Menu
 > レビュワー
 > kiku☆taro さん
kiku☆taroさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 175
性別 女性
自己紹介 埼玉県出身 70年代生まれ A型です。



表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
雰囲気が美しくて優しくて、内容もイイ話。ただ、ホーマーは、あのリンゴ園で過ごすだけじゃなく、もっと他の町などにも出て多くの人と交流したり、もうちょっと広い世界で様々な経験をしてから孤児院に帰ってほしかったなとも思えた。それから、リンゴ園の黒人労働者たちのエピソード、あの父親と娘の事件をきっかけに悲惨な結末を迎えてしまったところが、ちょっと気にかかった。主人公たち白人の登場人物は、みんなうまい具合に元のさやに収まったという感じで未来に希望もあるけど、黒人の彼らだけはバラバラになってしまったのが、何となく見過ごせなかった(^^;自分的には、前半の孤児院の場面のほうが好きだったな。ちなみに、ホーマーが旅立って舞台が変わったところで、彼がこの映画の主人公なのかと自分はそこで気付きました。マイケル・ケインのラーチ先生が主人公か!?と思ってた;でも、ホーマーのように、里親が見つからなくてそのままずっと孤児院で育てられた子どもって、実際に結構いるんだろうか?それとも、彼の場合は医術を身に付け優秀だったから例外で、ある意味かなり恵まれたほうなのかな!?と考えたりもしました。
7点(2004-09-03 00:35:10)
22.  レ・ミゼラブル(1998)
主人公のジャン・バルジャン、改心して多くの人助けをしながらも警部に追われ続け、苦労の連続で大変そうだった。ジャベール警部もジャン側から見るととても憎々しいけど(ジェフェリー・ラッシュの顔が怖いからでもあるかも)、法を守るっていう自分の正義を頑固で(クソ)真面目に貫き通した人だと思えた。でも、だからこそ(少なくともこの頃の)法律が必ずしも正しいものじゃないことを思い知らされた気もする。今がどんな人間かは全く見てもらえず、どんな罪でも一度犯罪を犯すと一生悪人にされてしまうなんて(ジャンは、パンを一つ盗んで19年間投獄されたのか)。ファンティーヌ役のユマ・サーマンの熱演にも感動しました。ミュージカルを観たこともあるけど、悲しい一生に終わってしまう彼女のエピソードが自分はいちばん印象に残ってる。いつも重く雲が立ち込めていて暗い雰囲気で、終わり方もどこかスッとはしなかったけど、いい作品という感じでした。いつか、歌の入ったミュージカルバージョンもできたらいいなぁ。いい歌がたくさんあるし、舞台ではもっと多くの人物が出てきて(コゼットの里親一家ももっと活躍する)コミカルで笑わせてくれる場面もあったり、場を和ませてくれたりもした。
7点(2004-08-21 01:05:56)(良:1票)
23.  平成狸合戦ぽんぽこ
多摩周辺に住んでいるので、たぬきや土地柄が身近に感じられてそのところは楽しめた。自分の通っていた中学校には、地元のたぬきの剥製が飾られていたなぁ。話はちょっと教訓臭さがあって難しかった。たぬきをリアルな姿で実際の生態を描いた場面と、たぬきが様々なものに化ける漫画的な絵の部分が、現実とファンタジーが混ぜられていて、どっちつかずの固い印象のファンタジーという感じがしました。余談ですが、うちの近くや多摩周辺で、霊現象というにはどこか滑稽な印象が残る、不思議な体験をしたという話を聞くと、たぬきに化かされたのでは!?