361. ミニミニ大作戦(2003)
ミニ♪ミニ~♪といった感じの、ミニクーパー魅力全開映画。期待どおりの楽しく・爽快なアクションの数々であった。難といえば、「猿の惑星」でも感じたが主役がパッとしないのと、敵がショボすぎることである。普通に考えてエドワード・ノートンは、襲撃の仲間と一緒にいるか、その仲間に殺されていると思う。”契約”を守らなければ××されるという教訓の意味合いもある映画? 7点(2004-02-02 01:26:02) |
362. HERO(2002)
残虐非道のトラウマ漫画「史記」,「墨攻」を読んで、当時の戦や始皇帝の悪行を知っているので、この美化されしすぎたオチについては違和感しか残らなかった。私にとっては、当時の大軍勢を再現してくれたことが一番嬉しく、弓のシーンが最高であった。映像は確かに素晴らしが、それもストーリー、アクションあってのものである。流石に3度も同じ様なシーンを見せられれば人間退くもので、戦いがファンタジーになるため迫力が感じられない。スローで無防備に突っ込んでいく様は如何なものか。本格派の役者がいるのだから、昔の「阿羅漢」のように普通に戦って欲しいと思うファンは少なく無いと思う。水の上も歩いたことだし、ワイヤーの最高の境地に達したということで、いい加減満足して原点に戻ってはどうだろうか。 7点(2004-01-25 14:11:21) |
363. デッドコースター
映画館で観れば良かったと久々に後悔した作品。冒頭の高速道路の事故の映像は流石に見事な出来で、それだけでも観る価値があると思う。その後も息付く暇も無い展開で、有り得ない死に方を推理するという不謹慎な楽しみがある。映像は強烈なのだが、一瞬ということもあって後に気持ち悪さが残るようなものではないように思う。今回は、玉突き事故という設定のため、状況的にみて本来死なないでいい人が代わりに死んでいるのが引っかかった。死神とやらは、代わりがいても最初の物も欲しがる欲張りなやつらしい。タイトルについては、インパクトがあってこれで良いと思う。事実「1」を観終って、内容が面白かったのは覚えていたが、タイトルなど全く印象に残らなかった。有名になってシリーズ化してくれるのを切に願う。 9点(2004-01-20 04:58:09) |
364. オーロラの彼方へ
最初の展開は感動的で申し分無いのだが、過去との交信とせめて火事からの生還ぐらいで止めておけば良かったと思う。それでも十分奇跡だろうに、あのハッピーエンドは全くいただけない。犯人は30年じっとしてたというのか? 下手をしたら息子も殺されるだろうに。未来など親父が店で食事をするだけで連鎖的に全て変わるだろう。そのために不幸になる者も出ると考えないのか? そういう無神経さが映画と分かっていても後味を悪くしている。 4点(2004-01-20 04:30:20)(良:1票) |
365. 宣戦布告
原作を読んだ時、絶対映画化は不可能と思ったものだった。それが映画化ということで、恐れていた通りの中途半端な作品となっていた。まず、北朝鮮の名前をひた隠しにしているのだ。原作では明記しなければ話が成り立たないようになっており、出来ないのなら最初から創らなければいいと思うのだが。一番許せないのは、戦闘ヘリのCGがテレビゲーム並みの酷さということである。良い役者が揃っているだけに、最後があれではうかばれんだろう。 2点(2004-01-20 04:19:51) |
