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プロフィール
コメント数 1305
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20066/
ホームページ http://w.livedoor.jp/mushokamondai/
年齢 51歳
メールアドレス gurugurian@hotmail.com
自己紹介 ♪わたしの小さい時 ママにききました

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ

 さきのことなど わからない


 大人になってから あの人にききました

 毎日が幸福に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるさ
 
 さきのことなど わからない


 子供が出来たら そのベビーがききます

 美しい娘に なれるでしょうか

 ケ・セラ・セラ なるようになるわ
 
 さきのことなど わからない ケ・セラ・セラ~


(2010.4.16記)


現在、ダイエットちう。腹筋、割れてるでー。




力を入れると。

(2011.8.28記)


↑ホームページのリンクを「朝鮮学校無償化問題FAQ」に張り替えました。特に「パッチギ!」ファンは、見てね。




これからもよろすく。





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361.  ドンファン(1995)
精神科医でもある作家・なだいなだ氏が自著で、自分を昭和天皇だと思い込んでいた入院患者のことを紹介していた。その患者は院内での清掃作業なども献身的にこなしていたそうなのだが、ある時なだ氏が好奇心で「なぜ陛下ともあろう方がこのような場所に?」と尋ねるとその患者は「自分は戦争で多くの国民の命を奪ってしまった。今は、せめてもの償いをしているのだ」と答えたという。この答えにショックと感銘を受けたなだ氏は、「確かに彼は“異常”なのかもしれないが、そのことで精神の均衡を保っているのならば、無理に“治療”を施さなくても良いのではないか?」という意味のことを書いていた。で、僕はこの作品を観ててその話を思い出したのだけれど、そもそも「恋愛」というのも一種の妄想・幻想(カッコつけた言い方をすれば“自分の中での物語作り”ってとこか)なんだよなー。そういう意味で、これは一級の愛の寓話。こんなヘンテコでカッコ良くて愛おしさを感じさせる主人公は、やっぱデップ兄貴でなくては演じられまへん。対するマーロン・ブランド御大も、そんな後輩と共演してるのが実に楽しそうでした。
7点(2005-01-16 21:07:23)(良:1票)
362.  えびボクサー
バカな設定、バカな話、おまけにバカな登場人物。なのだけれど自分にはこの作品、コメディとは思えなかった。笑われるかもしんないけど、話がブザマになればなるほど何だか切ない気持ちになってきて・・・。あの、テレビ関係者へのプレゼンのシーン(タコの着ぐるみが出てくるとこ)とか、かなりズキーンと来ました。あくまで偏った意見だけど、これはバカ映画のふりをしつつ実は、生きるのがヘタクソな人々への“賛歌(“応援歌”ではなく)”だと思う。そういう意味ではちょっと井筒監督の「ビッグ・ショー!ハワイに唄えば」に通ずるものがあるような気がするのだけど、こんなこと言ったら井筒監督に怒られるかな。
7点(2005-01-16 20:54:11)(良:2票)
363.  存在の耐えられない軽さ
ワタクシがこの作品の事を知ったのは高校生の頃、「トゥナイト(昔深夜にやってたオトナの情報番組。エロいネタも多かったけど、ほかの番組では取り上げないような濃い内容も時々あったりしてなかなか面白かった。是非復活を望む!)」で紹介されたのを見た時。その時のワタクシが「うひゃあ、なーんてエロい映画なんだー!」という次元で大興奮したことを、どうか責めないで頂きたい。その頃のワタクシは「ガーターベルト」という単語を聞いただけで小一時間はウヒャウヒャしてしまうような幸せな高校生だったのだから・・・・・・幸せ・・・・・・だった、のか?いかん、これ以上昔の記憶を掘り起こすと涙が出てきそうなので、本題。この作品、いかにも文学的な題名や約三時間という長さから敬遠されてしまいそうだけど、良い意味で軽やか、かつ人間臭い作品だと思う。最初は可憐なテレーザに惹かれたけれど、後半に行くにつれ自由で逞しい生き方を選択するサビーナも魅力的に思えてくる。主人公トマシュは・・・男の立場としては正直「このやろぉ、いいとこ取りしやがって」てな感じがしなくもないけど(ダニエル・デイ・ルイスの演技は魅力的だけどね)、自由気ままなプレイボーイやるにしても覚悟がいるんだなーってことは伝わった(あんま実生活では役立ちそうにないけど)。テレーザとサビーナが写真を撮り合うシーンと、求婚されたサビーナが立ち去るシーンが印象的でした。