と半分冗談、半分本気で思ったりします(笑)。例えば、畑の中をカカシが歩いていたのを見たとか、夜、ジョギングをしていた人がある時期、同じ場所で、毎回違う人に駅の場所を聞かれるとか(その人たちがみんな妙に明るくて派手な格好だったらしい)、あるキャンプ場で、夜、たき火をしていると、どこからか子どもがやってきてボール遊びを始め、ボールがこちらに転がってきたので拾ってやると、それがその子供の首だったとか(これはかなり気持ち悪い)…恐いというよりも、やっぱりどこか滑稽味がある話です。
6点(2004-07-19 02:08:56)
24.  天使にラブ・ソングを・・・
楽しいです!事件を目撃してしまい悪者に追われるという単純な設定とか(その悪役もどこか間抜けな感じがしたり)、ウーピーゴールドバーグが持ち前のノリノリキャラでピンチを切り抜けていくところや、出会った人々を笑わせて元気付けるとか(ペースを乱すとも)どこかクレヨンしんちゃんの映画のノリと似ているようにも思えました(笑)賛美歌やゴスペルっていいなあ。いちど、教会のミサに行ってみたくなります。
8点(2004-07-02 00:38:58)
25.  耳をすませば(1995)
「耳をすませば」原作の漫画、りぼん連載時に読んでました。ちなみにそこでは、聖司君にはお兄さんがいて、彼と雫のお姉さんがこれまた恋人同士という設定でした。地球屋の雰囲気やバロンのストーリーなど、幻想的でとても綺麗に映像化されていて感動しました!また、空を飛ぶバロンと雫のシーンで、背景に使われていた井上直久さんの絵が、幻想的で不思議でどこか温かみがあってとても好きです。どこかジブリの世界と似ていると思います。
7点(2004-06-29 18:23:44)
26.  エバー・アフター
主人公がピンチを全部自分ひとりで切り抜けていて、王子様が何も活躍してない(笑)でも、元の「シンデレラ」だって王子様は何もしてないよな…。ダニエルが、つらい境遇にじっと耐えるだけじゃなくて、わりと自分の不満や意見を継母たちにぶつけていたのがよかった!意地悪姉にパンチをお見舞いするところは笑えたというか感心してしまったし、他にも崖を登ったり、王子様を担いで歩くところなんか、とてもたくましくて男らしいヒロインだと思った。だから、彼女が皇太子妃になってお城に入ってしまうのはもったいない…とも思った(笑)あと、風景も綺麗でした。あれはどこの城なんだろう?
8点(2004-06-07 00:00:51)
27.  花嫁のパパ2
前作は観ていないんですが、十分楽しめました!お父さん役のスティーブ・マーティンが可愛らしかった。娘と妻の二人の妊婦の世話に振り回されていたところは気の毒だった(笑)。最後に、上の娘と孫を見送ったあと、生まれたばかりの末娘に話しかけるところが何だか切なそうに見えたのは、また数十年後に彼女も嫁に行ってしまう時のことを考えていたからなのかな。気苦労が絶えないパパですね(笑)
6点(2004-05-31 23:56:53)
28.  オースティン・パワーズ:デラックス
「下品で、くだらなくて、あきれる」っていう感想は、まさにマイク・マイヤーズがこのシリーズで表現していることで、点数低かろうが、実は彼にとっていちばんのほめ言葉になってるような気もする…。ミニ・ミーを見て、実際にああいう身長の人だと知ってかわいそうと思う人がいるようなんだけど(特に日本人に多そう)、それは間違いで、かわいくてちょっと気色悪いと思いながら、彼のことも素直に笑いとばせるのが、この映画のいいところの一つだと思う!
