3721. フリー・ウィリー
このタイトルと、「動物モノ」「シリーズ化されている」「子供が主人公」という前情報から、子供と動物が繰り広げる大忙しドタバタ・コメディを勝手に予想して見てしまいました。すみません。いつまでたっても笑わせてくれないので、違う作品を見ているのかと思いました。ただし、いずれにせよ、動物を不必要に崇め奉る作品は好きではないです。●あと、主演の彼の演技が下手すぎなのは、致命的ではないかと思うのだが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-11-04 01:59:30) |
3722. 個人教授
《ネタバレ》 「ある愛の詩」と並ぶ、ラブロマンス映画の1つの基本型。再見して、2人が恋に落ちるまでのところでも、意外と丁寧にプロセスをたどっているのに気づいた(逆に、その後がえらく早いのですが)。ナタリー・ドロンは、美人すぎないところがいい。いかにも身の周りのどこかにいそうな、そこそこの生活感を漂わせている。男の子の方は演技下手だと前は思っていたが、よく見たら途中からは結構いい顔してるじゃん。全体的にあっさり風味で、男の子のぎらぎらする熱情とか、女性側の戸惑いや迷いとかをもう少し見たかった気はするけど。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-30 03:00:34) |
3723. 恋人はゴースト
《ネタバレ》 初期設定以外には特に工夫や装飾はないのだが、そのありがちな内容をここまで面白く見せてしまったのは、リース・ウィザースプーンのセンスと存在感に尽きる。彼女が登場するだけで、鬱陶しくも可愛らしい幽霊が本当にその場にいるような気になってしまう。冷蔵庫の中のリースや、肉体の中に戻ろうとするリースなど、クスッと笑えるカットも結構あります。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-30 00:37:58) |
3724. NOEL ノエル(2004)
《ネタバレ》 実は一晩の話だったんですね。中盤の、長めの会話の応酬とともにそれぞれが発展していく部分はぞくぞくしましたが、着地部分はややあっさり風味でした。相変わらず上手すぎのスーザンに比べ、途中からはペネロペが目立たないというか、役に深みがなくなっているのが残念(これは脚本の責任)。とはいうものの、特に大事件を起こさせることもせず、登場人物たちの地道な生活をじっと追い続けるような全体の作りはやっぱり好みなのです。90分台の作品ながら、いつの間にか登場人物への愛着を感じてきます。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-27 00:40:08) |
3725. 恋にあこがれて in N.Y.
邦題のとおりの駄目内容。モニカ・ポッターがラストシーン以外ちっとも可愛くないのも難点だし、友人モデルたちが頭空っぽなのも少しも笑えない(脳天気と馬鹿は違うよ)。そんな中で露骨な下ネタに走ってしまったりするから、さらに駄目。 [DVD(字幕)] 2点(2006-10-20 02:56:43) |
3726. ポセイドン(2006)
すでに完成され尽くしていたオリジナルを、何の必要があってわざわざリメイクしたのかな・・・。脱出アクション以外の部分をほとんどすべて切り落とした潔さで何とか助かっているが、それでも制作の趣旨不明さは解決されていない。ジョン・シール御大のカメラも、これでは活躍の余地がありません。3人の女優さんがいずれも綺麗だったのが収穫。 [DVD(字幕)] 5点(2006-10-18 09:44:12) |
3727. 天国から来たチャンピオン
設定だけで面白くなるのが見えてきそうな話なのですが、最後の方の展開がかなり強引なのと、いろいろなネタを整理し切れていないのが難点。脚本は素直に別の人に書かせればよかったのに。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-18 09:37:44) |
3728. レッド・オクトーバーを追え!
