361. ワールド・ウォー Z
意外と楽しめた。しかしもともと期待していなかったから楽しめただけであって、ブラピが制作に関わるとちょっと軽い感じになっちゃうのはいつものパターンだなと感じました。 しかし素晴らしいシーンも随所にあり、12秒数えるとかブラピの決断時に一瞬色々頭の中で考えているであろう描写は素晴らしい。まさしく「できる人間の判断」といったシーンです。まあ・・ ある意味ご都合主義ですが、この判断がミスったらそこで映画は終わってしまうわけで・・ あくまでその都度判断が正しい方向に働くのは仕方がないことです。 全体的に話が上手く進みすぎますが、ゾンビ物&パンデミック物としては2時間弱で綺麗にまとまっている映画です。意外と楽しめますよ!(まあおそらく二度目の鑑賞はないが・・) [インターネット(字幕)] 5点(2018-05-07 10:33:39) |
362. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 全てのSWファンを敵に回してしまいそうですが、そもそもマーク・ハミルという役者が名優だとは思っていません。レジェンド?なにそれ?美味しいの?残念ですがルークが出てきても特に何も響きませんでした。 全体的なプロットも散漫でインパクトに欠ける映画です。そもそも司令官が宇宙空間から戻ってきたり、主人公同士がテレパシーで話をし始めた時点でかなりのシラけムードです。極めつけはアジア系&アフリカ系のサブキャラたちの旅。これ確かに要らなかったですね。でもデル・トロが見られたのでOKとしときましょう。 他の方になんといわれようが、私はとってはスターウォーズといえばローグ・ワンの一作品だけで十分ですね。(ただ、本作もSF映画としては十分に及第点には達していると思いますが・・) ちなみに、変態エロオヤジ目線で恐縮ですがデイジー・リドリーの妙にボーイッシュな感じなのに太ももや腰回りのむっちりした部分にエロスを感じてしまいました。。(みんなごめんなさい) [インターネット(字幕)] 5点(2018-05-01 13:37:57)(良:1票) |
363. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 TVで見ましたが結構楽しめました。何がイイってオープニングからどこをどう切り取っても全てが怪しいのが最高に素晴らしい。主人公の行動すらいちいち怪しく見えるのはGoodです。(まあ”フライト”と名が付く映画ってみんな最初は良くて後々グダグダになるのが定番の流れなんですけど・・) 案の定、最初の30分は怪しさ全開でとても楽しめますが、一時間くらいから超絶にグダグダになっていきます。主人公さん、アンタの行動だとYouTubeにアップされても仕方ないですやん。でもそのおかげで・・ 犯人が判明してからはマジで寒い展開ですが、一応ハッピーエンドなのでまあ良かったです。シチュエーション物が好きな方、リーアム、ジュリアン、ミッシェル・ドッカリーのファンでしたら見て損はないかもです。予想外に楽しめたので+1点献上です。 [地上波(吹替)] 6点(2018-03-19 17:24:34) |
364. SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁<TVM>
《ネタバレ》 これをロードショーした日本の配給会社は何を思ってのことか?(有料放映したのは日本だけですから、、いかに日本の配給会社が金儲けしか考えていないかが如実に表れていますよねー) これは完全にコアなファン向けの余興(といったら失礼)ですよ。しかもなかなかのファンであっても賛否別れる仕上がりで、映画館で皆さんがしたであろう”唖然とした顔”が目に浮かぶようです。 正直、内容としてもちっとも面白くないし、マインドパレスだったとしてもビクトリア調にする必要性も全く感じませんでした。キャストも固定されてしまっているのでビクトリア朝の雰囲気に合う合わないもお構いなし、、ほぼ全員が衣装やメイクなども浮きまくっています。正しく”年末用スペシャルドラマ枠(つなぎデース)”といった軽い仕上がりです。そもそも、カンバーバッチ&マーティンのビクトリア朝の演技&衣装が見たいというファンがいったいどれほどいたのか?(もしかしたら制作陣だけでは?) S3以降、かなり迷走しまくってる(自己満足に走った?)感の強いこのシリーズ、個人的には原典と同じくS2のラスト(偽装死)が最高潮でした。まあ、愛を持って鑑賞すべきという言葉がぴったりの番外編でした。 [地上波(吹替)] 4点(2018-03-15 11:01:25) |
