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341.  ザ・エージェント
ハリウッドの王道を行くトム。彼にはこの王道が合っている。監督は小粋なキャメロン・クロウ。私、この方は信頼しています。作品の方もユーモアのセンスもよく、素直に楽しめました。レネーの丸メガネの息子もかわいい。クロウの演出は細かいところまで行き渡ってるのね。女性の描き方もとても好感が持てます。「あ、こういうところよくわかってるのねえ、キャメロン・クロウは」とよく感じる。 トムの作品の中ではこれが一番好き。トムは30代半ばという男優として非常にオイシイ時期であり、抜群によいです。駆け出し女優たちがこぞってこのトムの相手役、ドロシーをやりたがったという。私自身レネーを認識した作品でもあるのですが、それまでにあまり見た記憶のないタイプの女優さんで印象深かったです。小柄なレネーちゃんはトムの相手役として雰囲気的にも相性よかったと思う。他のキャストも個性的、レネーの姉、キューバ・グッディング・Jrの奥さんと弟の存在がかなりイイ感じ。 クビになって独立したエージェントと落ち目のアメフト選手が二人三脚で成功を掴む、無駄がなく爽快感を味わえる、元気になれる映画です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-23 01:53:07)
342.  パルプ・フィクション 《ネタバレ》 
「あの人は今どこに・・・」となっていたトラヴォルタを中心にもってくるとはね。当時は「えーっトラヴォルタが!?うっそー」と意外というか懐かしいというか、それだけでも興味をそそられました。とにかく斬新でハイテンションな傑作です。 もう、ほんとに可笑しい。やっぱり本筋に関係ない雑談みたいな会話へのこだわりかたですね、ここんとこが私のツボです。でもその点では「レザボア・ドッグス」のほうが好きですけど。 しかしタランティーノは筋金入りのオタクですね、キーワードは「クール」ですかね。 タランティーノ作品に出てくる男たちはなんかみんなクールであることにこだわってる感じ、そこがまた可笑しいの。 冒頭、なんでギャングの二人がサーファーみたいな格好してるのか後になってわかるという構成も楽しい。クリストファー・ウォーケンのシーンはおいしい。 私としてはエリック・ストルツとロザンナ・アークエットの売人のジャンキー夫婦が最高に笑えました。ヴィンセントはMr,ブロンドの弟になるんだそうです。 
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-23 01:30:20)
343.  タイタニック(1997)
長くて退屈!なんと散漫な物語。脚本がダメなのでしょうね。史実を映画化するなとは言いません。でもね、悲惨、残酷な出来事を自分の名誉、金儲け目当てとモロにわかる作品にするなっ!と言いたい。犠牲者に対して失礼です。
[CS・衛星(字幕)] 0点(2003-11-23 00:59:22)(良:2票)
344.  テルマ&ルイーズ
監督のリドリー・スコットは「GIジェーン」もそうだけど女を主役にした、女を描くモノはダメです。「エイリアン」では主役はエイリアンでしたからね。 これね、あの二人がまだティーンエイジャーの女の子ならわかりますが30才過ぎてるんですよ。これを観たのは10年ほど前で私も彼女らと同年代でしたが共感するどころか不快感でいっぱいになりました。 リドリー・スコットは年くってるわりには女のことを全く理解してないのね。(だから「グラディエーター」のマキシマスの奥さん役にあのキャスティングなのよ) アメリカンニューシネマ女性版?でも反逆するその根拠がですね、「女ってこんなもんだろ」という分かってない男特有の固定観念なんですよ。 ハーヴェイ・カイテルの刑事も不自然。一面識もない女二人のことをあそこまで理解できる男がはたしてどれだけいるものなのか?女刑事ならまだよかった。グレン・クローズとかね。 そしてあのラスト。ハメ外してとんでもないことやらかして逃げまくったことを美化していいのかぁ? あの二人はちっとも美しくないしかっこよくもない。結局、本当の意味の自己解放はできなかったわけだし、いったい何のための旅だったの?「愚か」という言葉しか浮かばなかったです。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2003-11-23 00:41:13)(良:2票)
