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プロフィール
コメント数 324
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 1990年代以降に絞って投稿

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21.  厨房で逢いましょう
ストーリーの流れ、結末だけを話してしまうと、とてもドロドロした感覚になるかもしれないが、出演者の好演で、純朴な味わい深いストーリーに仕上がってると思う。人間の「食」への欲望がそこまで人を変えるかは、自分自身にはピンと来ないが、きっかけは何でもよく、違う何かを付加価値として彼女は厨房での男に惹かれていったのではとも思える。普通に考えれば、ラストの展開は、長年つれそった伴侶を亡くした未亡人の行動としてはありえないわけで、あまりにも「食」によって翻弄される登場人物たちに、その能力が悪であるようにさえ思える。確かに2人は純潔であった。それが最大の調味料であり、この映画のエッセンスでもある。ゆえにか後味は悪くない。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-29 04:26:16)(良:1票)
22.  僕たちのアナ・バナナ
エドワードノートン監督、頑張ったんだろうけど、やや軽いかな?もちろんコメディだし、これぐらいの軽さの方が多くを考えすぎなくていいんだろうけど、もう少し骨太さがあっても悪くなかったと思う。主観だけど、こういう三角関係、男が2人だからこそ成り立つものだろうね。原題「信頼を保つ」はわかるけど、邦題「僕たちの~」ほど、アナが魅力的には感じなかったのは気のせいだろうか?
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-26 03:05:39)
23.  シビル・アクション
実話モノは好きだが、この作品は淡々としすぎていて、驚嘆や感動とは無縁。ラストの字幕は実話モノ好きにとってお決まりでもあり、最も後味を左右する部分でもあるが、何かとても中途半端な印象。もちろん実話だからこそとい部分もあるのだろうが、私財を投げ打った弁護士の正義、社会悪への懲罰、実話映画としての質。んー、中途半端に感じてしまう。。
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-22 03:06:17)
24.  過去のない男
暴漢に襲われる冒頭からは想像できないような、どこか微笑ましく、どこか懐かしいようなストーリー。2002年の作品とは思えないような哀愁だったり、ハリウッド映画にはない深い味わいが映像と音楽から感じ取れる。フィンランドについて詳しいわけではないが、とても人情味溢れる作品。脚本もうまく作られたという感じはしないかもしれない。スタイリッシュなロマンスでもないかもしれない。でもそれが逆にプラス。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-20 05:41:20)
25.  インランド・エンパイア
マルホランドドライブは理解しようという受け手の情熱という意味では、まだ謎解き的要素があったので耐えられたが、これはどうにもならない。面白いかも判断しかねれば、ストーリーがあるのかも判断しかねるし、映画として成り立つのか?という疑問さえ出てきてしまう状況。しかし、ここまで来ればリンチはさぞ大満足なのだろう。ただ、それが3時間。。色んな意味で印象には残るかもしれないが、2度と見ないだろう作品。
[DVD(字幕)] 4点(2008-11-19 20:36:42)
26.  おばあちゃんの家
実に味わい深い作品でもあるが、実にもどかしい映画でもある。老いることへの希望など、そう簡単に持てはしないが、無償の愛はイヤというほど忠実に表現できていると思う。お隣の国の田舎暮らしがどのようなものか、知りえない部分もあるが、もしサンウがいい子すぎればすぎるほど、もっとおばあちゃんが小さな存在に思えたかもしれない。それを避けるために「生意気なガキ」「思春期で素直でないガキ」を設定し、ハンデをおいつつも力強いおばあちゃん像を映像化しようとしたのであれば、むかつくガキの設定も秀逸だとさえ思える。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-15 04:19:11)
27.  陽だまりのグラウンド
いい映画ではあるだろうけど、人の死をもって感動へと誘う作りが、あからさますぎて好きにはなれない。もちろん実際に起こり得ることなのかもしれない。原作者が経験を通して描いた世界だというが、そういう現状があるとして、その現状へのやるせなさが、悲しさを誘うのは確か。ただ、その題材に触れてしか、感動へといざなえないことも悲しい。キアヌリーブスがさしたる演技をみせつけたわけでもなければ、自分の知る限り実話ではない、一つの悲しい物語をポジティブに捉えさせようとした今作に、拍手喝采とはいかない。
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-15 03:11:09)
28.  ラッキー・ガール
ラッキーとアンラッキーを考えさせられてしまうほど、ラブコメの枠にとらわれず、テンポがよくて楽しめる秀作。コメディだからこそもちろんかもしれないが、ありえない設定があることは棚に上げておいて、楽しい「if」をここまで単純に作って、それが楽しめるというのは、実は簡単なようですごいことなのかとも思う。リンゼイローハンはもちろんかわいいし、フォーチュンクッキーを思い起こさせる秀作。ラストの曖昧さもチョイスしたテーマにピッタリであり、後味もいいし、素直に楽しい。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-13 04:02:45)
29.  ザ・ハリケーン(1999)
まず、スポ根的な映画だと思って見たので、意外な展開に。実話であることが多くを考えさせられるが、人種差別問題を扱うには一人の刑事の執念のような憎しみだけに感じてしまう描き方がイマイチしっくりこない。そのためストーリーは実話を元にしているので誇張しすぎない描き方なのかもしれないが、メッセージ性に「冤罪」は持ってくることができても「人種差別」にしては弱い。読み書きのできなかった一人の少年がキーパーソンになったことが、とても簡単なことのように描かれすぎてる気も。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-13 02:44:53)
