜こうとするカイル・リースの頼りなさに最後まで緊張感が持続する。しかし、この吊り橋効果でジョン誕生のきっかけになり、荒廃した未来が避けられないのがやるせない。それでも戦い続けるしかないサラ・コナーの宿命に深い余韻を生む。
[DVD(字幕)] 8点(2021-08-06 21:58:17)
328.  ハドソン川の奇跡
良くできた美談と言えばそれまでだが、淡々としながらもコンパクトな上映時間の中で一気に見せる、イーストウッドの抑制された演出とトム・ハンクスの好演が光る。ニュースでは知っていたが、ヒーローとして祭り上げられ、疑惑を持たれた機長の苦悩に焦点を置いた後日談と顛末に釘付けになった。誰一人として死なせないパイロットとしての誇りと責務が重くのしかかる。だからこそ彼の謙虚さが大きく際立つ。
[地上波(字幕)] 7点(2021-08-06 20:56:34)
329.  ザ・ライダー 《ネタバレ》 
頭部に後遺症を負った或るロデオライダーの現代の西部劇。出演者は家族を含め全て本人で、『ノマドランド』でも描かれていたフィクションとドキュメンタリーの境目を突いた演出手法は既に確立している。ときどき差し込まれる大自然を捉えた画が主人公の心の揺れ動きを代弁する。死と隣り合わせで生きてきた男にとっての唯一の生き甲斐が奪われてしまう重大な変化。それはブラジャーを嫌がる自閉症の妹も、父によって売られてしまう愛馬も、自分より重い後遺症の兄貴分も同一である。だが、その現在がいつまでも続くとは限らない。一つの領域にまで突き進んだ者にしか見えない孤高にリンクしたそれは、理不尽さの中でどう折り合いをつけて日々を生きていくかに真実味を与えている。この無常さは欧米では出せない味だろう。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-24 21:18:55)
330.  シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
敢えて日本語吹替版で視聴。大のシティーハンター好きのコメディアンがわざわざプロットを原作者に持ち込んで許可を得た上で、一年半かけて脚本を練り込み、監督も主演もこなしたということだから、熱意もリスペクトも伝わるだけでなく、原作を知らなくても楽しめる良い意味でハチャメチャな作り。舞台がフランスなのに、日本名で呼び合うからオリキャラのフランス人が浮いちゃうツッコミどころはあるものの、それすら許してしまうようなノリと勢いに誠実さがあったのだろう。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-07-14 23:43:11)
331.  ガッジョ・ディーロ
欧州に旅行した者にとってロマはあまり良いイメージはなく、倫理観で相容れない部分が根底にある。もちろん本作はそれを問う内容ではない。母方にロマのルーツを持つ監督なだけに、排他的なコミュニティで暮らす彼らがどんな文化と歴史を持ち、どんな生活をしているかを知るには打ってつけである。ユダヤ人みたいに豊潤な資金も権威もなく、差別と迫害の歴史を感情豊かに音楽に織り込み、笑顔で今を生きていく力強さを感じる。主人公とヒロインを除くロマは本物で、喜怒哀楽を全身で表現するイジドールは演技の域を超えており、アカデミー賞レベルだった。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-07-14 09:18:49)
332.  37セカンズ 《ネタバレ》 
傑作。邦画特有のバタ臭さがなく、全編瑞々しいまでの鮮烈な映像の数々と、序盤のアニメーションを駆使した新鮮な演出で引き込ませておいて後半のロードムービーへの跳躍が見事。障害者を扱っている以上、重苦しい内容になりそうだが、あえてファンタジーを用いながらも、地に足がついたドキュメンタリーとしての側面も見せる。カラッとしていて暗くなりすぎないのだ。主役が実際の脳性麻痺の方で、そんな彼女とシンクロするように世界が広がっていくこの物語は冒険だったはずだ。自分を今まで縛り付けていた存在を振り切り、再び母親と向かい合うシーンが白眉。障害の度合いは違うにせよ、実体験で息苦しさを感じている自分からして共感できるものばかりだった。同じ境遇の人の背中を押してくれるくらい凄いパワー。HIKARI監督の今後に活躍に期待したい。既存の邦画業界に潰されない場所で飛躍して欲しい。
[インターネット(邦画)] 9点(2021-07-12 22:59:56)(良:1票)
333.  ピーターラビット 《ネタバレ》 
原作の版権管理団体は長年にわたり映像化を頑なに断っていて、実写映画化がコレなので、原作には毒があって道徳的ではないことを言いたかったのかもしれない。それとも現代に合わせてアップグレードしたかったのか。描かれる物語は善悪もなく、お花畑なヒロインをめぐる殺し合いと言っても良い。そこらへんが面白いところだとは思うが、変に良い話に無理やり着地しちゃうのには違和感(それも狙いか)。任侠映画みたいと聞いたので、もっとはっちゃけても良かった。
