341. ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間
摩訶不思議な人間模様と世界観で一斉を風靡した作品であったドラマシリーズの完結版。 とりあえず完結してます。が、それなら何故ドラマ内で完結させなかったのか・・・、何故映画にする必要が有ったのか・・・、そういった意味でも訳が分からない一品でした。 5点(2004-02-09 17:11:21) |
342. ツイン・ピークス〈TVM〉
ドラマ全体の感想を書きます。 この作品はアメリカのみならず日本でも一世を風靡した大型ドラマだが、広げすぎた大風呂敷を最後までもてあました感がある。何と言っても物語が“完結しない”というのは、見る側に対して失礼では無いだろうか・・・。 不思議な世界観を表現した映像は斬新で面白味が有るものの、監督の自分よがりなところが少々鼻につく。 5点(2004-02-09 17:02:06) |
343. トレーニング デイ
デンゼル・ワシントンの印象があまりにいつもと違うので驚きました。 もし自分がジェイクの立場で、アロンソ(デンゼル・ワシントン)のようなパートナーと組まされたとしたら、すぐにでも配属替えを願い出る思う。会話は自分本位だし、麻薬は吸わせるし、捜査は荒っぽいし、気に入らなかったら銃を突きつけられるし、たまったもんじゃないですよ。 はたしてアロンソとは、危険に身をさらしてでも正義を守り通す好人物なのか、はたまた凶暴で悪質な警官なのか・・・、ミステリアスで難しい役どころを好演しているデンゼルが素晴らしい。 5点(2004-02-07 21:07:01) |
344. タンポポ
やはり黒田福美でしょう。小さい頃に家族で見てたので、あのシーンには驚きましたよ。ホントにやらしかった。 不味いラーメン屋を助けるために、ゴローを初めとするラーメン通の人々が奮闘して最後は見事に大繁盛店になるというアッサリ目のストーリーですが、その他のいろんなエピソードをオムニバスのような形で織り交ぜることにより作品に広がりが出来て面白味のある作品となっている。 最後にゴローが去っていくシーンはベタで少し笑ってしまいそうですが、なかなか味わいが有ったと思います。 5点(2004-02-06 19:04:31) |
345. 7月4日に生まれて
《ネタバレ》 ベトナム戦争の帰還兵の心の苦しみや葛藤を生々しく描いた作品です。 強気に愛国心を自負する主人公のロンは意気揚々と志願兵として戦争に参加しますが、戦場はそんな甘っちょろいものでは無かった。自ら大怪我を負って帰国しますが、身体障害者となった彼を見る世間の目・・・、反戦運動が各地で起こり、“無意味な闘い”という事実が身にしみて分かってきた時、彼は明らかに後悔し始めます。ロンの転落の人生を見ていて思ったのは、頭の中で考えている事と現実とでは大きな違いが有り、一度失敗しないと分からないのが人間なのかなと痛感した。 ロンはメキシコで知り合った友人(チャーリー)の助言もあって、正直な自分の気持ちを解き放ちます。帰国後、率先してデモに参加して反戦を訴えかけるようになり、ロンは人生の新たな一歩を踏み出すことになります。この作品は、本当の愛国心とはどういうものかということを強くメッセージとして伝えています。 ただ、一つ気になったのは、この作品中では“卑猥な発言や表現”が随所にでます。それが必要以上に多くて諄いんですよね。“包み隠さず”というのは分かるのですが、やりすぎて下品なイメージが先にたっているのが残念です。 あと、作品とは関係ないのですが、何故トム・クルーズはオスカーを獲れないのでしょう。海外の有望な作品のリメイク権をとって自分で主演したり、アカデミー賞好みな作品に多数主演してみたりと、かなり努力をしているように思えるのですが・・・。確かに演技は上手いとは言えないが、「ラスト・サムライ」ではノミネートすらせれませんもんね。なんか可愛そうになってきました。 5点(2004-02-06 18:47:47) |
346. ボディ・ターゲット
本当にセガールと似てますね。マンネリ化してきたと思ったらシリアス路線ですか。家族と友情を描いた人間ドラマに焦点を絞っているように見えますが、ヴァンダムが黙って我慢できる筈はございません。結局最後は最強アクションで八面六臂の大活躍。まぁ、それが持ち味なんだけど。こう毎回同じだとね・・・。 5点(2004-02-04 18:06:06) |
347. ユニバーサル・ソルジャー
