21. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 ドゥークーの生首切断から始まり、アナキンの両足切断、顔面崩壊で幕を閉じる超鬼畜映画。他にもジェダイ皆殺し、パダワン全滅といった救いの無い展開がテンコ盛り。でも、どうせだったらジャージャーの生首も飛んでほしかった。 [映画館(字幕)] 8点(2005-07-20 21:46:03)(笑:1票) |
22. ザ・リング2
《ネタバレ》 ビデオテープを媒体として人を呪い殺す設定が秀逸だったのに、今作のサマラは余裕で実体化して他人の子供に取り憑いている。おい、ビデオはどうした。CGの鹿に追い掛け回されるシーンの存在意義も不明。中田監督はハリウッドで「ジュラシック・パーク」みたいな映画でも撮りたかったのだろうか。ラストはテレビの中にダイブして井戸の蓋閉めてハイお終い、もうサマラは登ってこれませんよ・・・ってそんな単純な方法で解決する事件だったのかよ!とにかく脱力の連続。やっぱちゃんとした原作が無いとダメだ。とりあえずハリウッドは完結編のSF大作「ループ」を映画化するべきだと思う。 [映画館(字幕)] 4点(2005-07-06 21:47:59) |
23. サハラ 死の砂漠を脱出せよ
ノリの良いBGMとテンポの良さには好感が持てるが、何よりストーリーのつまらなさが目立つ。「レイダース」のようなスリルも無ければ「ハムナプトラ」程のビジュアルインパクトも無い。主人公のダーク・ピットにはまるで魅力が感じられないし、ヒロインのベネロペに到っては存在すら忘れていた。イイ味出してたのは主人公の相方のオッサンぐらいなもの。何気に一番活躍してるのはコイツだし。 [映画館(字幕)] 5点(2005-06-21 23:37:24)(笑:1票) |
24. 電車男
《ネタバレ》 まさか「くぁwせdrftgyふじこlp;」を台詞で聞ける日が来るとは…。劇中で声を出して読まれる2ch語に一般客は「?」になり、チャネラーすらも失笑。もっと良い表現方法は無かったのだろうか…。ただ、エルメスに告白すべきか悩む電車男に対して、チャネラー集団が無人の駅で声援を送っているシーンはグッと来るものがあった。あと個人的に山田孝之を選んだのは失敗だったと思う。無理にキョドってる感じが見え見えで実に寒々しかった。対して中谷美紀のエルメス嬢は、あくまで自然体でハマリ役だった。多分、中谷さんは普段からああいう人なんだろうと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2005-06-07 21:24:57) |
25. スチームボーイ STEAM BOY
大きな力をめぐり三つ巴、四つ巴の大乱闘。最後はひたすら破壊の大スペクタクル。良くも悪くも「AKIRA」から全く進歩していないストーリーは大いに結構だが、それだったら強烈なバイオレンス描写も盛り込んでほしかった。ロイドとエディには本気で殺しあってほしかったし、スカーレットは暴走したスチーム城の歯車に挟まって血まみれで圧死すべきだった。勿論、音楽は芸能山城組で。もしそうだったら「AKIRA」を越える大傑作が生まれたかもしれないのに・・・。 [映画館(吹替)] 5点(2005-04-16 21:50:52) |
26. ハウルの動く城
これはかなり評価が分かれそう。恐らく意図的にやったのだろうが、今までの宮崎作品から比べると、明らかに説明不足で不親切な作品に仕上がっている。今作の掴みの部分でもある魔女がソフィーに呪いをかけた動機にしても、明確な答えは出されていない。しかし、そういった部分を自分なりに脳内補完できる人にとっては、世界観の良さも相まって十分にハマれる映画だと思う。少なくとも「スチームボーイ」よりは素直に楽しめた。 8点(2005-03-20 01:06:10) |
27. 死びとの恋わずらい
映像化された伊藤潤二作品の中ではトップクラスの出来。主人公二人の演技が学芸会レベルだけど「うずまき」に比べれば全く無問題。完全に主人公を食ってしまっている三輪姉妹の怪演も必見。 7点(2005-03-17 10:36:12) |
