3761. 突撃(1957)
前半の戦場の舐めるようなカメラワークと、後半の裁判での突き刺すようなカメラとの対比が、鮮烈な印象を残します。短い映画でもあるし、ストーリー的にはコンパクトなんですが、カメラが雄弁に語っている映画です。 8点(2003-07-20 22:25:27) |
3762. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
大学受験を控えて、しばらく映画は断とうかと思い、最後にチケット買ったのがコレ。ちなみに一緒にもう一枚買ったのが『チャイルド・プレイ』。バカだね~。閑話休題、私はこの映画、大変好きなんですが、一番の理由は、観終わって、「イングマルとサガの二人、今頃どうしてるのかな~」なんてセンチな気分になっちゃうからです。懐かしさ溢れる映画です。もしハリウッド製だったらきっと続編とか作っちゃうんだろう。ゾッとするね。 10点(2003-07-20 21:47:05) |
3763. 光る眼
何なんでしょうか、あのクライマックスの、子供たちとの訳のわからんノイローゼみたいな闘争は。ジョン・ウィンダムの原作『呪われた村』にはそんな描写は無いわけで、この余計なひとヒネリが、映画の印象を奈落の底に落としています。もっといいオチを用意できてたら、結構面白い映画になったと思うのにねえ。 4点(2003-07-20 21:27:06) |
3764. ベートーベン
「君、クラシック音楽好きだったよね、君にぴったりの映画の試写会チケット当たったから一緒に行こう」と、大学時代に、友人に誘われ、ついて行ってみたら何とこの映画。くそ~騙しやがったな~。と思いながら観てたにも関わらず、結局、笑ったの何の。というわけで、そのくらい面白い映画です。 8点(2003-07-20 20:52:13) |
3765. マック
火星人と車椅子少年との交流を描いた、89年正月映画最大の話題作。っておい、火星人の好物がコーラだと?ナメてるのか?聞くまでもないなこりゃ。ちょっとファミリー向けにしては全般的に悪ノリし過ぎましたね。かなりトホホな映画。 3点(2003-07-20 18:04:18) |
3766. ブラッド・シンプル
ハードボイルドというのはアメリカ文学が世界に誇る収穫の一つだと思うのですが、その手の小説の影響が色濃く反映されてます。最初は、つまらない事ウダウダやってるなーと思って観てたら、意外にも意外な話の展開が待ってます。そして息を飲むクライマックスへ!資金集めから苦労したという低予算映画だそうですが、よく作り込まれた映像により、貧乏クサさは微塵も感じさせません(後のメジャー作品を彷佛とさせるシーンが出て来ます)。 9点(2003-07-20 16:15:07) |
3767. モダン・タイムス
もう文句無し、大好きな映画です。とりあえずこれだけ言わせて下さい。先日、4歳の甥にビデオで見せてみたんですがね。まあ4歳児にはわかりにくい部分もあるので、私が活動弁士の役をつとめたわけですが。何と、画面を正視できないくらい腹抱えて笑い転げてるんですよ。時空を超えた笑いといいますかね、世紀を越え、国境を超え、世代を超えても、チャップリンの笑いは伝わってるんだなあ、と、何とも感動した次第です。 10点(2003-07-20 09:49:56)(良:4票) |
3768. リトル・ブッダ
まあ、この映画で仏教を理解しよう、なんて不遜なこと考えると、本当に仏教を勉強している人に怒られるかもしれませんが、それでもこの映画好きなんです。観た直後は、日頃の悩みなんかが、ものすごくちっぽけなものに思えたもんで。仏教の理解には不適当でも、興味を持つきっかけにはなりますね。 8点(2003-07-20 01:19:14) |
3769. バイオ・インフェルノ
確か『未来世紀ブラジル』の併映だった記憶が。一体ナゼ?細菌が洩れ出した研究所を舞台にしたパニック物の一種ではあるのですが、研究所が閉鎖されて外部に逃げられなくなる一方、感染者は凶暴化して人を襲い始めるという設定で、ゾンビ物っぽくもあります。何だか感染者を人間扱いしてないけどいいのか?映画が面白いからいいんです。 8点(2003-07-20 01:02:06) |
3770. CUBE