7点(2004-05-29 01:36:10)
29.  オースティン・パワーズ
シリーズの中でこの第1作がいちばん好きです。自分にはアメリカのコメディって肌に合わないと思っていたけど、この映画は素直に笑えた。勢いがあってハチャメチャな展開がなんかドリフのコントに通じるような気もして好感が持てたのかも。マイク・マイヤーズがドクター・イーブルと二役やっているというのは、2作目を観るまで私は気付きませんでした!ホントの意味でカメレオン俳優だな…。3作目で有名俳優がやたらとカメオ出演していたのは、いかにも有名人を出しているって感じでイヤらしくて冷めてしまったけど、ここではどの人も重要でいいキャラだったと思うし、演技も面白かった。
8点(2004-05-29 00:45:55)
30.  ファイト・クラブ
すごく面白かった。ブラッド・ピットもはまってたけど、この映画で初めて知ったエドワード・ノートンの演技にずっと引き込まれっぱなしだった。二人のキャラのてん末も、ムリヤリすぎてありえない!?と思うのを、映画のぶっ飛びっぱなしの勢いで吹き飛ばされて、面白い展開だと思った。あと、資本主義社会批判の部分に傾倒するワケじゃないけど、この映画の「自分たちは、働いて稼いだ金で必要のないものを買っている」みたいなセリフがなぜか妙に心に残っていて、ちょっとした小物なんかでついほしくて買ってしまいそうになるのを、多少だけど我慢するようになった傾向が自分にあります(でも、バーゲンになると目がないが…)
8点(2004-04-06 16:54:25)
31.  踊る大捜査線 THE MOVIE 《ネタバレ》 
川で発見された水死体を、警察署どうしで取り合うところがせち辛い…(片方はやる気なさそうだったか)誘拐事件の犯人が少年だったというのは、今の日本の社会問題をいかにもうまく取り入れているという感じなんだけど、実際に起こっている少年事件はあまりにも陰惨で衝撃的なものだし、今の若いモノとして犯人の心理にどこかしら興味を持ってしまうから、犯人の少年たちが捕まったその後の、事件の解明がどうなったのかというほうが、正直言って青島刑事の容態よりも私は気になってしまった…^^;その役割を負うのは、「チーム」の草なぎ君になるのかな。
7点(2004-04-04 00:38:19)
32.  ルームメイト(1992)
昔、この映画が劇場公開されていた頃、「とんねるずのみなさんのおかげです」で、この映画のパロディをやっていたのを観ていて、パロディなんだけど結構シリアスで不気味なストーリーの展開に思わず引き込まれ、ラストはゾッとしたのを覚えてます。本家もやっぱり怖かった。あのルームメイトの彼女の怪演が、ほんとにインパクト強いです。「おかげです」でその役をやっていたノリさんもインパクト強かった(笑)(ちなみに、その頃洋画はほとんど観なかったけど、とんねるずのパロディで注目作の内容をほとんど知る、というのが定番でした)
6点(2004-03-10 02:56:04)
33.  タイタニック(1997)
劇場公開時に観たときは圧倒され、感動しまくりでした。いろんな批判もあるようだけど、やっぱりとてもいい映画だと素直に思う。主人公たちだけじゃなく、他の乗客や船員たちのエピソードもとても丁寧に描かれてるし。あえて船に残った人々や楽団の話や、ローズが一度乗り込んだボートが降ろされていく場面で、一緒に乗っていた母娘の親子が「パパもきっと後のボートに乗るから」と言って船に残った父親を見送る様子にも泣けた。氷山にぶつかってから沈むまでの2時間ほどの間に、とてもすべては描き尽くせない一人一人のドラマがある、というのが伝わってきた。それから、嵐に遭って荒れた海で難破するというのじゃなくて、池みたいに穏やかな海に船が沈んでゆく様子はけっこう衝撃だった。徐々に沈みゆく船の姿を上空から映すシーンがあったけど、上から見れば静かな水辺にぽつんと浮かぶ点みたいだけど、その現場ではまさに阿鼻叫喚の様が繰り広げられていると思うと、どこか滑稽にさえ思えてしまい、海の上での人間の小ささを思い知らされてしまうようだった。最後にはジャックとローズが、助かるために混雑した場を人を押しのけて先に進んでいったことは批判されもするけど、人間としてどうしても正直な気持ちで、安易には責められないかもと思った。