28. アンデッド
《ネタバレ》 正統派ゾンビ映画と思わせといて、途中から何でもアリのSFホラーと化す。しかし微妙に伏線が張ってあったりするので思ったよりも唐突さは無い。逆に思ったよりも唐突だったのが武器屋のデブ親父。いきなり前宙かまして天井にぶら下がりながら2丁拳銃したり、いきなり背中からボヨーンと銃が飛び出してきたり、いきなり全裸で車から降りてきたりするので、観ているこちらは気が気でない。しかも最後はあっさり退場。次回作では是非「ブレインデッド」のカンフー神父と共演させてほしい。 7点(2005-03-17 01:38:59) |
29. VERSUS/ヴァーサス
樹海を舞台にゾンビvs荒くれ者達の血で血を洗う壮絶バトル。最高ですな。邦画の中で唯一面白いと思えるゾンビ映画。それだけに後半の「宿命」とやらの話は死ぬほど退屈だった。アルティメット版だと対ゾンビ戦が増えているので良い感じ。 6点(2005-03-13 21:16:36) |
30. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 あまりに自然体な子役達の演技に驚愕。救いの無い物語の中に垣間見れる彼らの楽しそうな笑顔が、観ている者に強烈な印象を残す。その反面、女子中学生の存在は本当に必要だったのかどうか疑問に感じた。同級生から虐めを受けているのかと思えば、何の躊躇いも無く援助交際なんかもしている。彼女の家の様子から見ると、別にお金に困っているわけでもないだろうに。もう少しキャラ造形をはっきりさせてほしかったかな。しかし、ラストシーンに一家と揃って行動する彼女を登場させ、ただ悲しい結末だけでは無い、様々な可能性を想像させる終わり方にしたのは個人的に良かった。ただの悲劇で終わらせないところに好感が持てる。 8点(2005-03-11 23:53:24) |
31. Avalon アヴァロン
冒頭の戦闘シーンからOPクレジットまでの流れが泣ける程カッコイイ。ズンチャズンチャズンチャズンチャ♪ア~ヴァロ~ン!ってな曲も素敵すぎ。あーやっぱ川井憲次氏の曲はスゲェや。だがその後はひたすら睡魔との闘い。食ってる人間の口元ドアップで見せんなよ!また犬が出てきたよ!とか突っ込んでるうちに迎えるスタッフロール。ズンチャズンチャズンチャズンチャ♪ア~ヴァ~ロ~ン!あーやっぱ川井憲次氏の曲はスゲェや。って印象に残ったのは音楽だけかよ! 5点(2005-03-10 02:44:40)(笑:2票) |
32. マーダー・ライド・ショー
全編に渡って血飛沫と変態まみれのブッ飛んだ映画ではあるが、70年代ホラーの陰惨さを的確に表現していると思う。この不条理な恐怖の連続は「悪魔のいけにえ」そのもの。カタルシスもクソもない悲惨な終わり方も好感が持てる。最後に偽警官を轢き殺してスカッとしちゃう「テキサスチェーンソー」とは大違いですな。ただ、頻繁に挿入されるドキュメンタリーチックな映像は好みが分かれそう。ぶっちゃけ無かった方が緊張感が維持出来たと思うんだけどな・・・。 7点(2005-03-09 00:14:31)(良:1票) |
33. バイオハザードII アポカリプス
ゲームまんまの衣装で登場するジル・バレンタインに、やたらめったら短足で背の低い追跡者…。伝説の「実写版ストリートファイター」が脳裏をよぎったが、ストーリー部分が割としっかりしていたので悪夢の再来にはならなかった。ストーリーは完全オリジナルだが、ゲーム版3のOPを完全再現していたり、アリスがベロニカのクレアそっくりなアクションを披露していたりと原作へのオマージュも忘れていないところも良い。ただアリスと追跡者のボクシングだけは興醒め。その後、追跡者が○○になる安い展開にも疑問。それでも「ゲームの映画化」でしかも「2作目」という悪いジンクスが付きまとう中で、これだけ面白い作品に仕上がった本作は十分評価に値すると思う。さて、3作目はどうなることやら…。 7点(2005-02-27 18:21:05)(良:1票) |
34. チルドレン・オブ・ザ・デッド
