21. 舟を編む
期待しすぎた私がわるいのかしらね。でも、ここまで凡庸とは・・・嗚呼。「言葉」にこだわることのスリリングさが完全に欠けてるのは、致命的としか言いようがない! [映画館(邦画)] 5点(2013-11-15 22:32:09)(良:1票) |
22. リンカーン
ダニエル・デイ=ルイスも、サリー・フィールドも、いつも以上に素晴らしいのに、感じるところが希薄なのは、アメリカの歴史が所詮は他人事だから、なのか。かといって、リンカーンを単なるヒーローとしてないところは、いいとは思うのだが・・。 [映画館(字幕)] 6点(2013-11-15 22:26:00) |
23. 風立ちぬ(2013)
相変わらず、の宮崎映画。それ以上でも以下でも・・・。既視感ばかりが漂い、感動には結びつかない。戦争のとらえ方、喫煙シーン、声優の稚拙さなどに話題が集まった感がありますが、私はそれらにはとりたてて反論はありません。単に、つまんない映画だったなあ。それだけ。 [映画館(邦画)] 5点(2013-11-15 22:16:45) |
24. アウトロー(2012)
「見たくなる映画は最近殆どねえ」といつもボヤいているムスコが珍しく「見に行こうかな」と言っていたので、彼のカンに期待して確かめに行ったら、こりゃ意外な掘り出し物。「久しぶりに面白い映画を見たね」と友達も高評価だったので、ここでも絶賛の嵐に違いないと思って来てみたら、皆さん、辛口でビックリ! ・・・と思いきや急に高評価の方々が現れたので、ホッとしました。配役のバランスのよさ、やりすぎてない演出、嘘っぽくなりすぎてないアクション、テンポのよさと、いい点は色々挙げられるけど、一番はキャスティングですね。やっぱり俳優のよしあしで映画は決まってしまうなあ・・ということを改めて感じました。ヒロインも、設定が弁護士というとこは大きなポイントなんですから、大変クールでよろしいし、ロバート・デュバルのような茶目な表情のできるおじいちゃん大好き! [映画館(字幕)] 8点(2013-02-12 08:19:03) |
25. 007/スカイフォール
私の007への期待は、脚本やアクションもさることながら、ジェームズ・ボンドというキャラをどれだけ堪能させてもらえるか、ということ。その点で今作はちょっと残念な感じ。ダニエル・クレイグは歴代のボンド俳優の中ではショーン・コネリーに次いで適役!と私はかねがね思っていましたが、ショーン・コネリーが他作品で歳とってからますます艶っぽくなっていったのと比べて、逆に現役ボンドなのに色気がしぼんできてしまったんですもの。ハビエル・バルデムも、登場シーンはさすがだったけど、終盤での粘り、凄みに欠けて、肩すかし。彼にももっとフェロモンを感じたかったですねえ。何か流れをなぞるのに精いっぱいで、007らしい雰囲気が、音楽以外からは感じられなかったのが残念でした。<追記>ところで、このサム・メンデスって監督はどんなの撮った人なんだっけ?と改めてリストを見て納得。「アメリカン・ビューティー」や「ロード・トゥ・パーディション」じゃあ、私の好みに合うわけなかったんだわ(笑)。 [映画館(字幕)] 6点(2012-12-07 16:46:25) |
26. ローマの休日
観るチャンスは山ほどあったのに食指が動かなかったんですよ。この夏初めてCSで通しで観ました。やっぱり私には合わなかった。思った通りの結論でした。とはいえ、役を断ったというケーリー・グラントくらい色気のある男優が演じてたら、私の好みの作品になっていたかもしれません。でもそれだとかくも大勢の支持を得る作品にはなってなかったかもね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-09-26 20:07:11) |
27. ロック・オブ・エイジズ
な、長い。長すぎる。同監督作品『ヘアスプレー』のテンポのよさと比べると、長すぎて、ダレまくり。しかもキャサリン・ゼタ・ジョーンズ は『ヘアスプレー』のミシェル・ファイファーの役どころでいわば二番煎じだし、ミシェルと比べてしまうとどうしても少々、役者不足の感あり。とはいえ、元曲や元ネタがよくわかっていないオバサンでも楽しめてしまうキャラ設定やロックスピリッツ表現の確かさ、脇役のうまさなどなどは、さすがハリウッド製ミュージカル。同じ年頃のバンド小僧を描いた日本の『BECK』なんかどう逆立ちしたって足元にも及ばない。トムとアレック両名の腹ボテ(正確には、トムは胸ボテだったけど。何であんなにボインだったのかしら。あら失礼。ボインなんてもう死語かもね笑)はもちっと抑え気味でも役は十分に成立したんじゃないかと思うけど、元々がギャグ満載といった体の作品で、オジサンたちは若いカップルの引き立て役なんだから、これはこれでいいのかもね。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-26 19:21:59) |