365. RONIN
《ネタバレ》 再見ですがやはりなかなか渋い映画です。小道具や車のチョイスがいちいちプロフェッショナル。カーチェイスも含めて全体的に大作感も漂っていて雰囲気は悪くないのですが、ストーリーの流れがイマイチ判りづらく、そして面白くないです。グレゴールが裏切るまではシンプルですが、その後どんどん話が迷走してつまらなくなってきます。大オチに向かうにしたがって陳腐になってゆくのは非常に残念でした。 しかし何度見ても小道具やセリフの渋さ、車のチョイスやチェイス、街並みなど非常にハイセンスな映画です。好きな映画なだけに惜しい感満載なのが泣けてきます。 [DVD(字幕)] 6点(2018-03-03 01:29:09) |
366. ナイロビの蜂
非常につまらない作品でした。子供っぽいといわれようが明らかに「ブラッド・ダイヤモンド」のほうが映画的かつドラマチックで非常によくまとまっていたと思います。そもそも夫婦間の絆が出来ているのか出来ていないのか・・ その辺もハッキリせず一時間ほど退屈で仕方がない時間が過ぎてゆきます。 ザ・チャンバラさんがおっしゃる通り、どのシーンも制作側が意図した通りに観客に伝わっていないような印象です。彼女の心情も全く理解できませんでしたしカメラワークもアップばかりで疲れに拍車をかけます。好きなジャンルなだけに残念な映画でした。 [インターネット(字幕)] 4点(2018-02-25 19:58:32) |
367. 最強のふたり
《ネタバレ》 昔、2年ほどこの映画と似たようなシチュエーションで仕事をしたことがあります。私は小心者なので主人公の次に雇われた白衣の人のような状態で、毎日がとても大変でしたがお給金が良かったので頑張りました。リアルに経験した私から言わせてもらうと、正直、実際にはドリスのようにふるまうには雇い主がかなりの理解者でないと難しいでしょう。(現実問題、うわべだけではこういう仕事は回りません。かなりの経験値ときめ細やかな配慮が必要な仕事ですコレ) 映画としてはコンパクトで綺麗にまとまっていますが、これが実話でも脚色でもかなりベタな流れです。終盤に続きが展開されるオープニングシーン以降の物語ですが、これがいったいどれくらい盛り上がるのかと期待しましたが、まさかの後妻との会食。(まあ、ネタはそれしか残っていないんですが) 個人的にはなぜ車椅子の写真を送らなかったのかと小一時間説教が欲しかったところです。 感動の押し売りが無いのがせめてもの救いで、最後までサラッと見ることができましたが「だからどうした的」な、「可もなく不可もない無難な映画」という言葉がぴったりの映画でした。実話ということで+1点献上です。 [インターネット(吹替)] 5点(2018-02-25 16:40:54) |
368. アメリカン・サイコ
よくわからなかったです。(アホ丸出しですみません) 同時期のマトリックスやファイトクラブがいかに素晴らしいか思い知ります。公開当時に見ていたらまた違った印象を持ったかもしれませんが、2018年に見てもいまいちピンと来ませんでした。なんとなく最後までダラダラと見ましたが2000年前後はいくらでもイイ映画がありますので、無理にこれを選ぶ必要もないような気がしました。(意外と最後まで見ちゃったんですが) 特に書くことは無いという、あまりにも投げやりになってしまうような作品でした。一つも共感できる部分がありませんでしたし、面白いと感じる描写もありませんでした。 [インターネット(字幕)] 3点(2018-02-25 16:21:55) |
369. ザ・セル
《ネタバレ》 皆さんおっしゃるようにオープニングの砂漠の雰囲気は素晴らしい。プロットもキレイにまとまっていて特殊なストーリーの割には全体的に判りやすく仕上がっています。話の屋台骨はよくあるカルト殺人を追う話がメインになりますが、序盤、システム説明を行うために昏睡状態の子供を治療する先鋭的な治療法が語られます。これがちょっと無理が多くていまいちリアリティに欠けますが、この映画の肝になる部分なので致し方ないところです。この先鋭的なシステムを使って殺人鬼の心の中に侵入する訳ですが、侵入するためのストーリー展開は非常に自然でした。 心に入ってからは何ら違和感はなく、むしろ連続殺人鬼の病んだ心中の表現がとてもキモ&グロくてGoodです。やたらとキモイこの表現がドン引きにならずなかなかの芸術に昇華しているのは監督と美術のセンスか(それともパクリ全開のせいなのか・・) 個人的にはオッド・ネルドルムのドーンのシーンが素晴らしかったのですが、私はこの映画で初めてこの芸術作品を知りました。