21. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 四分の三位までは、献身ぶりに涙が出そうになりました。手紙から天井四色までは本当にいい。堤真一の眼差しが切ない。ひたむきっていいよね・・・みたいな。しかし、トリックの解明になると、その非人道的な所業に気持ちがさめてきてしまう。自分たちだけの世界に入りすぎて、他人(浮浪者)の人生を潰すなよ。そこからの出演者の涙は、浅く傲慢に感じます。ストーリーの構成は大好きなパターンなので、本当に惜しい気がしました。数学と物理学は、全体的に関係薄です。冒頭のシーンはその為の味付けでしょう [映画館(邦画)] 6点(2008-10-17 20:57:49) |
22. ヒトラーの贋札
アウシュビッツの惨状を、アウトローのダンディズムを随所に使用して描いた作品。特に新しい表現はなかったが、信念というものは後になって生きてくるものなのだな感じました。 [映画館(字幕)] 6点(2008-05-04 22:49:50) |
23. 涙そうそう
学芸会のような映画でした。上手から出て、ワーッと言って、下手に下りるような演技。 [地上波(邦画)] 3点(2008-05-04 22:47:53) |
24. 名探偵コナン 戦慄の楽譜
《ネタバレ》 初めて、このシリーズを拝見。推理劇と思い鑑賞させていただいたが、なんとこれは驚くべき不条理アドベンチャーだったのですね。犯人である、あの仕事一途な人が、いつ大量の爆破を操作する術を見につけたのか。動機やトリックなどが、デビットフィンチャーもびっくりの荒唐無稽さ。私としては、逆に感動しました。癖になりそうです。 [映画館(邦画)] 6点(2008-05-04 22:45:16) |
25. バベル
《ネタバレ》 今時の女子高生はすごいけど、これは奇行だ。奇行で何かを訴えても伝わらないよ。他のエピソードも奇行といえるもの沢山。山岳地帯の家族:自動車を射撃するなんて。警察:逃げている親子を一斉射撃なんて。シッター故郷:何故あそこで突破する。追っ手をまいたのに、また出て行くなんて。ぶらぴ:他にも命にかかわる人が出たのに、バスを何故止める。ヘリを待つ方がまだ良いだろう。 :::みんな変だ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-04 22:43:08) |
26. 天然コケッコー
「ぼくのなつやすみ」的ですね。落ち着いた可愛らしいリズム。小気味いいとい えばいいのですが、台詞やストーリーにパンチが足りない感は否めないです。人物にも自然にも、もっとズームして、もう少し綺麗に撮って欲しかった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-04 22:40:52) |
27. ノーカントリー
激しくなり過ぎたアメリカ。資本原理主義のカルト性。アメリカ人もひしひし感じているのでしょう。映画としては暴力に頼りすぎて、人間を描くことの回避は感じられる。「ファーゴ」でも扱った、足りることを知るものと知らぬものの対比が少しあり。それとは少し違うけどシガーの超個性と缶コーヒー演技のトミーリージョーンズの対比にもっと焦点を当て、もう一度じっくり観たくなる気持ちにさせる力はあります。シガーは、Drレクタ-以来の超個性です。しかし、殺すなぁ・・・。殺しすぎるなぁ・・。そこが欠点。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-04 22:39:16) |
28. ペイチェック 消された記憶
軽いアドベンチャーゲームを見ている感じ。なんとなくテレビで見るには良いかもしれません。物品の使用チャンスが簡単で緊迫感はあまり感じられなかった。面白い着想なので、入れ歯とかブラジャーとかでコメディ映画も作れそう。 入れ歯を、ここに差し込んで、ブラジャーで固定して、危機脱出。 [ビデオ(吹替)] 5点(2008-05-04 22:37:16)(笑:1票) |
29. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 こちらの方向には行かないだろうなと期待して見ていたら、その方向へ行ってしまった。まだやるか、多○人○。でも、湖畔の一軒家が私の理想に近い物件だったので、感情移入あり。苦、なく観られました。 [地上波(吹替)] 6点(2008-05-04 22:34:32) |
30. アメリカン・ギャングスター