345.  月下の恋 《ネタバレ》 
このテのお話しは途中でだいたい、ネタがわかるものですね。「シックス・センス」「アザーズ」の前に観ている人はちょっと得です。私も得しました。 エイダン・クィンの吸い込まれそうなブルーの瞳がよいです。前から気になる俳優のひとり。映像と雰囲気も私好みです。何の予備知識もなく観たのでかなりおもしろかった。あの兄妹だもの、出てきた時からなんとなく漂うその予感、エッチなシーンがあるのは自然なことだと私は思いました。なんと脱ぎっぷりのいい女優なんだと当時感心したんですけど、ボディダブルだったのね、でもすんごい色っぽくてキレイな後ろ姿でした。どっちを先に観たか忘れたけど同時期に「イノセント・ライズ」なんてのも観たっけ。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-22 15:53:04)
346.  氷の微笑
ポール・ヴァーホーヴェンですからね。品のない作品であろうということは予想してました。予想は的中しましたが、特筆すべきはやはりシャロン・ストーンです。「のしあがってやるわよ!なんだってやるわ」というハリウッド女優シャロンのガッツとファイト、クールな美貌、知性、そして相棒が殺されようが元彼女を撃ち殺そうが衰えることのないマイケル・ダグラスの性欲、これらがこの作品の全てです、まさに本能。そしてシャロンは大スターになりました。あっぱれです。  忘れかけていたけど、どなたかの投稿で記憶がよみがえり、思わず修正投稿してしまいました。 暖炉の前で?シャロンが巻きつけていたチェックのブランケットが素敵だった。
[ビデオ(字幕)] 6点(2003-11-22 00:50:31)
347.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
いや~参りました。全く予想がつきませんでした。どこからどかまでがホントかウソか、それを見つけたくて何度観たかわかりません。たとえ結末がわかっていても、何度観ても飽きない作品である、というのが素晴らしい。あの面通しのシーンは感動モノです。「おーっ!こ、これはナニヤツ!」と小躍りしたベニシオ・デル・トロ。いち早く姿を消してしまったのが、なんとも残念ではありました。 えっとつまりは仕返ししたわけなんですが、あの集められた常連容疑者たち、あそこまで手の込んだ仕返しされるほどのことしましたかね。最近思うようになったんですけど、カイザーソゼってみんなに恐れられてるわりには器の小っさいヤツだななんてね。まあ、物語がみんないなくなってからの事後報告なんで、好きなように言えるわけでやっぱりどこまで信じていいのかわからないんですけどねぇ。よくよく考えたらふざけた映画です(笑)究極のダマシ映画。あっちの人は「Kobayashi」が日本人の名前だと知ってる人が少ないみたいですね。だからこの事トリビアとしてあげられてますね。日本人ならピート・ポスルスウェイトが「Kobayashi」で出てきた時点で気がつかなきゃいけないわけですな。・・・ワタシ気がつきませんでした、スミマセン。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-22 00:21:52)
348.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
えーと、まずこの作品の監督がガス・ヴァン・サントであることに不安を抱きながら見始めたのですが、すぐにヴァン・サントは完全に改心したんだ、と確信したのでした。ロビン・ウィリアムズの抑えた演技がいい。ステラン・スカルスガードのホモっぽい雰囲気もよいです。ミニー・ドライバーについては、一応きっかけとはなったものの、彼女の尽力によってというわけではないので、ツッコミはやめときます。嫌われ捨てられ、辛い思いをすることを恐れ、防御のために先に相手を攻撃するというのは悲しい習性です。時々見せる戸惑いの表情、ウィルの心の痛み悲しみがヒシヒシと伝わってくる。ついにウィルが心を開く場面は何度観てもハラハラと涙が出ます。「ここが見せ場だ!」といわんばかりの派手な演出はせず、さらりと静かなところがいい。男の涙は重みがあるのよね。マットは「青春の輝き」で共演したクリス・オドネルばかりにいい役がオファーされることに不満を持ち、この脚本を書いたという。「主役は自分」が絶対条件で譲らなかったそうです。やっぱりマットはたいしたヤツです。共同執筆者ベン・アフレックとなってるけどアフレックによるのはどの部分なんでしょ、どーでもいいことだけど興味はある。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-21 22:53:57)