とにかく馬が輪切りになったり階段がアチコチにあったり、逆さ向きに転落したりと・・ 印象深い映像が多くて驚くばかりでした。(ただ、後半はちょっと小林幸子風味で失笑を誘うシーンもあったりします) 公開当時話題になった、美し過ぎる主人公キャサリン・ディーン(ジェニファー・ロペス)ですが、確かに非常に美しい女優ですが個人的にはあまり好きなタイプではありませんでした。また、序盤にある死体を漂白するシーンの後、自分を吊るして○○するシーンはあまりにもおぞましく非常に強烈でした。 巨大な水槽が拳銃で割れるとか、なんでFBI捜査官(ヴィンス・ヴォーン)まで心の中に入ってくるんだ?とか色々突っ込みどころも多い映画ですが、この映画はビジュアルで見せる作品なのでそういう部分は華麗にスルーしたいです。何度も見たいとは思いませんが、強く心に印象付けられる映像美だったと思います。(衣装担当の石岡瑛子さんは素晴らしい仕事をしたと思います!) [インターネット(字幕)] 8点(2018-02-17 10:40:59) |
370. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 【ネタバレ有ります】 悪くないが・・ うーむ。。といった印象。正当続編としてもリメイク(じゃないけど)だったとしても最新映像&最新技術&匠のカメラワーク(美術)で世界観は現在考えうる最高のブレードランナーに仕上がっていると思います。この点は満点ですが、しかし。重厚で伝統的な雰囲気の割にはストーリーがありきたりすぎるというか、悪意を持って書けば定番の自分探しの旅なので少々軽い感じもしました。そもそも「レプリカント」って結局は生体系とか細胞クローン系とかなの?骨やら子供やら出てくる割に細胞レベルで刻印があったり、傷を接着していたりしてイマイチよく理解しきれていない部分が多いです。私しゃてっきりロボットモノだとばかり思っていましたよ。 ダメ押しはHフォードの肉弾戦。だめでしょコレ(笑) 俺は80歳の爺さんのパンチが見たいわけじゃない。柱の影から出てきてそのままバーで語らうのじゃダメなんですか?ラストもそう、「娘に会いに行け」これだけで十分です。この監督、思わせぶりな「振り」は上手いんですが、なんだか中身がない方向へ引っ張るというか、色々蛇足感もあって無駄にテンポを落としてるような気がします。思い返せば「メッセージ」も「ボーダーライン」も同じでした。なんだか凄い映画を見たような気になるけど、実は中身がスカスカで結局大切な部分はあまり表現されていないような印象です。 何度も見れば評価が変わる可能性は秘めています。しかしそう何度も見たくなるかなぁ・・ 最新映像のブレードランナーなので非常に楽しみにしていましたが、正直なところ少し残念でした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-02-02 11:19:17)(良:1票) |
371. エイリアン:コヴェナント
《ネタバレ》 エイリアンとしてはイマイチ面白くないのですが、普通のSFとして見れば結構面白かったです。そもそも、リドリー・スコットのエイリアンというだけで期待値が最大まで上がってしまうのが、ある意味最高に不運な映画な訳ですが、でもまあ・・ リドリーご本人さんが自ら進んでやっていることなので擁護はできませんよねぇ。。 79年エイリアンの時はクルーの行動にもある一定の共感がありましたが、プロメテウスと本作はとにかくクルーの行動にイライラしっぱなしです。「君たち、バカなの?死ぬの?」のオンパレード。監督さんボケちゃってるんじゃねーの?というレベルです。前作・今作を見て思うのは、もう完全なスピンオフ扱いに徹して、「アンドロイドの物語」として作ってもらったほうがよっぽど面白かったと思います。 文句タラタラですが見て損したというほどでもなく、まあ、、「金が掛かってるSF見たよねー(白目)」という程度の満足感はありました。エイリアンの続編として腰を据えて鑑賞するのではなく、あくまでライトな感覚でお祭りネタとして楽しむSF作品の超大作。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-12-29 11:53:08)(良:1票) |
372. アメリ