あの窮地で他人の身を気遣うことってきっと難しい…自分だったらどうするだろうと考えてしまう…。余談ですが、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に(このアニメ映画はいい作品です!)おそらくタイタニック号の事故をモデルにしたらしい、氷山にぶつかって沈没した船に乗っていて、人を押しのけてまで助かろうとするのをやめて、自ら海に飛び込んだクリスチャンの青年と子どものエピソードが出てくるのですが、それもまたあの現場でありえた一つの物語なんだな…。このレビュー書いてみると、単なる感動大作じゃなくて、自分にとっては多くのメッセージを受けて、すごく色々な事を考えさせてくれた作品になってることが改めて分かる(^^。
10点(2004-03-02 19:00:35)(良:3票)
34.  アナスタシア
自分も初めはディズニー映画だと思い、この映画のビデオを借りようとしたとき、ディズニーコーナーを探していてなかなか見つからないのでおかしいなと思ってました。アナスタシアとディミトリのキャラはすごく魅力的だった。でも、アメリカのアニメってどれも人物の顔が同じ系統(ディズニーの顔)なのはなぜだろう!?それぞれの制作者の特徴が感じられなくてつまらないと思う…。内容も、物語自体は壮大だしゴージャスな作りで初めはワクワクさせられるけど、終盤は多くのディズニー映画と同じく、悪を倒すことに費やされる勧善懲悪の展開で新鮮味がなかった。壮大な歴史劇が都合良くこじんまりとまとめられてしまった感じがする…。
6点(2004-02-29 12:50:04)
35.  レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
登場人物がみんなあまり深く描かれていないというか、主人公やヒロインにいまいち感情移入できなかった。強くて向こう見ずで、自分の思いつくままにしか生きられないトリスタンのキャラはいいけど、伝説になって語り継がれるというほどのインパクトやカリスマ性は感じられなかったし、ヒロインが彼に惹かれたのは、内面に惚れたというより単純にちょっとワイルドでイケメンだったからみたいにも思える…。だから、都合よく戦死した三男がよけいに可哀想に思えてしまうし、長男もヒロインを挟んで兄弟仲がギクシャクしたのを反省して、真面目に働いて事業を起こしたりそんなに悪い人じゃないと思うけど、父親にあんなに責められる理由が分からなかった。議員になる以前からなんか微妙な仲だったように思う^^;あと、風景も音楽も綺麗だったけど、音楽はこのストーリーの中ではちょっと大げさな感じがした。
6点(2004-02-22 18:12:32)
36.  インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
すごく面白いです!話のテンポが良くて飽きないし、役者もみんな役にハマってて魅力あるし、昔の欧米のゴシックさとこの映画独特の不気味でおどろおどろしい雰囲気が合わさった世界観もイイ。ブラピ演じる主人公が、吸血鬼に生まれ変わってから、初めにまわりの風景を見まわすシーンが印象的だった。いつも見てきた風景を吸血鬼の目線で見つめる。もう人間ではなくなったんだっていう感覚が伝わってきた。あと、この映画、昔の時代の壮麗でクラシックな雰囲気から始まって、終わりが現代のベイブリッジ!?でエンディングテーマにロックが使われてるところがまたスゴイ。全然違和感がなくて絶妙!ホントおみごと。
10点(2004-02-18 00:26:38)(良:1票)
37.  ブレイブハート
戦闘シーンの迫力がホントにスゴイ。兵士たちの阿鼻叫喚の様子に目を覆ってしまうところもあるけど、撮影の技術など私みたいな素人にも、どうやってるんだろう?と思わせられたし、中世の戦闘の凄絶さがイヤというほど伝わってきた。人がどんどん死んでゆくし、主人公も含めて人を殺しすぎ…とも思うけど、本当にこれが現実に起こっていた時代だったんだと考えさせられるし、変に主人公を美化してもいないと思うし、きれい事なくその時代を表現しているように感じられた。メル・ギブソンは戦闘での鬼気迫る表情や演技が印象的だったし、敵役のイングランド王もインパクトがあったな。あと、他にもレビューに書いていた方がいたけど、DVDに付いているメル・ギブソンの監督解説は興味深くて面白いです。伝えられている実際のウォレス像や、その時代の状況の説明など、それから戦闘シーンでは人も馬も怪我人は全く出ていないそうです。