え~い、硫酸じゃ人体はそんなドロドロに溶けないんだってば、何回言ったらわかるんだよ~。まあ枝葉末節はさて置きまして。命がけの人間スゴロクという非現実空間が舞台ですが、セットがよくできててリアリティは充分です。限られた舞台なのにストーリーも巧みに進められていき、のめりこんで観てしまいました。 8点(2003-07-19 21:10:04) |
3771. メテオ(1979)
これも70年代パニック映画を語る際には外せない作品。巨大隕石の落下を人類は食い止めることができるのか!という映画ですが、う~ん、食い止めちゃったらディザスター映画にならないね。しかし心配御無用、小さい隕石も適度に落として災害を発生させるという、大変気のきいた脚本になっています。 7点(2003-07-19 20:47:38) |
3772. 星の国から来た仲間
ディズニーの実写映画、というとどれもこれも評判がよくない気がします。まあコレもそんな映画の一つではあるのですが、子供の頃に観て、超能力で大人をやり込める描写とかに、随分ワクワクしました。で、最後のカーチェイス(という程でも無い)には、何かこう、とても感動するものがありました。弱い者が強い者に立ち向かっていく姿には、ホロリと来るんです。 8点(2003-07-19 20:25:27) |
3773. ファイヤーフォックス
原作は、主人公「以外」の人々の描写がむしろ中心で、そこが面白いのですが、映画ではなかなか難しいんで、うまくまとめています。特に後半はテンポよく進めてます。でも、思考誘導がうまく機能せず、実は~というオチはさすがにアンチクライマックスな気もします。 7点(2003-07-13 16:56:04) |
3774. フラッド
合わせ技一本を狙ったような映画です。水没する町という非日常空間を、セットでうまく作り出しており、他の映画では観られないアクションシーンを提供してくれます。あ~ん、『タイタニック』よりに先に作ってれば、もうちょいインパクトあったのにね。 7点(2003-07-13 15:59:03) |
3775. ゴジラ(1984)
身長80mにスケールアップされたゴジラが久しぶりにまともに大暴れ。でも、昭和29年版のような悲壮感はもはや無く、寂しい限り。一応パニックは描かれているんで、そこは好きですね。身長4.8mとかいうロボットゴジラは、撮影上、効果あったのでしょうか?? 4点(2003-07-13 15:46:04) |
3776. ゴジラ(1954)
モノクロ映像がとんでもない迫力を生み出しています。戦争で焼け野原になってから10年近く経ち、傷跡を残しつつも徐々に復興してきた東京、そこにまた核実験によって生み出されたゴジラが現れ、容赦なく火の海にしていきます。人々はなすすべも無く逃げまどい、ただ「チキショー」とか叫ぶんですね。泣けました。 9点(2003-07-13 15:26:35)(笑:1票) (良:2票) |
3777. GODZILLA ゴジラ(1998)
CGの限界を超えた違和感溢れる描写に辟易する部分もありますし、ストーリーにトホホな部分もありますが、やっぱりコレはスゴイ。日本の『ゴジラ』とは比較不可能ですが、少なくとも『ロスト・ワールド』を凌駕しようという意気込みは感じられます。最初に姿を現すシーンは『インデペンデンス・デイ』ばりにカッコいいねえ。 8点(2003-07-13 15:16:23) |
3778. ウォー・ゲーム(1983)
この映画は時代を先取りし過ぎたのかも知れません。今だったら、まさかこんなオチではごまかせないでしょうから(たぶん)。実はなんだか地味な話のような気もしますが、なかなか盛り上げてくれます。 7点(2003-07-13 14:57:37) |
3779. ボディ・ダブル
『裏窓』と『めまい』を足そうとしたが、足し算を間違えちゃったってな感じの映画。いやあ、足し算って本当にムツカシイもんですねえ。いや勿論オリジナル作品として観るべきでしょうけど、サスペンスとして、もひとつ盛り上がりません。蛇足ですが、メラニー・グリフィスは、『鳥』のティッピ・ヘドレンの娘。これまた本作のヒッチづくしたる所以です。 6点(2003-07-13 14:27:41) |
3780. ブルーサンダー
ロス上空でのドッグファイト!映画でそこまでするか?度胆抜かれまくってもう私の度胆も残りわずか。なんのこっちゃ。ヘリ使ったアクションって、昔っからもうどうしようも無いくらい好きなのよね。私の夢を全て汲み取ってくれた、大満足の一本です。 9点(2003-07-13 14:07:48) |