7点(2005-01-16 20:42:07)(笑:1票)
364.  グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー
エルビス・プレスリーの腰をくねくねさせる歌い方が「いやらしい」「不謹慎」と、「良識」あるオトナたちから非難された50年代、自分らしくあるためRock'n Rollし続けた「ロックンロールのやんちゃ坊主」ジェリー・リー・ルイスの伝記映画。正直映画の出来はそれほどいいとは思えないけど、ロックファンなら見ておいて損はないはず。若かりし頃のウィノナ・ライダーにも逢えるしね。
6点(2005-01-16 20:20:24)
365.  マグダレンの祈り
この手の施設が1996年まで存在したという事実はかなり衝撃的。とはいえ日本でもつい最近までハンセン病患者隔離施設(および差別的な法律)があったのだから、他人事ではないな。最近のアブグレイブ収容所を例に挙げるまでもなく、力のある者が「正義」の名の元に力を行使すると往々にして陰湿なサディズムに発展するという格好の例。個人的にバーナデットを演じた女優さんが「十七歳のカルテ」のアンジェリーナ・ジョリーを彷彿とさせるような瞳の強さを見せていたのが印象的でした。
7点(2005-01-16 20:14:00)
366.  トラック野郎 一番星北へ帰る
六・七作目と低迷が続いていた(ように僕には思えるのだけれど)「トラック野郎」が、(鈴木則文が脚本に加わったためか澤井信一郎が再び助監督についたためかは分からないけれど)久々に「スランプを脱した」感のある本作。悪い意味での「おちゃらけ」が減り、その分桃さんの熱さが濃ゆーくなってる感じです。またシリーズファンとしては二作目で桜の大門(警察)に泣かされてた筈の田中邦衛が鬼警官を演じている所が遊び心を感じさせて面白いし、三作目でチラッと語られていた桃さんの故郷の事も語られてたりして(って伏線、長っ!)興味深いです。。その他、時には娼婦のような黒沢年男がセルフパロディを演じたり、フランク・キャプラへのオマージュシ-ンが見られたり(!)なかなか見所満載の八作目です。
7点(2005-01-16 19:46:14)
367.  仄暗い水の底から
お、意外と評価低いんですね。ワタクシの場合、ホラーはほとんど全く観ないので(これを観たのは子役の菅野莉央ちゃん目当てという不純な動機だったのですが)、それなりに新鮮でした。確かに途中までの演出はそんなに怖くなかったけど(おどろおどろしい音を入れ過ぎの感あり)、クライマックスはビビりました。でも「ここをこうすればもっと良くなるのに」みたいなところも結構あったかも。
7点(2005-01-13 18:58:22)
368.  サイコ(1960)
以前井筒監督が「オモロい映画はネタバレしてもオモロい」と言ってたけれど、つまりはそーゆーこと。ちなみにワタクシが一番ゾーッとしたのは有名なシャワーシーンでもラストシーンでもなく、マリオンが乗り換えた車の中で、自分がいなくなった後の人々の会話を想像するシーン。車の進行方向と彼女のアップが交互に映されるのだが、最後(「4万ドル全額取り返すぞ」という台詞が聞こえるとこ)のカットの彼女の表情、怖えーったらありゃしない。
8点(2005-01-12 20:24:29)
369.  ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション
なるほどね。これはつまり、お子様映画のふりをして実は往年の映画のパロディ(もしくはオマージュ)満載のスラップスティックコメディ(つまり、往年のロマンポルノの名作が煽情的エロ映画のふりをして別のものを描いてたのと構造的には同じ)。残念ながら全部のネタは分からなかったけど、「サイコ」の異様に凝ったパロディは笑えました。んでもやっぱり子供向け映画は、子供の方を向いていて欲しいなあ。
6点(2005-01-12 19:59:38)
370.  薄桜記
