21. 海街diary
なんでこんなに豪華なんでしょうと驚いてしまうくらい、好きな女優さんが大集合の映画。 あとは、まったりと淡々と流れて行くお話。盛り上がりは少ないけれど、この穏やかさが心地よい夜もある。今夜の私にはちょうど良い映画でした。 姉妹っていいよなあ。私は兄しかいないから、4人の雰囲気は、すごく羨ましかったです。 [地上波(邦画)] 5点(2018-06-09 23:44:38) |
22. かぐや姫の物語
美しい映像は完璧で、姫は可愛らしくって、それでも、、点数が伸びないのは、なんでだろう。この理由を私は今回も分析することができなかった。前見たとき、途中で挫折して、今回もう一回のチャレンジ。やっぱりだめだったなー。話の展開を知ってしまっていること、かつハッピーエンドではないことが原因なのかな。。幸せな気持ちになれる作品でないと、私はだめみたいです。 [地上波(邦画)] 4点(2018-05-19 11:51:47)(良:1票) |
23. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
《ネタバレ》 久しぶり感動して心が震えた。特にメリル演じるケイが苦悩の中、決断を下すシーンは涙が止まらなかった。 この作品のベースは、国家権力とジャーナリズムの対立を描いたものだけれど、私はケイという一人の女性が、葛藤し成長していく姿に一番心打たれた。 銀行員、証券所、どこにも彼女の味方はいなかった。社内の役員たちからも軽んじられている。 自分自身、経験も知識もないことは十分わかっている。黒いスーツの集団で戦うために、ひたすら努力を地道に重ねたって、その冷たい視線の中で自信が持てるわけではない。 そんな中で、会社の存続と自分の正義を守りながら、大きな決断をしなければならない。どれほどの勇気が必要なのか。 そのプレッシャーの中での「Do it!」。最高にかっこよかった。どれだけ苦しんで出した言葉だろう。その人間味あふれる苦しさと辛さを見事に表現しながら、その葛藤を乗り越えていくメリルの演技は圧巻。役員を説得する際、読み込んだ資料を初めて自分の言葉で伝えるシーンに、役員の後ろで縮こまっていたケイの姿はもういない。どんなに反対されても、自信がなくても、この道を進むと決めたその覚悟。本当に観る人の心を打ちます。私も自分と重ねて勇気づけられました。 いやいや、久しぶりに見応えのある素晴らしい名作に出会えました。嬉しいです。 最近、10点をつけることに変な抵抗ができてしまっているのか、私の感性が鈍っているのか、定かではありませんが、この作品は文句なしの10点です。 ハリウッドにある「ブラックリスト」の上位を獲得した素晴らしい脚本、スティーブスピルバーグによる監督、俳優はメリルとトムハンクス。 面白いだろうと思いましたが、最近のすべての映画の中でずば抜けています。何度もリピートして観たい作品です。 [映画館(字幕)] 10点(2018-04-30 21:07:00) |
24. 帝一の國
《ネタバレ》 映画化が決まった時に、これは映画化は無理でしょ・・とドン引きしてたのですが、きっちりと漫画の世界観つくってきたのにビックリ。笑いもあるし、青春もあるし、良いのではないのでしょうか。くだらないと笑って観てたら、後半で一気に物語としての重みが増すので気を抜いてはいけません。ただの青春映画ではなくきっちりと帝一のキャラを立たせてきたのが素晴らしかったです。てっぺんは星の数ほどある。されど空の高さを知るなど、名言も真面目に利かせるところも好評価。 しかし、ほんとこれは、キャスティング勝利の作品です。漫画に忠実にするだけではなく、俳優陣でプラスαの魅力をのせてきたところ、やられました。。弾は原作よりもかっこよかったし(もうちょっとワイルドでも良いかなとおもったけど、かっこいいので許す)、森園先輩は映画の方が、ずっと存在感あって良いキャラ(しかも私の好みだったので許す)してました。 [地上波(邦画)] 6点(2018-04-21 23:08:52) |
25. シン・ゴジラ
渋い俳優陣がゴジラをすかっとやっつけて、正義は勝つ!という映画かと勝手に妄想してた私が悪い。そもそもエヴァを一瞬で挫折した私だ。そっち系の世界観があるぞと心して観なければならなかったのだ。休日午前中にちょっと時間ないけど、、見たことないし観とく?!っていう軽いノリで見始めるものではない。 私という人間は勝手なもので、王道アニメっぽい単純なものを望んでたものだから、政治家たちの即決できないリアルさにイライラしてしまって。。日頃の会社で味わうイライラ感をなぜ祝日に感じなければいけないのかと前半でだいぶエネルギー喪失。そのくせ、後半は、カヨコのリアルのない役どころにもイライラして、、鑑賞後はゲッソリでした。監督ごめんなさい。 お勧めの鑑賞方法としては、ざっとシンゴジラのあらすじを読破(ネタバレない程度)、ある程度世界観に対する心のスイッチをON!、かつ、仕事が充実している時、うまくいっている時の金曜の夜とかに、スーツで正座して観た方がよい。休日に寝間着でグダグダ見てはならない。 [DVD(邦画)] 4点(2017-11-26 19:26:58) |