15年ぶりに再鑑賞。こんなに面白かったっけ?そんな驚きがありました。言葉の響きと美しい風景、ポップな色合いなどなど、フランス映画特有の良さが最高に表現できていると感じました。表面上はオシャレでポップなガールズムービーを装っていますが、男子が見ても十分共感できる仕上がりになっています。(いわゆるこじらせ人間でしたら性別に関係なく共感できると思います) おフランスらしく下ネタは結構ストレートですが、それでも全体のトーンは非常に落ち着いていて上品で小綺麗。画面の細部まで細かく演出されていて、置いてある小物から全体の色調、アメリの目の表情から指のしぐさまでどこをどう切り取っても抜かりがありません。編集も過不足がなく、ほぼ完璧といえる編集でしょう。15年経った今見ても映像の見せ方やカメラワークもCoolで素晴らしいです。「デリカテッセン」、「エイリアン4」を撮った監督の作品とは思えない綺麗で軽快な作品です。いや、全く色褪せない名作と呼べるレベルの仕上がりでしょう。 昔はあまり共感できなかったのに今は共感できるのは、自分自身が成長して己をよく理解できるようになったためか。人間の根本にある「笑い」と「自意識からの脱却」がよく表現されています。個人的には文句なしの名作です! [インターネット(字幕)] 8点(2017-12-13 10:53:46) |
373. スモーク(1995)
《ネタバレ》 評価が高いので期待していましたが、淡々としていて可もなく不可もなくといった印象でした。一つ一つのエピソードはとても魅力的で面白いものですが、それが全て集まった時に微妙な味わいになりさがってしまったという印象です。良い材料を使ったのに鍋を作ってみたらあまり美味しくなかった、お気に入りの洋服を集めてみてコーディネイトしてみたら全然オシャレにならなかった、、みたいな感じ。 毎日写真を撮っている行為は非常に素晴らしく、そこに写っていた人物も非常にドラマチックですが、しかしただそれだけで終ってしまっています。黒人青年と父親との接点も非常に味わい深いものですが、その後が深く描かれていないせいでイマイチ淡白です。ラストの白黒無声映画は非常に味わい深いものでしたが、その直前に言葉で全て表現されているので、それをあえて続けて見せる手法は全く理解できませんでした。語りと同時に映像を見せてもらったほうがずっとドラマチックで時間も短縮できたはずで、もっと他のエピソードも掘り下げて欲しかったかなと思ってしまいました。 見終わった後に独米日合作と聞いて何となく納得したような気もします。何もかにもが中途半端な印象が強く、悪くはないが微妙な映画だったと思います。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-12-12 11:16:57) |
374. コンテイジョン
《ネタバレ》 地味ですがシッカリしたドラマ仕立てになっていて全体像は非常に判りやすい映画でした。大物俳優多数出演で派手な演出あるかと思っていたら淡々と進んでいき若干の拍子抜け感はありましたが、裏を返せばシックで大人向けともいえると思います。超有名俳優が途中退出したり、利権や権力が絡んだりしてドラマとしては非常にリアルです。ウイルスに関しても最初からよく判らない感じを強調しており、もしかしたら生物兵器や陰謀かもしれないなどと、様々な立場の人がいて多方面から恐怖心をあおってきます。 個人的にはオープニングで見せられた、何かよく判らない状況からの手や顔、つり革やドアノブなどのアップ映像が非常に怖かったです。冷静に考えたら自分だってあらぬ場所を無意識に触っていて、その手で無意識に顔や口を触り、そしてガムを口へ運びます。この手のウイルスが蔓延したら本当に怖いですね。そういう意味でも考えさせられる映画でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-12-12 11:01:29)(良:2票) |
375. メッセージ
《ネタバレ》 なんか地味で退屈する映画でした。絵的にもちょっと暗すぎます。言いたいことは何となく理解できるものの、明らかにおかしな点が多すぎてシラケるほうが先でした。大きな矛盾がある以上、物語の理解以前の問題だったような気がします。未来の記憶から自分自身が出版した本をカンニングする件、シャン上将の電話の件(奥さんネタ)とか、もうほとんどジョークなのかと思いました。100歩譲って未来を思い出す(フラッシュフォワード)がアリだったとしても、それを活用しよう(これから起こる結果を変えよう)と考える人が出てくることは必然で、そうなると結局はもうパラドックスしかありません。 宇宙人モノで毎度思いますが、タコみたいな生物が人間より高等技術を使っているとかありえないと思ってしまいます。触手しかなくて唸るくらいしか声帯が発達していないような生物が、いったいどうやって文字を開発し乗り物を作っているのか?全く理解に苦しみます。そもそもなぜ猿(こちら側)が文字を解読しないといけないのか?高等技術を持っている側(宇宙のタコ)がもっと簡単に意思疎通できる仕組みを提供すべきだったし、そのほうが自然です。 ヘプタポッド語が広まってもなお、未来の旦那は自分自身の未来が見えていないようなので、全員が未来が見える訳ではないようです。色んな意味でちょっとご都合主義が目に付く映画でした。ハードSFが大好きなので宇宙船内の重力やその他描写なども素敵でしたが、根本的に私には合いませんでした。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-11-27 11:55:07) |