ロメロゾンビ三部作の番外編として製作されたようだが、当然ロメロ自身はノータッチで「ナイトオブザリビングデッド最終版」でA級戦犯となったジョン・A・ルッソーがプロデュース。それでも面白ければ文句は無いのだが、これがまた「超」が付く程の駄作だった。ロメロが構築した、死体が無条件で蘇る魅力的な世界観がそこには無く、ゾンビが臓物を引きずり出す描写も無ければ篭城戦すらも無い。当然ロメロ作品の特徴である濃い人物ドラマなんかも拝める筈が無く、別に死んでもいいような登場人物がワーキャー騒いで物語は幕を閉じる。調べてみたらこの脚本家、「ゾンビ」「死霊のえじき」すらもまともに見たことが無いらしい。やっぱりな。見所と言っていいのは開始10分で退場するサビーニ様のノンビリとしたゾンビ狩りのみ。本当にそれだけです。 3点(2005-02-17 21:14:34) |
35. CUBE2
《ネタバレ》 前作では終始ミステリアスな存在だったキューブに「軍関係」という一つのヒント(ってか答え)を出してしまったのにはひっくり返ったが、もしこれが無かったとしても単に前作の焼き直しになってしまうのが続編の難しいところか。こんなんだったら前作を徹底的にパロったコメディ映画でも作れば良かったのに。 6点(2005-02-04 21:08:14) |
36. ターミナル
良くも悪くもスピルバーグらしい作品。おいおいそりゃねーだろ!な展開もスピルバーグ流のおとぎ話だと納得すればOK。泣ける映画として宣伝してたのは疑問だが、見終わった時の後味の良さは秀逸。連続テレビドラマにすれば結構面白いかもしれない。 7点(2005-01-30 19:01:26) |
37. スパイダー パニック!
同じ蜘蛛映画でも「スパイダーズ」よりは確実に金のかかっているモンスタームービー。蜘蛛の造型は文句無しで迫力満点だが、明らかに滑ってるシーンが多いのが気になる。「トレマーズ」シリーズのような狙ってんのか天然なのか分からないくらいが丁度いいのに、あからさまに笑いを狙っているシーンは「どう?コレB級っぽくて面白くね?」みたいな製作者の声が聞こえてくるようで好きになれない。後半、ショッピングセンターで武装する住民の中に、ホッケーマスクとチェーンソーを装備してる奴がいるが、これも「ほら、ジェイソンがいるんだぜ、面白くね?」ってのを狙ったのだろうが、本物のジェイソンはチェーンソーなんか使わんぞ。出直して来い。こんなんだったら「スパイダーズ」の方が100倍腹の底から笑えたよ。 4点(2005-01-14 23:10:02) |
38. ショーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビを題材にしただけのコメディ映画だと思って見てたら、意外にもシリアスな展開が多くて驚かされた。リメイク版「ドーン・オブ・ザ・デッド」以上のゴアシーンもあり、ゾンビ映画の醍醐味でもある押しつぶされそうな圧迫感も終盤で存分に味わえる。取って付けた様なハッピーエンドが鼻に付くが、少なくとも数あるゾンビ映画の中では水準以上の出来なのは間違い無い。ロメロが絶賛するのも頷ける快作。 9点(2005-01-14 11:34:14) |
39. トレマーズ3<OV>
あ~あ・・・って感じの出来。モンスター映画でこのテンポの悪さは致命的。前作の2足歩行形態も正直微妙な感じだったが、ケツから火吹いて空飛ぶのには完全に呆れてしまった。進化する度に襲い方をつまらなくしてどうする。あ~なんかグラボイズもCGバリバリでノッペリとした質感になってるし。結局この映画で唯一笑えたのは、クソガキ度がより一層増したメルヴィン君のみ。 5点(2005-01-12 23:07:36) |
40. エイリアンVS. プレデター
多少無理はあるが、「プレデター2」から「エイリアン1」に繋げたストーリーはお見事。ビショップのオリジナルが「エイリアン2」と同様の動きをするシーンに思わず感動してしまった。ただ、2大モンスターの対決映画としては少々不満の残る出来。予告で見せていた熱いバトルが、単なる回想シーンで終わったのには引っくり返った。 7点(2005-01-12 22:51:01) |