30.  パトリオット
この世は戦争の歴史でもある。そんなことを痛感させられる映画だが、全体的なストーリーも、突っ込みどころが多すぎるチャンバラゴッコのシーンも好きにはなれない。ただ、とても印象的なシーンもあり、これぞまさに「映画」でもある。何が善で何が悪か、そんなメッセージ性や、"愛国心"には心動かされないが、時折見せるヒューマニズム溢れる描写がこの映画の評価を上げているのだろう。難しく考えず、エンターテイメントとして捉えれば芯のしっかりした骨太な作品である。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-13 01:26:27)(良:1票)
31.  パンズ・ラビリンス
一言では語り尽くせない、現実とファンタジーを織り交ぜた秀作。オフェリアの身にふりかかる辛い現実がある一方、オフェリア目線で希望を見出していこうとストーリーは進む。もちろんおとぎ話前提であれば、現実逃避とも判断しかねないだろうが、タイトルに「パンズラビリンス」を持ってきたのであれば、主人公を「オフェリア」と捉えたならば、けしてネガティブではない。ただ、現実が交錯するため、単なるおとぎ話で終わらない深みがある。人により見方は分かれるだろうが、それを逆手にとったかのような、実に面白い作りである。良質のファンタジーだと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-10 04:15:54)
32.  ブラック・スネーク・モーン
クリスティーナリッチ演じるレイの再生物語といった所だが、メッセージ性もあり、完全なるハッピーエンドではないところが変に納得でき、後味が悪いようで、希望を見出せるような作品。ストーリーに抑揚がないような気がしてしまうのも、じっくり、ゆっくり再生を促す、テーマに沿った安定した作り方なんだと解釈。サミュエルLジャクソンの一本木でありながら、人間くさい、世話好きオヤジも妙にハマっていて、好感が持てる。ジャスティンティンバーレイクも頑張ってますよ。
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-09 04:20:58)
33.  エンドゲーム 大統領最期の日
大統領暗殺をダシにしたと言ったら語弊があるかもしれないが、ドンデン返し系の演出を狙ったにしては、説明的すぎる。グッティングJrは嫌いではないが、アクションシーンもややお粗末な印象。そゆことね。的感想を持てたことが、プラスでもありマイナスでもあるように感じる作品。物足りなさもある。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-07 04:04:14)
34.  ロッタちゃん はじめてのおつかい
心に響く映画ではない。ロッタちゃんはかわいいかもしれないし、ストーリーも安定していて、穏やかな空気が流れる。でもそれだけでは映画としては評価できない。物足りなさが充実。
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-07 02:54:58)
35.  ロスト・チルドレン
不思議な世界、独特の雰囲気、難しい映画である。まして評価するなど、不可能に近い。ミエットはかわいくて、ワンは愛すべきキャラで、数々の登場人物が異彩を放つ。んー、やはり難しい。解釈すべき脚本ではないのかもしれない。自らが未熟だったということであれば申し訳ないが、点数をつけるなら百歩ゆずってもこの点数だろう。
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-07 01:49:40)
36.  ヘアスプレー(2007)
導入部から太ったお姉ちゃんが踊る踊る。設定も不明確であれば、展開も無理矢理。言い換えれば、設定は差別の中の差別であり、展開はおふざけの中のおふざけ。ミュージカルであるからといってそのへんを簡素にしすぎることは好きではない。ニグロデイも太ったお姉ちゃんも関係ない?差別はよくない?この作品こそ差別。
[DVD(字幕)] 4点(2008-10-31 03:33:01)
37.  包帯クラブ
爽やかな青春ストーリーといった所だが、やはり柳楽の存在感なくしては語れない作品だろう。包帯が大きな意味をもったかは別として、思春期の難しい感情をうまく描こうとしてると思う。うまく出来すぎた展開も「青春」という設定が全てを自然にすることを改めて証明する作品。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-31 03:18:37)
38.  犯人に告ぐ
6年前の苦い思い出を胸に怪事件を追う主人公。破天荒でもあり、人間味あふれる指揮官でもある。ただ様々な人間模様が交錯し、飽きさせないが、軸となるストーリーが稚拙な気さえしてしまうほど、犯人逮捕までの道のりの描き方が簡素すぎる感はある。警察が日夜犯人逮捕の為に尽力しているのはこんなくだらない若者のためなのか、そんな後味しか残さなかった気もする。さらに書き手は少年が被害にあうこと自体を安易に描きすぎてはいないかと思うほど、一貫して子供をダシに使った感がある点は好きにはなれない。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-30 03:40:28)
39.  カレンダー・ガールズ
女性視点と男性視点では理解度や感情移入度が違うだろう。実話でなければ何でもない話にさえ感じるほど、クエスチョンな部分もある。映画にまでなったのであれば、それは大きな反響と話題性があったのだろうが、作品としてはやや物足りない。映画として世界に配信される題材としてもやや軽いものだと思う。つまらなくはないが、エンターテイメントではない。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-28 03:15:04)
40.  雨鱒の川
ん?という感じは否めない。正直に言います。綾瀬はるかが見たかっただけです。でもその願いさえ子供時代のシーンが多かったので叶わず。。ん~。もう少しどうにかできなかったんですかね?中谷美紀、阿部寛、まさに宝の持ち腐れ?色んなもったいなさがつまってる映画。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-28 01:59:26)
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