21. エレファント・マン
駅のシーンと、芝居を見に行く前の二人のやりとり、そして就寝のシーンで号泣。涙腺、故障したんじゃないか?って位に、です。あぁ!趣味の悪いホラー作品と勘違いしていて二十年以上も観ずにいた自分の「間抜けさ」を、呪うっス。同じ勘違いしている人って、いるのかなぁ。 10点(2003-09-04 10:54:44) |
22. ストレイト・ストーリー
ゆったりし過ぎで退屈かと思いもしたが、この「小型耕運機」の歩幅に合わせてユッタリと観ればいいんだな。これは。多分、何年経ってもこの作品の輝きは、褪せる事はないだろう。D・リンチ、恐るべし。 10点(2003-08-08 02:55:57) |
23. 西部戦線異状なし(1930)
蝶に手を伸ばした主人公の、憔悴した笑顔が頭から離れない。 10点(2003-06-12 11:41:17) |
24. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
テンポ、音楽、キャラクター。どれもがコ気味いい。傑作。ラストの、テキーラ持って海に向かって歩く二人。最高のシーンです。ちょっとヒイキ目の満点。 10点(2003-06-09 01:40:54) |
25. エクソシスト ディレクターズカット版
個人的なことで申し訳無いんですが、私のオリジナル版のレビュー、「ポルターガイスト」の勘違いでした。(失笑)で、本作。意外と皆、酷評ですねぇ。俺的には申し分無し。オリジナルの面白さを損なう訳でもなく、ですし。(勘違いしてたけど。笑。)今見ても充分怖かったです。オリジナルの良い感じの補足、と言う訳で、満点。 10点(2003-05-21 21:52:03) |
26. 羊たちの沈黙
ここ何年間とか、ケチな事は言わないよ。最高。 10点(2003-05-18 19:31:36) |
27. 告発
囚人と弁護士。2人のやり取りが本当に美しい。そして手に入れた勝利は、輝かしい。100人いれば100人に勧めよう!必見。 10点(2003-04-02 16:41:23) |
28. 十二人の怒れる男(1957)
誰も真似できない。「稀有」という言葉も当て嵌まらない。奇跡みたいな珠玉。法廷物(?)では間違いなく不朽の名作。 10点(2003-02-16 17:37:49) |
29. レオン(1994)
ラスト辺りのレオンが吼えるシーンが印象的。個人的にリュック・ベッソンとジャン・レノが組んだあたりで、もう跳ぶよ~に至福な私が正当な評価を下せる訳も無く、満点。だがしかし!「二キータ」でもそうだった!レオンよ!あんまり痛そうな所に銃を突き付けるな~!あ痛! 10点(2003-02-16 17:01:56) |
30. 生きる
ラストシーンの何とも言えない「苦味」までもが、絶妙。で、完璧。 10点(2002-12-01 19:12:56) |
31. じゃりン子チエ
大阪に住んでてよかったと思うのは、二つ。お好み焼きで飯が喰える事、それと「じゃりんこチエ」の大阪弁がネイティブに理解できること、だ。この点数は、そんな大阪人としての俺の「血」がそうさせているのだろう・・・。で、噂だが、当時の吉本興業の社長が出演した芸人たちに、「お前ら声だけで出とんねんさかいギャラ半分でええやろ?」と言ったらしいが、本当なのかな?笑。 10点(2002-12-01 19:03:32)(笑:1票) |
32. ダンサー・イン・ザ・ダーク
母の愛は、何処の世界でも変わらず、愚直でありながらも深い。それが只のファンタジーなのだと社会が幅を利かすのならば、こんな不幸な事はない。幼児虐待が、日々報じられるこの世の中、子を持つ母親には観てほしい一作。是非にでも。 10点(2002-08-21 20:55:11) |
33. アイアン・ジャイアント
ラストは読めたが、関係無く涙腺全開!余談だが、ウルトラQの、「ゴローと五郎」を思い出した。アホか俺は! [映画館(字幕)] 10点(2002-08-20 12:47:26)(良:1票) |
34. CUBE
不可解・理不尽極まりない「環境」も怖いが、その「環境」によって露呈される「人間性」の性悪も、同じくして怖い。 その「恐怖感」を、シンプル極まりない手法で描ききったV・ナタリ。只者じゃない。 [ビデオ(字幕)] 10点(2002-08-20 12:23:08) |
35. 人情紙風船