28. 鍵泥棒のメソッド
キャラ設定が秀逸! いわゆる役者の個性に合わせてのアテ書きと思われるフシブシが各所にあり、こりゃ役者さんたちも頑張りがいがあったでしょうねえ。しばらく前からずいぶんウマくなったじゃん!だった広末さん、今回はおそらく最高の自信作でしょう。監督サンもね。 これまでの内田作品は「運命・・」マルマルと「アフター・・」半分しか見てない(こっちは当然何が何だかさっぱり=笑)んですが、どちらも一部キャストに見られるヘタさに、私はイライラさせられっぱなしだったんで(失敬)、今回はハナマル~!!でした。 但し皆さん指摘されてませんが、私は監督はかなり意地悪、皮肉屋、プライド高いお方(もちろんネガティブな意味じゃないですよ、念のため)と見ています。観客への裏切り方がハンパじゃないよ、というのが1つ。いわゆる人が当たり前に価値を置きがちなものへの皮肉も1つ(婚活とか経済的豊かさとか、裏付けを知らなきゃ何の変哲もないものにしか見えないビンテージものとか、エトセトラ)。それから、アイデア枯渇気味のハリウッドでこれのリメイクはたぶん無理でしょう、というのが1つ。だって、銭湯のないよその国に置き換えて制作するのはたぶん無理ですもの。どういうシチュエーションで鍵をすり替えるの!? サウナ? スパ? いずれも、金持ちと貧乏人がそこに居合わせる動機が必要でしょう? 無理だと思うなあ。←ここが良いと思うの。意地でも絶対にハリウッドになんか作らせねーぞ! と内田監督が思ったかどうかは定かではありませんが、思った、と思いたい(笑)。 それにしても私は、本作によって内田監督は、周防氏、三谷氏を完全に越えたと思いますね。それと私の今の願いは、できれば、公開中に「完全満員」となった映画館で、もう一度大勢で爆笑したい!!!ということです。皆様、よろしゅうに。 [映画館(邦画)] 10点(2012-09-19 20:29:44) |
29. スコルピオンの恋まじない
苦手、苦手と言い続けたウディ・アレンですが、ヘレン・ハントとのバランスが良くて、実はこれが一番好きかも。大上段にかまえた感じがないとこがGOOD! ほかの女優さんが演じたとしたらこの味は出なかった気がしますね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-22 21:27:29) |
30. バンク・ジョブ
《ネタバレ》 ジェイソン・ステイサムが、何と言ってもかっこよい ~~~! 彼が「一緒に来いよ」と言ったのに単独行動だった男はやられ、新婚の奥さんに「助ける」と約束した男は本当に助けてやることができ、単なるチンピラのはずなのに最後はアクションのかっこよさを見せつける。すべては単にジェイソンをかっこよく見せるための映画かなと思いきや、入り組んだ利害関係の登場人物を手際よく見せてる脚本、キャスティング、演出の巧みさもすごい! 王室までチャカシの対象にして平然としてるあたりも、すごく大人! 無駄のない展開と、激しい起伏があるわけではないのにハラハラドキドキする独特のタッチ、音楽の使い方の的確さ。いいものを見せてもらったなー、とこのレビューを読み返していたら、「追いつめられて」の監督だったんですね。納得!!! 「世界最速のインディアン」も見てみたいです。 [DVD(字幕)] 8点(2012-06-06 14:41:18)(良:1票) |
31. ミッドナイト・イン・パリ
画面にもワインがたくさん出てきますが、芳醇なワインをしこたま味わった気分になる映画です。ほんとにヘミングウェイやピカソ、ダリはこんな人たちだったんじゃないかと彷彿とするような人物の創り込みと、やりすぎじゃないさじ加減がとにかく素晴らしい。昔はウディ・アレンて苦手だったんですけど、今は「すごーく好き」とまでは言いきれないのですが、この時代にすごーく大事な人、と思っています。長生きしてもらって、まだたくさん作ってほしいですね。ところで、本作は主役のオーウェン・ウィルソンがまた、いいんです。実は、彼が主役と聞かなかったら、私はDVDでいいや~と思ってたかも。いや、別にファンだったわけじゃないんですけど。ただ、あらすじを聞けば当然ウディ・アレンを投影してるに違いない役じゃないですか。ってことは、いつも演じてるような髪型をバリバリに決めた、お目目パッチリの二枚目キャラとは違う彼が見られるのでは、と期待して足を運んだのです。そしたらまさにその通り。ウディお得意のイジケ・キャラが板についていて、猫背だったり意外と短足だったりしてるとこもこの役にピッタリ。でも何より、どや俺の演技うめーだろ的ないやらしさがないとこが、すごくキュート。一気にファンになっちゃいました。<追記>後日談。一緒に見た友は「あなた笑いすぎ。どこがそんなにおかしかったの?」ですと。僭越ながら、当時の芸術家についての知識があればフツー大笑いしないではいられないと思うんですけどねえ・・。まあ、そういったとこも、ウディ・アレンへの好き嫌いに影響しているのかもしれませんね。 [映画館(字幕)] 8点(2012-05-30 22:17:28)(良:2票) |
32. セルラー
《ネタバレ》 以前このサイトで投稿者の数に比べて平均点の高い作品をラインナップしておいたリストから、これと「シビル・アクション」をレンタルしてみました。「シビル・・」は途中で飽きてしまったんですけど、これは抜群に面白かった。意外な掘り出し物。小道具の生かし方のうまさ、これでもかという小ネタのかわいらしさ、面白さ。昔「ダイハード」を初めて見てワワクしたときのような爽快感がありました。前半では「見終わったら見たことを忘れちゃいそうなくらい軽いなあ」と思っていたのですが、どうしてどうして、終盤のオチのつけどころもよかったですね。それに、見逃した小ネタあるかもしれないと思うと、また見ちゃいそう。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-23 23:23:37) |
33. 遠い空の向こうに
前に書いたレビューは、何年か前に自粛が適当と判断し自ら削除してたみたいです(実は今日の今日までそのことを忘れてました、私。あれ~おかしいな、書いたはずなのにって。笑)。だけど、かいつまんで、やっぱり言いたい。あまりに既視感のある、定石通りのストーリー展開に私はただただシラケました。仮にそれが実話通りゆえだからということなら、なおさらよくないと感じます。映画づくりの志が低すぎると思うから。ジェイクは好きな俳優なんですけどね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2012-05-18 20:59:37) |
34. トッツィー
《ネタバレ》 この時期の映画で映画館で見た覚えのないものは、最初にビデオで見たのかテレビで見たのか、実は判然としません。何度か見てるのは確かですが、一番記憶にあるのは吹き替えなので、「テレビ」としておきます。本作はもちろんコメディですが、大志を抱いているのになかなか評価されない中年男性、密かに子育てをしながら女優をしているシングルマザーを配していることが、さらなるハラハラやせつない笑いを促しており、単なるドタバタコメディとは一線を画しているなあと思います。その後のさまざまな映画やドラマでこういった設定は使いたおされてますし、ありがちなパターンと見えなくもないですが、まだこの映画が製作された当時はゲイ文化やシングルマザーが取り上げられること自体が少なかったことを考え合わせると、画期的な作品だったと思います。途中ゲラゲラ笑えるシーンもいいんですが、個人的には、ダスティン・ホフマンがジェシカ・ラングのお父さんに詫びるシーン、二人が仕切り直しといった雰囲気でただ肩を並べて去っていく粋なラストシーンが、今でも好きです。(ところで、この作品のレビューを書いてなかったことを本日まで気付かなかったことは、私にとり「まさか!」でした。まだまだそんな作品もあるかもしれないなあと気付かされました) [地上波(吹替)] 8点(2012-05-17 01:20:28) |
35. 魔法にかけられて
ディズニーなら肩が凝らなくていいかもしれない、で見始めたらアニメだったので、ありゃ?と、あらすじを見直しました。ふーん、なるほど。家族が一緒に見ていたら、速攻でチャンネルを変えられていたかもしれません。私一人だったしスーザン・サランドンが出てるならそうヒドイこともあるまい、と引き続き鑑賞。エイミー・アダムスって、「ザ・ファイター」の彼女だったんですねえ。顔は同じでもまったく別人。当たり前か(笑)。それがわかっていてもなお、役者やのお、と感心しました。宣伝文句にあるようなセルフパロディーと捉えると、そこまで毒はないじゃん、ですが、アニメの世界を現実に置き換えるとギャグになる、ということをあっさり認めている、ディズニーの「大人」っぷりが面白いなあと思います。アニメキャラそのままのキャストと演技に笑い、ほろ苦い現実社会に笑い、そして結末がああなるとは思ってなかったから、ふつうに楽しめました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-05-03 14:34:43)(良:1票) |
36. ディア・ドクター