366. A.I.
前半のこれでもかという人間の身勝手な行動に殆どグロッキー状態になり、後半よくここまで盛り返したという感じ。あの子役の不気味な笑いだけは二度と見たく無く、半永久に生きるという設定など、とにかく悪趣味にも程がある。オチの是非はともかく、宇宙人の姿は良かった。 4点(2004-01-17 01:45:01) |
367. ルール4<TVM>
題名が「ルール」なのだが、これ程やりたい放題の映画も珍しい。3まで観た方は分かっていると思うが、前作との関連は一切なく、勝手に邦題を付けただけである。今回は”ルール”という概念からも外れており、サイコロゲームがルールとでも言いたいのだろうか。ストーリーは、金田一少年のような短編を3つ引っ付けた感じなのだが、それもそのはずで調べてみると本当にTVシリーズを3つ引っ付けただけというから呆れる。最後までドンデン返しを期待していた私はバカをみただけであった。 2点(2004-01-17 01:26:37) |
368. 決戦・紫禁城
タイトルからの想像とは違い、ラブ・コメディ風サスペンスといった感じ。ヴィッキー・チャオが可愛く、主役並みにシーンが多いのが何よりも良い。この手の映画にしてはストーリーも良い方で、ヴィッキーと009という変なキャラがいるため深刻にならずに最後まで楽しめる。戦いがファンタジーになるのは仕方が無いとして、剣豪2人を過去などを絡めて、もう少し掘り下げれば良かったと思う。 7点(2004-01-12 11:16:56) |
369. アメリ
テレビで観たのだが、野沢那智のナレーションが実に素晴らしかった。男からみて、なんとも恥ずかしいというか、結局訳の分からない映画ではあったが、見終わった余韻としては良いものであった。独特の雰囲気を出そうとするのは分かるが、目が悪くなりそうできつかった。 6点(2004-01-12 01:55:04) |
370. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 非常に完成度の高い社会派サスペンスである。最近、無責任に謎だけ残して終わる映画が多いが、これは”死刑の是非”というテーマがあるため、極端ではあるが犯人の行動が十分納得出来る。怪しいケビン・スペイシーが出ている時点で最後のオチは予想出来たが、だからと言ってつまらないとは全く感じなかった。それは、時間の組み立て方が実に巧妙なためで、怒濤のクライマックスにしても、ケイト・ウィンスレットの演技に、ついのめり込んでしまった。観終わった後の余韻といい、ここまれにみる秀作である。 10点(2004-01-08 14:17:38)(良:1票) |
371. ハードキャッシュ
「ククライム&ダイヤモンド」に続く、クリスチャン・スレーター主演の穴場第2弾。ジョン・ウー作品や豪華俳優共演の「スコーピオン」よりよっぽど面白かった。クリスチャン・スレーターはどうしても日陰で気の毒な感じがするが、そこがまた好きな所でもある。全体に漂うB級感はあるものの、ストーリーが抜群に素晴らしかった。こういう脚本にこそ金を掛け、多くの人に観て貰うべきである。 7点(2004-01-04 05:00:03) |
372. ボウリング・フォー・コロンバイン
アメリカでここまで批判した作品を作ったことについては敬意を表す。銃を通してアメリカの抱える問題が伺える。結局メジャーと言われる一部の権力者がすべてを支配し、政府を操りそのすべてをおもうがままに動かしてきた結果であろう。あまりに巨大で地球環境をも変えている状況には驚異を感じる。日本は銃に関してだけは評価できるが、政府や官僚腐敗などみた場合、他国を批判出来る立場に無いと思う。 6点(2003-12-30 06:42:50) |
373. VERSUS/ヴァーサス
この映画により一躍娯楽アクション期待の新人となった北村龍平であるが、監督の才能による所は少なかったと思う。アクションが良いのは主役二人のセンスが良かったからで、他はゾンビという設定が功を奏しただけと感じる。演出や役者の演技がインディーの域を出ていないのは言うまでもない。その後のアイドルを使ったモノを観て確信した。この監督は、人間描写が下手くそで、ストーリーの組み立てが出来ないという致命的欠点がある。肝心のアクションも役者の力量まかせであるため今回より自然と質が落ちる。資金が豊富になったのは良いが、CGやカメラワークといった全く必要の無い所に力を入れる始末。期待されていただけに、絶望感は大きい。今後、北村龍平は邦画に恥を塗っていくだけであろう。今からでも遅くないので、坂口拓や榊英雄を売った方が良い。北野映画なら力を発揮出来ると思う。 6点(2003-12-29 23:54:16) |