これまでのマフィア映画を研究したなぁという場面が見られる映画です。「ゴッドファーザー」のほうが重厚で、「グッドフェローズ」のほうがテンポ良かった。しかし、約2時間40分を飽きさせず見せる作品は久しぶりだった。やはり、ストーリーより映像で見せる監督ですね。詰まった画面。塵みたいなものがよく映っているのが印象的。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-04 22:32:53) |
31. 汚れた血
滑稽サスペンス。各所に天然キャラ的なものがあります。ちょっと狙いすぎの場面が多く、片腹痛くなった。しかし、感情中心という視点で落ち着いた空間を描いているのは、欧風映画の良いところですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-04 22:30:00) |
32. マークスの山
時々、急に思い出して無性に見たくなる作品。推理サスペンスに山岳、精神障害、学生運動など興味のあるものを絡めてあるせいでしょう。孤独感、喪失感を出演者全員に感じます。それを豪雪の山が包み込んでゆく。小林稔侍のキレ方は印象に残ります。 [ビデオ(邦画)] 8点(2008-05-04 22:27:18) |
33. エイリアンVS. プレデター
両怪物の作品は、隠れているところからササッと出てくる怖さが良いところでした。しかし、今作品はもう出すぎの感も。「ウルトラファイト」なみにあからさまでした。この戦いは、悪と悪で突き詰めて欲しかった。どちらかを正義の見方的にしてはいけないと思います。。 [地上波(吹替)] 6点(2008-05-04 22:18:11) |
34. ディスタービア
どこかで見たようなトリックを駆使して、それはそれなりに楽しめます。でもそれなりに、まとまりに欠ける作品にもなっています。目撃のあれ、女性には見えないでしょう?たまに、あんなごつい女装をした人を街で見かけるけど、すぐ分かるもの。 [試写会(字幕)] 6点(2008-05-04 22:15:09) |
35. 狂った果実(1956)
有閑ブルジョワジーのけだるい不満が、夏のひと時の中でよく出ていました。お互い我がままな人間関係を、愚かな行動を絡めて描いた作品。苛つくけど可愛げもある津川雅彦の演技は良かった。目がグリグリさが純真な嫉妬の怖さを感じさせる。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-04 22:12:56) |
36. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
途中から殺人趣味の大変気持ち悪い映画になった。ミュージカル仕立てにしたことも何の効果を出していない。映像ばかりで、筋はどうでもいいのか。「悪魔のいけにえ」でさえ、ある意味カタルシスはあったのに。 [試写会(字幕)] 3点(2008-01-28 21:35:56) |
37. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 金持ちが武装して精神と肉体を鍛えるとバットマンに。哲学とSFアクションが絡んだ面白い映画。シリーズでは一番。人生訓は、変なスピリチュアル説教本を読んだり、スピリチュアル相談員に聞くより頭に入ります。 [ビデオ(吹替)] 7点(2008-01-28 21:10:00) |
38. ブレイブ ワン
さて、自分の肉親、もしくはそれに近い存在がいたぶられ、殺され、そこに一丁の銃があったらどうか?これは行けたら行く可能性あり。そして、同じ思いをしている人達の為に行くか?これは難しい。法治国家で、主人公の行動は否定したいと思うところだけど、必殺シリーズ大好きの私にとっては、ある意味爽快さを感じてしまうことは否めない。 [試写会(字幕)] 6点(2008-01-28 20:56:15)(良:1票) |
39. Loop ループ
難解と言うより、分かりづらいストーリーだなと、上目線な感じで見てしまった。展開にインパクトが少ないせいか。でも誰か、おせーて。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-28 20:37:40) |
40. リトル・ミス・サンシャイン
キューティー。度つきメガネに、ポッコリおなか。オリーブちゃんの可愛らしさをもっと強調しても良かったかな。家族の個性が良く出ていたので、小さくまとめた感じが残念。期待してしまったので、もっと笑えて感動できると思っていた。でも、続編があっても苦でなく見られそうです。みんな何かを背負っていて、それだからこそ助け合っている。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-28 20:35:12) |