《ネタバレ》 公開時にレビューやあらすじをザックリ読んでた頃に思い描いた想像が、冒頭から裏切られて、ちょっとビックリ。何か変だけどニセ医者なの? どうなの?というハラハラを、あの若い医者と一緒に味わえるのだろうとばかり思っていたのです。あっら~。私はそのほうが面白いと思うけどなあ。そういう当たり前すぎる展開を嫌う監督さんなんでしょうかね。だけど、そういう作り方のほうが、観客はのめりこんで観ることができる気がするんだけど。ハナっからニセ医者と決まってるんじゃ、あとはバレてるの? いつバレるの?というハラハラしかない。私は、自分が想像したような、ねえどっちなの?どっち?というハラハラを時系列通りに味わいたかったなあ。前半、観客をそういうふうに翻弄したあげくに、気胸の施術シーンがあったり(そうなると、余貴美子の演技も逆にもっと抑え気味になってさらに生かされたのでは?・・てか、余さんほどの演技力の人の、そういうシーンこそ、見てみたかった!)、八千草の家での大葉を刻むシーンにつながったほうが、映画的スリリングは増したのでは、と思います。とはいえ、この作品は「ゆれる」よりは好みだったし、洗練されてきている感じがしました。CSでこの監督のインタビューが放送されたときの人柄が好印象だったし、邦画では貴重な実力派女性監督だから、これからもパワフルに活躍してほしいです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-03 14:05:27) |
37. 悲しみよこんにちは
ありゃ、これも、確かに観たのにレビューを忘れていた一作。サガンは好きだったんですよねえ、昔。乾いた感じの文体がやっぱり当時としてはすごく新しくて、むさぼるように読んでいた作家の一人でした。読んだ後で、TVの、しかも吹き替えで見ても、がっかりしなかったんだから、まあまあの出来だったんではないかなと思うので、この点です。但し、私にとってのこの父親のイメージは デヴィッド・ニーヴンではないですねえ。彼はミュージカルだとそのチャーミングさが生きると思うけど、文芸ものに似合う人ではないと思うなあ・・。 [地上波(吹替)] 7点(2012-04-27 20:04:15) |
38. プライド(2008)
《ネタバレ》 何なんでしょ、ここまで丁寧な仕事っぷりって。よく作りこまれていて、主役から脇役まで、キャストもそれにしっかり応えていて、すごい!としか言いようがない。2008年、もうすでに満島ひかりってここまでデキル人だったんだ!ってのも驚愕。原作は完結していない?と聞きましたから、ぜひ続編を見てみたいです。原作が少女漫画ということから敬遠する人も多いでしょうけど、主役二人が本物の歌唱力を持ってる人たちだからこその見ごたえも、オススメできます。もっとも、オーディション場面での満島ひかりのオペラ独唱はたぶん吹き替えでは?と思いましたけどね。真贋のほどはわかりませんが、仮に吹き替えだったとしても、満島ひかりの演技には何もキズはつかない。あの場面での彼女は、ナタリー・ポートマンの黒鳥さながらの迫力でした。「BECK」のスタッフ、関係者はこの映画を見て、少しは反省してもらいたいもんです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-04-18 19:05:22)(良:1票) |
39. 川の底からこんにちは
期待しちゃった割には、映画そのものよりここのレビューのほうが面白いじゃないか!!(笑)という不満はさておき、やっぱり満島ひかりじゃなきゃ出せない味は確かにあったなあと思う。あと、おばちゃんたちの妙なリアリティと堂に入った演技はいったい何で成立しえたんだ!?と不思議。あの人たちはいったい何もの!?(笑)。ただものじゃないよ、皆さん。あと、ひかりちゃんのダンナになったというこの監督、まだレビュー数こそ少ないものの、なぜか高得点過ぎでしょ!(笑) 実は「あぜみちの・・」はこの人の作品とは知らずに「ちょっと見てみたいなあ」と思ってたのでした。まだ本作しか見てませんが、「あぜみちの・・」のあらすじからも、何となくこの監督は、ウソっぽいのはいや、という人なのかなあと思います。笑いを重要ファクターと捉えているのは窺えるけど、笑いの質にセンスのよさや独特な品のよさを感じます。やっぱ、これからもこの監督とひかりちゃんからは目が離せませんね。それと、この作品の社歌の方向性にも、おおいに期待!(笑)。<追記>この監督、ウソっぽいのいやなんでしょうね、と感じたのに、何よ。あの「舟を編む」のウソっぽさ。がっかり。あれと比べたら本作の面白さは際立ってる。点あげちゃおっと。 [DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 21:49:59) |
40. ドライヴ(2011)
スタイリッシュな映像と音楽。センスのいい映画でした。でも主演がライアン・ゴズリングでなかったら、わざわざ見に行ってなかったかな。何かマヌケな感じの顔~と思ってたので、その彼がどんなふうに変身!?という興味で見に行きました。意外や意外、なかなかの演技派だったんですね。終盤の運転中シーンの、悲しみの漂う表情はセクシーだったです~。 [映画館(字幕)] 7点(2012-04-11 18:44:19) |