8点(2004-02-12 01:16:56)
38.  隣人は静かに笑う
哀しい結末…。アメリカが舞台だけど、自分は国内のオウム事件をなにか思い出させられました。昔、松本サリン事件が起こった時、現場近くの住人の方で初めに容疑者扱いにされた人、そのときの新聞でも、いかにも犯人確定と思えるように書かれていて、私も、この人がやったのか…って思ってしまったもん。後になってオウムの存在が表に出てきて疑いが晴れた後、実はその人の奥さんもサリンの被害にあっていてずっと意識不明だったことが発表されたんじゃなかったかな?本当、自分も疑ってしまってすみません(この場を借りて^^;)あと、オウム信者の子どもが一般の小学校に入ろうとしたけど、地元住民たちの反対にあって結局入れなかった時、自分は「子どもは関係ないのに」と思ったんだけど、学校で「どうしても仕方ないんだ」って言った先生がいたな。思慮深くて優しい先生だったから、意外な意見で驚いたんだけど、本当に考えてのことみたいだった。だから、ティム・ロビンスの一家が奥さんや子どもも含めて計画を実行していたことも、「子どもまで巻き込むのは可哀想」とは一概に思えなくて、慈悲の心を持つとか考えを改めさせることができない、一般の人間と感覚が違う、ある種、救いようのない世界にいる人たちという感じでゾッとしてしまうし、切なくも感じた。本当、色々考えさせられる作品でした。
8点(2004-02-11 01:44:47)
39.  鉄道員(ぽっぽや)(1999)
観たときはけっこうボロボロ泣いてしまったんだけど、後になってみると、どうしてか、そんなに作品の印象が残っていない…。主人公の周りの人たちのエピソードがちょっと多すぎて、自分には乙松と家族の物語にいまいち集中できなかったというのもあるかも。あと、乙松の娘がだんだんと成長していく姿で、そのつど彼の前に現れるという話は、ほろりとくるファンタジーでとても好きだけど、最終的に成長した姿の広末涼子が現れたとき、娘の雪子ではなく、いかにも「あぁ、広末だ」と思ってしまい、そこで感動は冷めてしまったなぁ…一つ前の姿を演じた子が、もっと素朴な感じで大人っぽかった気もして、二人のイメージが重ね合わないし。雪景色の美しさとその土地の厳しい寒さが、いちばん印象に残っています。
6点(2004-02-09 01:22:55)
40.  エリザベス
エリザベス1世の治世時、日本は安土桃山時代で、彼女は織田信長の1歳年上だったらしいです。日本が戦乱が続いていた武家社会の、いわゆる完全に男性が主役だった時代に、ヨーロッパで最強になった国を治めていた人物が女性だった、と書かれた説明を読んだことがあって、さらに彼女は日本の徳川家康に並ぶ我慢強さや政治能力の持ち主だったとか、彼女が亡くなった時、イングランドの国中の人々が泣いた、などの評判を、昔、世界史の授業などでも聞かされていたけど、自分は「ウソ臭いよ、大げさじゃん」と思ってました…が、この映画のケイト・ブランシェットが演じる、威厳に満ちていて賢く思慮深い女王の姿を見て圧倒されてしまい、「本当にスゴイ人物だったんだ!?」と単純かもしれないけど、そう思わされました^^;。出来事が史実に忠実に描かれているかなどは良く分からないけど、女王になって自分の恋人と結ばれる事ができないなど個人的な幸福をあきらめたり、帝王としての非情さも持たなければならず、思い悩みながら国のために生涯を捧げる道を選んだ…みたいな彼女の苦しい心情や悲しみが伝わってきて、それにかなり感動させられたな。他にも、舞台美術や華麗な衣装、重厚な音楽なども含めて印象的な場面は多いけど、最後、白塗りで仮面をつけたような顔の女王に、その場にいた人々がいっせいにひれ伏す場面がやっぱり圧巻でした。
8点(2004-02-03 18:11:42)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS