21. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
SFXもすばらしかったけど、なんといってもジョニ-・デップ!ちょっとアヤシイ海賊役がハマってます。動きもなんだか笑えるのに、なぜかとてもかっこよく見えてしまう。オーランド・ブルームもなかなかの色男ですが、ジョニ-の演技の幅の広さの方に私はひかれますね。 9点(2003-08-18 12:09:33) |
22. マレーナ
《ネタバレ》 あまり期待しないで観たのですが、とてもよかったです。少年の性の目覚めみたいな内容だと思っていたけど、もっと奥深かったです。確かにマレーナは少年にとって性的興味の対象なんだけど、少年はただそれだけではなく、マレーナの内面の孤独を感じ取って、ずっと影から見守ってあげていた。その見守っているまなざしがよかった。あのリンチの場面はひどい。私も女ですが、あれは嫉妬からきているんですよね。でも、マレーナがあんたたちになにか悪いことした?と言ってやりたい。男たちもずっといやらしい目つきで見てきたくせに、あのときは誰も止めなかった。美しすぎるのはそれだけで罪なんですかねぇ。最後、少年がマレーナの落としたオレンジ(?)を拾う場面。いつも少年は彼女になにかあったらすぐに助けられるところにいた・・・という象徴のような気がした。少年の顔がラストにいくに従って男らしくなっていくのがまたよかった。私にとってはすごく味わい深い映画でした。モニカ・ベルッチはとてもきれい。彼女以外この役はできないと思う。うつむきがちに歩くところがセクシーでした。 9点(2003-07-31 18:14:48) |
23. ライフ・イズ・ビューティフル
主人公が奥さんと結婚に至るまでの部分は、すごく甘くてロマンチックすぎて飽きてしまった感じもしましたが、収容所へ送られるところからはもう涙、涙で・・・主人公が息子につく嘘がちょっと笑っちゃうから余計に悲しかった。私だったら子供にあんなふうにしてあげられない。この主人公は強い人なんですね。最後の場面は救われました。悲惨なまま終わりにならなかったところがまたよかったです。 9点(2003-05-31 16:35:08) |
24. マイ・ガール
《ネタバレ》 ずっと前に観てレビューも書いたけど、今日改めて観てまたまた泣けて点数2点上げました。最後の詩の朗読がいい。ほんとに「いつまでも彼は心の中にいるよ」とベーダに言ってあげたい。キスした後に別れて自転車をこいで帰っていくベーダの後ろ姿がかわいいし切ない。めだたないけどキラキラ光るすばらしい映画です。 9点(2003-05-31 16:10:13) |
25. タイタニック(1997)
晩年のローズが過去をポツポツと語るシーンが印象深い。瞳がキラキラして、表情がいきいきしてくるんですよね。ディカプリオ、私はよかったと思うけどな。 9点(2003-05-30 17:02:46) |
26. 青いパパイヤの香り
とにかく映像が美しく、それを見ているだけで飽きない。主人公の女の子が食事の支度や掃除などの家事をする姿もこれまた美しかった。確かに明確な主題がないように感じるけれど、「目立たなくても堅実に慎ましくきちんと生活していれば、きっと幸せになれる」と、この映画を見て私は強く思った。平凡でも、きちんとした生活がとても大切だと・・・。少女時代の主人公を演じた女の子がとてもかわいかった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-09 03:42:27) |
27. 摩天楼を夢みて
下でも書かれている方いますが、この映画ははっきり言ってタイトルでとても損してます。私もアル・パチーノ見たさだけで、内容はあまり期待していなかった。だって邦題にありがちなヘンなサブタイトルみたいな題名なんだもの・・・。この映画ってほんとに舞台を観てるみたいですよね。派手なシーンなんて全然出てこないけど、俳優同士のセリフの掛け合いだけで充分物語に引き込まれます。みんな芸達者で、観ていても「演じている」という感覚がなく、ほんとに各々の役が乗り移ったかのよう。観たことない方はぜひ観てほしいです。損はないです! 8点(2004-05-22 15:09:39) |
28. ヒート
《ネタバレ》 アル・パチーノ、最近になってほんとに惚れてしまったので立て続けにレンタルして出演作品を観ています。しつこいですけど言わせてください・・・かっこよすぎるっ!アル・パチーノとデ・ニーロの役どころは刑事と犯人ですが、この二人は実は似た者同士なんだろうなぁ。なんとなくどこかで通じるものがあって、最後の死に際の握手(?)になるのだと思います。他の方も書かれているように、白昼の銃撃戦シーンは実際あり得ないと思うけど、それを差し引いてもとても印象深くてすごいです。デ・ニーロが恋人を残していくシーンは切なかったです。アル・パチーノの奥さんは女から見ていただけない人です。破局してほしいと思いながら観てました(笑)ナタリー・ポートマンはなぜ出たの?という感じ。出るならもう少し話に絡んできたらよかったのに・・・ 8点(2004-05-19 10:07:46) |
29. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 アル・パチーノ、やっぱりいいですねぇ。最初はおぼっちゃまくんのようなポーッとした顔、自分が父親を守ると決意する頃はキリッと引き締まり目に力が宿る。そして、すべてを取り仕切るようになる終盤はますます凄みのある表情へと三段階の変化を見せてくれます。1本の映画でこんなに顔を変えられるなんてほんとすごい。それにやっぱりイイ男です。映画の内容は、少しわかりにくいところもあったけど、よ~く考えてみたりもう一度観直したりすると理解できそうです。 8点(2004-05-13 15:19:01) |
30. 17歳のカルテ
アンジェリーナ・ジョリーがアカデミー賞助演女優賞を獲った作品ということで、とにかくその演技を見てみたくて。いや、ものすごくよかったです。登場シーンからもう衝撃を受けました。彼女のことはよく知らなくて、ルックス先行だと思ってたので余計すばらしく思えました。主役じゃないからこそあの演技がとても生きていると思います。ウィノナ・ライダーも危うい感じがよく出ていました。内容も心に響いてきました。人間、やっぱり心の内を誰かに吐き出さなきゃ。そうすることで自分と向き合えると思うし。映画の中のみんなを応援したくなります。 8点(2004-03-10 19:19:38) |
31. プレイス・イン・ザ・ハート
《ネタバレ》 すごく地味なんですけど、しっかり作られているよい作品という印象です。主人公が小柄で華奢で世の中をあまり知らなくて、だから余計に突然人生の岐路に立たされた姿を応援してあげたくなる。人生には、相手を尊重し、偏見を持たず、自分に与えられた試練をすべて受け入れて、そこからどう生きるかが大切なのだとこの映画が言っているような気がします。ジョン・マルコヴィッチが主人公に「あなたがどんな人か教えてください」と尋ね、主人公が自分の容姿を説明する場面がすごくよかった。 8点(2004-03-03 17:23:28) |
32. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 夫が仕事で家庭のことに無関心。だから自分が壊れそうになって、自分を取り戻すために、そしてこんな精神状態では子供を育てられないから・・・という理由で突然家を出る。そして、ある程度自立できたらまた突然自分が子供を引き取りたいと現れる・・・。私も子供いますが、メリル・ストリープの母親役には全然感情移入できない。気持ちわかるところもあるけど、やっぱり自分本位だと思う。子供は置いていってはいけないでしょう!ていうか、置いていくのを想像するだけで涙出ます。今、草なぎ君がやっているドラマの母親役にも頭きてるので。出ていく前になんとか話し合うべきです。夫の足にかじりついてでも、そういう時間を作るべきです。子供には罪はないんですから。でも、ラストのメリル・ストリープはなんだかかわいかったな。あのあと復縁して、またあの家で親子3人で暮らしたら結構うまくいくんじゃないか・・・と想像しています。 8点(2004-02-25 14:12:35) |
33. スティング
暗くなく、明るくテンポよく作られているからいいんだろうなぁと思う。テーマ曲が普段いろんなところで耳にするあの曲とは、恥ずかしながら初めて知りました。騙す手口は予想がついたり、「えっ?でももしかして違うかもしれない」とも思ったり、結構ハラハラしておもしろかったです。ロバート・レッドフォードはほんとにブラピにそっくりです。 8点(2004-02-20 16:24:27) |
34. ラスト・オブ・モヒカン
《ネタバレ》 ダニエル・デイ・ルイスってこれ以外に2本しか出演作品を観てないんですが・・・かっこいいですね。他の作品もこれから観てみたいです。内容としては残虐な場面もたくさんあったけど、ああいった時代を経て今のアメリカがあるということを再確認できました。アリスを助けようとして弟が戦って死んでいく場面は泣きます。崖から飛び降りる寸前のアリスの表情もせつなくて悲しいです。 8点(2004-02-14 16:01:17)(良:1票) |
35. 二十日鼠と人間(1992)
最後はああなるとは直前まで思っていなかったのでものすごく驚きましたが、ああするしかなかったし、あれが一番よかったのだと納得できます。納得させる作り方をしてくれてうれしかった。3人が牧場を持つ夢を語る場面、うれしそうに語れば語るほどせつなくなります。決して幸せな結末ではないけれど、イヤな感じを残さないよい作品です。 8点(2004-02-10 19:07:02) |
36. 父の祈りを
《ネタバレ》 ほんとにひどい話だなぁ~というのが観ながら感じたことです。実話と知らずに観たので驚きました。ダニエル・デイ・ルイス、すごくいいです。ピート・ポスルスウェイトも優しく強く慈悲深い父親役がとてもよかったです。欲を言えば、再審で無罪を勝ち取る法廷シーンをもう少し長く観たかったです。 8点(2004-02-05 16:57:15) |
37. イングリッシュ・ペイシェント
《ネタバレ》 途中ちょっと長いなとも思ったけど、怪我をしたキャサリンを洞窟へ運ぶあたりから(ほんとにラスト近くですよね)自分の気持ちが一気に集中していきました。砂漠上空での飛行シーンがせつなさを増しています。ラストの音楽がなんとも言えない余韻を残してくれます。「愛人/ラマン」と同じ人が音楽担当だったんですね。あの映画も同じ感じで余韻が残ったので妙に納得しました。ジュリエット・ビノシュってたくましさもあり、不思議な色香もありですてきです。 8点(2004-01-31 17:12:02) |
38. ロレンツォのオイル/命の詩
《ネタバレ》 闘病ものはどうしても泣かせようというのが見え見えになってしまうが、これはそういうところがない。子供が発病して、医学にはまったくの素人の両親が必死の思いで医学的なことを調べて、最後には特効薬を見つけ出すという実際にあった事実を、ただその事実だけを描いている。親というのはほんとにすごいです。ただ、ここまでできる親はそうはいないんじゃないかと思う。ここまでできないからといって、薄情な親とは思わないし・・・。ロレンツォの苦しむ姿は目を覆いたくなります。 8点(2004-01-25 17:59:29) |
39. 冒険者たち(1967)
この映画を観て、若い頃、どちらかというと保守的におとなしく過ごしていた自分を後悔させられました。冒頭に流れる音楽が、これからなにかが起こることを予感させる。この映画の雰囲気がかっこいい! 8点(2004-01-23 08:32:52) |
40. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
最初はアル・パチーノの大声で怒鳴るのや、めちゃくちゃ自分勝手なのが見ていてほんとにいや~な気持ちになって、「こんなのおもしろいのかな?」と不安でしたが、途中からどんどん引き込まれました。最後の学校でのシーンは最高です。女性のつけている香りをサラッとあてるところも好き。アル・パチーノのような人にあんなふうに言われたら心が動きますねぇ。 8点(2004-01-23 08:02:52) |