♪んっふっふ~、黒猫おねいさま、密室で若い殿方をユーワクするなんて、いけませんことよ~(笑)。さてさて、市川雷蔵の代表作とも言われるこの作品ですが、ちょっと台詞やナレーションで説明し過ぎの気がしました(まあ入り組んだ話なので、多少はしょうがないのだけれど)。もう少し短くシャープにも出来たんじゃないでしょうか。それと【黒猫クロマティ】さんも仰られてますが真城千都世はどちらかというと悪女タイプ(別にけなしてるわけじゃないですよ、念のため)の女優さんだと思うので、も少し清純タイプの方が千春役には合ってたんじゃないかなーと思いました。とはいえ市川雷蔵は見事役にはまっていたと思います。欲を言えば、ブレイク前のカツシンの愛嬌、可愛らしさをもっと前面に出して欲しかったなー。
6点(2005-01-11 18:06:28)(良:1票)
371.  忠臣蔵 天の巻・地の巻
この作品、今あるバージョンは戦後に再編集されたもの(どうもフィルムの一部が破損したためらしい)。そのために唐突にシーンが飛んじゃってたりしているので、忠臣蔵に関する知識がない人が観ると「?」という印象を持つと思う(かくいうワタクシも58年版のものしか観たことなかったのだけれど)。んで、見所は何といってもバンツマ演じる大石蔵之助と片岡千恵蔵の立花右近の対面シーン(大石蔵之助一行が立花右近と名を偽って宿をとっていた所に本物の右近が現れて、「化けの皮を剥がしてやる!」ってことで会いに乗り込んだんだけど、相手の正体が大石で主君の仇を討ちに行くんだなーと分かったもんだから「すんません、自分が偽者でした」っつって自分の持ってる身分証を渡す、という名シーン)。歌舞伎の影響を色濃く残した(んだと思う、詳しくないけど)大仰な台詞回しや、二人の「言葉に出来ない」心情を表情で伝える演技は圧巻でごんす。それとこれ、戦前の作品だから「忠君」の思想が強調されてるかと思ったらそうでもなくて、討ち入りのシーンも悲壮感漂うというよりはむしろバイタリティーに溢れ、どこかユーモラスな面もあったりする。やっぱその辺は、マキノならではってことなんだろうな。
7点(2005-01-11 17:53:13)(良:1票)
372.  機関車先生(2004) 《ネタバレ》 
「いいお話」では、あると思う。子供たちや脇役の演技も良かった。しかし肝心の主役であるはずの機関車先生。彼は剣道の試合の事故で声を失い、教職から去ろうと考えている。また、臨時教員として赴任した島は、両親が家出のように飛び出した場所でもある、筈なのに、その彼の苦悩とか葛藤とかが映像からほとんど伝わってこない(一応ナレーションや台詞で“説明”はされるけど)。そもそも「口がきけない人間」が主人公であるというのは、往年のサイレント映画でなされたような「微妙な表情やしぐさで心情を表現する」という手法が存分に発揮できるということで、映画作家にとってはいわばチャンスである筈。なのに、この作品ではそうした試みがほとんど見られないどころか、肝心な所で坂口憲二の表情を捉えていないし(一番象徴的なのは主人公が島の若者に因縁をつけられるシーン。ここでは若者に「何ニヤニヤしてんだよ」という台詞を言わせているが、映像は後ろ姿、しかも引いた絵なのだ)、主人公が身振りでコミュニケーションするシーンでは、わざわざ周りの人物に彼の言葉を「解説」させている。これは、坂口憲二の演技があまりにも○○だったのか、それとも監督にあまりやる気がなかったのか、それとも両方か?最後に主人公が子供たちに残す手紙の言葉に「言葉では伝えられない勇気」を貰った、みたいなのがあったけど、「言葉で伝えられないもの」を映像で表現するのが「映画」なんじゃねえのかい!と、思わず画面にツッ込んでしまった。ホントにもお、頼みますよ。
6点(2005-01-07 19:02:00)(良:2票)
373.  恋に落ちたら・・・
ありゃ、意外と評価低いっすね。僕は結構渋くて粋な、オトナの映画に思えました。大体、「冴えない中年男と若い娘のラブロマンス」というと、ちょうど「冴えない青年の元に突然美少女が・・・」みたいな、悪い意味でご都合主義的でヤラしい話になりそうな気がするけど、この作品の場合、デ・ニーロ演じる刑事のなんとも情けない感じが出てて(向かいのカップルを覗き見してたりとか)、良かったと思います。全体的にモタモタした展開にも思えるけれど、それがまた、主人公のいかにも人間くさい不器用さを表してるように思えたし。あと、ユマ・サーマンのちちも良かった(笑)。
7点(2005-01-07 18:42:24)(良:1票)
374.  フェノミナン
乱暴な言い方だけど「『アルジャーノンに花束を』+『シザーハンズ』+『超常現象』÷トラボルタの微笑み」って感じでしょうか(後半でヒロインが主人公の髪を切ってあげる所が「シザーハンズ」に対するオマージュ、という解釈は強引過ぎるか?)。あの微笑みだけで喜びや悲しみを表現したトラボルタは、やるなーって感じ。最後の誕生日パーティーは、泣けるなあ。
8点(2005-01-07 18:32:17)
375.  トラック野郎 突撃一番星
