361. 母性
《ネタバレ》 湊かなえ原作。「母親」という概念について掘り下げた、女性のミステリードラマ。母から無償の愛を受け、何不自由なく暮らしてきたアタシ。結婚して娘を授かってからアタシの人生は一変。いつもすれ違う母娘。同じ場面を母娘それぞれの視点から描き、感じ方の違いを表現。ちょっぴりオバサンになられた母親役の戸田恵梨香、気丈だけど空気の読めない娘役の永野芽郁、鬼義母を怪演の高畑淳子など豪華女優がくせ者たちを競演。人間ドラマに見応えがあり、後半は釘付けに。世間の評価はどうであれ、傑作の域。 [映画館(邦画)] 8点(2022-12-18 03:05:43) |
362. すずめの戸締まり
《ネタバレ》 約11か月ぶり2度目観賞。新海誠監督によるSF恋愛ファンタジー。女子高生のアタシと、教員志望の大学生が変えられたポンコツ椅子による列島縦断の旅。新海監督による美しい風景を背に、様々な人と出会い、再開し、別れたりしながら北へ向かって進んでいく。紅い空中ミミズなどちょっとクセもあるけど、人間ドラマは共感できた。良作。 [映画館(邦画)] 7点(2022-11-27 02:28:11) |
363. チケット・トゥ・パラダイス
《ネタバレ》 約4ヶ月ぶり2度目観賞。ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが凸凹元老夫婦を好演のドタバタコメディ。二人の息の合った掛け合いは漫才やな。楽園・バリ島のイケメンカレシから愛娘を取り戻すべくしっちゃかめっちゃかに奮闘。ベテランらしく随所で笑いを取り、要所で涙を誘う。意外と楽しめた。 [映画館(字幕)] 6点(2022-11-13 01:34:29) |
364. アムステルダム
《ネタバレ》 約3か月ぶり2度目観賞。二つの大戦の間の陰謀に巻き込まれる義眼の医師、黒人弁護士、ヨコ乳の看護師の3人組。中でもシワシワ面の義眼の医師の存在感が際立つ。クリスチャンベイル怪演。実話に基づいたフィクション歴史ドラマ。豪華俳優競演でエレガントに、そしてコミカルに描かれる。だけどやはりほとんど入り込めなかった。女性が押されておクルマにひかれる冒頭のシーンは衝撃。気品あるオンガクやな。 [映画館(字幕)] 6点(2022-11-06 02:22:40) |
365. 耳をすませば(2022)
《ネタバレ》 ジブリ映画の実写版。あれから10年、ちょっと若い頃の吉瀬美智子っぽくなって出版社で働きながら夢を追うアタシ。いつも通り2枚目のトーリくん演じるオイラはイタリアで音楽修行。回想シーンでぽろぽろ想起される学生時代のおもひで。国境を分かつ10年の遠距離恋愛。イタリアの彼に会いに行って別れ、日本に戻った彼と寄りを戻す。お話は出来すぎているけれど、アニメ版で描かれた淡い恋が成就する様子を見届けられるオトナの「耳すま」。主題歌「翼をください」はもちろん名曲なんだけど、この作品はやはり「カントリーロード」でないとね。それでも良作。 [映画館(邦画)] 7点(2022-10-16 02:30:49) |
366. ヘルドッグス
《ネタバレ》 滑舌がいま一つでナニ言ってるかよくわからん岡田准一と何だかあどけない坂口健太郎によるクライム・バイオレンス・アクション。サツがヤクザに潜入捜査するバディアクションだけど、お話の作りこみが甘い印象。ヒロインのマユちゃんもクールビューティーやってるんだけどナニしたいかよくわからん。カズキくんも相変わらずナニ言ってるかよくわからん。総合7点で良作の域なんだけど、このジャンルにしては物足りねえな。 [映画館(邦画)] 7点(2022-09-19 01:56:27) |
367. アキラとあきら
《ネタバレ》 池井戸潤原作、汗と涙の銀行ドラマ。個性派俳優競演。情に熱いバンカー、主演のリョーマくん。ライバルにしてパートナー、キザ男だけど段々と熱男になっていくリューセイくん。コワモテ上司にヨースケくん。可愛いけど気丈な後輩にモカちゃん。ひねくれたオジキを好演のユースケくんとアンジャッシュのコジマくん。それぞれが物語とよくかみ合っていて、思わず引き込まれた。期待を外さない安定した池井戸ワールド。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2022-09-04 03:28:27)(良:1票) |
368. ファイナル・プラン
《ネタバレ》 リーアム・ニーソン主演のリベンジ・アクション。愛する女性のために自首を望む元銀行強盗。その心を悪用しようと、魔の手が伸びる。大事な人を想い、メチャクチャする。これぞリーアム・ニーソンの真骨頂。 [DVD(字幕)] 6点(2022-08-28 03:24:46) |
369. ミニオンズ フィーバー
《ネタバレ》 約4ヶ月ぶり2度目観賞。ミニオンズが中心のスピンオフ第2弾。大悪党を夢見るグルー少年は憧れのじいさんから悪事を、チカラを求めるミニオンズは達人ばあさんからカンフーを教わる。悪の軍団と「石」の争奪戦。後に月を目指すことになるオイラ。 [映画館(吹替)] 6点(2022-08-28 03:22:19) |
370. キングダム2 遥かなる大地へ
《ネタバレ》 約半年ぶり3度目観賞。続編公開に向けての復習。和風の中華歴史大作、シリーズ第2弾。今作の中心はダカン平原での魏軍との戦闘。邦画にしてはよく撮れている壮大なスペクタクル戦闘シーンの連続。今作も「天下の大将軍にオイラはなる」と吠えたぎるワラベ・シンちゃん。憧れの大将軍を怪演の大沢たかお。ヘラヘラニヤニヤして気色悪いんだけど異彩を放つ。大将軍との修行…オカマになる鍛錬かな。一方で存在感を示していたのは、姉の復讐に燃えるキョーカイを熱演の清野菜名。風貌が「幽白」の幻海みたいやな。弱小のテンちゃんは軍師を目指す。良作に相違なし。 [映画館(邦画)] 7点(2022-08-21 01:29:03) |
371. ONE PIECE FILM RED
《ネタバレ》 今作の舞台は音楽の島。カリスマ歌手は赤髪の娘・ウタ。だけど過去にとらわれて女狐の表情を隠せず、NARUTOの無限月読みたいなんに人々をハメる。ウタを巡って多様なキャラが入り混じり大混戦。物語はそれほどでもないんだけど、遠目からスクロールするライブ映像が特に秀逸。ウタの歌は令和の歌姫・Adoの歌(うた4連発やな)。だけど、話し声と歌声が違いすぎて違和感があったぞ。 [映画館(邦画)] 6点(2022-08-16 02:24:52) |
372. ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
《ネタバレ》 2022.8.12。 1度目観賞。 2023.2。 約半年ぶり2度目観賞。 新シリーズ第3弾、最終章。少しお年を召された旧シリーズのレジェンドたちと並行して、恐竜パニック・アドベンチャー。前作から出演のクローン少女、その出生の秘密にも迫る。限りない大地にて恐竜との共存を試みるオイラたち。オンガクも健在。 2025.7.8。 約2年半ぶり3度目観賞。新作公開に向けての復習。 新シリーズ第3弾、最終章。少しお年を召された旧シリーズのレジェンドたちと並行して、恐竜パニック・アドベンチャー。前作から出演のクローン少女、その出生の秘密にも迫る。限りない大地にて恐竜との共存を試みるオイラたち。中身はないけど、恐竜アクションは大迫力。オンガクも健在。けれどもエンドロールが10分超…長ぇんだよ、勿体ぶってんじゃねえよ。 [映画館(字幕)] 6点(2022-08-12 02:50:01) |
373. ソー:ラブ&サンダー
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。シリーズ第4弾。今作のソーはより情愛的。「アイムグルード」しか言わねえボクネンジンみたいなんがいるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと旅するオイラ。その間にムニョムニョ(?)を手にしてマイティ・ソーになちゃってたご病気のアタシ。クリスチャン・ベールが悪役の気色悪いモンスターを怪演。だけどイケメンが台無し。ちょっぴり笑えるセリフ回しは健在でアクションも迫力あったけど、やはり中身が無い。次作の敵は神の子か。 [映画館(字幕)] 6点(2022-07-31 04:01:03) |
374. リコリス・ピザ
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。1970年代の米国を舞台に描かれる恋愛青春物語。出っ歯で目と目が近すぎる姐さんカノジョと、ちょっと太めの三枚目カレシ。決して美男美女ではない二人による10歳差の恋愛。ウォーターベッド販売や選挙活動などが淡々と描かれるが、ほとんど引き込まれなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2022-07-24 01:32:00) |
375. ベイビー・ブローカー(2022)
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。是枝裕和監督による韓流ロードムービー。ベイビーを連れて、クリーニング配送ワゴンで逃避行。今作も特異な家族が形成される。是枝監督の真骨頂。ハングル語をまくし立て紡がれる物語だけど、あまり心動かされなかった。 [映画館(字幕)] 6点(2022-07-18 02:00:34) |
376. バズ・ライトイヤー
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。トイストーリーシリーズに出てくる宇宙服を着たオモチャを、主役にしたスピンオフ。不時着した星を舞台にしたSFアドベンチャー。映像はきれいやけど、肝心の中身はトイストーリーとは無関係で冗長やな。ソックス猫の目を閉じた表情はかなりのマヌケ面。オンガクは「たんたかたんたぁん♪」のやつばかりやな。1パターンじゃぞ。 [映画館(字幕)] 6点(2022-07-17 04:29:48) |
377. ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。今作の主役はピッコロとご飯。新レッドリボン軍の最終兵器・セルマックスとの死闘でオレンジピッコロと悟飯ビーストに大変身。気円斬や太陽拳でナイスアシストのクリリン、ドンケツのトランテン、トべるようになったパン、実はワルくなかったドクターゲロの孫など脇役も光る。フィニッシュは悟飯の魔貫光殺法でセルマックスのオツムをパチコン。ほんわかなコメディタッチと迫力あるバトル。観なおしてみて、良作に格上げ。 [映画館(邦画)] 7点(2022-07-10 03:18:23) |
378. 峠 最後のサムライ
《ネタバレ》 司馬遼太郎原作、役所広司主演の幕末時代劇。原作未読。クオリティは原作に当然敵わないだろうが、重厚な出来栄えで安心して観ることができた。戊辰戦争、徳川の大恩に報いるために藩を導いていく家老。寄り添う賢妻。できれば戦いたくはない。なれどいざ戦となり、やがて敗色濃厚となっても最後の一兵となるまで己の天命を全うしようとする姿はやっぱり生粋の侍だね。ひねりはないけど王道を往く物語で良作。 [映画館(邦画)] 7点(2022-07-03 04:11:45) |
379. 東京2020オリンピック SIDE:B
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。東京五輪ドキュメンタリー、運営編。スタッフのインタビュー集。中止だ中止ズンドコズンドコ…。五輪開催にあたっての苦労は伝わってくるんだけど、前作同様にそれぞれの場面に関連性をほとんど感じない。クオリティはやはりNHKドキュメンタリーで充分。映画としては駄作。 [映画館(邦画)] 5点(2022-06-26 02:44:48) |
380. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。36年越しの待望、シリーズ第2弾。大迫力の戦闘機アクション。教官となったマーヴェリックの教え子は前作で亡くした戦友の息子、運命の師弟愛。おじいちゃんになったヴァル・キルマーとの根強い友情、そして死別。おばあちゃんになったジェニコネとの熟年ロマンス。戦闘場面ではちょっとデキすぎたところもあるけど、トム・クルーズなら許せちゃう。熱量のこもったオンガクも健在。汗と涙の物語。記録的大ヒット作。もちろんレジェンド的な前作には及ばないけど、観直してみて良作に格上げ。 [映画館(字幕)] 7点(2022-06-19 02:50:44)(良:1票) |