26. ダンケルク(2017)
一人一人が故郷を思い、お互いを想い、戦争を生き抜く。それだけです。丁寧につくられた良作です。 戦争映画なのに、派手な戦闘シーンも血なまぐさいシーンも、ありません。 戦争の大局は描かれていないですが、この作品はそれを伝えたかったわけではないと私は思っています。 CGもなく、淡々と流れるストーリーなのに、疲れるほどの緊迫感を演出できるのはさすがと言えるでしょう。頭を殴られるような、胃が痛くなるような衝撃はありませんが、心の奥から、ジワジワとくる感情の揺れがあります。名前も出自もよくわからない登場人物の想いに、目頭が熱くなります。 新しい戦争映画の描き方を見せてくれた監督に敬意を評します。 [映画館(字幕)] 7点(2017-09-18 14:09:08) |
27. アイアンマン
《ネタバレ》 マーベルシネマティックユニバースのスタートとなる本作。スタートを切る作品としては、悪くない仕上がりなのではないでしょうか。 王道のストーリーは展開させつつ、典型的なヒーローからは、ちょいと外したキャラの主人公とヒーローの正体をあかすというスパイス付き。 ポップコーンをつまみつつ、みんなでお喋りしながら、気楽に楽しみましょう。 前半のゲリラ部隊とアメリカ戦いというストーリーには、世界の正義アメリカ、世界の悪のアフガニスタンという構図にイライラしながら見てたのですが、 主人公が考えを変える展開にちょっとほっとしました。この切り替えで見続けることができました。じゃなかったら、ちょっと無理だったかも。。 この映画は、記者会見がキーなのですね。前半と後半の区切りとなり、次回への布石となる演出方法でした。けっこう好きな手法です。 [ビデオ(字幕)] 5点(2017-08-16 00:20:31) |
28. 君の名は。(2016)
もう泣けたよ!2回目見たい!という彼氏の絶賛コメントに引きずられ、観に行った作品。 はいはい。よくある青春恋愛映画でしょう?と上から目線な私でしたが、案外、良かった。 映像は美しくて圧倒される。音楽も映画とばっちり合ってて世界観をつくりあげる。登場人物のキャラも良い。ストーリーもひねりが利いててすばらしい。矛盾が満載なところもまあ許そう。 贅沢を申し上げるのならば、あとひとつ何かかが足らない。これで何を伝えたいのだと思ってしまう私がいる。たとえば、恋愛を通じてさ、登場人物の考えが変わっていくとかさ、そういうのが無いんだよな。。異なる環境の二人が入れ替わることで、自分自身を見つめなおすところとかあってもいいんじゃないかと思う。 そして、思ったのは、これって恋愛じゃなくて、SFのカテゴリかな?たぶん。あんまり恋愛要素ないよね? 鑑賞2回目でボロボロ泣く彼氏の隣で、え、ここが泣き所なの?合わせて泣くふりしとく?と考えたこととか、 彼より年上の私なので、彼氏がヒロインより先輩を気に入っているところで、内心喜んだこととか、 そんなことしちゃっている私の方が、よっぽど恋愛映画のヒロインだと思いました。 [映画館(邦画)] 7点(2017-08-06 16:08:03)(良:1票) |
29. メアリと魔女の花
この人の今までのシリーズが個人的に好みではなかったのです。ちょっと暗い感じ。それに比べると躍動感あふれて、ずいぶん作風変えてきたな。期待!と思える出だしだったのですが、、なんかな、、後半にかけてどんどん飽きてきちゃってだめっだった。なんでだろう。ジブリとかぶる箇所がありまくりだけれど、だからこそ?そんな酷くないぞと思いながら見てたんですが、、終わった感じはふーん。で終わり。見直そうかしら。。言いたかったメッセージは、おそろしい武器や兵力を持つなってことかなあ。なんか、、世界観をぶつけてくるジブリと比較すると、ずいぶんこじんまりした作品だった。魔女の宅急便だって、こじんまりしている世界で展開されるけれど、その中にそれぞれの重みが丁寧に書かれてるんだけどな。。 [映画館(邦画)] 4点(2017-08-06 15:19:24) |
30. ラ・ラ・ランド