うーん、基本的に僕は「トラック野郎」ファンなのでこんなことはあんまし言いたくないのだけれど、少なくとも今まで観た七作の中では一番出来が悪いと思う。マンネリ化を避けるためか新レギュラーとしてせんだみつおを導入したりしているのだけれど、一つ一つのエピソードがバラバラで、ダラダラした印象。っていうか最初の方のUFOがどーとかって、要らないでしょ(確かに「未知との遭遇」が流行ってたころ頃だし、当時の流行を堂々と貪欲に取り入れる所はある種このシリーズの豪快な魅力でもあるのだけれど)。せっかくヒロインに元祖「顔はあどけないのにちちがぼーん!」原田美枝子、そしてライバルに「画面に登場しただけで温度が上がる」川谷拓三を起用してるというのにもったいないったらあーりゃしない。せめて樹木希林をも少しうまく使うとか、ジョナサンとストリッパーとの淡い恋のエピソードをもちょっと盛り上げてくれるとかしてくれればよかったのに・・・。唯一ちょっと面白かったのは、後半悪徳医師役で登場する金子信雄とのやり取りのくだりがちょっと「仁義なき戦い」のパロディっぽかったところかなあ。
4点(2005-01-04 18:33:27)
376.  ドリフターズですよ! 冒険冒険また冒険
うーん、今純粋に「コメディ」として観ると、あんまり面白くないかも。前半で学生運動やアングラ演劇、ボディペインテイングなどなど、当時の世相を反映したシーンが登場したあたりはなかなか興味深かったのだけれど(特にコント55号の即興(?)の演技はアナーキーで面白かったのだけれど)、後半はずるずるべったりになってしまってイマイチ。当時ドリフターズの付き人だった志村けんが本名の志村康徳名義でチラッと出演してたりしてて、ネタとしては面白いんだけどなー。 
5点(2005-01-04 18:12:43)
377.  いたいふたり
多分タイトルの「いたい」は本来の意味の「痛い」と「あの人、ちょっとイタいよね」の「いたい」がかかってるんだろうな(あとは一緒に「居たい」もか?)。正直、この「バカップル」と言われてもしょうがないような二人とそれを取り巻く強烈な個性のキャラクターで何を言わんとしたのか、よく分かりませんでした。んでも唯野未歩子は可愛かったし、平野勝之の手持ちカメラ中心の映像は独特の生々しさを醸し出してて、観てて飽きなかったです。
6点(2005-01-04 18:00:31)
378.  暗戀桃花源
この作品の中には多くの「二重構造」が隠されている。そもそも劇中劇という点が二重になっているのだが、その他に「暗戀」の「大陸本土での恋人との甘い過去」と「台湾での年老いた現在」という部分、そして「桃花源」における現世(現実)と桃花源(理想郷)という部分がある。そして、その二つが混じり合って「中国本土」と「台湾」の過去と現在、理想と現実、という二重構造が浮き上がってきて・・・・・・とゆー事なんだろーなーと観ながら思っていたのですが、何だか途中から良く分かんなくなってきちゃった(ニガ笑)。途中から訳分かんない事をわめく女の人とか出てくるし、結末もぼんやりしてるし・・・ひょっとしてワタクシが鑑賞するには高級過ぎる作品だったかもしんないので、↑の解釈も全くの的外れかも。もし他にご覧になってる方がいらしたら、是非ご意見を聞かせて下さいませませ(ペコリ)。
6点(2005-01-04 17:52:25)
379.  悪魔が夜来る
もし人に「隠喩」という言葉の意味を尋ねられたら、これを見せればいい、という、そういう作品(ここでの「隠喩」とは「自由を制限された表現者の心意気」とも、訳せるんだなっ)。ドミニクの足の映し方が妖艶で良かったです。
7点(2005-01-04 17:29:59)
380.  昭和残侠伝 人斬り唐獅子
「昭和残侠伝」シリーズ六作目にして山下耕作が唯一手がけた作品。シリーズを通して観ていくと、それぞれ監督の個性が出てて面白いです。例えば佐伯清の作品は善玉と悪玉を強調し過ぎ、また高倉健にばかり焦点を当てていて物足りない気がするのだけれど、本作はほかのキャラクターもきちんと描かれているし、昔の恋人に対する表に出せない想いや渡世の義理で恨みのない相手を斬ってしまったという慙愧の念、つまりは「不条理に翻弄される人間の哀しみ」が漂っていて、とても重厚なドラマに仕上がっています。さらに、お約束の殴り込みシーンも佐伯演出・マキノ演出とも違う雰囲気で(どこがどう違う、というのはうまく言えないのだけれど)引き込まれます。なんというか、良い意味で「手堅い」作品。
8点(2005-01-04 17:25:20)(良:1票)
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