21. アメリカン・ビューティー
言いたい事も何となく分かるけど、最後までどうしても笑えないままだった。暖かみを持って、ホッと救われる部分が欲しい欲しいと願いつつ、結局エンディングの「ビコーズ」まで、それは訪れなかった。 4点(2004-04-30 21:43:31) |
22. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
前の2作が大好きで、あれこれと思いをふくらませながらこの作品をずっと心待ちにしてなおかつ、最上レベルの期待感を持って臨んだ純粋な気持ちを全く裏切ることなく、包み込んでくれたこの映画にまずは感謝の気持ちを心から延べたいです。映像や展開に迷いが感じられないのは、やっぱり原作の良さもさることながら、監督始めとするスタッフが心から作りたかった世界だからなのだろうと思う。それにしてもそれをずっと持続しているのも大変な事だったはず。無理だと言われていた映画化をやり遂げたことに、それをしっかりと届けてくれたことに、満点を贈ります。 10点(2004-02-23 13:00:22) |
23. シービスケット
感動作を期待して、娘と一緒に出かけたんだけどかなり期待外れだった。アカデミー賞の最有力候補の歌い文句につられて期待し過ぎたのかもしれないけど、もうすこし濃い味付けで、個々のエピソードを強調できたのでは?と思う。これでは素材が台なしではないかと。 馬にどこまで感情移入ができるかという事がひとつのポイントなのかもしれないけど、どこもかしこも描き方が遠慮がちで中途半端に次のエピソードへ流れて行き、結果としてビデオで十分な佳作で終わってしまった。 残念です。 5点(2004-01-25 17:44:36)(良:1票) |
24. ターミネーター3
一言、物足りない。今回の相手は女と言う良い初期設定なのにそれを生かし切れてないのが一つ。ポスターから受ける期待感はもっと「おそろしー」ものだったのに、1やら2を何度も見てるうちにターミネーター慣れしてしまったのかな?性能の違いをこれでもかと見せつけて欲しかった。最後の終わり方は皆さんが言ってるほどは、がっかりしたものではなく、なるほどこれも有りだなと思った。 6点(2003-12-29 18:38:16) |
25. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
《ネタバレ》 期待以上の出来。特に後半に捕まってからは、しぼむかと思ったのに逆に全く顛末感を感じさせない展開で、これが作り込みのうまさと言うものなんだろうな。。ただひとつ、ディカプリオでなければならない必要性は全く感じられない。 6点(2003-12-29 18:23:22) |
26. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
アルパチーノがカッコ良いのは文句無しなんだけど、俳優としてとか、芝居の善し悪しとして見てしまうのはなぜだろう?タンゴの場面もフェラーリのシーンも最高!…の「演技」として見えてしまうのは自分だけの問題かな? 7点(2003-12-29 18:11:10) |
27. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 ラストのネコの額のような実写コマにとどめを刺された感じ。もう少しくらいは大きく、堂々と見せてもいいのでは?と思うくらいに、今さらながら一直線な若さの素晴らしさを思い出させてくれました。オヤジさんの生き方や子供に対する思いもすごく良くわかる。最後の発射スイッチの前で素直になった時に男のかっこよさは遠い空の向こうまで届いた。 9点(2003-07-28 22:25:22) |
28. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
戦闘シーンと雄大なロケーションには文句のつけようがない。それだけに前半途中の間延び感とエピソードのマンガチックさが退屈に思えた。1作目の感動が大きすぎてたぶん過敏になってたんだろうな。。そのくらい自分にとって特別な映画になっているのを実感。 7点(2003-07-28 21:41:24) |
29. 市民ケーン
アメリカンドリームの真実が競争社会の哀しさであることを、このストーリーは物語っていて、社会的な成功をむなしいと感じつつも追いかけて生きている。そう考えるとアメリカでの高い評価の理由が見えてくる気がする。どういう時にどんな気分でこんなにも長く見られ続けているのか、そこにとっても興味があります。生意気言ってすみません。 9点(2003-07-27 23:30:25) |
30. 太陽を盗んだ男
あまり評価されていないようですが、僕はこの映画の音楽をもっと高く評価するべきだと思います。24年前に劇場で見た帰りにすぐサントラを買ったのを覚えてる。確かに映画としての出来も日本映画の中では上位にランキングできると思うけど、背骨を支えてるのはクールなサウンドメイクだと声を大にして言いたい。 8点(2003-07-27 23:05:56) |
31. マイノリティ・リポート
ブルーのカラートーンで未来を感じさせるのは、最近ではよくあるやり方。ストーリー全体に網目の粗さのような雑な部分がどうしても目についてしまって自分的には平凡な作品に終わった。 5点(2003-07-27 22:28:32) |
32. レオン(1994)
なんだかんだ言っても、ナタリーポートマンの演技と存在感がすべてを牛耳ってしまっているかのような映画。 脚本、オーディション、演出がきちんと機能していればこそ。とは言えこの「可憐な狂気」には誰も勝てなかった。 7点(2003-07-26 22:07:08) |
33. 天国と地獄
これ以外に無いと思えるようなロケーションといい、カメラアングルといい、映像に織り込まれた絶妙の間といい、これを計算して形にできるのは、やっぱり天賦の才能なのだろう。ずっと心に残る「味」のある映画。 9点(2003-07-26 21:35:27) |
34. シザーハンズ
よく考えてみれば、とってもアンバランスな映画なのに、なんとな~く感情移入させられて、気がつけば最後は羽毛フトンのようにロマンチックな気分にすっぽりとくるまってる感じ。「そんなバカな~」って設定はいくらでもあったはずなのに不思議・・・良い映画のひとつのお手本だと思う。 9点(2003-07-26 21:21:03) |