[地上波(字幕)] 6点(2021-06-29 20:08:24)
334.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
リアルタイムの3D・IMAXにて鑑賞。その効果を実感できたかは怪しいが、回想シーンもないストイックな構成と長回しを主体にした骨太な演出で一気に見せる。舞台とは相反する原題が象徴するように、宇宙空間という無限に広がる密室の中で、娘を喪ったヒロインがアクシデントから如何にして現実の生に向き合っていくか、この題材では非常にうってつけだ。漆黒の世界で二人だけ、ゆったり漂流していく恐怖。絶望的な状況で男が自分の命と引き換えに彼女に与えた機会がラストの再誕へと導く。映画はここで終わるが、彼女の人生はこれからも辛いことが続くはず。それでも二本の脚で歩いていく力強さ。その年の体感型映画を象徴する作品と言えよう。
[3D(字幕)] 7点(2021-06-20 11:44:00)
335.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
誰一人として感情移入できない。自分たち家族を陥れた判事への憎悪故に罪のない客をも手をかけていく主人公に、主人公を自分のものにしようと邪魔な妻を彼に知られぬまま殺させる下種な女主人、そして人肉ミートパイ・・・。視覚的にも精神的にもグロテスクな物語を、ティム・バートンならではのゴシックな美術とダークファンタジーなガジェットを詰め込んだミュージカルとして見せるため、辟易の一歩手前で復讐の果ての悲劇を際立たせる手腕は彼の真骨頂だろう。浜辺の妄想シーンで主人公の笑ってない表情がなかなか面白い。救いのない結末の中、残された娘と青年のその後を一切描いていない分、微かな希望は持てる。
[DVD(字幕)] 7点(2021-06-18 11:55:08)
336.  インターステラー 《ネタバレ》 
『2001年宇宙の旅』へのオマージュを盛り込みつつ、知的好奇心で満たすノーランの世界観を堪能。169分の長尺なのにも関わらず、間延びさせない編集が冴える。娘との再会に時の残酷さと切なさを感じつつも、モノリスよろしくな"相棒"と共に次の旅が始まる希望に満ちたラストが好き。
[映画館(字幕)] 7点(2021-06-18 11:28:50)
337.  第9地区 《ネタバレ》 
「エイリアンが差別される側という設定のモキュメンタリー映画」。そのことを念頭に見ていたため、主人公の腕から徐々にエイリアン化して人間に追われる逃亡劇、そしてエイリアン親子との熱きバディものへと変化あふれる展開が面白い。グロテスクな造形のエイリアンに感情移入させても抱き着きたくない距離感も良く、人種問題とリンクする見事さ。これがアカデミー脚色賞候補に上がった理由だろう。ラストカットには美しさをも感じてしまった。
[映画館(字幕)] 8点(2021-06-15 22:57:15)
338.  かもめ食堂
過度にドラマチックな展開もなく、主人公3人の背景も最小限でひたすらスローライフを映し出す。ゆったりと、下手したら退屈な作風がフィンランドの空気にマッチしていたことが成功の要因か。見ていてちょっとだけ憧れてしまった。
[DVD(邦画)] 6点(2021-06-15 22:33:15)
339.  グーニーズ
安心と信頼のスピルバーグブランド。少年たちの小さな大冒険をB級たっぷりにユーモラスに綴り、80年代だからこそできた大らかさが子供心をくすぐるのかも。当然ながらツッコミどころ満載で冒険譚的に要らない人物(兄貴とガールフレンド2人)もいるが、脚本を担当したクリス・コロンバスは後の『ホーム・アローン』に繋がる片鱗を感じさせる。大雑把で幼稚さを感じさせる設定に目を瞑れば、気軽にエンディングまで楽しめた。
[地上波(吹替)] 5点(2021-06-15 22:25:52)(良:1票)
340.  静かなる叫び 《ネタバレ》 
女性排斥を掲げて尚も強い未練を残す殺人犯。脅しに屈したために多くの女性が射殺され自責の念に囚われた男子学生。銃撃されながらも生還し心身に深い傷を負った女子学生。この三名を軸に銃乱射事件とその後日談を冷徹なモノクロ映像で捉える。時制を交錯させながらも無駄を削ぎ落した構成に、天地を逆転させたカメラワークを用いて、古き絶対の価値観の危うさが浮かび上がる。「男の子には愛を、女の子には世界に羽ばたくことを教えます」。授かった命に不安を感じつつも前に踏み出すラスト。カナダ時代のヴィルヌーヴの非凡さを感じさせる。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-04-26 21:40:52)
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