《ネタバレ》 もっとスリリングであるはずなのが、何か全体的に緩い空気感が漂っているんだよな・・・1つは、亡命ネタがさっさと確定しているので、心理の綾が削がれていること(それに、ソ連側の追撃の描写は、もっとウェイトを置くべきだった)。もう1つは、アレック・ボールドウィンだとあまりに存在が安定していて、必死さというか窮迫感というか、その辺がうすくなっていること。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-10-18 09:23:27) |
3729. 天上の剣 The Legend of ZU
ストーリーがさっぱり趣旨不明なのはまだいいとしても、延々と続く安っぽいCGの垂れ流しにはげんなり。アジアのトップ美女2人を揃えておきながら、何じゃこりゃ。 [DVD(字幕)] 3点(2006-10-14 06:55:37) |
3730. 沈黙の要塞
環境問題とイヌイットを入れてやろう!と真面目に思ってしまった時点で失敗。サシのアクションが少なくて爆薬に頼りまくっているのは、疲れてたんでしょうか?●しかし一番可哀想なのは、こういう作品に曲を提供してしまったばっかりにラジー賞ノミネートという経歴を刻んでしまったスコーピオンズでしょうね、やっぱり。 [DVD(字幕)] 2点(2006-10-10 00:09:43) |
3731. 華麗なる賭け
リメイクを先に見ていて、割とオシャレで軽快な話と思っていたので、こっちの何となくもたついたような野暮ったい雰囲気にびっくり。これはリメイクに軍配です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-09 21:40:41) |
3732. セーラー服と機関銃
《ネタバレ》 コメディ以外の何物でもない素材を真面目にシリアスに仕上げてしまったセンスのなさも問題なのだが、それ以上に気になったのは、不必要なほどのロングショットや長回しへの固執ぶり。最後に組の看板(かどうかも判然としないが)を燃やすところなんて、あれをアップで撮らなくてどうするの。演技力のアラをごまかすため、もしくは、撮影の手間を省くためと言われても仕方ないです。何をやっても怪しい魅力全開の寺田農先生に+1点。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2006-10-04 22:57:25) |
3733. 愛についてのキンゼイ・レポート
結構期待したんですが・・・まず、この主人公は道徳や慣習など平気で踏み外すほどの強力でエキセントリックなオタク・パワー(←ほめ言葉)を有していたと思うのですが、そんな役に誠実派の筆頭(?)であるリーアム・ニーソンを当ててはいけません。全然イメージが違ってます。期待していたローラ・リニー様も見せ場らしい見せ場なし。というか、最初は女子大生だったはずなのに、途中からいきなり老けすぎ。あと、根本的な問題として、学者の研究行動を扱っていながら、どこでどういう考察をして、どこでどういう結論に達したのかという基本的な部分が全然押さえられずに、細かなエピソードを詰め込んだだけになってしまっています。つまり、何のためにこの題材を選んだのかが不明ということ。一応、キンゼイ教授という人の存在と、キンゼイ報告の存在を世に知らしめた功績はあると思うのでこの点数。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-02 00:09:22) |
3734. ザ・チェイス
意外に悪くなかったのでびっくり。ほとんどがカーチェイスという危機感あふれる設定と、割とのんびりした会話や展開のギャップが面白い。単純明快なラストの切り上げ方も良い。 [地上波(吹替)] 5点(2006-09-28 03:29:50) |
3735. ねらわれた学園(1981)
もう、突っ込まないでいられるところを探す方が難しいほど破綻しまくった内容なのだが、主人公よりはるかに可愛い高見沢みちること長谷川真砂美に2点。この人、どこに行ってしまったんだろう・・・。三浦浩一って当時からやたらうるさかったんだね。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2006-09-27 01:52:56) |
3736. 探偵物語(1983)
薬師丸ひろ子って、演技はアイドル組の中ではまだ見られる方なんですが、表情がどうにも固くて、全然動いてないんですね・・・。特に、こういうノリノリお嬢様みたいな役をすると、その弱点がてきめんに出てしまいます。作品のテンポまで落ちてしまっています。演出も中途半端にシリアスタッチで、乗り切れていない感じ。ただし、奥行きと左右幅を使ったカメラワークはなかなか面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-09-26 02:14:55) |
3737. ゴスフォード・パーク
別に、登場人物が異常に多かったり区別がつかなかったりするのはかまわないのだが、あの延々と続くダラダラした会話群には、一体何の意味があったのだろうか。少なくとも、ミステリーとして売り出してはいけませんね。一応、「富豪の屋敷に集う変な人たち」という雰囲気だけは好きなのでこの点数。 [DVD(字幕)] 5点(2006-09-25 00:36:42)(良:1票) |
3738. 宋家の三姉妹
政治の動きの方は流れを分かりやすく整理しているが、逆に肝心の人間ドラマの方が未整理で、どこがポイントなのか今ひとつはっきりしていない。ミシェル・ヨーやマギー・チャンも、実力の発揮のしようがないという感じ。現在の部分の出し方も中途半端だと思う。本来は映画よりも連ドラ向きの作品。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-24 02:40:24) |
3739. 時をかける少女(1983)
当時、映画を見ていない人でも、「実験室のラベンダーの香りで気を失う」というネタはなぜかみんなが知っていましたね。内容的には何もありませんが、好奇心と懐かしさは満たされたので目的は達しました。エンディングがあまりにも笑えたので+1点。各シーンを撮り終えた後に、あれだけのためにもう1回カメラを回したのかと思うと・・・。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-09-21 00:42:02) |
3740. 化粧師
再見すると、脚本とかカメラとかも意外に細部まで配慮していることが分かりますね。説明台詞をできるだけ排除しようと頑張った痕跡は窺えますが、やはり何か所か出てきているのは惜しい。キーとなる主人公の仕事場が、いかにもちょっと変わった仕事師が籠もっていい仕事をしそうな雰囲気に作られていて、そのポイントを押さえているのが、全体を支えています。 [DVD(邦画)] 6点(2006-09-20 00:58:47) |