349.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
ラッセ・ハルストレムの作品はテーマが重い。重いけどサラリ、ほのぼの、ほんわかと描くところがいい。孤児院しか知らないホーマーが外の世界を体験し、成長していく姿が清々しい。トビー・マグワイアのポワ~ンとした感じがホーマーにぴったりでした。シャーリーズはキレイだけど、トビーとはなんかつり合わなかった。やはり秀逸はマイケル・ケイン。年をとるごとに魅力的な俳優さんになりました。  ルールがなくては困る、けれど人間って知らない間にルール中心、それに支配されてしまう場合が多かったりすると思う。リンゴ園の小屋に張り付けてあるルールを読み上げ、確か破り捨てたんじゃなかったっけ。 本作は避妊と中絶を禁じることはどうなのかが大きなテーマになっていると思うのですが、ホーマーとキャンディの成り行きに気を取られていたら、予想もしない展開になった。こんな場合でもルール最優先?時代設定はひと昔前なのですけど、今でもあらゆる場合、場面に共通し、ジレンマを感じる人も多いのではないかな?永遠のテーマです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-21 22:37:56)
350.  日の名残り
大人の恋愛映画ですね。そしてアンソニー・ホプキンスの演技を堪能しました。イギリスの風景も素晴らしい。決して自分の気持ちを口に出さず、職務に徹するストイックなスティーヴンス。こういう自分の仕事に対して誇りを持ち、プロに徹する男性は魅力的です。貴族たちの品がよく、友好的なのはいいけど少々浮世離れした姿も興味深い。こういうところも、当時ヒトラー率いるナチスをヨーロッパでのさばらせてしまった原因のひとつなのかな、と思った。雨の降るバス停で別れるホプキンスとエマ・トンプソンにボロボロ泣きました。この二人の名演がこの作品を支えたのだと思う。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-21 21:49:29)(良:1票)
351.  わが心のボルチモア
バリー・レヴィンソンは好きな監督のひとりです。監督の自伝的作品になるのでしょうか。東欧から移民してきた一家の歴史がアメリカの文化、生活の変化と共に丁寧に描かれていました。暖かい気持ちになれる一本です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-21 01:21:09)
352.  ノイズ(1999)
う~ん、困った困った。大好きなジョニーなのにあの気の無い演技には正直ガックリ。こんなジョニーを見たのは初めて。本人も出演を嫌がっていたらしいけど。唯一、ジョニーに裏切られてしまったと感じた作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2003-11-20 23:07:34)
353.  エド・ウッド
ジョニーがムチャクチャ上手い!!この人は今、陰気、暗い、でも可笑しい、という演技させたら世界一、と思ってます。お話のほうは、ハリウッドの片隅で、必死ではなくマイ・ペースに時にはあざとく生きている三流芸人と映画人たちが可笑し悲しい。心のどこかではわかってるの、でもそれを認めたくないみたいな切羽詰まった人間の業を感じる。お気楽なようでいてそうじゃないの、そんなどうにもならない矛盾も感じる映画。どの世界の人にもいえることだけど、息の長い人というのは人の表裏がちゃんと理解できる人なんだと思う。ティム・バートンもそんなひとり、愛のある人。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-20 09:08:29)
354.  ジャッキー・ブラウン
巷ではあまり評判がよろしくないようですが、私は「パルプ・フィクション」よりこっちのほうがタランティーノらしい作品だと思います。それまで荒削りだったのが、この作品でタランティーノはある意味プロの監督になったような気がする。あのパム・グリアの貫禄ったら。デ・ニーロもあいかわらず上手いなあ。駐車場でブリジット・フォンダを・・・あのシーンは最高です。私はタラちゃんを決して見捨てません!!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-19 11:19:30)
355.  インサイダー
たぶん若い時なら退屈してただろうし、観ようとも思わなかったかもしれない。 アル・パチーノにラッセル・クロウだしオスカーにもノミネートされていたし・・・ちょっと観てみますか、なんて感じでさほど期待してなかったのですが、とんでもないです、最初からグイグイ惹きこまれてしまいました。 パチーノはいつもとちょっと違ってクールだし「LAコンフィデンシャル」で物凄いキレ具合の熱血刑事役からは想像できないラッセルの演技。二人のやりとり、演技合戦は見応えありました。他の脇役俳優たちもそうそうたる顔ぶれですね、シブイです。 証言だったか、公聴会だったか、海を背景にワイガンドが決断しかねて苦悩している後姿が印象的でした。でも話す決心をして車で向かう車内からの風景がお墓なのよね。 なんていうのかなぁ、女は絶対に入り込めない、ただ見守ることしかできない男の世界というのかしら「美学、プロフェッショナル、信念」そういうものを見せていただきました。抑揚のあるドラマチックな展開ではないけれど、それがかえって重厚な雰囲気を出していたように思う。文句なしにかっこいいです、長さも感じず存分に堪能しました。 ところで「ししゃも」なんて誰が言わせたんだろ、ガイジンさんではなかなかでてこないと思うけど。 
[CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-17 11:07:26)
356.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
ティム・ロビンスだからこそ、という感あり。アンディのキャラにぴったりとハマるキューピー顔のティム。作品全体も無実の罪で投獄されるという重いテーマなのに、淡々とユーモアを感じさせながら描いているところがいい。時を待ち、まんまと裏をかき、大金を自分の物にしてしまうところはまるでサスペンスコメディのように痛快でした。やはりしっかり学び、いいものを聴き読み、知識教養を深めるということはイザという時、身を助けるものだと痛感した。つまり豊かな心を育み、希望を持つことへと繋がっていくのだと思う。唯一、爽やかに観られた冤罪モノでした。この作品は比較的、若い世代の方たちから大絶賛されてるように感じます。なぜ、これがオスカーを獲れなかったんだ、とよく言われてますが、単にオスカー向きの作品ではなかったということのように思います。「フォレスト・ガンプ」の方が大衆的で華やかな作品だったのが勝因かな?いい作品だとは思うけど映画史に残る名作とか最高傑作 とまでは思わない私はやはりもう、若くありません 。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-16 22:44:14)(良:1票)
357.  プライベート・ライアン
こういうのを間違ったヒューマニズムなのだと痛感した。「あなたはひとり、でもこの人は4人のうち3人の息子を一度に亡くしたのだから」なんて理屈は通らない。スピルバーグはこれを、悲惨な戦地でのハートウォーミングなエピソードとしてか、ライアン救出も戦時中の狂気として描いたのかどっちなんだろう?「レイダース」「E.T.」のころの真面目なスピルバーグが懐かしい。スピルバーグファンの方々には申しわけないけれど、この人はオスカーを意識すると人種問題とか戦争とかヒューマニズムを問う社会派ドラマを選んでいるように思えてならない。それが個人的にあざといと感じてしまうのね。しか~し、この作品に限っては完全無欠の娯楽作品としか思えない。はっきりいって、オープニングのノルマンディー上陸シーンだけでしょ。狂気の沙汰の「ライアン救出作戦」コレ、日本の特攻隊をやはり狂気の沙汰と恐れたアメリカのやることですかね、同じことでしょ。戦争というのは、関わった者すべてが殺人者なわけだから、今さらこんなエピソードを絡めて語るのはいかがなものですかね。「ナメてんのかっ!」って感じです、はい。実践はまるでダメなヤツの存在といい、役者たちに精魂尽きるほどの訓練、重労働をさせたスピルバーグってかなりSなんじゃないか??
[CS・衛星(字幕)] 2点(2003-11-14 09:28:20)(良:1票)
358.  シンドラーのリスト
考えさせられる作品だけど、感動した、好きな作品とは言えない。リアリティも大事だけど、こういうのはもう、見せられたくないと思う方が先にくる。スピルバーグは映画作りの天才だと思う。でもこの作品はその上手さが鼻についてしまいました。押し付けられてる感じがしてしまいます。観客の心理を知り尽くしている娯楽作品。でもこれから世の中を動かしていく若い世代の人たちは一見すべき作品です。この歴史を繰り返さないために。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2003-11-14 09:01:14)
359.  スリーピー・ホロウ
何度観たかわかりません。ティム・バートン作品のジョニーはイキイキとしていて最高!特にこのイカボット・クレーン捜査官は暗くて陰気な中に可笑しさが漂って、大好きです。エリート意識がにおい、目で見たものと理論を重んじるイカボット。けれどかなり臆病で怖がり。首なし騎士もその目ではっきりと目撃したからこそあっさりと受け入れたわけね。ブルブル震え、気絶しちゃう頼りなげなジョニー、めちゃめちゃ上手いぞ!ジョニーには裏切られたことが一度もないのね。「これをジョニーがやるの?大丈夫かなあ」なんて思っても、いつも期待以上、予想以上のものを見せてくれます。中でもこれと「エド・ウッド」は群を抜いている。脇役陣も芸達者が揃ってますね。初めてマイケル・ガンボンが可愛らしく見えた。かなりの豪華キャストです。ティム・バートン独特の映像とユーモアが好き。「こうだからこう」と考える前にオッモシローイ!と感じるのだから仕方ない。映画というのは感性に訴えてくるものなのよね。あの大木のカタチに、そこから飛び出してくる首なし騎士も恐いというより楽しい。コメディホラーですね。DVDを買おうかな。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-09 01:45:55)
360.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 
主要人物のキャラクターがそれぞれしっかり描かれているのね。これがまず、特筆すべき点であり、おもしろいのよ。出てくる人間がどれもこれも清廉潔白な人がひとりもいないのがこの作品のよいところ。事件の真相解明は二の次。殺人事件を発端に、怪しい人間模様が次第に明らかとなることに尽きると思う。 何人かの方がおっしゃっているように、一回見ただけではわかりにくいわよね、なにしろエドにバドにバズだもの。でもラッセルとスペイシーの見分けがつかなかったというご意見が多いのには正直驚きました。だって前頭部の生え際を見れば歴然とその違いがわかるはずだもの。 警察、ショービジネス界、実業家・・・ここでは天使の街の裏の世界が舞台だ。クラシックなムードが漂う50年代のL.A.が魅力的です。短く刈りあがった男たちのうなじも清潔で魅力的だ。 いつも怒ってるラッセル・クロウのキレ具合がすごい。でも「ヴェロニカに似てると言わないのはあなただけよ」というリンに「君のほうがきれいだ」なんて溶けそうなことを言う憎いやつだ。そしてケヴィン・スペイシー。上手いっ!感動ものの上手さです。その表情の素晴らしさ、巧みさ。顔のいろんな筋肉の使い具合というのかしら、ちょっとした目、口の動きで全てを表現してしまう。あの死に際の演技は芸術です。 どことなく俳優たちのまわり、背景に倦怠、退廃的な雰囲気を漂わせた、サスペンスというよりもハードボイルドな群像劇のような印象をうけました。 何回観たかわかんない映画、とにかくこの作品のラッセルは最高です。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-08 13:17:59)(笑:2票) (良:3票)
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