《ネタバレ》 愚直の体現のような浪人・海野又十郎が終盤の宴会で「毛利様が狼狽えておりましたか」と、ほくそ笑むシーンが醜悪で、ゾッとした。 止められた酒に酔い、ご近所の評判も落とし、内助の功・おたきにへらへらと嘘までつく始末。 ここで、酔い潰れている又十郎の前にスッと懐刀を取り出すおたきの所作に、またもやゾッとした。 「おや、またかい?今度は心中だとよ」と、長屋は今日もズルズルとした日常に塗り潰されていく。この展開の見事さに、ゾッとする。 名作というよりかは、怪作の部類ではないかと、思う。 こんな悲話を遺作にしては遺憾だろう山中貞夫。「チトサビシイ」どころではない、どうにかならんか。(どうにもならんのだが) [DVD(邦画)] 9点(2018-05-28 03:42:11) |
36. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 新海誠作品のファンとしては、いち早く劇場に向かうべき作品だったのだが…「ぼっちが観に行くには、ちとツライ映画」「完全にリア充向け」「カップルの聖地巡礼で、岐阜ごった返し」などのニュースを見聞きする度「中年のぼっちはマーケティングの外か上等だコラ」とぷりぷりムクれた挙句、年末に至るまで鑑賞を差し控えていた私だ。 遅ればせながらの感想は、というと、相変わらずの圧倒的な美術と、(珍しく)コメディエッセンスを加えた繊細精緻な脚本の寄り添い方を堪能し、ここでマサカの田中将賀キャラクターという驚きと、RADWIMPSの登用という必然のような青臭さ。そして「出会えるようで、出会えない男女」から、今作の「出会えなさそうで、出会える」展開。どうした新海誠!出会えんのかよ今回は!「雲向こう・約束」以来か!胸が熱くなった。なんしか見事である。ヒロインのおっぱいを執拗に揉んだり、ヒロインが咀嚼したクチカミ酒を一気に失敬する主人公と、それに対するヒロインの等身大なリアクションも、秀逸。 蛇足ながら、ちょっと出演の「言の葉の庭」雪ちゃんせんせいは、嬉しかった。彗星落下を口実にして、孝雄も会いに来やすいやん!四国より近いし。(ゲスい中年の発想すまん) [映画館(邦画)] 9点(2016-12-17 04:09:23) |
37. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 東京湾に小型船舶、多過ぎ。車も、多過ぎ。こえー。ゴジラも怖いが、その過密に存在している船舶、自動車、そして人が怖い。 官僚各位に「首都移転はよ!」と、具申したくなる作品である。かなり真面目に。 [映画館(邦画)] 9点(2016-11-25 01:40:47) |
38. ガールズ&パンツァー 劇場版
《ネタバレ》 本作を劇場へ観に行かなかったオノレの出不精さを、今回ばかりは呪わすにはいられない。4DXで観たら、さぞ楽しかったんだろうなぁ…いいなぁ。 「とりあえず大音量で観りゃエエんちゃうん?」と思い、アサハカながら普段の音量「30」から「36」にヴォリュームを上げ、とりあえず鑑賞した。耳痛い。 で。本作の感想ですが。しょんぼりカチューシャに胸を打たれました。プラウダ万歳。 [DVD(邦画)] 9点(2016-07-30 05:54:26) |
39. 機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に
結局、ラプラスの箱って何ですのん?と、シリーズ最終章まで謎を謎のままに引っ張った箱の中身。 私的にはサイコなんたら的なトンデモ兵器か何か?もしくは、空けると魑魅魍魎が噴出して、したり顔の年寄りが「最後に残ったのが【希望】なんじゃよ」とかいう痛いアレか?などと、相当にイブカしみ、大いにヒネクレてた上で最終章に挑んだわけですよ。 そして鑑賞…エエエエエエ!?ラプラスの箱って、コレか!!!!!!!すべての謎は、すべて解けました。 福井敏晴、貴様は神か?これまで様々なガンダム・クリエイターたちが、多種多様な「宇宙世紀」を描きましたが、今作はそれらの何段階も高い場所に位置すると言って過言ではないだろう。 そして、その「ラプラスの箱」という優れた謎を肉付けしていた人間群像・相関も、一部の隙すら見あたらない。ほぼほぼパーフェクトである。 子供のころからオッサンになるまで、様々なガンダムシリーズを観てきた私ではあるが、この「ガンダムUC」を観るに至らせてくれた全てのガンダム・クリエイターに、特に富野由悠季、福井敏晴、そしてサンライズに、感謝したい。 [DVD(邦画)] 9点(2015-02-21 02:05:35)(良:1票) |
40. 機動戦士ガンダムUC/episode 4 重力の井戸の底で
《ネタバレ》 新旧入り乱れるモビルスーツ戦、ロニの独白、ダイナーで語り合うミネバと老人、とにかく観応えがありすぎる。それでも、それでも俺は!と前進し続ける主人公・バナージ少年の真摯さが、眩しすぎて涙腺決壊した。 [DVD(吹替)] 9点(2015-02-13 03:03:27) |