376. エクスペリメント(2010)
《ネタバレ》 三流映画だと思い込んでいましたが、案外良かったです。”アス”という映画のリメイクだそうですが私は全く知りませんでした。主役二人の演技が非常に良くてついつい引きこまれます。私も看守側になったらちょっと意地悪目に色々言いそうな気がします・・ そもそも論ですが、このシチュエーションで集団の行動心理を調べてもこの結果しかありませんよね。判りきったことをやっちゃう人間ってある意味サルより怖いです。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-11-27 11:51:18) |
377. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
再鑑賞したので今更レビューです。数十年の時を経て今見ても素晴らしいです。映像的な古さや演出の稚拙さは目立ちますが、人間の本質を描いている点は非常に興味深いです。子供の時に見た印象とあまり違いがありません。 現代最高峰「ウィーキング・デッド」でも人間が一番怖いという点がゾンビの普遍的なテーマであり共通点であるべきですねやはり。今見ると全然怖くないという致命的欠陥から、、やむなくこの点数とさせていただきますがテーマ的には9点です。(総合的には最終章である「死霊のえじき」が好きです) [インターネット(字幕)] 7点(2017-10-27 15:35:55) |
378. 神様メール
発想がイイ。何が言いたいのかはよく理解できなかったが予想外に良かった。兄(キリスト)の立ち位置と神が地上でボロクソになるのはなかなか斬新で素晴らしい。色々考えても結局何がしたかったのか?(何を訴えたかったのか?)は全く理解できなかったのですが、とにかく発想がイイ。いや素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-10-26 17:34:52) |
379. トレインスポッティング
何となく「時計じかけのオレンジ」を意識したのかな?という世界観(雰囲気)を感じました。面白くないしスタイリッシュとも感じませんでしたが、不思議なことに最後まで完走してしまいました。 なぜパート2が出来たのか理解に苦しみますが、一定数のファンがいるということでしょう。好きな方、、どうぞご自由にといった感じ。ただ、途中の麻薬中毒を脱する時の映像表現は素晴らしいと思いました。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-10-10 16:10:17) |
380. アジャストメント
《ネタバレ》 予告編と全く異なる映画だと感じました。そういう意味では日本版予告編はすごく上手に作ってあったかも。。 <ネタバレします> 結果論ですが、双方それぞれが別々に活躍すれば、世界に多大な影響を及ぼす人物だったがために一緒になってはならないというのは中盤以降に明かされる事実。なので序盤は何が起きているのかよく理解できず、壮大な流れのわりに個人間の恋愛にちまちま干渉する帽子の人たちの行動が滑稽にしか見えない。 例えば最初にお互いが活躍している未来を派手に見せるなり、帽子の人たちのシステムをもっと深く説明してくれるなりしていれば、もっと観客側の理解が深まったと思います。また、恋愛パートのほうもなぜお互いが強く惹かれあうのかの説明が乏しいのでイマイチ感情移入しにくい作りになっています。 プロットが素晴らしいだけに非常に惜しい映画でした。ドアを開ければ別の場所につながっているのもマトリックス的・ドラえもん的で素晴らしい映像でした。見終わった後の余韻も悪くなくて、そういった意味でも粗ばかりが目立ってしまっている非常に残念な映画という印象です。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-10-02 10:09:54)(良:1票) |