何回再放送すれば気が済むのだろうというほどテレビでやってますね。 死体を解剖して人造人間に改造、記憶を消して兵士として役立てるという設定はヴァンダムものにしては良い感じの滑り出し。しかし、またもやいつものパターンに突き進む。お約束のごとくマドンナが敵の人質になってしまう。最後はドラゴ(ロッキーに出てましたね)との直接対決。激戦となるが当然ヴァンダムの勝利で有終の美を飾った。 5点(2004-02-04 17:57:50) |
348. ドラキュリア
《ネタバレ》 腐るほど有るドラキュラ(吸血鬼)映画の中ではマシな方に思えた。ドラキュラがユダだったというのは以外と斬新な解釈ではないでしょうか。まぁ、斬新なだけ面白くはなかったけど。 5点(2004-01-29 17:06:23)(良:1票) |
349. 犬神家の一族(1976)
不気味だ。本当に不気味だ。あのマスク・・・、夢に出てくるぞ。 被害者の殺され方も凄いし、犬神家の人達の表情の暗さといったら見ている事ら側まで気分が滅入ってくる。 人間の強欲や妬みといった嫌な部分を生々しくさらけ出した内容の物語なので、重~いメッセージが見終わった後でずしんと堪える作品です。 5点(2004-01-26 17:16:05) |
350. アメリカン・ゴシック
旅行の途中で飛行機の故障に遭い孤島に不時着する。そこには老夫婦と息子達しか暮らしておらず、彼らはいかにも精神異常といった感じの親子であった。40歳は越えているであろう息子達は完全に知恵遅れでサイコ化している。彼らはとうとう旅行者達を遅い始める。と、よくあるパターンの物語設定ですが、ラストは以外と衝撃的なオチになっています。かなり不気味度の高い作品。 5点(2004-01-26 17:14:29) |
351. トレマーズ
地面を歩いてはいけないなんて、子供の遊びみたいで面白かった。 珍しいアイデアなので結構楽しめますよ。 5点(2004-01-22 16:40:44) |
352. チアーズ!
ハリウッド特有の青春コメディーです。全て基本通り作成されているので普通に楽しめます。 この手の作品は当然のことながら俳優の出来不出来が大きく作品に影響を及ぼします。しかし、どのキャラをとっても印象が浅い。「これは!」という俳優は一人も見つかりませんでした。 5点(2004-01-22 16:30:52) |
353. スパイキッズ
テンポが良くて楽しい作品。小学生低学年以下の子供にはたいへん受けそうです。この手のファミリー映画の場合はCGのディテールに細かくこだわる必要は無い。それなりの完成度は有ったと思う。 ただ、大人が本気になって見る映画ではないし、ムキになって批判するような作品でもない。 5点(2004-01-22 16:28:54) |
354. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
《ネタバレ》 古代ヨーロッパの戦闘を意識した大群同士の激突、壮絶なバトルは息を呑む迫力。壮大な世界観を醸し出した映像も美しい。 服飾、装飾も細部に心配りが行き届いている。 音響・音楽ともに文句なしの素晴らしさ! CGを駆使したデジタル技術も丁寧に作られていて違和感無く物語に溶け込んでいる(特にゴラムは凄い!)。作品に対する監督の思い入れ(愛情)が非常によく伝わってくる。 何と言っても3部作を一気に(1年半)で撮影したのは超大正解ですね。大幅な制作費の節約になったと思うし(3億円チョイのようだが、バラ撮りだと軽く5億はいってるね。)、作品全体のトーンが一つのシリーズとして一定なのが良い。他のハリウッド作品(ハリーポッター・マトリックス・ターミネーターなど)のように撮っては1年空け、撮っては1年空け・・・では作品の統一感以前に役者が変わる可能性が出てくる。そうなったら最悪である。監督が代わるなんてことになったら終わりである。そういう意味でこのシリーズ作品は非常にハイレベルなものだと感じます。 ただ、肝心の物語は演出に深みが無くて幼稚くさい。例1)キン肉マンのように簡単に復活するガンダルフ。例2)大勢の敵をバッタバッタと切り捨てる暴れん坊将軍のようなアラゴルン達。例3)ピンチになって土壇場で援軍が駆け付けるという単純極まりない脚本。あまりにも型にはまり過ぎたストーリーの出来が残念で仕方ない。 5点(2004-01-22 16:24:11) |
355. ロード・オブ・ザ・リング
《ネタバレ》 この作品は世界的に超有名な作品ですが、今回の映画化により日本でも十分に浸透しました。この物語は言語学者であるトールキン渾身の歴史大作です。言語学から見た見解やヨーロッパ各地に残る神話を元にすることにより、人が記憶している時代(ローマ時代?)よりも前の太古の時代の物語を独自に解釈し、リアルに再現しようとしたものである。本人はファンタジーとしての位置づけで作ったつもりは毛頭無いようだ。 ただ、本人はそういう意気込みであったようだが、客観的に見てみればコレは明らかにファンタジーである。子供向けとまでは言わないが。ザックリ見るととても単純なストーリーなのである。仲間を集めて旅に出る→敵キャラを倒して先に進む→途中のエルフの町で情報・アイテムを入手→洞窟での死闘→新たな町で武器をゲット→炎に包まれた大ボス登場→3つに分かれてのパーティープレイ→つづく・・・。物語が作られた経緯を知らない人にドラクエと言われても仕方ないような気がします。 何故これで子供向けでは無いかと言うと、中世のヨーロッパの戦国の様相や王族のしがらみなどが物語られているところ&結構バシバシ殺しまくるところ&CG技術や音楽を駆使することにより、ミドルアースの世界観がが現実味たっぷりに描かれているからではないだろうか。特に音響効果は素晴らしい出来栄えで、リアルに物語を堪能できます。監督&スタッフの作品に対する作り込みの細かさが非常に凝っているのがこの映画の強みであると思います。 原作の全てを語って欲しいと望んでいる貪欲な人が多々いるようだが、それやっちゃうと4時間かるく越えちゃうよ。劇場版はこれでも長いぐらいだ。マニアばかりが映画館に通う訳ではないということが分からないのだろうか・・・。昔の映画のように休憩を入れて4時間なんてことにならなくて本当に良かった。マニアはSEE版を見れば良いんだからね。 あと、更にマニアは翻訳(戸田)にもオカンムリのようだが、大きく意味が違わない限りは気にすることは毛頭ないのである。 5点(2004-01-22 16:22:57) |
356. マレーナ
初恋というのは忘れがたいものです。この作品の主人公が好きになったのは美人で、少し陰のある、何とも言い難い魅力の有る女性です。ラストで主人公は「忘れられない女性はマレーナだけだった」と言うような言葉を残しますが、これ程の女性だったっらそれも頷けるような気がする。 5点(2004-01-21 16:21:23) |
357. バニラ・スカイ
「記憶を操作する」という設定自体が面白いので、似たようなテーマを持つ作品は多数有ります。シュワの「トータルリコール」なんかと比べると怒られそうだが、こちらの方が格段に良い。とは言え、この作品も設定自体に随分助けられてるように思います。ストーリーはそんなに難しい内容とは思いませんが、気付かない所で細かく作り込んでいるようですね。そういう点では「深い」と言えるのでしょうが、メッセージ的には非常に「浅い」という印象です。 個人的にはペネロペ・クルスという魅力的な女優の発見が最大の収穫でした。 5点(2004-01-07 16:13:34) |
358. ニューヨークの恋人(2001)
しつこいようですが、くれぐれも言っておきたいのは、タイムスリップものは面白く仕上がって当たり前ということ。脚本が組みやすく、思い切った設定が可能になるからです。昨今のハリウッド物はこの手の作品が異常に多く「アイデアに困ったらタイムトラベル」といった感じです。 この作品も、そういう設定の恩恵を受けて面白く出来ていますが、新しいという感じが全く無いです。 気軽に見るラブコメディーとして無難な出来である。 5点(2004-01-01 16:58:38) |
359. プロジェクト・イーグル
徐々にマンネリ化が感じられるジャッキーだが、巨大扇風機など、いろんな要素を入れたアクションで工夫と努力が見られる。ただ、アクションだけに頼るのはこのあたりから限界が見えてきたように思える。 5点(2003-12-31 18:53:33) |
360. 新ポリス・ストーリー(1993)
これまでのテーストと異なっていた為に戸惑いますが、この作品は「ポリスストリーシリーズ」とは異なるものだと思います。コメディーとしての要素は皆無で、流血シーンなど非常にシリアスなタッチで、ジャッキーもアクション俳優では無く、演技派として頑張っています。なかなか見応えの有る作品ですが、やはりジャッキーはアクションコメディーとしての方が輝きが有りますね。 5点(2003-12-31 18:46:56) |