374. 千年の恋 ひかる源氏物語
退屈な映画でも歴史物ということで少しは為になるかと思い観ていたのだが・・・”アノ歌”でぶっ飛んだわ! それからは片手にレビューを見ながらで、お陰で退屈せずに済んだ。常識で考えて、誰か止める者はいなかったのか。まさに”聖子の後に聖子なし”状態である。ストーリーは単なる官能小説で、しかも有名女優は脱がない中途半端さ。「源氏物語」を私は読んだこと無いが、本当に好きな人にはあまりにも失礼だし、怒っているのが容易に想像出来る。「北京原人」の脚本家らしいが、エロに走るあたり納得出来る。東映には反省という言葉が無いらしい。そもそもテレビ局が制作に加わった邦画にろくなものは無い。邦画がこうもレベルが低い一端は、どうしても資金をテレビ局に頼り、素人の有名アイドルを客寄せパンダとして使う点にある。 0点(2003-12-29 09:37:01)(良:2票) |
375. DEAD OR ALIVE FINAL
前2作は観ていないが、レビューを見れば想像が付く。どう考えても0点なのだが、思わず10点を付けそうになる恐るべき作品。とにかく常識が全く通用しない三池崇史をどうしたらよいのか。 0点(2003-12-29 04:03:36) |
376. キス・オブ・ザ・ドラゴン
ジェット・リーの現代物で認めれるのは、「リーサル・ウェポン4」とかろうじて本作だけである。彼は中国武術大会のチャンピオンでその技は”本物”である。ブルース・リーのあの迫力が出せるのは、現在彼しかいないだろう。”本物”を使うのに、CGやワイヤーを使用したりするのは愚の骨頂である。今回リュック・ベッソンということもあって「レオン」の背景そのまま、多少の問題はあるが良さは十分発揮されていた。勿論、ストーリーは支離滅裂で到底納得出来るものではないが。あと最近のフランス映画を観ると、ベッソンを筆頭にフランス警察を侮辱しすぎの感がする。 6点(2003-12-28 04:09:35) |
377. es[エス](2001)
”人間の闇”がテーマということで、ホラーとは違った怖さは十分出ていた。しかし・・子供じゃあるまいし、二週間ぐらい我慢せえよ。と思うのが普通だろう。被験者がもともと異常だったとしか思えず、実際の事件を元にしているにしては説得力に欠ける。だれもが簡単にああなるのであれば、実際の看守をやっている方の立場はどうなるのか。そちらの方が問題に思える。 6点(2003-12-28 02:40:25) |
378. 凶気の桜
完全にイッてしまっている。窪塚はこれを境に、実生活でも奇行が目立つようになった。今後は窪塚の名前だけでは売れないだろう。 2点(2003-12-28 01:14:13)(笑:1票) |
379. 模倣犯
タレントで一番嫌なやつが中居なのだが、まさにその通りのハマリ役であった。それはそれとして内容を期待したのだが、全く駄目であった。最初からバレバレでどこが模倣なのか分からないし、スリリングな駆け引きなど皆無であった。日テレがとうとうテレビ放映したが、爆発シーンを見た子供のことが心配である。これを見たら普通、一生記憶に残るだろ。CGで誤魔化したから良いという問題では無い。日テレと森田には、一度討論会のような場を持たし、一般の声を聞かした方が良い。 1点(2003-12-28 01:04:48) |
380. 少林サッカー
最初はどうなるかと思ったが、見終わった感想としては率直に面白かった。ここのレビューを読んでも、つまらないと感じるかは紙一重で、コメディーの分野が如何に難しいかが分かる。漫画的で、本来日本の得意分野のはずなのに、この分野でも一気に抜かされたようだ。ただ、問題は言うまでもなく、度を超した暴力と人を蔑むシーンの数々である。これでは実際口には出さずとも、”そういう民族か”と思われても仕方がないだろう。あの脳天気そうな監督には、もう少し考えて貰いたいものだ。 7点(2003-12-26 15:31:54) |