《ネタバレ》 これは評価に悩む作品。私がハッピーエンドを求める方なので、やっぱり点数は厳しめにつけてしまう。 「ラブストーリー」としては、ごくごく普通な展開。音楽の力でカバーしている感じかな。 歌でつくられるHAPPYな雰囲気や盛り上がりは見事で、映像美も見てて楽しい。演出はパーフェクト。これぞ映画という感じ。 でも、ラブストーリーとして、個人の心理描写が甘いかな。。登場人物が惹かれていく様子とか、すれ違う辛さとか、、が繊細には描かれていない。だから、恋愛にイマイチ感情移入が出来ない・・切なくって泣ける!!という感じはありません。 このあたりの好みほんと分かれると思う。ほろ苦い結末はあっさりで、ちょっと私には物足りないというか、大人な見せ方過ぎた。 IFのストーリーを歌で上手く見せてるとは思うんだけど、すでにラブストーリーとしての結末は、わかってるから、ラストの盛り上がりにのれないのが辛い。もどかしい。楽しげなミュージカルシーンが空回りしている感じ。HAPPYな歌とダンスと色鮮やかな演出にこだわるなら、とことんハッピーな気持ちにさせて欲しいと思ってしまう。気持ちが置いてかれてしまったラストが残念。 でも作品の完成度としては悪くないので、見ておいても損はない。大人のヒトにお勧めです。 [映画館(字幕)] 6点(2017-03-12 19:46:48)(良:1票) |
31. ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
全体的に詰め込みすぎかな・・ハリーポッターは原作読破してから挑んでるから気にならなかったけど、やっぱりこの作者の作品において、原作読まないでは辛い。。全体的にCGの映像美は素晴らしいし、ふふふと笑ってしまう愛すべきキャラクターも満載。ファンタジーに欠かせない異世界ならではの設定は緻密で、さすがのJKクオリティといえる。でもその世界観を忠実に再現しようとして、追うべきストーリーがぼやけてしまい、見飽きてしまう。ベーシックなストーリに関係ないところは、もう少し削っても良かったかな。私は、映画館で眠くならないタイプですが、ドラゴンの部屋のシーンでは、睡魔というビーストと戦い負けていました。 [映画館(字幕)] 4点(2017-03-12 19:18:45) |
32. 僕だけがいない街
《ネタバレ》 前半は、リバイバルに頭をフル回転させ、虐待のシーンに切なくなり、、頭と心が大忙しな展開。細かな演出も胸に響き、かなり見ごたえがある。子役の演技もパーフェクト。 だから、よけいに後半の失速がすごく惜しい映画。橋の上から落ちた後も、納得性のないまま進むのが本当に惜しい。そこさえ駆け抜けたら、良かったのになぁとは思う。 [映画館(邦画)] 5点(2016-06-14 21:38:47) |
33. シンデレラ(2015)
女の子は誰でもシンデレラに憧れる時期はありますよね。私も大好きでした。幼稚園の頃、小さな絵本を何度も何度も夢中になって読んでいました。 大昔の話です。 夢見る少女だった私も一応、一人前の大人になりまして、 魔法使いに会えなくても、欲しい靴やドレスを自分で買えるようになりました。 どんなに願ったって、かぼちゃは馬車にはならないことを知っています。 階級制度がなくなった現在の日本においてすら、結ばれない恋が溢れていることも分っています。 所詮シンデレラは「おとぎ話」だと、醒めた正論を展開することもできるくらい、口も達者になりました。 なのに、この映画は、擦り切れた絵本をめくっていたあの時の感情を、運んでくるのです。 魔法のシーンは、裏切ることなくわくわくしますし、ガラスの靴を履くシーンはロマンチックでうっとりします。 子供の頃に夢見てた世界がそのままスクリーンに現れます。何の小細工もなく、正々堂々と王道一直線です。 私はスーツを着て、電車にかけ込まなくちゃいけないので、ガラスの靴は履けません。 でも、シンデレラの様に勇気とやさしさは抱えて、私らしく生きていこうと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2015-05-01 12:06:56)(良:3票) |
34. ノア 約束の舟
価値観のぶつかり合いです。後半にいけばいくほど、主人公が憎くみえますが、もちろん彼は、使命をまっとうしようとしているだけだと思います。分かっていても、後半にかけての映画の暗さ、彼の狂気は、おそろしく、冷静な立場で見ることは全くできませんでした。ただ恐怖と憎しみがあり、どっと疲れる映画です。伝えたいメッセージも解釈したいと思うのですが、映画の暗さに負けてしまい、うまく昇華できずに見終わった作品でした。 [映画館(字幕)] 3点(2015-02-21 21:07:14) |
