361. シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ
《ネタバレ》 これはなかなか良くできていたと思う。物語の発端となるエピソードから、惨劇が繰り広げられる閉鎖空間を作り上げるまでの導入部が良い。まさにツカミはOK。残念なのは、進行につれ、こちらが慣れてくるせいか、恐怖感がトーンダウンすること。犯人の背景を説明的に描いたことがかえって徒だったかもしれない。まさか続編ができたりして。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-30 20:14:00) |
362. 花と蛇2 パリ/静子
前作は期待したほどではなかったので、本作の鑑賞をためらっていたが、DVDのパッケージを手に取り、「パリ」のフレーズに負けてしまった。私、舶来風に弱いです。杉本彩、がんばっています。しかし、作品の出来は、前作よりパワーアップ、とはいかなかった。 [DVD(邦画)] 4点(2008-03-30 20:00:02) |
363. 花と蛇 (2003)
杉本彩の体当たり演技には脱帽。隠避な世界観を好きか嫌いかで評価は分かれるでしょう。私はこわごわ覗き見した通りすがりのものです。 [DVD(邦画)] 4点(2008-03-30 19:51:46) |
364. ダニエラという女
無駄脱ぎのモニカ・ベルッチが何を考えているかわからない。描こうともしていないのだろうが。エロティシズムも強烈というほどのこともなく、さりとてストーリーはぶつ切れで、面白くない。満足感を得ることが難しかったです。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-30 19:42:46) |
365. ブレイクアウト(1975)
《ネタバレ》 実話に基づいた脱獄もの。遠い国のこととはいえ、大胆にして豪快な手口は日本でも報道された。脱獄一本に絞って進めるストーリーは実に薄っぺらいのだが、オールロケの荒っぽい作風を結構楽しんで見てしまった。ジル・アイアランドは場違いなほどに美しい。 [地上波(吹替)] 5点(2008-03-27 23:23:46) |
366. 狼よさらば
チャールズ・ブロンソンとマイケル・ウイナー監督の組み合わせ作品はいつもそこそこの完成度ですね。しかし本作は私刑ものの白眉と言ってよいと思います。荒い作りですが面白いです。まさか続編が作られるとは思いませんでしたが。あらためて見てみると、ジェフ・ゴールドブラムが出演していたのには驚きました。 [地上波(吹替)] 6点(2008-03-27 23:15:53) |
367. 鬼龍院花子の生涯
日本映画のパワーを感じさせてくれ、良いものを見させてもらった思いがする。仲代達矢と夏目雅子のオーラが画面にみなぎっている。仙道敦子も非常に良かった。後半の展開が破綻気味なのは少々残念。 [地上波(邦画)] 6点(2008-03-27 23:08:14) |
368. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
爽快! シナリオがすばらしいです。想像以上の出来の良さに、舌を巻きました。タイトルバックがまた秀逸です。 [DVD(字幕)] 9点(2008-03-27 22:58:31) |
369. ダウンタウン・シャドー
《ネタバレ》 どこかで見聞きしたような話ばかりの香港製スパイ風味アクション映画。オリジナリティなど皆無に等しいのだが、この手の映画に私が慣れてしまったのか、腹も立てず、ふむふむと鑑賞した。お話そこそこ、アクションそこそこ、面白さもそこそこ。ロケにお金をかけたようだが、ペイしたのだろうか? 金城武はとても綺麗な顔で、魅力に溢れていたのでそこはグッド。彼のコードネームは「ジャッカル」。聞いていて、なんだか恥ずかしい響きがしたのはなぜだろう。 [DVD(吹替)] 5点(2008-03-08 21:50:22) |
370. スターシップ・トゥルーパーズ2
「2」の名を借りた、バッタモンの映画。ところどころ面白くはあるが、話がどこへ向かっていこうとしているのか皆目不明。致命的なのは画面が暗く、とても見づらいこと。あきまへん。 [DVD(吹替)] 3点(2008-03-08 21:32:07) |
371. 恐怖のメロディ
《ネタバレ》 クリント・イーストウッド初監督作品です。評論家筋の評価は非常に高いものでした。彼が後にアカデミー監督賞を受賞するまでの名監督になると、誰が予想しえたでしょうか。久々に見返しましたが、注文があるものの、十分なクオリティで、面白かったです。海岸風景や、オープンカー、ジャズフェスティバルにラブシーンと、イーストウッドが撮り放題にしたことが好結果に繋がったと思います。山田康雄の日本語吹き替えはやはり安心して聞くことができて、素晴らしいです。 [地上波(吹替)] 6点(2008-03-08 19:01:02) |
372. 超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!
これを映画館で見たこども達はがっかりしたのではないだろうか。テレビアニメより格段につまらないのである。笑い、パロディがもっと欲しかった。ケロロという素晴らしい素材を生かし切っていないので、主人公をドラえもんやピカチュウに変えても通じてしまうような話である。映画版ということで何か特別なことをしなければ、という作り手の思いが強すぎ、それが悪い方に出た作品。 [DVD(邦画)] 5点(2008-03-02 13:12:11) |
373. 超劇場版 ケロロ軍曹
テレビアニメの映画化だが、劇場に行って、お金を払って見る価値があるか? ギリギリでクリアのレベルだろうか。30分2話構成のテレビアニメ版がすばらしいので、劇場版はそれを越える何かがあって欲しいと思う。第二作、第三作と続編が作られたので、ケロロ軍曹のペコポン侵略は実は確実に進んでいるのだ。 [DVD(邦画)] 6点(2008-03-02 12:54:26) |
374. 恋する惑星
ちょっと安上がりな作りの映画ですね。そこがよいのでしょうが、私はワクワクしながら見ることが難しかったです。役者陣は大変魅力にあふれています。 [DVD(字幕)] 1点(2008-03-02 01:08:52) |
375. インファナル・アフェア 終極無間
付き合い上見ざるをえない3作目。1作目の主演二人が帰ってきた安心感があるが、2作目同様、テンポが悪くて緊張感に欠ける。1時間30分くらいできっちりまとめて欲しかった。2、3作目に辛口の採点をしたが、3部作としては統一感があって、見終えたときに満足だった。 [DVD(吹替)] 5点(2008-03-01 21:39:21) |
376. インファナル・アフェア 無間序曲
前作があまりに素晴らしいので、この2作目を見ずにはおれない。しかし、作風が大きく変わり、テンポが緩い。全体的に緊張感を欠く退屈な仕上がりで、期待を裏切ってくれた。 [DVD(吹替)] 5点(2008-03-01 21:31:34) |
377. インファナル・アフェア
手に汗握る展開で、釘付けとなりました。ものすごい切れ味の名作ですね。「ディパーティッド」を先に見ていましたが、鑑賞の妨げにはなりませんでした。 [DVD(吹替)] 10点(2008-03-01 21:23:05) |
378. 戦争のはらわた
アメリカ人が英語でドイツ人役を演じる異色作です。公開当時は否定的な意見が多くて、受けが悪かったと記憶しています。私も同様で、大きな期待をかけていたこともありますが、とくに結末は不完全燃焼感が強かったです。皆さんの評価がとても高いのにビックリしてしまうくらいです。しかし、多量の血しぶき飛び散るバイオレンスシーンは素晴らしかったです。なんだかんだ言って、ペキンパー作品は好みなので、この点数です。ジェームズ・コバーンの代表主演作を選ぶならこの映画と思います。 [映画館(字幕)] 8点(2008-02-29 22:53:05) |
379. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 最高! 映像良し、ストーリー良し、音楽良し。石塚英彦・田中裕二の吹き替えも素晴らしかったです。アカデミー賞の長編アニメーション賞を逸したことが信じられません。ロサンゼルスのディズニーランドには、車に乗るタイプのお子様向け「モンスターズ・インク・ライド」があります。私はこれでは生ぬるいと思います。扉にしがみつくタイプで、危険きわまりないハイスピード・アトラクションをディズニーはぜひ作って欲しいです。追記;東京ディズニーランドには大人も子供も楽しめる素晴らしいライドができました。しかし、私は扉にしがみついてみたかったです。 [映画館(吹替)] 10点(2008-02-29 01:42:20)(笑:1票) |
380. 太平洋の鷲
東宝の戦記映画です。山本五十六を主人公として、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ガタルカナル島の戦いを、忠実に描いています。実写フィルムと特撮を巧妙に織り交ぜており、見事な出来映えです。まるで、ドキュメンタリーフィルムを見るかのようです。戦いの派手さやドラマ性を求めて見ると裏切られた気持ちになるでしょう。難点を挙げれば、歴史、軍事の知識をあるていど必要とすることですね。公開当時は、どの役者がどの歴史上の人物を演じていたか、あるいは、どの艦船であるか、自明であったかもしれません。しかし、今となっては、即座に判別することはさすがに難しいです。DVD化にあたり、映像を多少損なうことになっても、「南雲忠一」とか「赤城」、「加賀」など字幕が出るようにしてくれるとありがたかったと思います。 [DVD(邦画)] 8点(2008-02-27 01:34:42) |