35. ベイマックス
母が仕事で失敗したと落ち込んでいたから、見に行った映画。 そこそこ面白いといいなと、これで最低な映画だったら、もう笑うしかないと思って望んだけれど、 そこそこ面白い。笑いあり、涙あり、アクションシーンありの王道。 最後はきちんと泣かせるし、ベイマックスのほんわかなセリフも心をじーんとさせるし。 単なる勧善懲悪の映画ではないので、好きです。 [映画館(吹替)] 6点(2015-02-21 20:57:32) |
36. アナと雪の女王
《ネタバレ》 今年で30歳となる私は、世間から見ると、十分すぎるほどの立派な大人である。 繊細でうっとおしい思春期の頃とは異なり、不用意に周囲を傷つけたり、傷つけられることも少なくなった。人前で涙をコントロールできるようになって、何年経つだろう。 それでも、泣きたい夜はやっぱりあるし、悩みはつきない。 そのたびに思う。強くなりたいと。自分が情けない、大切な人の力になれない、新しい世界が怖い、、自分の弱さは、いやでも実感せざるを得ない。 この映画は強くなる方法を教えてくれる。 それは、まず自分を愛し、受け入れることだ。 エルザは、アナのために、国のために、、自分を閉じ込めていたが、魔法を解き放つことで、自分を解放していく。今迄周囲を傷つけるだけだと思っていた恐ろしい魔法の力は、美しい、立派なお城を築くことができ、エルザは、生き生きとし始める。もちろん、王国を冬に変えてしまったのは、戻していただかないといけないが、、コンプレックスを受け入れたエルザは、自信に満ち溢れ、美しい女王となった。自身を愛することで、人は強くなれる。 そして、人を愛すること。 アナは姉を想い、姉を救おうとすることにより、危なっかしい可愛らしいだけの王女から、真の強い王女へ変貌する。 どんなに危険だと言われても、アナはまっすぐな瞳で、エルザを救うために一人雪の城へ立ち向かう。魔法で心を打たれても、姉を想うアナは、身を挺し、姉そして国を救うことができる。 自分自身を、他人を愛することによって人は強くなれるのだと美しい映像と歌でディズニーは教えてくれるのです。 [映画館(字幕)] 7点(2014-05-10 18:20:10) |
37. 塔の上のラプンツェル
完璧なディズニーワールド。素晴らしい。王道だけど、突っ込みどころもあるけれど、ラプンツエルの可愛さとアクションと歌声とウィットのとんだ会話のおかげで全く気になりません。老若男女とわず楽しめること間違いなし!問答無用で幸せな気分にさせてくれます。 [地上波(吹替)] 9点(2014-04-30 23:37:02) |
38. ダブルフェイス 潜入捜査編<TVM>
ぞくぞくします。見てて良い意味で疲れてしまう。非常に緊張感のある映画。 [地上波(邦画)] 7点(2014-04-30 23:21:18) |
39. アンフェア the answer
だめだー。。こういう映画は組織のトップや大物に迫力があれば、うわあああすごいのでてきたよ!って感じになるのかと思うのですが、なんか見ていて、薄っぺらいというか、、はいはい。来ましたね。はいはい。裏切りましたね。っていう感じ。ドラマ見てると、また違うのでしょうか。。 [地上波(邦画)] 3点(2013-10-20 13:11:35) |
40. 風立ちぬ(2013)
時間に制約はあるが、夢は自由だ。生き方も自由だ。 貧困にあえぐ日本を目の当りにしながらも、莫大なお金をかけて、ゼロ戦を開発する。病に侵されていながら治療より、愛する人と一緒に過ごすこと優先する。 使命や愛を貫く姿は美しいが、見方を変えれば、周囲のことを考えない傲慢な姿だ。その傲慢さを本人たちもわかっている。矛盾を抱え、葛藤の中で、自分の信じる道を進む。それはどんなに苦しいことか。どれだけ強い信念を必要とするか。 今、自分の使命の傲慢さと向き合い、苦しみ、自身の道を切り開く人はどれだけいるのだろう。 平和で医学も発達して一定の安定を保障されている中、私は毎日働き、眠りにつき、そしてまた朝になれば会社にいく。自分の使命が何かを問うこともしなければ、自分の夢どころか、欲望を満たすことも考えない日々だ。自分と向き合うこともしないくせに、一般的な倫理感という意思のない価値観で、他人の生き方を批判することはできる。 矛盾のない生き方など存在しない。だからこそ、自由に自分の生き方を貫くべきなのだ。その傲慢さにもがきながらも、自身の生き方を全うしたいと思わせてくれる映画であった。 [映画館(邦画)] 6点(2013-10-20 12:28:23)(良:1票) |